千年王国3銃士ヴァニーナイツ 作品リスト 3

タイトル登場アモル・ゴア
第9話「アマノ・キョウセイ」
脚本 前川淳  監督 広田幹夫

あらぬ噂(?)のせいで和幸達はマンションに引っ越した。 あいりは父親を思わせる不思議な男と出会う。その男はアモルゴアと、自らの前世である勇者アレストホルンの夢を見るという。そしてその男の手には剣のあざが!
その男が真のアレストホルンだと皆に主張するあいり。だがありすは頑として譲らない。しかし和幸は相変わらず、そんなことには全く無関心なのだった。
新しいバイトでキャバレーに行くことになった和幸。なんとそこはおかまバーだった。が、なんとなく女装にハマってしまう和幸であった。そんな彼は伝説の勇者…?
が、店員達がいきなり牙をむく。彼らはノスフェラトスだったのだ。和幸の危機を感じたありす達3人はすぐに駆けつける。 しかし店員に襲われヴァニーズセイバーを落してしまい、彼女達もまた危機に陥る。
と、そこに現れるあの男。自らアレストホルンを名乗り、男は騎士の姿に変身する。 そして剣の一振りをもって、ノスフェラトスを灰塵と化す。あれがミレニアムセイバー? 男はまた会おうと言って去っていく…。
まだ信じられないありすはあいりと激しく対立する。 が、和幸が無責任に全く他人事のようにしか感じていないのに憤慨したありすは、あきら・あいりと共に和幸の家を出て行くのだった。

見知らぬ3人娘が家に出入りするのが元で、ついに和幸達は家を追い出されてしまう。あれ借家だったのか…。 なんとも強引な展開というかなんというかってな感じだが、とにかく今回からマンション暮らしとなる。 そして大家さんの大家三吉(と自分で言ってるトホホなおじさん)が初登場。
また、和幸は彼にあきらを姉だと紹介してしまい、あきら怒る。 でも和幸って外見からして頼りないし、あきらってこの家で唯一の定職労働者でしっかりしてるし、年下だといわれてもウソっぽいような気も…。 あ、ごめん、怒らないでぇ。
えー、さあ、舞台も新たになった今回から、次なる展開が待ち受ける。 …けど、またしてもサブタイトルが謎。今回、本編中には天野喬生なんて全然関わってこないのだ。 しかしこの謎は、後から解けることになる。今回はちゃんと意味があるのだ、うん。
で、シリアスに展開していくストーリー。3人娘の変身前のアクションも磨きがかかってくる。 襲い来る、ノスフェラトスと化したおかまさんに急所攻撃! 見事にヒット!
「ついてたね」
「はい、ついてました」
こらこら、嫁入り前の娘さんがはしたないこと言ってはいけません。ううっ、ホントにシリアスなのかな、これって。
第10話「レスタトス・ツヴァイ」レスタトス・ツヴァイ
脚本 前川淳  監督 広田幹夫

いつものように「千年王国記アレスト」にうつつを抜かす和幸。が、なぜか和幸の脳裏にありすの顔が浮かぶ。 そのありす達は、アレストホルンと共にノスフェラトスを狩る日々を送っていた。
一方、和幸は自分なりに変わろうと努力を始めていた。弱い者いじめを止めようとして自分がボコボコにされるような体たらくではあったけれど。 そして和幸と知り合ったいじめられっ子の孝彦は、和幸の家からの帰り道にまたいじめられてしまう。家で黙々と「千年王国記アレスト」をプレイする孝彦。やがて絶叫と共に、孝彦は狂気の目つきで立ち上がる。
狂ったように包丁を振り回す孝彦。そこに現れたあの男とありす達3人。男はありす達に、アモルゴアの手先となった少年を殺せと命じる。だがありす達がためらうのを見て、男は自ら歩み出る。 そこにそれを止める声。和幸だった。和幸は恐れず孝彦の前に出て、孝彦を説得する。だが孝彦は、無造作に和幸に包丁を突きたてる。 それでも和幸は孝彦に語り続ける。やがて孝彦は正気を取り戻した。
なぜ洗脳が…!驚愕の表情を見せる男からあいりは離れる。人の心を理解出来ない者はアレストホルンではありえない。アモルゴア! そう、そして男は自らの正体を明かした。その名は、レスタトス・ツヴァイ! 3人はナイトアップして迎え撃つ。
だが、ヴァニーナイツの手の内を全て自らの目で見てきたツヴァイには、3人の攻撃は全く通じない。 余裕のツヴァイは高笑いと共に消え去る。
強敵の出現に震撼する3人。そして3人は藤田家に戻るのだった。

冒頭、なぜか自宅の室内で体操服に着替えている愛美。何の必然性もないけど、とりあえずブルマだ、喜べ。(おい)
えー、せっかく引っ越したのに家を出ていってしまった3人娘。それを受けて今回は和幸の成長編とも言うべき展開となっている。 大して変わったわけでもないけど、自分なりにできることをやる、まあそういうのは大切だよね。
そして前回から登場していた男の正体は、新たな大幹部レスタトス・ツヴァイだった!  またしてもヴァニーナイツの力が通用しない強敵。展開もグッとシリアスになっていく。ブルマもあるけど。(ぉぃぉぃ)
なお、包丁で腹を刺された和幸が平気だったのは、孝彦に貸すためのフィギュアカタログを腹に仕込んでいたため。 しかし筋金入りのオタクである和幸ともあろう者が、そんな大事なものを傷物にされて平気なのか?  いや、腹に入れてるくらいだから、3冊持ってるうちの1冊とかだったんだろうな。
で、ツヴァイの秘書カスガ(江口尚)が登場。更にラストシーンに、今後の鍵を握る謎の少女が出現。
第11話「フジタ・カズユキ」---
脚本 羽原大介  監督 長江俊和

和幸の中学・高校時代の親友、井下武志から唐突に連絡があった。なんだか心配なありすも和幸と一緒についていく。 武志は、かつての和幸の片想いの相手の立浪有子と会わないかと言う。そこでありすも一緒に行くことにした。
そして和幸は有子と会った。しかし武志は遅れてくるという。武志は有子にプロポーズしており、有子はその返事をする前に、中学時代の片想いの相手である和幸に自分のかつての気持ちを話したかったのだ。 だが、妙なムードになりかけたのを察知した和幸は情けないところを見せて帰ろうとする。たった一人の親友である武志のために。
そこにやってくる武志。だが武志は、カスガの罠に落ちてノスフェラトスと化していた。襲われる有子。 駆けつけたあきら、あいりと共に3人はナイトアップする。だが、和幸は3人の前に立ちはだかる。 そして和幸は、3人の放ったヴァニートリニティーをまともに食らってしまう。と、その時、和幸の体は不思議な光に包まれた。
目覚めた和幸。なんと武志は和幸の力で元の人間に戻っていた。これがアレストホルンの力なのか。驚く3人。 だが和幸は何も覚えていない。まだ覚醒には程遠い和幸であった。

冒頭、ボンテージファッションでツヴァイに血を吸われるカスガ。なんか妙に妖艶で危ないシーンだ。 意外とビジュアル面でのこういうシーンはほとんどない本作だけに、ちょっと異色。
で、今回は和幸の過去編であると共に、いよいよ和幸の覚醒への道が始まる話でもある。 なんとサッカー部のキャプテンでエースストライカーだったという和幸。 しかし「あの日」から人の心の声が聞こえるようになり、うわべとのギャップに恐れを感じるようになってきていた。 ところが武志だけは、裏表なく和幸と接してくれていた。だから和幸にとって武志は、かけがえのない親友なのだ。
なお、それから対人恐怖症気味になった和幸がオタク道をまっしぐらに突き進むようになるというのは設定上の話で、本編では言及されていない。 まあ、そうなるのもある意味無理もないかな。しかしハマってしまってるんだから、元々その素養はあったということね、うーむ。
また、ありすの方も進展開始。自分でも気付かない内に和幸への想いが芽生え始めている。
ツヴァイとの戦いがない今回ではあるけれども、クライマックスに向けての下準備を整えたというところ。 決して中休みの話ではないのだ。
第12話「キミジマ・セリア」レスタトス・ツヴァイ
脚本 羽原大介  監督 長江俊和

君島セリアに会えるかもしれない! 和幸に土下座され、天野喬生の会社の面接を受けに行ったありす。 そしてありすはなんと合格してしまった。だがあきらに自分でも気付いていない和幸に対する想いを指摘され、ありすの心は混乱していた。
受付嬢のバイトを始めたありす。和幸は早速現れ、受付を突破して社内に潜入する。
やがてありすは内部におびき出される。なんと和幸は捕らえられていた。和幸は、天野喬生と君島セリアのニセ情報を流したアモルゴアの罠だ!と憤慨する。 だがありすはひとつの可能性に思い当たる。もし、君島セリアがアモルゴアの仲間だったとしたら…。
駆けつけたあいりとあきら。だが4人は精神攻撃を受け、気絶してしまう。4人が目覚めた時その目の前に現れたのは、カスガとレスタトス・ツヴァイ! ツヴァイが放った一撃が、ありすのセイバーの力を奪ってしまう。ナイトアップするあいりとあきら。 そしてラハミエル・エンドがカスガを滅ぼす。が、ツヴァイにはラビエル・シュートも通じない。
追い詰められるありす達。が、突如起き上がった和幸が、またあの力を放ってありすのセイバーを元に戻す。ナイトアップするありす。 そしてヴァニーエクスプロージョン・クロスアタックがツヴァイを滅ぼす。
これで全てが終わったのか? だがありすの胸中には不安が残る…。

なぜか戦隊ヒーローのスチール撮りをしているあきら。 家計が苦しくて仕事を選んでいる余裕がないということらしいのだが、かぶり物の撮影なんてギャラは安いんじゃないのぉ?  もっとましなモデルとしての仕事はないのかな。
で、それはともかく。今回から和幸にとっての重要なファクターのひとつ、君島セリアがクローズアップされ始める。 そして今までクレジットではアリスの声が君島セリアということになっていたんだが、顔が映し出されてしまったので、今回から君島セリア役が堀江由衣という風に表示される。 ちなみに放送当時は君島セリアの声の正体は視聴者にも隠されてはいたのだが、ファンは声だけから見ぬいて…いや聴きぬいていたらしい。さすが。
そして戦いの方。ついにツヴァイが最期を迎える。和幸の覚醒が進んでいき、その力の前にはレスタトスなど問題ではない、てなところか。 ちなみにカスガも倒される。しかし話はいよいよこれからなのだ。
なお関係無いけど、なぜか天野喬生の会社の中には壁に「To Heart」のマルチのポスターが貼ってある。 何の関係があるのかは謎だ。

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