遮音フローリングについて
園田にあるアパートは遮音フロアを敷いて快適な生活を応援しています。
杉原土地のアパート・マンションには、遮音フローリングの、遮音等級LL45・F☆☆☆☆を使っています。
★木製フローリングについて
一般的にフローリングと言っていますが、皆様が思っておられるフローリングとJAS(日本農林規格)に決められているフローリングは、見た目は、同じですが実体は、まったく違います。
JAS規定のフローリングは、厚みは15mmで概ねナラ・ブナ材長さは、750mm以上で4周実加工(さねかこう;凹凸があり噛み合う様になっている加工)がしてある無垢材です。体育館のような所に張ってあり、2重に捨て貼りの上釘で堅固に張り付け、サンダ掛けの上ウレタン塗装を施します。重歩行用で極めて堅固な仕上がりになります。
皆様が思っておられるフローリングは、複合フローリング(通常はフロアーと呼ばれています。)と呼ばれラワン合板に天然木が薄く張られています。大きさは、幅300mm長さ900〜1800mmで4周実加工がしてあります。天然木の化粧がフローリングのように張ってあるので見た目は、フローリングの様です。
なぜ本当のフローリングを張らないかと言うと勿論お金のこともありますが、その遮音性にあると思います。(材料だけで比べるとあまり差はありません。施工に多くの工種が必要なため割高になります。)遮音フローリングは、裏にフェルトを貼り、材自体にも細かい切れ目を入れ剛性を、なくしています。そのほか継ぎ目等にも特殊な細工を施しその遮音性を高めています。そのほか表面を傷つきにくくしたり、防水性・対汚染性・対クラック性・抗菌性を持たしたり色々と性能を付加しています。本当のフローリングには、達成できないような性能をつけています。扱いやすい材料です。★遮音等級LL45について 床材の遮音性については、ある条件下での試験の結果L-40〜L-80まで5刻みで評価します。数字が小さいほど良くL-40が最高の評価です。弊社使用の床材は、上から2番目の評価です。L-40も使用してみましたが、歩行時に”ふかふか”してしまいあまり体感が良くありません。その為特別な場合を除きL-45を使用しています。LLは、軽量音で椅子・物の落下音などの遮音性を見るものです。LL45等級では、例えば、上階の固いサンダル音は、聞こえるが、ナイフを床に落とした音や、スリッパの音は、聞こえない等級です。
★F☆☆☆☆について
4段階あるホルマリン放散の等級の最小の区分です。無制限に使っても良い材料という意味です。
★接着剤について
堺市の保育所で問題になっていました有機溶剤・ホルマリン等は、含んでいないものを使っています。
使用材料等施工写真床面と材料・道具
施工写真使用材料
施工写真
遮音フローリングはよく清掃されたコンクリート面に接着剤で貼っていきます。
その際遮音フローリングの実を入れながら貼っていきます。
フローリング詳細
遮音フローリングは表面は板材ですが板自体の中は多数の切れ目が付いており柔軟に曲がるようになっています。また裏面にはフェルトが貼ってありフェルト面を床に接着します。
遮音フローリング同士は四周実が付いており接着するとお互いに絡み合うようになっています。
完成写真
遮音フローリング貼りのできあがりです。
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