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2017年1月26日更新
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新幹線はなぜ落ちた
私の家の近くの新幹線の高架橋が阪神淡路大震災で落っこちました。
新幹線の高架橋が壊れたところはここだけです。
もっと震源地近い所もあるのにここだけなのです。
高架橋の隣にある木造の民家は外見上は殆ど無傷でした。
高架橋は床のない2階建てのような形をしていています。
高架橋の潰れ方は2種類あって
1カ所目は2階部分にあたる柱が圧壊して線路のある床が真下の2階部分の梁に乗った状態です。
2カ所目は1階部分にあたる柱が圧壊して2階梁が地上に垂直に落下した状態でした。
ここで私が着目しているのは""圧壊""です。
上から極端に大きな力で押さえられてそのために潰れた様なあとです。
阪神淡路大震災は私も自宅で体験しました。
たぶんはじめ3度大きな縦揺れがあって
その後何度か横揺れがありました。
当地では横揺れはそれ程でもなかったと私は考えております。
この縦揺れによって柱が圧壊して地上に垂直に落下したのです。
横揺れで崩壊したなら真下ではなく線路脇に落下しなければいけません。
以上が新幹線高架橋の崩壊現場の状況です。
ではなぜここだけの高架橋が崩壊したのか以下は推測ですがたぶん当たっています。
- 高架橋が落ちたところには断層がありました。
断層の分布図に載っています。
また田んぼばかりだった昭和30年の頃までは明らかに30cm程度の段差が長く続いていました。
- 高架橋のコンクリート柱は耐震性が劣っています。
スタラップと呼ばれる柱の周りに回す鉄筋の間隔が広めで中のコンクリートを強く拘束していないため上からの圧力でコンクリートがはみ出てしまって圧壊したのだと推定されます。
地震後鋼板を巻いて耐震性を高めています。
- これは私の邪推かもしれませんが崩壊した区間は西○建○の施工で談合で噂の高い建築会社です。手抜きがあったのかそこまでいかなくても施工が荒かったかもしれません。
少なくともコンクリート補修カ所は当該建設会社の区間は多いように思います。
教訓としてやはりしっかりした家をしっかりした会社に頼んだ方が良いと思います。
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