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台湾の街角歩き!〜宜蘭羅東から屏東東港まで〜
(2021年04月21日現在 第1295話〜第1302話を掲載中)
★韓国、香港、カナダ編のコメント、写真を含む★

1295話)津田喜次郎の「津田式ポンプ」には2機種ありました!

「国産の津田喜次郎ポンプには、吐出口に「大臣」あるなしの2機種がありました!」―大阪在住のFB仲間Yさんからのメールを受信しました。手押しポンプのビッグデーターを管理集計しているので、日本や台湾からのポンプ資料について疑問点があるようです。37日長崎市内から津田式ポンプの投稿写真を閲覧すると、正規品なら津田式ポンプの吐出口に3カ所の小さな「大臣」マークがあるのですが、どこにも「大臣」マークが見つかりませんでした。Yさんは明らかに津田式の正規品でないと判断しました。広島の津田喜次郎が「津田式ポンプ」を発明製造を開始したのが大正9年ですが、創業当時の初号機から汲み上げ胴部には、ひし形に「大臣」のマークが表記されていました。昭和16911日の官報にて、津田式製作所は揚水昇降ポンプ製造の第1級品工場に指定されています。同時にひし形に「大臣」の商標が、22年間の申請期間を経て正式に認定されたのです。ポンプ本体胴部の上部から「大臣」「ケーボー号」「津田式」と表記されて、吐出口にも小さく3カ所の「大臣」が並んでいます。さらにY字型ハンドル部の「大臣」を含めて、前面5カ所×2面=合計で大小10個を確認しました。

これを製造物に例えると、正規品として品質の優位性や特許性を主張できるのです。国内仕様にはすべて「大臣」が表示されていますが、台湾仕様として独自に「明」「BC」「KB」「SK」「PK」が採用されています。さらに国産では「ケーボー号」ですが、台湾は「ホー」と濁点が欠けていました。警防から警報への発音の難解性なのか、カタカナの認識不足なのか、鋳型の成型工程の最終検査に見落としがありそうです。このたびのYさんから長崎市内の津田式ポンプ発見確認については、メールの写真を精査しますと「津」「ボ」の字体に微妙な差異を感じます。その前に吐出口にあるべき3カ所の「大臣」ロゴマークがありません。以前に高雄市大寮区で「津田式 ケーボー号 大臣」を確認しましたが、ポンプの持ち主はネットオークションで購入したそうです。津田式ポンプの製造工程において、国内仕様か外国仕様かで「大臣」表記のあるなしの2種類の吐出口が存在したと思われます。戦後も少量の受注製品在庫ポンプとして残されて、ネットによる販売ルートで主に国内にて売買されたと考えられます。長崎と台湾の津田式ポンプの共通点として、国境を超えて歴史的にも貴重な「生活遺産」の価値がありそうです。

高雄市の「津田式ポンプ」
吐出部に「大臣」なし!

福岡市の「津田式ポンプ」
吐出部に「大臣」あり!

「大臣」
なし

「大臣」
なし

「大臣」
あり

「津田式ポンプ」の正規品
創業は大正9年広島にて

5カ所に「大臣」あり!

1296話)「日本へ行きたい」―1位タイ、フランス、米国、中国、韓国‥

日本新聞通信協会は中国、米国、韓国、タイ、フランスの5カ国に対して、無作為で1000人規模の世論調査を実施しました。2020年東京オリパラ大会開催への意識調査を兼ねて、それぞれの国民の本音を探るには絶好のタイミングでした。新型コロナウイルスからの変異型の出現もあり、コロナ感染流行地では防疫強化やワクチン接種に「全力集中」です。「日本へ行きたいですか?」の質問に、1位のタイは約80%、2位以下は僅差でフランス、米国、中国でした。韓国は約50%とあり、安倍首相の退任で菅首相への韓日関係に期待が寄せられています。しかし依然として元慰安婦や旧徴用工による賃金補償問題が障壁となって、日本政府には半信半疑の国民感情が見受けられます。また東京オリパラ大会開催への回答として、「中止や延期」がタイ96%、韓国は95%、中国は82%、米国は75%、フランスは71%でした。観光国としての日本の評価は5カ国とも合格点でしたが、コロナ感染の第3波が下げ止まりの開催には「NO!」の反発を見せています。「安心安全で完璧な体制を敷いて、世界から『東京オリパラ大会』へのお客さんを迎える!」―元安倍首相のメッセージもいつしか忘れられて、3月25日に福島県では密集を避けた「聖火リレー」が “華やか?” にスタートします。

京都市八坂神社の正面階段
訪日客の間を日本人が歩く?

渋谷駅前の有名な交差点にて
2019年1月14日撮

長崎市の「津田式ポンプ」
吐出部に「大臣」なし!
創成期の試作品か模造品か?

1297話)長崎市内の「津田式ポンプ」の確認取材に出掛けました。

1295話)にて投稿掲載された長崎市内の「津田式ポンプ」の確認取材に出掛けました。大阪在住Yさんからの添付写真を頼りに、九州地方の長崎県長崎市内を訪ね歩きました。神戸と同じく坂道の多い街並みですので、年配者の足腰はすぐに悲鳴を上げました。江戸時代には鎖国政策が取られましたが、長崎市内の「出島」がオランダとの交易の役目を果たしました。明治以降は文明開化による生活の改善が進められて、上水道の普及率は全国でも上位に取り上げられています。第2次大戦末期の昭和20年8月9日米軍の原子爆弾投下により、約8万人の市民が死亡して建物の約4割が焼け尽くされたのです。被爆後の長崎市としては市民生活の復興再建が優先されて、被爆建物のほとんどが行政執行として取り壊されました。もちろん道路端や民家敷地内に残された手押しポンプも撤去されたようです。現在は爆心地点の浦上天主堂を中心に、平和祈念像、平和公園などが観光名所に指定されています。10年前に広島市にて手押しポンプの取材で訪れましたが、町内会の数か所に残された『被爆ポンプ』には、有志による保存活動の看板が立てられていました。広島市江田島出身の津田喜次郎が発明製造を始めた「津田式ポンプ」は、戦後70数年が過ぎても広島市民の記憶の中に生き続けていたのです。

さて投稿された「津田式ポンプ」ですが、長崎市内の中心部にて発見確認しました。路地裏四つ角のそばにありましたが、ポンプの後ろには工事用の高い塀が立っていました。近所の年配者からの話しによりますと、角地には代々廻船問屋の一族が住んでいたそうです。昭和20年8月9日、長崎市内への原爆投下の被害も最小限であり、昭和30年代には高層ビルに建て替えられましたが、最近新型コロナウイルスの影響で全館が廃業したようです。以前のお屋敷の敷地内には丸井戸に手押しポンプが付けられて、建て替えの時に南側の歩道寄りに移動したとの解説でした。当時は鮮やかな朱色でしたが、今は茶色の錆肌が浮き出しています。町内会のゴミ集積場や道路沿いの水洗い仕事に使用しているようです。小まめにポンプの手入れをしながら、地元の人達に役立っているのにホッと一安心しました。しかし本来の「津田式ポンプ」は、筒胴部の上から「大臣、ケーボー号、津田式」の商標名と、吐出口には小さな「大臣」が3ヵ所あります。このポンプにはそれが見当たりません。以前に高雄の骨董マニア宅で発見した「津田式ポンプ」と同じ字体でした。おそらく日本では複製品として受注生産をして、在庫品がネット販売により台湾高雄まで海外配送されたと考えられます。この長崎の「津田式ポンプ」についても、正規品ではなく複製品として地元で調達されたのでしょう。

長崎市内の観光名所「めがね橋」にて
2021年4月1日取材時に撮影

道端の津田式ポンプ
昔は武家屋敷内にて

町内会の管理で現役!
大正,昭和,平成,令和

津田喜次郎の発明製造
「津田式」の復刻品か?

1298話)2021年4月2日、手押しポンプ研究会の “会食” を開催!

2021年4月2日、兵庫県在住のFB仲間Yさんと、手押しポンプについて年1回の情報交換会がありました。大都市を中心にまん延防止等重点措置(略称=マンボウ)が発令されているので、商店街のなべ焼き店にて約2時間ほどの会食でした。マスク着用で少人数が入店条件であり、入店時に手指のアルコール消毒を済ませて、となり席とは布製のブラインドで仕切られていました。夕方6時過ぎの入店なので、お客さんもチラホラと半分くらいでした。無事に情報交換会も済んで、翌日は外国人に人気のある京都市内へ出掛けました。前回もコロナ騒動のど真ん中の2019年4月11日でしたが、中国武漢市で発生した「新型コロナウイルス肺炎」は、半年後の12月下旬に発見報告されているので、それまでは日本各地に中国人観光客があふれ返っていました。

京都市中心部の八坂神社正面の階段には、日本の着物をレンタルした外国人を多く見掛けました。2019年度の訪日客は、過去最高の「3188万人」を記録しています。しかし “好事魔多し!” 2020年の東京オリパラ五輪を目前にして、全世界中が新型コロナウイルスの激流に飲み込まれたのでした。春頃の第1波から1年後の2021年4月中旬には、東京や大阪を中心に変異型ウイルスが感染拡大しています。ワクチン接種率も先進7か国では “最下位” の日本であり、1日も早い欧米からのワクチン到着を待ちわびているのです。世界中のコロナ感染が終息してから、八坂神社に大勢の外国人観光客が戻るのはいつの日でしょうか?

↑アオサギ
↑舞妓さん

小料理屋前のアオサギ
祇園の奥座敷白川通り

出勤途中の舞妓さん
なじみ客と同伴出勤?

着物姿の日本人女性
八坂神社前の花見小路

2年前は外国人観光客ばかり!
2019年4月11日撮影

2021年4月3日の八坂神社
数人の日本人参拝客です

1299話)九州の田舎にも「ワクチン接種券」の案内が到着しました!

2021年4月9日、待ちに待った「新型コロナウイルスワクチン接種券」の案内が送られてきました。当地は九州地方の人口約10万人が居住する小さな市なので、ワクチンの割り当ても少なく下位から順番で選ばれたと考えています。医療関係者を優先的に接種するとの報道があったので、早くて6月に入ってから接種が始まるかとあきらめムードでした。予想以上に早くワクチン接種券の案内が届いたので、この件に関しては当方の医療事務関係者に及第点を差し上げたいと思います。しかし日本の65歳以上の高齢者人口は、約3620万人(2020年9月15日現在)にも達しています。日本の総人口の3分の1が高齢者に相当します。これからどれくらいのペースで接種が実施されるのか、厚労省としても正確な数字を把握できていない状態のようです。7月23日「東京オリパラ五輪」の開幕まですでに「100日」を切りました。ワクチン接種が医療関係者、高齢者に続いて、一般市民にまで廻ってくるのは、秋口が過ぎた頃に持ち越されそうとの報道もあります。政府としては医療関係者から高齢者へと、順調に予定を消化していると一人芝居を演じているのかも知れません。この世論を無視した “見切り発車” 的な強引さが、東京オリパラ五輪に対する国民の反対票が増える原因になりそうです。

2021年4月9日「新型コロナウイルスワクチン接種券」の案内

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1300話)日本時間4月17日未明、日米首脳会談が開催されました

2021年1月20日に米国の第46代バイデン大統領が誕生しましたが、4月17日に外国首脳で最初となる日本の菅首相と首脳会談を開催しました。世界的なコロナ禍においての日米トップの顔合わせですが、両国とも国内外に重要な難問を抱えての会談だけに注目が集まります。振り返れば43年前の1978年8月12日、日本と中華人民共和国は日中平和友好条約を締結しました。「相互尊重」「相互不可侵」「相互内政不干渉」が三本柱となって、アジアおよび世界の平和と安定に寄与する条約になったのです。いつしか時は流れて世界情勢は大きく変貌して、「No.」である米国の足元に中国が差し迫る勢いで近づいてきました。「1国2制度」として香港政庁を中国の支配下に組み入れると、新疆ウイグル自治区に対して人民軍による締め付けを強化しています。中国政府の次なる目標は東シナ、南シナ海、インド洋海域の覇権と、台湾海峡を含む領空海域の完全制覇でした。

このたびの日米首脳会談においては、中国を含めて懸案であった「台湾問題」が大きく取り上げられています。前トランプ大統領は南北朝鮮と中国との外交問題が最大の関心事でしたが、バイデン大統領は日本と台湾を「東アジアの安全保障国」として認識したのです。地政学的に見ても東アジア周辺諸国と向き合う日本は、台湾を中国の一部と認めるには心情的に納得できないのです。日中平和友好条約による経済的な互恵的発展も終わりが近づいています。「昨日の友は、今日の敵!」―すでに日中両国の信頼感は消滅寸前にあります。高雄のFB仲間のメールによると、中国は@尖閣諸島、A台湾、B沖縄の順番で占有および上陸する、との「軍事解説」に真実味がありました。新型コロナウイルスの収束に手間取っている日本は、”災い転じて福と成す!” 中国の転んでもただでは起きない、13億人民の熱量に圧倒されないよう、「オールJAPAN!」で外交に向かうしかないでしょう。

中国海軍の航空母艦「遼寧號」
2隻が就航、2隻が計画建造中

領海侵犯に抗議の蔡英文総統
近年は頻繁に台湾海域を通過

1301話)「空襲警報の発令!」カナダのFB仲間からのメールです。

カナダ在住のFB仲間Kさんからメールが来ました。日本の広島県生まれで米国人の奥さんと結婚して、現在はカナダの田舎町に住んでいます。御年80歳を過ぎても好奇心は旺盛で、生まれ故郷の日本各地のニュースを閲覧するのが日課のようです。第2次大戦中は幼少期でしたが、終戦間際における本土空襲への米空軍B29爆撃機の爆音は、75年過ぎた今でも耳の奥底に残っているそうです。そして新型コロナウイルスの感染は、日本もカナダも「危険水域」に突入しています。感染拡大期としては第4期に突入なので、人の流れによってアメーバーのように感染が広がっています。新型、変異型コロナウイルスは経済的に裕福な国や発展途上国の区別なく、人民を介して国土の隅々にまで感染者が増殖しているのです。

各自治体の首長は「個人が責任をもって人流を止める!」―と同じ口調で強調しています。「馬の耳に念仏」「仏の顔も三度まで」―日本国民のストレスを例えて言えば、富士山の地下マグマが上昇して、今にも大噴火が起きそうな危険レベルに到達しているのかも知れません。まともな先進国と言えるのならば、医療機関がひっ迫して限界を超えているので、不要不急の買い物以外は外出しない、と切迫感を行動で表わす必要がありそうです。Kさんは日本政府の緊急特別措置として、コロナウイルスが感染拡大している地域には、戦時中のように「空襲警報!」を発令して、国民は家屋内か “防空壕” に強制的に退避する!―これが新型コロナウイルスと変異型ウイルスの感染から、身を守る最大の防衛手段だと強調していました。

台湾屏東市内の「防空洞」
米軍の空襲から国民を守る

買い物にもマスク姿です!
カナダのFB仲間Kさん

台湾桃園国際空港にて
2009年6月20日撮

韓国釜山国際空港にて
2010年9月19日撮

1302話)台湾では韓国経由にて英国製「コロナワクチン」が到着しました!

新型コロナワクチンの感染防止の最優良国として、台湾の防疫実績が世界中で広く認識されています。49日現在、台湾の感染者累計は約1050人、死者はわずか10人の最小犠牲者に抑えています。ちなみに4月20日現在、日本の感染者累計は約54万2248人、死者は9718人であり、総人口の多い少ないに関係なく先進国として誇れる感染予防体制ではありません。台湾では外国人に対する入国審査基準の厳格化と、感染予防でのマスク配布の迅速性、陽性感染者のGPS監視が認められて、官民連携主導のプラス面が際立っています。それでもコロナ感染対策の「コロナワクチン」については、他国からの購入手配に頼るしかありません。

自国製のワクチンを売りたい中国からの圧力もあり、欧米製のワクチン購入契約の直前になって、中国政府による輸出入総量の特例が適用されました。「1国2制度」のごり押しによって、ドイツ製「B」社のワクチンは見送られたのです。しかし3月3日、台湾桃園国際空港に英国製「A」社のワクチンが到着しました。報道関係者にも一切公表せずに、韓国の釜山国際空港からの経由便にて到着したわけです。中国当局の監視の目をくぐりながら、台湾でも「コロナワクチン」が到着したビッグニュースでした。中国当局に干渉されない日本では、おそらくワクチン接種も順調かと思いますが?なお4月19日現在、医療従事者の接種率は25%でした。