千年王国3銃士ヴァニーナイツ 作品リスト 1

タイトル登場アモル・ゴア
第1話「ミレニアム・セイバー」フェウアー・ゾーマ
脚本 前川淳  監督 舞原賢三

深夜までインターネットゲームにうつつを抜かす藤田和幸。今日も遅刻寸前で会社に向かう。 だが行く途中で女の子のスーツケースと激突してウサギさんパンツとご対面してしまうわ、行ったら行ったで会社をリストラされるわ、などとろくなことがない。 そしてヤケ酒を飲んで帰った夜、なぜか食卓に豪華な料理が並んでおり、なんとキッチンに今朝の女の子がいた!
彼女はホームヘルパーに来た守野ありすと名乗った。が、料理はまずいわビンタは食らうわ、とやっぱりろくなことにならない。 その時、妹の愛美から電話がかかってきた。のこのこと呼び出された和幸は、だが得体の知れない男に出くわす。 その男は、炎の魔物となって和幸に襲いかかる。
しかしそこに、あの女の子ありすと、モデル、女子高生が現れる。 なんと3人は変身し、ヴァニーナイツと名乗った。そして剣を振るい、魔物を倒してしまう。
なんだか分からないままに家に帰った和幸。だが家には、ありすと、モデルのあきら、女子高生あいりが居座っていた。 なんと彼女達はこれからこの家に住むと言うのだ!

冒頭、和幸のアリス萌え萌えシーンの後、お口直しに(?)愛美の妙にえっちっぽいシーンが見られる。セーラー服フェチ、必見!…か?  まあ前半は全体的にこういう軽いえっちなノリで進むので、肩の力を抜いて軽〜く見るべし。
さあ、ありす登場。初登場のシーンは置いといて、藤田家でのシーン。 これがありすの標準装備、メイドさんスタイルだ。破壊力抜群だぞ。ううっ、フリルスカートに純白エプロンとメイドキャップ、本物のメイドさんだぁっ!…てね。(ぉぃ)
えーそして、ありすのアブないセリフも早くも登場。今回は、
「それじゃあ今夜は、私がなぐさめてあげます」
更にその後、ありすの必殺技往復ビンタも炸裂するのだが。
それでこの時の和幸の行動を見る限り、現時点では和幸は充分すぎるほどに生身の女の子に興味を持っている。 それがどんどんアリス(君島セリア)の方に傾いていってしまうのは作中でのこと。その原因は何か。
見てると非常によく分かるんだけど、和幸はこれから3人娘に振り回されまくることになる。これでは実在の女性に嫌気がさしてくるのも無理もないかも。 そう、ありす・あきら・あいり! お前たちのせいなんだよ! 分かってんのか、おい!
いやー、和幸を守るべく現れた彼女たちが、和幸をダメ人間にしてしまったんですねー。いやー、人生って何が起きるか分かりませんねー。恐いですねー。
ちなみにフェウアー・ゾーマの人間体を演じるのはラッキィ池田。
第2話「アレスト・ホルン」ドンナー・ゾーマ
脚本 前川淳  監督 舞原賢三

魔物に襲われる悪夢にうなされて起きた和幸。だがあの3人は夢ではなくやっぱり家にいた。 事情を問いただす和幸。ありすたちは和幸に剣のあざがあることを確認して全てを語る。
和幸の体には偉大なる騎士アレスト・ホルンの魂が宿っており、ヴァニーナイツは彼に仕える騎士である。 そして昨日の魔物アモル・ゴアは、和幸の体内に共に眠る強大な力を持つ剣、ミレニアムセイバーを狙っているのだという。
いまだ半信半疑の和幸と共に、ありすはウインドウショッピングとしゃれ込む。が、ふと目を離した隙に和幸が敵におびき出されてしまう。 正体を現し、和幸に襲いかかる雷のゾーマ。だが和幸の危機を察したありすが駆けつけ、ゾーマと戦う。 しかしありす一人では分が悪い。和幸はありすを助けようとするが、全く歯が立たない。 そこへあきらとあいりが駆けつける。3人で力を合わせ、ゾーマは粉砕される。
こんな情けない自分が本当に伝説の騎士なのか…だが皆に励まされ、和幸は一応悩むのをやめるのだった。

今回のありすのセリフは
「パンツ脱いで下さい」
じっと見つめて
「可愛い」(にっこり)
そうか、和幸のは可愛いのか。…っておい。
さて今回、怒涛の状況説明が繰り広げられる。 色々説明しすぎなのだが、和幸に偉大な騎士の魂が宿っており、敵はその剣を狙ってるということさえ分かれば良し。 詰め込みすぎてわけがわからんというほどでもないだろう。
そして、和幸が敵に誘い出されたのはフィギュアのチラシのせい。 で、ここで解説しておく。
和幸が集めているのはフィギュアと言っても、おそらく皆が想像するであろうガレキ(ガレージキット)ではなく、ドールフィギュア。 と、ドールと聞いても何だか分からない人も多いだろうけど、人形?リカちゃんとかジェニーとか?と冗談で考えてしまった人…、実はそれは正しい。 平たく言えば要するに着せ替え人形だ。詳しくは、ネット検索でもして各自で調べてくれい。ただし、かなり奥の深い世界だぞ。
そして本作品は、ガレキのみならずドールでも有名なボークスが協力しているのだ。 ということで、和幸がおびき出されたのは実はボークスの(おそらく秋葉原の)ショールーム。 そして和幸が顔をとろけさせながら見つめていたショーケースの中にいたドールは、ボークスオリジナルの看板娘、志野と茜理。 今回は彼女達のファンは注目だ。
なお今回より、阿院エレナの秘書イリヤ(木地谷澄)が登場。
第3話「アモル・ゴア」ヴァッサー・ゾーマ
脚本 吉田玲子  監督 清水厚

例によって3人娘に振り回される和幸は、ますますゲームにのめりこむようになり、声優・君島セリアに夢中になっていく。 ありすの勧めでバイトすることにした和幸。彼はありすのおまけでファミレスの店員になる。 そこで和幸は自分と同じくリストラされた中年男、内村と知り合いになる。そして内村は、就職の面接を受けにあるビルに入る…。
いつものようにファミレスで時間をつぶしている内村。だが彼は朝から水ばかり飲んでいて様子がおかしい。 そんな彼を和幸が心配して追うが、和幸とありすの目の前で内村は水のゾーマに変身する。
一時は危機に陥ったありすだが、あきらとあいりが駆けつけ、ナイトアップする。そしてゾーマは粉砕された。
勝手に持ち場を離れたせいでクビになった和幸。自分は本当に凄い騎士なのかとまたしても悩む和幸であった。

前回から画面に登場し始めたドリームキャスト。実は藤田家のお茶の間にもあり、冒頭でありすとあきらが遊んでいる。プレイしていたのは多分セガラリー2。
そして和幸は「千年王国記アレスト」に夢中。このゲームにはアレストだとかミレニアムセイバーだとか、そのまんまな言葉がたくさん出てくるのだが、和幸はそのことを全く変だと思っていないようだ。 セリア萌え〜って感じで、何も気になってないのね。で、顔がとろけている和幸にありすが一言。
「こういうのがオタクっていうんですか? 和幸さん」
いや、まじまじとそんなこと聞かないでよ。自分が言われてるみたいで心にズキズキくる。(おい)
さて今回、ファミレスでバイトするありすの衣装は、ひらひらウェイトレス。 なんとなく変わった制服だけど、この衣装、知ってる人ならすぐ分かるだろうし、前回のショーケースを注意深く見ていても分かるかも。 実はボークスのドール・茜理のウェイトレスバージョンの衣装なのだ。 つまりありすは今回、人形のコスプレをしてるというわけ。茜理ファン必見ですな。
そして今回もありすのアブないセリフは健在。あきらとあいりに会った時、その手のホテルをバックに、和幸と二人並んで笑顔で一言。
「してたんです、私たち」
何をって? やだなあ。決まってるじゃないですかぁ。
第4話「エクス・カリバー」ヴァインド・ゾーマ
脚本 吉田玲子  監督 清水厚

何やら和幸にモーションをかけ始めるあきら。だが和幸はおびえて逃げ惑うばかり。 あきらは和幸のことを好きなのか…?なぜか動揺してしまうありすはうっかり和幸をやけどさせてしまい、病院に連れて行く。 診察の結果、やけどは大したことなかったのだが、なぜか和幸は入院する羽目になる。
差し入れに病院に来た3人娘。そこであいりはゾーマの気配を感じ、3人は和幸をガードすべく病院内に潜入する。
その晩、またしても和幸に迫るあきら。だがあきらは、和幸を男にすればアレストホルンとして覚醒するのではないかと考えていただけだった。
しかし逃げ出した和幸を、昼間出会った車椅子の少女が襲う。彼女こそ風のゾーマだった。 そこへ、和幸の危機を察知して現れたありすが助けに入る。 そして続いて現れるあきらとあいり。3人は力を合わせてゾーマを倒す。
あきらはありすと同様、和幸が覚醒するのを気長に待つことにし、また和幸は無事退院できたのであった。

冒頭、いきなり和幸に迫りベッドに押し倒すあきら。部屋に入ってきたありすがそれを見て一言。
「やっぱり、男の人は、生でやる方がいいですよね」
もちろんアレのことですよ、アレ。私も大好きだよぉ。うっしっし。 …あ、ここでえっちなこと想像した人。欲求不満のようだから気をつけようね。
なお、大事なところにコーヒーをこぼされた和幸がありすと病院に来た時。なんと病院のロビーにさりげなく重要人物がいる。後で見返すべし。
で、イリヤの策略で異常もないのに入院する羽目になった和幸。ありす半泣きで言うには、
「やっぱりもう、あそこ駄目なんですかぁ?」
こらこら!嫁入り前の娘がそんなこと大声で言うんじゃありません!
で、ゾーマの気配を感じて病院に入り込んだ3人。それぞれコスプレで身を潜める。 ありすは看護婦さん、あきらは白衣の女医さん、そしてあいりは腕を怪我した女子高生! …って、それコスプレと違うぞ。
なお本作品には、時折意味不明なサブタイトルがつくことがある。 今回もそうで、内容は全くエクスカリバーと関係無い。と、思うんだけど、実は関係あるのかな…。

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