☆★☆ アウターリミッツ ☆★☆

あまりなじみがないかもしれないけど、アメリカでは有名な作品。アメリカでの放映は1963年〜1965年。 60年代のアメリカSFテレビドラマと言えば、「トワイライトゾーン」「アウターリミッツ」の2本で決まり…だと思う。 日本では「ウルトラゾーン」の名前で放映された。

映画板「トワイライトゾーン」のオープニングにもその名は出てくる。 二人組が会話していて、「トワイライトゾーン」のエピソードにこんな話があった、という場面があるんだけど、それは「アウターリミッツ」だ、いや「トワイライトゾーン」だ、と言い合いになる。 どれだけメジャーな作品か分かるというもの。

1時間番組で、構成は「トワイライトゾーン」と同様に、1話完結(一度だけ2回に渡るエピソードがあるらしい)のドラマになっている。 しかし「トワイライトゾーン」との差別化を図るためか、「アウターリミッツ」では毎回のように宇宙人や怪生物が現れる。 だからと言って子供番組のような内容かというとそうではない。しっかりとしたSFドラマになっている。 古典的な作品だから、確かに内容的には古臭い面はある。 しかし、今見てもなかなか面白い。

残念ながら私はその半分も見ていないし、資料があまりないので間違っている部分があるかもしれない。 どなたか詳しい方、指摘しておくんなまし。 全く知らない方も、何かの折りに見る機会がありましたらぜひ見てほしい作品である。

作品リスト

第1シーズン
☆ 「宇宙人現わる」 THE GALAXY BEING
☆ 「もう一人の自分」 THE HUNDRED DAYS OF THE DRAGON
某国では特殊な薬品によって人間の外見を自由に変形させる技術を発明し、それによって米国大統領候補の偽者を作り上げ本物とすり変える。 偽者は首尾良く大統領に当選し、政策を祖国に有利なように操作し始める。 副大統領は彼に不審を抱き始めるが、副大統領もまた偽者と入れ換えるべく狙われる。
☆ 「ゆがめられた世界統一」 THE ARCHITECTS OF FEAR
☆ 「人間電池」 THE MAN WITH THE POWER
☆ 「狂った進化」 THE SIXTH FINGER
ある炭坑夫が進化実験の被験者に名乗り出る。 そして彼は一万年の進化を遂げ、巨頭の未来人となる。 様々な知識を吸収して更に異様な外見となり、超能力まで身につけた彼は他の人間を馬鹿にするようになってくる。 そんなある日、メイドが彼を見てしまったのが元で騒ぎが起きる。 彼はそんな人間を愚かだと笑い、更に進化を遂げようとする。

進化実験を行なう教授役はあのナイトライダーのデボンさん。
☆ 「生まれていなかった男」 THE MAN WHO WAS NEVER BORN
宇宙船が次元の裂け目を通って未来の地球に到着してしまう。 そこでは人類は一人の科学者が作った細菌兵器のせいでほぼ全滅しており、ただ一人の異形の男だけが生き残っていた。 宇宙船のパイロットはこの事実を現代に知らせるべく、異形の男を連れて再び次元の裂け目を通る。 だが、パイロットはそのショックに耐えられず絶命してしまう。 自分だけではどうにもならないと悟った異形の男は、細菌兵器を作った科学者を殺そうと決意する。 しかし、その科学者はまだ生まれていなかった。
☆ 「地球は狙われている」 O.B.I.T.
☆ 「脳交換」 THE HUMAN FACTOR
☆ 「宇宙ビールス」 CORPUS EARTHLING
☆ 「悪夢」 NIGHTMARE
地球はエボン星と戦争をしていた。ある部隊がエボン星へと向かうが、捕虜になってしまう。 彼らは一人ずつ尋問を受けるが、誰も軍の情報はしゃべろうとはしない。 ところが全員が尋問を受けたところでエボン星人の態度が急に友好的になる。 エボン星人は次の部隊の情報を誰かから入手したという。誰がしゃべったのか? 部隊の人間は皆、互いを疑いの目で見るようになる。
☆ 「人食い雲」 IT CRAWLED OUT OF THE WOODWORK
☆ 「二次元の世界へ」 THE BORDERLAND
☆ 「太古の魚」 TOURIST ATTRACTION
☆ 「蟻人の恐怖」 THE ZANTI MISFITS
ザンティ星人は囚人の流刑先として地球を選び、一方的に輸送してきた。 地球側では軍が着陸予定地を封鎖して到着に備えるが、強盗をしてきた男女が逃走のためバリケードを突破し、予定地に侵入してしまう。 やがて強盗の男の方は円盤を見つけて調べようとするが、中から現れた不気味な蟻によって殺されてしまう。 そして円盤からは次々と蟻が現れる。
☆ 「クロモ星人」 THE MICE
地球はクロモ星との技術交流によって、ついに生物を遠隔地に転送する技術を得た。 そしてクロモ星からの提案によって人間を交換することになり、地球側はその実験要員としてある囚人を選んだ。 やがて、まずクロモ星から人間が送り込まれてくるが、それはなんとも不気味な外見をした生物だった。 そしてその生物は地球人たちの目を盗んで奇妙な行動を取り始める。
☆ 「火星人の実験」 CONTROLLED EXPERIMENT
火星人が実験のために地球を訪れる。地球人の殺人という行為が理解できないからである。 彼らは計算によって殺人が発生する場所を割り出し、そこで女が恋人を射殺する現場を目撃するが、一瞬のことで全く理解できない。 そこで彼らは時間を逆に戻し、事件を何度も繰り返したり低速再生したり関係者の思考を読んだりしてみるがそれでもよく分からない。 そこで彼らは、この殺人が起きなければどうなるかという実験を始める。
☆ 「破滅の箱」 DON'T OPEN TILL DOOMSDAY
駆け落ちをしてきた若い男女が、勧められるままにある老婦人の家に住むことになる。 二人は婦人の夫のものだったという部屋に案内されるが、その部屋には小さなのぞき窓がある謎の箱があった。 夫婦の妻の方がその箱の中をのぞくと、箱に吸い込まれてしまう。 妻に逃げられたと思った男は家を出て行ってしまうが、やがて娘を探しに来た父親がその家にたどりつく。 しかし父親も箱に吸い込まれてしまう。実は箱の中には謎の生物が住んでいた。 ある条件を呑めば箱から出してくれると言うが…。
☆ 「昆虫美人」 ZZZZZ
妻と二人で暮らし、蜜蜂の研究をしている男の元に助手志願の美女が現れる。 彼女は住み込みで働くことになるが、実は彼女は蜜蜂の女王で、一族の繁栄のために人間との間に子供を作ろうとしていたのだ。 彼女は男に求婚するが、男は頑として受け付けない。 そんなある日、彼女は男の妻に自分の正体を知られてしまう。
☆ 「肉体侵略」 THE INVISIBLES
ある人里離れた場所。そこでは霊族という謎の生物を人間に寄生させ、霊族の意思で人間を操ることを企む組織が活動していた。 霊族を全国に広めるために何人かの人間が集められるが、その内の一人は彼らの動向を探るために潜入した情報局の局員だった。 やがて彼は霊族を将軍に寄生させる命令を受け、ワシントンに向かう。 しかし将軍は既に霊族に支配されていた。組織は最初から彼の正体を知っていたのだ。
☆ 「宇宙へのかけ橋」 THE BELLERO SHIELD
レーザーの研究に没頭する男がいた。彼は父親に、研究の成果が出なければ社長の座を継ぐと約束してしまう。 そしてある日、彼の放つレーザーに乗って一人の宇宙人がやって来た。 その宇宙人はあらゆる攻撃を無効化するベールを作り出す不思議な装置を持っていたが、友好的な性格だった。 男は宇宙人を見せるため父親を迎えに行くが、その間に宇宙人は帰ろうとする。 思いあまった男の妻は、油断した宇宙人を撃ち殺す。 やがて父親がやって来るが、妻は宇宙人からベール発生装置を取り上げて、それを成果として父親に見せようとする。 ところがその装置を使ってみると…。
☆ 「宇宙人の落し子」 THE CHILDREN OF SPIDER COUNTY
4人の大天才が行方不明となっていた。彼らは同じ年にスパイダーという町で生まれた5人の内の4人であり、残る一人はスパイダーに残っていた。 だが彼はその卓越した能力故に疎まれ怪しまれ、今や殺人容疑で拘留されている身だった。 しかし護送の途中、ある男が彼を逃がす。その男は父だと名乗るが、その正体はエロス星人だった。
☆ 「宇宙植物」 SPECIMEN:UNKNOWN
宇宙ステーション内部で、血液が破壊されて死ぬという奇病が発生する。 精密検査のためにスタッフは地上に降りることになるが、その途上で原因が判明する。 宇宙で採取した謎の植物が放つ毒素が原因だった。 だが時既に遅く、宇宙船内部で植物は異常に繁殖して全員が危機に陥る。 乗組員は宇宙船を爆破しようとするが、地上では彼らを説得して着陸させる。 地上のスタッフは救助に向かうが、不時着したロケットからは既に植物が流出し、毒素をまき散らしつつ異常な速さで繁殖し続けていた。
☆ 「遊星衝突の危機」 SECOND CHANCE
あるさびれた遊園地にある、宇宙船の形をしたアトラクションの建物。 奇怪な扮装の男がそこの無料招待券を配り歩く。 やがてショーが始まるが、その途端、宇宙船は本当に宇宙に向かって飛びたってしまう。 奇怪な扮装の男はエンピリア星人で、宇宙船は改造されていたのだ。 実は券を配られたのはいずれも現状の生活に不満を持つ人たちだった。 エンピリア星人はエンピリア星と遊星との衝突をさけるため、彼らを遊星コントロール用人員として選び出したと言う。
☆ 「月への亡命」 MOONSTONE
月面探検隊は月で不思議な球体を発見する。その正体はグリピア星人の宇宙船だった。 彼らは高度な知識を持つ科学者で、独裁者に自分達の知識が悪用されるのを恐れて逃げてきたのだった。 だがエネルギーが尽きて動けないと言う。 彼らの技術を用いて、探検隊はグリピア星に向けて救難信号を送る。 しかしやってきたのは救援隊ではなく、独裁者が差し向けた追手だった。
☆ 「第二の地球を求めて」 THE MUTANT
☆ 「二階にいる生物」 THE GUESTS
ある日若い男が、道に倒れている老人を見つける。 助けを呼ぼうとした彼は近くの一軒家にたどりつくが、そこの住人達はどうも様子がおかしく不愉快な態度を取る。 怒って出て行こうとする彼だったが、不思議な力で二階に引っ張られる。 そこには人間を調べて地球の未来を分析しようとする謎の生物が住んでいた。 家の住人達はもう何十年もその生物に調べ続けられているという。
☆ 「宇宙の決闘」 FUN AND GAMES
ボクサーくずれのチンピラが、殺人事件に巻き込まれて逃亡する途中でアンデラ星に転送される。 アンデラ星では娯楽のために二つの星からそれぞれ二人の代表選手を選び、命を賭けた戦いをさせていたのだ。 彼のパートナーには平凡な娘が選ばれた。 一度は拒否して地球に戻った彼だが、警察に捕まりそうになり結局参戦する。 相手は原始的なカルコ星人だという。そして、試合が始まった。
☆ 「宇宙洗脳」 THE SPECIAL ONE
ある家に、教育開発委員会から派遣されたという男がやって来る。 その家の息子の家庭教師をするために来たと言う。 やがてその男は頻繁に家に出入りするようになるがどうも様子がおかしい。 不審に思った父親が様子を探ると、男は夜中でも家に出入りし、しかも光となって移動している。 男はゼノン星から来た宇宙人だった。
☆ 「ルミノス星人の陰謀」 A FEASIBILITY STUDY
ある夜、ひとつの町が地球上から消えてしまった。ルミノス星人によってルミノス星に電送されてしまったのだ。 ルミノス星人は年と共に体が石化して動けなくなる。 そこで彼らは労働力を欲し、地球人が奴隷として適しているかどうかを知るために町を電送したのだ。 彼らに触れると石化症に感染するため、地球人は教会に立てこもる。 しかしもはや逃げ場はない。そこで地球人たちはある決意を固める。
☆ 「大爆発」 PRODUCTION AND DECAY OF STRANGE PARTICLES
☆ 「人間カメレオン」 THE CHAMELEON
数日前に着陸した円盤。その目的を探るため、情報局は驚くべき計画を立案する。 手に入れた宇宙人の細胞を元にして人間に遺伝子変異を生じさせ、彼らと同じ外見にしたスパイを送り込もうというのだ。 そのために一流の情報局員が選び出されて円盤内に侵入する。 そして作戦は成功したかに見えたが、宇宙人は全て見抜いていた。 一方スパイの方にはある変化が生じていた。 遺伝子変異は外見にとどまらず脳にまで影響し、知識や思考などが宇宙人に似通ってきたのだ。
☆ 「死体蘇生器」 THE FORMS OF THINGS UNKNOWN
第2シーズン
☆ 「38世紀から来た兵士」 SOLDIER
☆ 「宇宙に散った白血球」 COLD HANDS,WARM HEART
☆ 「二次元からの来訪者」 BEHOLD ECK
☆ 「ウルトラ人間」 EXPANDING HUMAN
☆ 「ガラスの手を持つ男」 DEMON WITH A GLASS HAND
☆ 「沈黙の叫び」 CRY OF SILENCE
☆ 「火星!その恐るべき敵」 THE INVISIBLE ENEMY
☆ 「人工惑星ウルフ359」 WOLF 359
☆ 「ロボット法廷に立つ」 I, ROBOT
☆ 「見知らぬ宇宙の相続人1」THE INHERITORS
☆ 「見知らぬ宇宙の相続人2」THE INHERITORS
☆ 「宇宙からの使者」 KEEPER OF THE PURPLE TWILIGHT
☆ 「宇宙怪獣メガソイド」 THE DUPLICATE MAN
☆ 「アンテオン遊星への旅」 COUNTERWEIGHT
☆ 「バーム大佐の脳細胞」 THE BRAIN OF COLONEL BARHAM
☆ 「10秒間の未来」 THE PREMONITION
☆ 「宇宙通信SOS」 THE PROBE

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