台湾の街角歩き!~宜蘭羅東から屏東東港まで~
(2019年04月15日現在 
962話~第968話を掲載中)
★韓国編のコメント、写真も含む

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第962話)陶器製「亀井式」ポンプの窯元を訪問しました。
 
2010年8月に手押し井戸ポンプの取材で、福岡県博多区のはずれにある骨董品屋に立ち寄りました。部品の取れた手押しポンプが数台ありましたが、店主の言い値では強気の1万円を譲ろうとはしません。スクラップ同然のポンプを買うつもりはありませんが、奥にあった陶器製の筒状の置物が気になりました。胴部には「亀井式」との商標があり、そばに寄って中を覗いてみると、中央部に狭くなった座面の箇所があったので、これは鋳物製の手押し井戸ポンプと同じ構造だと判断しました。その当時は広島で発明製造された「津田式ポンプ」の販売普及ルートの調査中でした。ところが大阪のFB仲間さんから、「山口県下関市郊外にある歴史資料館にて陶器製のポンプを台発見!」との情報が飛び込んできたのです。これによって昭和、大正時代から明治時代にまで、手押し井戸ポンプの歴史が開けそうな気がしました。その時の様子は第948話)に詳しくコメントしています。
 
結果として骨董品屋の廃業を確認したので、次なる福岡市内の陶器窯場に向かいました。古風な町家の面影を残した商店街の裏通りに、「高取焼味楽窯」の作業場兼工房資料棟を発見しました。FB仲間さんからの情報提供もあって、陶器製「亀井式」ポンプの考案製造工場としての訪問になります。作務衣姿の十五代亀井味楽さんと対面すると、敷地内の窯場や資料棟へと案内されました。すると登り窯のすぐ横には、「亀井式」の商標名が残された半製品(不良品)が、広口面を手前に並べて土中に半分埋められていました。仲間の検索によると明治30年代から大正前期には、九州や中部地方にある陶器の窯焼き場において、陶器製の手押し井戸ポンプが考案製造された。年代的には約80年~100年前に遡るーとの報告がありました。いずれ敷地内を整地する予定もあるそうで、「亀井式」の半製品(不良品)については、全品保存してくださいとの要望を伝えておきました。
土中に埋まる「亀井式」
驚きの十五代亀井味楽氏
先代が半製品として処分
「整地前に全品保存を」
  亀井味楽氏に要望する
高取焼味楽窯資料館
  2019年4月1日撮
十五代亀井味楽氏と
  2019年4月1日撮
西皿山開窯三百年「高取焼味楽窯」福岡市無形文化財
       福岡県福岡市早良区にて(2019年4月1日訪問時撮)
 竈
樺元



渋谷駅前のハチ公像にて
  記念写真の順番待ち?
高雄からFB仲間が来日
  夕暮れの関西空港にて
第965話)2020年の訪日客は「4000万人」を超えない?
 
大阪のFB仲間さんの信条として、報道機関が発表する「統計予想」と「街頭募金」は信用できないーの持論を持っています。民主的な政権下にある日本ですが、我が身に都合の悪い数字はなるべく控えめに、良い数字は声を大にして発表する傾向が見られます。風水害や大きな地震が発生した時の街頭募金についても、私的か公的に認可された慈善団体か見分けが付きません。世の中の動きに対して、常に「話し半分!」の姿勢も必要かも知れません。では2020年東京五輪、パラリンピックの外国からの訪日客数が気になりますが、日本政府観光局の発表では2018年は3160万人でした。前年より290万人増えていますが、今年度もさらに340万人増の3500万人と強気の予想です。五輪前年とあって下見を兼ねた観光客が増えそうですが、2020年において4000万人は微妙かと思います。開催国の一国民としては、控えめに100万人足らずの「3900万人」と予想しました。
新案特許長沼式 元祖窯元
台北行きの「P」格安航空
燃油代徴収なしで人気あり
格安ホテル1泊分に相当!
  今後は各社が価格競争に!
新元号は「令和」です!
 2019年4月1日福岡にて
第964話)燃油サーチャージ代が大幅に値下がりしました!
 
2019年4月1日に、新元号は「令和(れいわ)と発表されましたが、この日の海外航空便の発券分より、燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)も大幅に値下げしました。2005年から旅客者に対して、各航空会社の判断により徴収の有無がありました。中近東諸国の政治情勢の不安もあって、原油価格の上昇が航空券へ転嫁されたのです。その後は1年間ほどゼロの期間もありましたが、最近は中国を含めて世界的に経済減速が顕著にあります。2017年から完全復活しましたが、原油価格安値を反映してこのたびの値下げとなったのです。欧米路線では往復で約2万円ほど安くなります。台湾へは以前の4500円から現行1500円へと、3000円の大幅値下げになりました。「」格安航空は就航当時から燃油サーチャージ代を徴収していませんが、今後は運行サービスの良い大手航空会社への乗り換えも予想されます。しかし3000円の値下げは、台湾の格安ホテル「1泊分に相当するのです!
「長沼式」が山積み!
  約100年前の半製品
「樺島喜三郎」の旧家
『竈元 樺島喜三郎』
陶器製「樺島式」ポンプの特大型を発見する!
   約百年前の明治後期に考案製造された
第963話)さらに「樺島式」「長沼式」の半製品とも “ご対面” です!
 
前稿の十五代亀井味楽氏との会話の中で、「窯場の職人は1品1品精魂込めて作ります。製造途中で変形やひび割れが発生しても、それを不良品やキズ物、お釈迦とは呼びません。縁がなくお客さんへ届けられない “半製品” として、先代は敷地内の片隅に埋め込んだようです」ー現代は粗大ごみなどの不法投棄が問題になっていますが、昔の職人達は1個の製品に命を吹き込む気概を持っていたのです。開窯三百年も続く味楽窯の亀井氏の言葉には、物事に執着心が薄れた現代人を叱責する重みがありました。突然の訪問で時間的に余裕がなかったのですが、下関市の資料館に展示されている「長沼式」と「樺島式」についても尋ねてみました。すると筋向いの旧家が椛島さんですので、陶器製のポンプと関係があるかも知れない、との答えでした。亀井氏はHPにブログを開設しているそうで、訪問記念にとスマホ写真を数枚撮り納めました。今後のご活躍を願いながらお別れしました。
 
亀井氏の言葉通り旧家の表札には「椛島〇〇」とありましたが、昔は画数の多い「樺島」の旧字体が一般的でした。ご主人に「樺島式」ポンプの説明をすると、離れ家にある中庭に案内されました。下関市の資料館にある展示品より一回り大きな特大型「樺島式」に、そばに横たわっている標準型の陶器製半製品が小さく見えました。その15本以上の陶器製の胴体部には、なんと「長沼式」の商標名がありました。現在の「椛島家」ご当主の話しによりますと、窯場は50年前の先代の時に廃業したそうです。全盛期には「樺島式」以外にも「長沼式」など、他社の製造請負も兼ねていました。明治後期から大正前期に掛けては、鋳物製手押し井戸ポンプの誕生前なので、西日本を中心に普及したと思われます。「亀井式」から始まって「樺島式」と「長沼式」の3種類の陶器製ポンプの窯元を確認したので、これからは本来の「津田式ポンプ」のルーツ探しに戻りたいと思います。
    ↑     
特大型「樺島式」
      ↑   
標準型「樺島式」
第966話)関西空港に到着すると、「みそ汁」の匂いがするそうです。
 
FB仲間のさんは来日5回ほどのリピーター歴があります。彼のコメントによると、関西国際空港のターミナルに一歩足を踏み入れると、まず「みそ汁」と「たくわん」の匂いの洗礼を受けますーということです。海外からの入国者は第1ターミナルビルの2階フロアーにて、まず発熱状況のサーモ感知器を通過してから、入国審査場でパスポートの資格審査を受けます。関西空港は2、3階にて食堂レストランを営業しているので、日本食の定番である「みそ汁」と「たくわん」の匂いが、同じフロアーに漂っているのかも知れません。
 
日本人にとっては子供の時からの食文化なので、特に気になる事はありません。しかし日本へのリピーターであっても、麺類や揚げ物を好む台湾人にとっては、大豆の加工食品などの馴染みは薄いようです。反対に台湾の桃園国際空港にて到着ブリッジを歩くと、足元から生温かい湿気が舞い上がってきます。冬場でも初夏の陽気が続くので、「台湾へ来たのだ!」と実感が湧くのです。さらに中華料理の油の香ばしい匂いも漂っています。世界の国際空港にて、その国の文化の香りを感じるのも、海外旅行の楽しみの一つかも知れません。
尼僧も海外へ旅立ちます!
  東南アジアへの布教活動
桃園国際空港の1階フロアー
  早朝から出国者が続きます
お隣の韓国を訪問する場合は、航空便と高速フェリー便があります。どちらも食事スペースは少なくて、コーヒー店からのいい香りがするくらいです。国営鉄道の「釜山駅」にあるバス通りから裏道を歩くと、おでんや天ぷら、焼き立てのパン屋からの甘い匂いが漂ってきます。どこの国でもありそうな街の光景ですが、看板のハングル文字を見て「ここは韓国だ」との実感に変わります。台湾の熱帯性の気候とは正反対にあり、夏場でも中国からの乾燥した “大陸風” が吹いてきます。日本の北海道の気候にも似たりです。
釜山の繁華街にて
 名物の海鮮丼店
博多から高速フェリー
 約3時間で釜山に到着

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 第967話)手押し井戸ポンプ歴史研究会の定例総会を開催しました。

このたび手押し井戸ポンプ歴史研究会の定例総会を開催しました。これは2007年8月30日台湾嘉義市郊外にある南靖駅構内にて、「津田式」手押し井戸ポンプを発見したのが、研究会の出発点となっています。国内では鹿児島と大阪の2人だけの活動ですが、台湾にての現地探索を重ねるたびに、携帯スマホによるFB仲間が急増したのです。訪問時に顔を合わせる仲間は数人いますが、「王哥的水協仔(直訳:王兄のポンプ)」として現地でのグル―プも誕生しました。会社勤務さんの手助けもあって、新聞記者、公的施設職員、大学生、介護職員、ジュース店主、金物店主、専業主婦、退職者‥など、2019年4月13日現在の登録メンバーが「306人」を超えました。何かに困っている人がいれば手助けしたいという、台湾人特有の人情あふれる家族的な面倒見の良さが現れています。この12年間での手押しポンプの発見確認総数は、なんと2700台を記録したのです。
 
昭和20年8月6日広島市への原爆投下によって、津田式ポンプ製作所が被災したこともあり、同時に製造から販路に関連する資料もすべて消滅しました。広島の地元新聞社やTV局への問い合わせの効果もなく、いまだに津田式ポンプの全体像が把握できません。このたび大阪の仲間からの最新情報として、日本と台湾を結ぶ民間の友好団体より問い合わせがあり、台湾人の有識者との面会が実現しそうです。現在でも日本と台湾は正式な外交関係は樹立していませんが、民間レベルでは自由かつ建設的な交流は可能であります。戦後もすでに70有余年が過ぎて、時代は昭和から平成、令和へと受け継がれていきます。庶民の生活必需品であった手押し井戸ポンプの資料収集において、もはや1日1日が消滅への「時間切れ」との戦いになるのです。今後は民間から公的機関などへの協力要請を強める、との結論で手押し井戸ポンプ歴史研究会の定例総会は終了しました。まずはご報告まで。
台湾台南市在住のFB仲間の一部が集合です!
  2019年4月13日現在、2726台確認済み
「自由時報」の掲載写真から
   2015年5月26日撮
津田式ポンプと記念撮影です!
日本と台湾の調査活動の出発点
  2008年2月24日南靖駅にて
第968話)京都市内は外国人観光客で、ほぼ “満杯状態” です!
 
手押しポンプ研究会の定例総会が終わってから、20数年ぶりに京都市内を散策してみました。4月11日でしたが各所の桜は満開の時期を過ぎ始めて、「八坂神社」の境内は花嵐による無数の桜の花びらが舞っていました。季節外れの寒風が吹き付けても、大勢の外国人観光客が押し寄せていました。10人の花見客の人は外国人と思われます。たとえば人に英語と中国語で話かけてみると、国籍が中国人、韓国人、台湾人人の内訳になりました。訪日客数の上位3カ国がそのまま観光地を廻っているのです。高層ビルが建ち並ぶ雑多な東京都内より、歴史ある街並みの京都市に人気が集中しています。観光客を相手の商売人は笑いが止まりませんが、住民達は日常生活に不便さを感じているようです。大きな旅行カバンで市内バスに乗り込んだり、食べ歩きのポイ捨て、玄関先や道路上にて撮影、裏路地まで観光客がいっぱい‥京都市内はいつまで “満杯状態” が続くのでしょうか。
10人の花見客の9人は外国人観光客です!
   2019年4月11日、八坂神社境内にて
民家の軒先にて!
 アイスの食べ歩き
道路上でポーズ?
  意味不明です?
旅行カバンが重い!
 無料預かり所が必要
中国からの「子弾旅行(弾丸ツアー)」に人気があります!
 
観光客で混み合う祇園先斗町の入り口には、小旗を持った旅行会社の男性ガイドさんが立っていました。簡体字の漢字で○○旅游公司」と書かれていたので、中国からの団体ツアーを引率しているようです。日本語も話せる愛想のいいガイドさんでした。北京空港の早朝発6:15ならば約3時間ほどで、関西空港に9:25に到着するそうです。すぐに貸切り観光バスで京都まで直行すると、八坂神社など数カ所の社寺巡りを済ませて、夕方には神戸市内観光から有馬温泉に宿泊するそうです。2日目は阪神高速道路にて、大阪市南区なんば周辺まで直行します。昼食と買い物の時間を過ごしてから、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」に入場します。お客さんはそれぞれ自由時間を過ごして、帰国便の関空発22:10の2時間前までに空港へ送り届けるそうです。「子弾旅行」ー日本語では弾丸ツアーと言いますが、中国でも早朝と深夜を組み合わせた1泊2日のコースに人気があるそうです。
中国人の旅行ガイド
「子弾旅行」に人気!
修学旅行生は少ない
  今は外国人ばかり!
知り合いの苗字が!
 「○○楼」は料理屋