3チャンネルデバイダー
もともと、スピーカを2WAYでつかっていたときは、普通にネットワークを使っていましたが、どうもScanSpeak社の
18Wと9700の組み合わせでは中音域が物足りなく感じていました。そこで中音域を充実させたいと思い、MIDレンジの
導入を考えていました。狙ったいたSPはATCのSM75-150Sです。でも新品で買うと80,000円/個もするのでおいそれと
手がでません。でも、あるときヤフオクで80,000円/ペアででていて、思わずゲットしました。
問題は3WAYのネットワークを作ろうとすると容量の大きなコンデンサとインダクタンスが必要になりますが、これらは
良質なものを求めるととても高価です。それに各スピーカユニットのレベルを合わすのに抵抗の組み合わせをトライすると
なると気が狂いそうです。そこで、いっそのことチャンデバを導入してやろう!というので製作したのが、このチャンデバです。
構成はいった簡単な-18dB/octのものです。電源はトロイダルです。
基板の様子です。バッファーアンプにはOPA627をつかいましたが、フィルタ用のOPアンプにはopa2604を使っています。
クロスオーバ周波数は350,2500Hzで設計したと思います。もちろんプリント基板もアートワークからつくりました。
最初はミューティング回路無しでつかっていましたが、パワーアンプに直結されるため、間違ってアンプの後に
電源を入れたり、アンプの前に電源を切ったりすると、SPから張り裂けんばかりの音がでてしまいます。いつも
「あ、TWが飛んだ!」と焦ってしまいました。そこで、やはり精神安定面をもとめてミューティング回路を挿入しました。
簡単なんもので、リレーをつかって出力をショートさせるもので。
MUTING基板はDAC基板をつくるときに、ついでにつくったものですがリレーが実装できるように若干のユニバーサル部
を追加したのものです。
で、ミューティング基板を取り付けた様子です。これで、装置の電源の入り切りする順番については
気にする必要がなくなりました。