ライトアップされた「宜蘭駅」
1年間で雨の日が多い観光地!

1階通路に2階が張り出す!
建造物の構造バランスが悪い?

1泊500元の安ホテルにて1泊
2016年1月16日撮影

宜蘭夜市の「老闆娘=女将」
「無問題=問題ないよ!」

第1524話)2024年4月3日午前8時58分「津波避難警報発令!」

2024年4月3日午前8時58分、TV画面に突然「津波!避難!」「つなみ!ひなん!」の大きな文字が映し出されました。情報によると沖縄県与那国島、石垣島、宮古島など多くの諸島に津波警報が発令されて、同時に居住島民を対象に高台などへの緊急避難を呼びかけました。津波は3mと予想されましたが、数か所の港で30cmを観測しています。能登半島大地震や東北大地震で甚大な被害に見舞われた日本国民としては、「津波警報!」に対して迅速な行動を起こしたようです。その後の情報によると、震源地は台湾花蓮縣東部沖にて「M7.」の大きな規模でした。3日午後9時現在台湾での死者は9人、負傷者96人です。2016年1月中頃台湾東部にある宜蘭市にて、震度3の地震を体験したことがあります。ホテル近くの宜蘭夜市にて食事中でしたが、女主人が注文時に台湾旅行の日本人と理解していたようで、「無問題(=問題ないよ!)」と笑顔を浮かべながら答えてくれました。日本と台湾は東方沖にフィリピンプレートの火薬庫を抱えているので、数年おきに中規模以上の地震に見舞われています。2024年が大地震の当たり年にならぬように、防災意識を高めて明日から備蓄用品備蓄水の確保に走り回りたいと思います。

台南のX仲間Mさん緊急入院!
原因はタバコ好きか糖尿病?

心筋梗塞によりステント挿入!
2024年4月1日投稿

1523話)台南のX(旧FB)仲間が、緊急搬送されました!

2019年12月末に中国湖北省武漢市にて、新型コロナウイルスの患者が報告されました。またたく間に全世界に感染症患者が急増して、各国が観光客などの人的往来を制限しました。それまで手押し井戸ポンプの分布普及を確認するために、毎年のように台湾各地へと飛び回ってきました。ようやくコロナウイルス騒動もほぼ下火を迎えて、今春から台湾への捜索を再開しようと航空便のチケットを探していました。そこへX(旧フェイスブック)仲間の台南市在住のMさんの緊急投稿が掲載されました。4月1日友達の紅茶新開店の準備中に、めまいから胸部激痛を起こして救急車で搬送されたそうです。心臓外科医によるCT診察の結果、急性の心肌梗塞(=心筋梗塞)を起こしたので、太もも部からカテーテルによるステント挿入の緊急手術を施工したそうです。その後は容態は安定していますが、主治医から数日間は安静を命じられたそうです。台湾を訪問すると必ず台南のMさん、高雄のYさん、嘉義市のRさんなどと再会します。もう10年以上の友好交流を進めていますので、この度の緊急投稿には国内の身内以上に心配な出来事になりました。Mさんは大柄の体形で糖尿病持ちであり、バイクに乗ってもタバコを手放しませんでした。親子2代で下町にて金物屋を開業していますが、1日も早く症状が回復して元の生活に戻るのを願うばかりです。

台湾の街角歩き!~宜蘭羅東から屏東東港まで~
(2024年04月13日現在 第1523~1534話を掲載中)
★韓国編のコメント、写真も含む★

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1525話)花蓮市には手押しポンプ取材で2回ほど訪れました。

台湾東部花蓮地震から1日半が過ぎましたが、現地時間4日午後10時現在死者10人、負傷者1099人と発表されています。中層ホテルが大きく傾いている映像もあり、花蓮市内の混乱ぶりが想像されます。九州より少し狭い国土全体が「震度4」以上を記録しています。能登半島地震では古い家屋が縦横の揺れに襲われて、市街地から山間部まで全壊半壊の被害が多くありました。発災から3か月が過ぎても、輪島市内の大火災跡が野ざらしのままです。個人の建物への解体作業もほとんど進んでおらず、仮設住宅の着工もかなり遅れています。しかし早くも花蓮市内では幹線道路の修理や、民間建造物の解体補修作業が始まりました。個人の諸事情より公共権益の復旧が優先されています。手押しポンプを探して花蓮市には2回ほど訪れました。2次大戦中は南方や東方沖から米軍機の空襲爆撃がありました。ポンプの発見は10台ほどでしたが、緊急避難用の防空洞(=防空壕)を15カ所も確認しています。竪穴や横穴に掘られた簡易な構造ですが、日本軍と同じように台湾市民も攻撃対象にあったわけです。その後長崎市や広島市への原爆投下がありましたが、台湾での多くの死傷者の「戦争犠牲者」を忘れないようにしたいです。

レンガ積みの横長穴式防空洞
2017年11月2日撮影

多数が空襲避難できる2聯式
花蓮市東大門夜市のそば

1526話)「地震国」台湾の今後の復旧に注目したいです!

台湾では毎年7月頃に、他国(=中国)からミサイルなどの攻撃を想定した「防空避難訓練」が行われます。屏東市を取材した時には、30分ほどFB仲間宅に待機したことがありました。いきなり青空を突き抜けるような、大音量の空襲警報の非常サイレンが鳴り響きました。戦時中の日本や台湾においては、米軍からの爆撃機による空襲攻撃が行われて、恐怖の体験として高齢者の脳裏に残っているそうです。近代にあっても台湾国民は「有事の心構え」を持ち続けています。大地震や大災害が発生した時に、民間有志の活動体制が国や自治体より迅速に行動します。宗教団体やボランティア同士の連携が早くて、国からの命令や指令が下りて来る前に動き出します。日本統治時代の全体統制の経験を反省しながら、戦後の民主的な互助精神の再構築が見られます。手押しポンプで台湾取材中に、FB仲間の若者から「昨日の香港!今日の台湾!明日の日本!」のスローガンを何度も聞いた覚えがあります。対外的な経済発展を目指しながらも、台湾の民主的な発展を願っています。九州地方よりやや狭い国土の台湾ですが、幾度の大地震や風水害の被害も多くあります。今一度、困難から立ち直る姿について、日本の政治家や国民は参考にしなければと思います。

「昭和天皇」の家族写真
彰化市内の民家にて

日本軍戦闘機の格納庫!
宜蘭市内旧飛行場にてに

1527話)入院中のX(旧FB)仲間のMさんは “薬漬け” の毎日です!

X(旧フェイスブック)仲間のMさんは胸部の痛みにより41日に緊急入院をしましたが、心筋梗塞と診断されて心臓近くの太い血管に網仕様のステントを挿入しました。6日現在重度の容態を超えたようで、Xページに治療の様子が投稿されています。集中治療室から一般病室に移動したので、頻繁にスマホによる報告が増えています。ケガなどによる外皮部の切開縫合がないので、ステント部の定着経過観測の日々になっています。緊急入院当日の支払い明細を見ると、日本より高額な医療費が請求されていました。台湾の医療システムは個人的には未確認ですが、入院中であっても治療行為の都度に請求されるのかも知れません。それでも入院医療保険に加入しているので、支払いの相当分が給付されそうです。これは日本でも同じシステムなので、すぐに理解できるコメントとなりました。緊急入院時の数本のチューブは減らされて、口からの服薬中心の治療に進んでいます。錠剤には数字や英文字が記されていますが、台湾国内の製薬メーカーが違うので、自身の経験則からは判明しません。容態が落ち着いているので、近々には退院して自宅療養になるでしょう。1日も早く盛業である親父と一緒の金物屋の店頭に戻るのを待っています。

治療のため多種類の錠剤が!
MさんのX投稿から

台南在住の元気なMさん!
2015年5月26日撮影
↑X仲間のMさん

1528話)「お花見バブル!」は、昨年の1.5~2倍の高値です!

2019年の新型コロナウイルスの発症騒動から、関西在住のX仲間Yさんとの情報交換会も休止状態です。毎年桜が咲くころには格安航空を利用して、関西空港に降り立つのが定番でした。昼間はシャトルバスにて京都市内の見物に立ち寄ります。京都市内での有名な観光地として、「祇園小路」から「八坂神社」に向かいますが、コロナ以前から中国や韓国、台湾は「三大常連国!」でした。2020年以降の3年間はどこの観光地も閑古鳥が鳴いていましたが、昨年後半からは待ちくたびれた訪日客が大挙して押し寄せています。米ドルに対して円安相場が続いているので、出発国の観光ツアー代金に格安感があるようです。中国からの本格的な爆買いツアーは出遅れていますが、近々の個人客は目的を絞る傾向にあるようです。自国でのネット通販が普及しているので、重たい土産の荷物を持ち帰る姿が減少しています。さらに有名観光地を避けて、日本に残された自然あふれる地方都市への人気が上昇中です。しかし宿泊施設や飲食業における従業員不足があり、各地の「お花見バブル!」において昨年より.5~2倍の高値価格が伝えられています。訪日客はそれでも日本はまだ安いと感じているようで、日本人とって本当に済みにくい国に成り下がった気持ちです。

祇園小路の修学旅行生
2021年4月2日撮

八坂神社の正面階段
京都一番の観光名所

東アジアから訪日客
国民所得が上昇中!

1529話)「津田式ポンプ」のルーツ探しは難航しています。

台湾にて手押しポンプの発見確認は、すでに17年目を迎えています。「津田式ポンプ」の発明者である津田喜次郎については、広島市内の生誕地や2カ所の旧工場跡が判明しています。大正9年にY字ハンドルによる真空式の汲み上げ手押しポンプの発明製造を始めました。日本による台湾統治は50年間続きましたが、昭和初期には広島の呉港や北九州の門司港から、南方の台湾基隆港への積み出しも始まりました。日本から台湾へと「津田式ポンプ」のルーツ探しは、どちらも調査史料不足にて休止状態にあります。それと並行して身内A子の生誕地検索も続けています。大正4年、父親の赴任地である台湾雲林縣北港精製所の社宅にて出生。10歳頃に帰国するまで地元の小学校に通っていたようです。すでに100年以上前の本人不在の昔話なので、台湾現地を含めて詳しくは把握できません。現在は北港精製所も操業停止しているそうで、当時の工場関係者との対面は実現しそうにありません。2017年には嘉義から北港鎮を訪ねましたが、言葉の壁がありほとんど収穫ゼロでした。路地裏にある手押しポンプを発見すると、近所の人懐っこいオジサンがハンドルを動かし始めました。台湾人は初対面でも笑顔にあふれて、親しみを込めて接待してもらいました。

近所のオジサンが登場です
2017年5月雲林縣北港鎮

↑A子
北港製糖所の社宅にて撮影
大正4年から10歳まで居住

第1530話)台湾での第1台目は「津田式アサヒ号」を発見しました!
 

台湾国内での手押しポンプの発見確認数は、2024年47日現在「3599台」になりました。記念すべき第1台目は嘉義市の南にある在来線「南靖駅」でした。構内の西側に長年の風雨に打たれたて、いまにも壊れそうな「津田式 アサヒ号」の姿を発見しました。ポンプ全体に覆われたさび色は、時期的に2次大戦前に日本から輸出されたと想像されます。広島で製造された「津田式ポンプ」は正面上部に「大臣」の認証マークがあり、下部には「ケーボー号 津田式」と明示されています。国産品として量産される前に、無認定の段階で台湾へ先行輸出されたかも知れません。日本の統治時代にあっては、1日も早く日本国内と同じ生活水準に引き上げようと、官民一体となって必需品物資の普及を推進したのでしょう。教育や司法、行政は日本への同化政策が基本になりますが、一般市民には民間の会社や工場の製品が受け入れられています。「津田式ポンプ」を手本として台湾国内で3社ほど、いまでも手押しポンプの受注生産を続けています。

台湾初の「津田式 アサヒ号」
2007年「南靖駅」構内にて

国内の「津田式 ケーボー号」
九州市にて現役使用中です!

1531話)台湾の手押しポンプのX仲間は「331人」になりました!

世の中には鉄道列車が好きな ”鉄道オタク” があるように、手押しポンプが好きな “ポンプオタク” も存在するのでした。それは国を超えて(フェイスブック)の投稿画面にて、日本以上に台湾国内から多く寄せられています。いつしか仲間も2024年4月9日現在、331人に達しているようです。初期のメンバーであるYさんは11年前から、台南市内で発見確認されたポンプ情報が多くありました。やがて台湾各地にて仲間の加入が増えて、台北から彰化、嘉義、台南、高雄、東港、澎湖、基隆、宜蘭、花蓮などからも寄せられています。九州より少し狭い面積にあって、3599台の情報資料を積み重ねたのは、台湾人の探求心、好奇心の現れかも知れません。さらに終戦後70数年が過ぎても、今なお新旧型の手押しポンプが残されているのは、日本と台湾両国の「貴重な生活遺産!」と言えそうです。その後Yさんも6年前に結婚されて、奥さんや男児と共に高雄市内で暮らしています。今でも手押しポンプの発見が投稿されるので、すぐにHPの地図位置に掲載しています。

X仲間とポンプ捜索確認中!
現在「331人」が登録

奥さんと子供の3人家族です
2022年8月30日投稿

1532話)2024年の訪日客数は「3330万人」を予想しています!

世界的に新型コロナウイルス感染は、新規感染者数が激減しているのでほぼ「収束!」を迎えています。2019年末に中国武漢市より発生しましたが、すぐに各国が人的物流を大幅に制限して、厳重警戒態勢でほぼ鎖国状態が続きました。それまで空前の訪日ブームが続いていましたが、2019年度の「3188万人」をピークに、2020年には8分の1となる「411万人」まで落ち込みました。しかし日本政府の防疫体制の強化もあり、2023年の訪日客は新型コロナ前の8割2500万人まで回復しました。国別にみると①韓国78万人、②台湾39万人、③中国31万人となりましたが、常連国である中国については団体ツアーの観光ビザの発給制限が続いています。そのすき間には香港やシンガポール、ベトナム、インドネシア、インド、豪州などが入り込んできました。国内の到着空港では羽田空港や福岡空港が、2019年の2割り増しの賑わいを見せています。そして大手旅行会社による2024年度の訪日客数は、過去最高である「3330万人」の予想を発表しました。宿泊施設や旅行会社は胸を躍らせていますが、依然として対ドルの円安相場が続いているので、日本国内の生活物価の高騰も止まりません。岸田首相にとって “勇退前? の大仕事である、消費税を「3%以下!」の戻すしかありません。

到着口に訪日客が降り立ちます
過去最高の2019年を超えそう!

人気の渋谷駅前のハチ公銅像
ほば100%訪日客です!
第1533話)2012年10月台湾の新規製造ポンプ工場を見学しました!

国内において「手押し井戸ポンプ」の製造は、小規模の工場にて受注生産を続けています。現在の新規製品は中国の現地にて組み立てられて、日本の商社へ逆輸入されていますが、国内産の災害用簡易型手押しポンプと同じ価格となっています。大きな地震や風水害直後において、被災住民の「水」を求める光景が見られます。近年では大都市の災害避難用地などにおいて、簡易型手押しポンプの設置が奨励されています。現役で手押し井戸ポンプが活用されている住宅には、災害時における雑用水としての共有奨励金が補助されているようです。では台湾での手押し井戸ポンプについて、現在でも新規品ポンプとして製造している工場を2社確認しています。これまで3599台の内訳をみると、今でも地下水を汲み揚げているのは43%ほどです。手押しハンドルやピストンなどの部品破損により、やむなく現役を引退しているポンプが多く見られます。2012年10月、台中市北部にて新規品ポンプを組み立てている工場を見学しました。ポンプの胴体部や手押しハンドル、ピストンなどは人件費の安い中国から調達して、内部の精密部品は台湾で製造しています。卸売り価格も日本の自治体が調達している中国製より半値以下に驚きました。

胴体部などは中国から調達
精密部は台湾で製造組み立て

津田式ポンプを参考に製造?
2012年10月台中郊外にて

1534話)関西在住のYさんは、日本から台湾への支援金で “怒り心頭!”

関西在住のX仲間Sさんから “怒り心頭” のメールが届きました。『台湾東部沖地震を受けて、日本政府は緊急無償資金協力として、台湾に100万ドル(1億5000万円)を支援する』との短い文面ですが、わずか100万ドルの支援金と聞いてSさんは我が耳を疑ったそうです。災害時の支援や寄付は金額の多少ではないですが、一市民としては到底理解できない金額だと考えたのでしょう。2011年3月11日東日本大震災の時は、台湾から200億円の支援金及び寄付金が寄せられました。さらに2016年4月14日熊本大地震や能登半島大地震においても、台湾政府や市民から多くの善意が寄せられています。台日友好協会の会員と友好交流があるSさんは、日本人の困ったときはお互い様と思いやる気持ちはどこへ行ったのか?と “怒り心頭” の様子です。今後花蓮縣での復興が進むにつれて、生活道路や公共施設への技術面での支援があることを期待しています。日本の首相が外遊する発展途上国に対しては、必ず数百億円から数千億円の援助金を配っているのです。国内での政治不信や生活物価の高騰を受けて、国土全体に強烈な木枯らしが吹き荒れています。まずは能登半島被災地における、ライフサイクルの完全復旧を急いでもらいたいです。

「太魯閣号」台北駅→花蓮駅
約2時間440元1760円

マスコット名前は「台湾黒熊」
2017年1月17日撮
←台湾黒熊→

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