仮面ライダーZX

「10号誕生!仮面ライダー全員集合!!」放映

昭和59年1月3日
毎日放送・TBS系
9時〜9時54分

概要

悪の秘密結社バダンに姉を殺され、自らも体の99パーセントが機械であるパーフェクトサイボーグにされてしまった村雨良。 彼はバダンでの訓練中の事故で自らの意識を取り戻した時全ての事実を知り、バダンに復讐を誓う。 だが彼は自分と同じような運命を持った人たちがいて、彼らが仮面ライダーと名乗っていることを知る。 そこで良は仮面ライダーZX(ゼクロス)と名乗り、バダンに立ち向かうのだった。

解説

「仮面ライダースーパー1」によってテレビシリーズは一旦終了したが、その後も雑誌でのライダーの特集は継続した。 そこで生み出されたのがこのZX。一般公募によって名前が決まった、雑誌展開をベースにした新しいライダーである。 その後、雑誌でのスチール写真による特集記事という形でこのライダーは紹介されていったが、ついにテレビ特番という形でブラウン管に登場することになった。

テレビの特番ではZXの誕生に始まって、バダンの最後の作戦、時空破断システムによる世界の消滅を阻止せんとする9人ライダー、そしてZXとの合流、バダンの最後などが描かれている。 もちろん最後は10人ライダーで大首領(総統だけど)を倒すのである。

敵の組織

バダンはナチスの残党を中心として結成され、地下深くのバダンシティーに潜む組織。 その怪人は生物をモチーフにした強力なサイボーグである。後半はUFOサイボーグと呼ばれる更に強力な怪人も登場。 戦闘員はコンバットロイドと呼ばれる。

登場人物

村雨良(菅田俊)
仮面ライダーZXに変身する。変身のかけ声は「へんーしん!」。
忍者ライダーの異名を取り、体中から武器が出てくる。
海堂博士(柄沢英二)
ZXの正体を知る人。良の良き理解者。
一条ルミ(三宅友美子)
父親をバダンに殺された少女。
村雨しずか(ふくやまとしえ)
良の姉。バダンに殺された。
暗闇大使(潮健児)
バダンの大幹部。地獄大使のいとこで、外見はよく似ている。しかし間違われると怒る。 最後にはサザンクロスとなってZXに挑む。
三影英介(中屋敷鉄也)
バダン時代の良の親友。その正体は最強怪人、タイガーロイド。
総統(声:納谷悟朗)
バダンの支配者。どうやら過去の全ての悪の組織の支配者らしい。

雑誌展開用撮影リスト

テレビ放送作品は特番しかないので、雑誌掲載用の撮影会について記載。
撮影会登場怪人
第1回---
ZX単体でのお披露目。
第2回クモロイド
第3回ドクガロイド
暗闇大使初登場。
第4回カメレオロイド
第5回ジゴクロイド
第6回カマキロイド
第7回トカゲロイド
9人ライダー登場。カメレオロイド、ジゴクロイド、カマキロイドが復活して登場。今回より怪人には大掛かりなギミックが付けられるようになる。設定上は新型の「UFOサイボーグ」になったということらしい。
第8回アメンバロイド
スーパー1登場。
第9回タカロイド
V3登場。
第10回バラロイド
スカイライダー登場。
第11回ヤマアラシロイド
コピー怪人として獣人大ムカデ、奇械人カメレオーン、クモンジン、カガミトカゲ、カメレキングが登場。
第12回タイガーロイド
第13回サザンクロス
全ライダー登場。クモロイド、カメレオロイドを除く9体のバダン怪人が再生して登場。

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