台湾の街角歩き!~宜蘭羅東から屏東東港まで~
(2019年04月27日現在 
969話~第978話を掲載中)
★韓国編のコメント、写真も含む

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第969話)香港人のリピーター率は、なんと86.7%です!
 
2019年度の訪日客は3119万人を超えましたが、総合計の数字より各国のリピーター率を把握しておく必要があります。位は中国838万人、位韓国753万人、位台湾475万人、位香港、タイ、シンガポールの順番で続きますが、2回以上訪日するリピーター率は上位4カ国で逆転現象が起きているのです。中国の特別行政区である香港からの訪日客は約220万人と少ないのですが、リピーター率はなんと86.7%のダントツ位に輝きました。さらに台湾、韓国と続いて、中国は39.2%の10位以下に落ち込んでいます。昭和時代には「向こう三軒両隣」という言葉がありましたが、最近は自分の家の周りと仲良くする機会も少なくなっています。香港や台湾の場合は国土面積が狭い理由もあって、南北に長い日本国土の自然の風景に魅力を感じるのでしょう。約13億人の中国の人口動向から推測すれば、日本以外にも欧米諸国を選ぶ海外旅行者も急増しているようです。
台湾人のご夫婦
 親しみある体型
韓国人の親子3人
 インスタ映えは?
八坂神社では着物姿の女性が目立ちました。京都市内には約100軒以上のレンタル着物があるそうです。以前は婚礼衣装や成人式用がほとんどでしたが、近年は外国人観光客から「おさんぽ」の予約が急増しています。世界的にもスマホによる「インスタ映え」の投稿がほとんどで、想い出の地である「京都」を観光しながら、その国の文化と共有するのが目的のようです。これが地方自治体にとっても、観光型から体験型への大ヒントになりそうです。3000円から1万円までメニューを豊富に揃えています。日本人は控え目で古風な留袖を選びますが、外国人は派手な原色や花柄模様の振袖を好むそうです。本人が満足していれば「それでいいんです!

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熱帯諸国からです!
 それなりにお似合い
レンタル着物が安い
  派手な花柄が人気
女性は花より団子!
 お寺参りはあとで
絶対に押さないで!
  いや、欄干が心配?
次はどこにする?
 中年の欧米人夫婦
     
着物貸します
¥3000~
後ろ姿に自信あります
 女芸人○○佳代子似?
岩壁に登らないで!
 立て看板も読めない
私は「花粉症」です
  世界共通でした!
登る禁止」の看板
第970話)2018年京都市の観光入込客数は5362万人でした!
 
約20数年ぶりに京都市を訪問したのですが、街並みや寺社周辺はさほど大きく変わらなかったです。しかしバス通りから裏小道にまで、外国人観光客のゾロゾロ歩きが目立ちました。政府主導によるインバウンド政策のもとに、訪日客は着実に上昇カーブを描いています。東京都近郊を中心とする名所旧跡を見飽きた観光客は、大阪や京都の関西地方に方向転換しています。2018年の京都市観光込客数は、日本人と外国人を合わせて5360万人を超えました。これは5年連続で5000万人超えの観光客が押し寄せているので、市内における宿泊代や飲食代などの消費額は、昨年度で1兆1267億円にまで達しています。宿泊者数も352万人となり、京都市は ”満員札止め” の状態で、仕方なく丹後や山城、大津などへの分散宿泊が始まっているのです。
 
京都市の観光行政担当者は、観光客が他県他市に行く事に歯がゆいでしょう。しかし2020年東京五輪、パラリンピックが閉幕した後については、日本ブームも下火になるだろうと評論家の分析もあります。アジア諸国からのリピーター率も70~80%を超えているので、いつか頭打ちの状況になるのは想像できます。これからは後進国における訪日客数の増加を期待しながらも、政府と自治体による観光行政の一元化が必要でしょう。京の着倒れ、浪速の食い倒れ、江戸の飲み倒れーという表現がありますが、外国人観光客に対しては、“飲み食い” で倒れてもらうのが良いかも知れません。その前に大勢の人出がある花見小路通において、タクシーを通行させる警察当局と京都市に対して、昼間だけでも「車両進入禁止」の規制をするべきだと思います!
タイから美女2人!
 最高にインスタ映え
             
「昼間夜間は一方通行」
花見小路通を走るタクシー
  昼間だけ車両進入禁止に!
道幅一杯に広がる観光客達
  マナー指導監視員の配置を
第971話)米韓首脳会談は、わずか「2分」で終了しました!
京都で桜見物をしている間の4月11日の事でした。米国において、トランプ大統領と韓国の文在寅大統領の首脳会談が行われました。日本の報道各社によりますと、30分間の中で27分を記者会見に費やし、メーンである首脳会談はわずか「2分」で終了したと伝えています。文大統領は北朝鮮への経済制裁の緩和を切り出したが、トランプ大統領は米韓合同軍事演習の中止を決めた事に、文大統領への不満が頂点に達していたそうです。一方の北朝鮮は中国や韓国に対して、政治外交両面で中間距離を保ちながら、ミサイルや核開発を順次再開しているとの報道もあります。4月上旬の韓国マスコミによる支持率調査では、政権を維持する支持率が40%に急落して、逆に不支持率が55%に上昇しているそうです。朝鮮半島の南北融和政策に突き進む文大統領ですが、現実問題として北朝鮮や中国、さらに米国にまでソッポを向かれている状態です。これを日本では「四面楚歌」ー周りがすべて敵で、味方がいないと表現します。まず隣国である日本に友好的な態度を見せないと、多くの先進国から “村八分” 状態が続くかも知れません。
就任当時の文在寅大統領
 2017年5月10日付
第972話)早朝に高雄のFB仲間からメールです。
 
台湾は日本より時間遅い時差がありますが、早朝に台湾のFB仲間からメールがありました。まだ夜も明けない台湾から何事かと、日本語と中国語の混じったメールを開けました。「来年の総統選挙に鴻海郭氏が立候補する!」という短い文面でした。急いで海外のネットニュースを閲覧すると、国民党の式典集会において資金面で貢献した鴻海郭氏に、民間人として特別に「栄誉賞」が贈られました。そして席上のあいさつで「来年1月の総統選挙に出馬する」と表明したようです。日本にとって台湾の代表者選びが、どれだけの重大な出来事なのでしょうか。それは中国の数カ所において製造組み立て工場を展開している、通信機器の製造大手である鴻海精密工業の会長の立場だからです。高度成長期から減退期を迎えている台湾経済は、労働者の所得が伸びずに生活物価だけが上昇しています。特に若者世代は明日の仕事があるのなら、リュックサックだけ背負って中国でも働く意欲満々です。「一つの中国」は習近平総書記の長年の野望ですが、いよいよ2020年の「台湾総統選挙」から目が離せません!
高雄のFB仲間の夫婦
  中国にも自然食品販売
台湾の第15代蔡英文総統
  2016年5月20日就任
さらにFB仲間のさんから一枚の写真が送られてきました。集会の壇上から挨拶をする鴻海郭氏ですが、よく見ると帽子の前面には台湾の国旗が描かれていました。「青天白日」の紋章は中華民国の国章であり、国民党の党章にも使われているのです。鴻海郭氏は中国の山西省出身の外省人二世なので、現在の習近平総書記とも経済面での交流が続いています。前馬英九大統領の時代は中国への貿易が活発でしたが、現蔡英文大統領の就任によって、経済活動は自由世界へ均等にとの方針に変わりました。このたびの鴻海郭氏の出馬表明があり、国民に対して「現状維持」か「改革推進」か迫られる事態になりました。世界のスポーツ大会にて台湾の「青天白日」国旗が締め出されて、台湾国民は中国からの理不尽な圧力に怒りが抑えきれないのです。今回の鴻海郭氏の国章入り帽子による ”人気取り” について、「もし当選すればすぐに帽子を脱ぐでしょう」とFB仲間が指摘していました。
「青天白日」国旗→
台湾の「青天白日」国旗
  地方駅ホームにて掲揚
台湾の国章入りの帽子
 総統選前なので目は加工
973話)馬祖島海域にて中国漁船が台湾巡視艇に投石!
 
中国国土の西端はウイグル自治区になりますが、東端は東シナ海から台湾海峡を南下して、南沙諸島までの広い海域が含まれます。しかし北朝鮮や韓国、日本、台湾、フィリピン、ベトナムなど、隣国との領海や排他的経済水域が存在します。東アジア諸国によって太平洋海域への出口をふさがれた格好になり、外交経済的にも世界の大国を目指す中国にとって「シャクの種」なのです。2017年1月11日には中国の航空母艦「遼寧號」による、台湾東岸領海域の侵入事犯が起きました。その後も海南島沖にある東沙諸島への軍事偵察行動が目立ちます。
 
4月19日には馬祖島の海域で、台湾の海巡署巡視艇に対して中国漁船からの投石を受けました。同巡視艇は強力な閃光弾で応酬したので、中国漁船は操業を止めて逃走したそうです。2018年12月20日には能登半島沖にて、韓国海軍駆逐艦が海上自衛隊のP-1哨戒機に向けて、射撃管制用レーダーによる「照射事件」がありました。韓国政府は哨戒機による威嚇攻撃があったと反論しましたが、4か月過ぎても原因の究明が報道されておりません。今回の台湾海巡署巡視艇による、中国漁船への排除行為は日本も学ぶべき「対処方」かと思われます。
蔡総統が「怒り」を表明!
  航母艦「遼寧號」が接近
東港の海巡署による警戒!
  台湾海峡への監視活動
第974話)4月25日、金正恩党委員長はプーチン大統領と会談!
 
本州での桜の季節も終わりを迎えて、巷では4月27日から5月6日までの10連休の話しばかりです。近年は国民の給与所得が思うように伸びませんが、大型連休を利用して海外ツアー旅行の予約は順調のようです。国内の大手旅行社は昨年より2~3割増しの成約となり、南洋のリゾート地や東南アジアに人気があります。さて日本の周辺国において、国家的な経済発展推進を目指して、ロシア訪問をするのが北朝鮮の金正恩党委員長でした。ここ数年の間に韓国や中国、米国との首脳会談を開催して、核開発や弾道ミサイル発射による経済制裁の緩和を訴えながら、極東地域における中国の優位性をけん制する意味もありました。
 
しかし中国の習近平国家主席とは頻繁に会談を行い、ロシアのプーチン大統領とは先送りが続いていました。ベトナムでの米朝首脳会談が不発に終わると、最終的にロシアとの協調を選んだとの観測もあります。極東から北朝鮮を経由して韓国までの高速新幹線鉄道計画もあり、両首脳にとって顔合わせの時期は ”今しかない!” のです。この4年間で年平均8%の経済成長を目標にして、中国一辺倒からの脱却を目指す金正恩党委員長にとって、ロシアとの極東における経済開発が最重要だと気が付いたのでしょう。日本の報道機関の推測では、4月24日に「朝露首脳会談」となっていますが、会談当日まで秘密裏に行われるでしょう。
米朝首脳会談は交渉決裂!
北はロシアとの協調路線へ
 2019年3月1日付東亜日報
就任当時の文在寅大統領
 2017年5月10日付各新聞
第975話)米軍空襲にも無傷の手押しポンプが残されていました!
 
津田喜次郎の発明製造による手押し井戸ポンプ「津田式 ケーボー号」は、大正年に広島市観音町にて初代1号機が生まれました。市民の台所や庭先に設置されるまでには、ある程度の年数が掛かりました。昭和16年12月8日、日本海軍による真珠湾奇襲攻撃があり、米国との第2次太平洋戦争の開戦を契機に、町内会の隣り組による警戒防災体制が誕生したのです。津田式ポンプに表記されている「ケーボー号」は、警戒(ケー)防災(ボー)の頭文字を並べたものでした。台湾各地で発見確認される「津田式」「津田牌」「津田型」では、なぜか「ケーホー号」とボーの濁点が消えているのです。戦前に台湾向けのポンプを製造する時に、国内向けとの識別に濁点のない鋳型を使用したのでしょうか。「大臣」のロゴマークも、今までに4台ほどしか発見されていません。日本統治による台湾でありながら、日本製がそのまま流通しなかった事情が解明できていません。
 
2018年5月中旬に台南市にある貴金属店を訪問取材しました。先代は日本の質屋のような金貸し業でしたが、現在は貴金属店を営んでいました。FB仲間さんの説明によりますと、2次大戦中に米国からの空襲爆撃があり、店舗兼住宅は被災しましたが、家屋の台所部に掘られた「津田牌」ポンプは、きれいに無傷で残っていたそうです。日本でも原爆投下に耐えた「原爆ポンプ」が、広島市内に4、5カ所放置されているとの新聞記事がありました。台湾は日本より1年ほど早く米国からの空襲爆撃を受けているので、手押しポンプの取材時に高齢者と話す機会があると、必ず空襲爆撃から逃げ惑った恐怖体験を語ってくれます。明治29年から日本に統治されていた台湾なので、戦争当事国の属国として標的対象になるわけですが、多くの犠牲者が出た無念さには心が痛みます。きれいに手入れされた「津田牌」ポンプが、戦争の悲惨さを訴えているようでした。
台南市西門にある貴金属店への訪問取材
    店主と近所の幼なじみが全員集合!
津田式 アサヒ号
 台南市東区にて
戦前の台南の地図
  日本人名が多い
「津田牌」ポンプ
  空襲にも耐えた!
香港人の恋人旅行?
 若さに溢れています
976話)中国人の富裕層への「おもてなし」が求められます。
 
数年前に親日的な台湾からの観光客数トップの座を韓国に明け渡しましたが、その後は経済面で急成長している中国が1位に躍り出ました。訪日客数位の中国、韓国、台湾、香港の並びは、この先もしばらく続きそうです。しかしリピーター率位が香港86.7%であり、台湾、韓国などより下にある10位が中国39.2%と逆転しているのです。沿岸部と内陸部の総人口が約13億人の中国にあっては、「ちょっと近場の日本へ!」と出掛ける中間層が今後も増加するでしょう。一国を代表する航空会社として日本は「JAL」「ANA」2社になりますが、中国は「CA」「MU」「CZ」「CN」「3U」の5社もあるのです。今後も日本と中国間には格安航空による新規就航が予定されており、訪日客数が増えると同時にリピーター率も上昇するでしょう。さらなる課題としては中国人富裕層にターゲットを絞って、最高の「おもてなしプランが求められます。
 
”スマホ映え” する人気ラーメン店を食べ歩く一般観光客に対して、「満漢全席贅沢グルメツアー!」のような新しいツアーが待ち望まれます。台湾を含めたアジアの中華圏において、生卵を直接食べる料理メニューはありません。しかし冷えたにぎり寿司や生魚の刺し身について、近年では中国国内でも和食ブームが起きているので、富裕層の人達でも口にする機会が増えています。本来は鶏や魚を鍋で煮込んだり、野菜や麺などを炒める料理が多いのですが、日本の懐石料理のように冷めた小鉢料理も好むようになりました。昔から1人が食べ切れる料理は、中国人にとって貧弱かつ貧祖に見えるので、丸テーブルの大皿に数種に盛られた料理が当たり前でした。「郷に入っては郷に従え」ー今の富裕層にとっては、日本の食文化を受け入れる余裕すらあるのです。少人数の貸切り観光バスで移動しながら、地域専属の通訳ガイドによる「おもてなし」が人気を呼んでいます。
台中の優良会社の晩餐会!
先代、現社長と連夜の招待
  2009年6月16日撮
嘉義のジュース屋の子供達
1杯50元~で薄利多売!
  2011年6月1日撮
第977話)日本と台湾双方の “関係者探し” が続きます!
台湾の手押し井戸ポンプの先駆者である「津田式ポンプ」の取材を続けていると、戦前の日本と台湾の海運航路の歴史にまで広がります。専門的な出来事はいずれ改めて調査するとして、2009年に台北市郊外にある基隆港を訪問したことがあります。港の路地裏にて手押しポンプを数台確認してから、基隆港観光センターにて年配者のガイドさんと対面しました。さんは戦前の日本統治時代に、台湾産木材の伐採加工の製材所勤めでした。同年代の友人さんは逓信局(現在の郵便局)の内勤なので、当時は仕事上の日本語を必死で覚えたそうです。基隆市立図書館にて女性のガイドさんも参加して、手押し井戸ポンプに関する出版本を探してもらいました。年代や分類などの検索項目が不詳なので、わずか1枚のポンプ写真を発見しただけでした。
 
統治時代における日本からの生活普及品の荷卸し港として、まず1858年に台湾南部にて高雄港が開港しました。やがて大正8年(1919年)には、日本の門司港と定期航路が開設されたのです。嘉義縣などで栽培収穫されたバナナや、高山地帯にある杉材、ヒノキ材などが日本に向けて船済みされました。台湾国内の鉄道路線網が整備されると、港湾拡大工事が終わった基隆港が正式に開港しました。これは広島市で製造された「津田式ポンプ」には追い風であり、門司港から基隆港へと最短距離の航路が誕生したのです。昭和20年前半までに、大量の「津田式ポンプ」が東シナ海を渡ったと想像されます。 “物的証拠” であるポンプは台湾で多く発見されるのですが、日本と台湾双方の関係者となる “人的証拠” がどうしても見つかりません。
世界に開かれた基隆港にて 
     津田式ポンプの荷揚げ港
基隆港の観光ガイド三人組
   2009年7月8日撮
   ⇧
元逓信局Kさん
   ⇧
元製材所Oさん
   
女性ガイド
第978話)2009年から中国人の海外旅行ブームが始まりました!
 
2009年について時代背景を考えてみました。2008年は中華民国の第12代総統に、国民党の馬英九氏が選出されています。対岸の中国は胡錦濤国家主席の大号令のもとに、経済成長率(GDP)8%の目標を掲げながら、翌年には米国を追い抜いて世界一の経済大国に躍り出ました。同時に胡錦濤国家主席は、「一つの中国」を東南アジア諸国に呼び掛けたのでした。台湾の輸出総額の約4割が中国相手なので、国民党主でもあった馬英九総統は諸手を挙げて大歓迎しました。中国厦門市から台湾の基隆港の間に定期航路が開設されて、2009年12月のポンプ取材時には、旅客船の「天秤星號STAR CRUISES)」が寄港していました。ガイドさんの説明によりますと、中国の厦門市を出発して台湾の基隆港や高雄港を経て、香港から厦門市に戻るそうです。3泊4日で6000中国元(日本円約82000円)の料金ですが、すでに10年前から中国人の海外旅行ブームが始まっていました!
「基隆廟口」夜市の賑わい
   中国人観光客が増加中!
中国厦門市から「天秤星號」
   基隆、高雄、香港への旅客船