ビデオデッキ
あまりTVは見ないけど、何故かデッキが沢山ある。AV機器が増えていく様を見るとなんだかマニアみたいだな〜と(そんなつもりは全然ない)。
自分の部屋に始めて入った人間は必ず、あきれるか、凄いと言ますね。友人いわく、「ビデオは見れたらいい。VHSで十分」・・・ほとんどの人はそうかも。
毎年ビデオ買って来たので随分増えてしまいました。
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D-VHS |
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D-VHS |
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S-VHS |
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S-VHS |
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D-VHS |
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D-VHS |
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S-VHS |
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S-VHS |
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S-VHS |
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S-VHS |
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D-VHS |
2003年発売 (2003年7月購入) |
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購入動機とか |
コレを買った最大の理由は楽する為です。 DRX100とDR20000は録画予約の為にずーっとテープ入れたままになってて、見たくなった番組を再生するのにそのテープを出して、見終わったら入れて・・・という作業や、HDやAAC音声をわざわざBSDチューナー経由でデコードさせるのがいちいち面倒だなぁと。また、EP-V100とMS9と・・・DR20000のトリオでの組み合わせは仲が悪い(たぶんDR20000が原因)おかげで移動やコピー、D予約録画の時にiLINK抜き差しして調整するのが非常に面倒だなぁと。 (しかし、結局はDHX1でBSDものをiLINK録画すると微妙な不具合があるのでDR20000使ってたり・・・ううむむぅ) |
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HDデコーダー |
単体でHDやAACを再生出きるのというのは、iLINK付きデジタルハイビジョン対応TVを持ってない自分にとって、この楽ちんさは想像以上。お手軽さが良い。 そこで、デコーダーの性能なんですが、LS3再生時にかかるモーションアクティブNRの威力ははっきりと体感できます。他のD-VHSデッキの再生画質とはかなり差があります。モヤモヤ感激減、絵はビシっと安定。 LS3とカタログに書いてますが、HSでもSTDでもてランダムノイズが少なくなってるのがわかりますね。 MPEG-2TS再生画質は全D-VHS、デジタルチューナー中最高です。今のところは。 と、ダウンコンバートした画質もBSDチューナーに比べれば良いですね。違いがわかります。100と97程度の差ですが。そうそう、これ、ダウンコンバートは可能でもアップコンバートは出来ないみたいです。その点はBSDチューナーに劣ります。 |
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エンコーダー |
さすがビクターといったところ。シーンチェンジ検出するのでSTD以上ならブロックノイズが出るほどの破綻はまず無いです。720×480なのでエッジもビシっと決まってて解像感も良し。文句なし!と、言いたいところなんですが、色がやや厳しいです。これはエンコーダー以前の問題でデッキに入力した時点で色がぼやけ気味でズレ気味になってます。GCT-3000を外部入力して生で放送見ていてもスカパーの番組見てるような気分にさせてくれます。生とD録画して再生してるのを比較しても差はわからないのですが、なんだか騙されてる感じがするなぁ。映像の自然さという点ではDRX100に負けますね。DHX1は厚化粧です。 チューナーの性能を考えないでSTD以上のエンコード性能(iLINKキャプチャしたMPEG-2TS)を比較してみると、 解像感 DR20000 (100) > DR10000(93) = DHX1 (93) >> DRX100 (87) 色合い DR20000 (100) > DRX100 (95) >> DHX1 (90)
>>>>> DR10000 (65) 安定感 DHX1 (100) > DR10000 (97) >>> DRX100 (85)
>>>> DR20000 (65) というわけで総合力はDHX1がTOPです。DR10000で不満だった色と色ズレ、DR20000で不満だった安定感とブロックノイズ、DRX100で不満だった解像感とブロックノイズ、その不満がほぼ払拭されました。LS2が無いのは不満ですけど・・・。 あくまでこの中で比較するとDR20000の解像感、エッジの切れ、色合いは抜群です。これは量子化行列の差もあると思います。DR10000の内蔵アナログBSのD録画解像感はDHX1のあらゆるアナログ系D録画の解像感を上回ってます。内蔵と外部入力ではどうしても差が出ますね。高級なS端子ケーブルなら差は出ないのかな。どうでもいいですが。 HSモードは映像15Mbps、さらにLPCM付き。合計17Mbpsくらい使ってます。DRX100と比較すれば、無駄が無いですね。 とは言え、基本的にD-VHSデッキのD録再はどのデッキでもTVで見るならたいして差はありません。普通の人は全く気にしないでしょう。この中で違うっていうのはDR10000かな。色が薄いのが良くわかります。自分は動きとか音ズレとか基本的な事を除けば、色が1番見た目に影響を与えると思ってるのでブロックノイズやらエッジの揺れとかで問題ある日立のよりもDR10000の方が辛いです。あくまで他のD-VHSデッキと比べれば、の範囲でですが。 |
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iLINK |
とにかく、映像が出てればiLINKからリアルタイムでMPEG-2TSが出力されます。他のD-VHSデッキで再生してiLINK経由でこの機でデコードさせてる場合はさすがに無理ですが。 DRX100みたいにメニューまでエンコードされて送られませんね。 これ、エンコードしてiLINK出力する際のモード指定の方法なんですが、面倒です。何故か基本はS-VHS機なんですよね。DHX1。Dテープ入れたときDモードになります。ただしくは、Dテープを入れるか、なにかしらのテープを入れてフロントパネルのD-VHSボタンを押せばいいのですが。 で、とにかく、そうやってテープを入れてDモードにしないと、HS、STD、LS3、LS5のモードが選択できません。Dモードにした後リモコンの録画スピードボタンで設定します。そうする事によって望みのモードでエンコードしたMPEG-2TSが流れます。S標準や3倍で録画したS-VHSテープをDHX1本体で再生してエンコードする場合もD-VHSボタン押してモード選択する事になります。ちゃんと切り替わります。BSDチューナーとLINKさせてDHX1のエンコードモードを切り替えると画質がかわるのがわかります。どうでもいいですが、そのアナログ録画テープを早送りしたら早送り映像が滑らかにエンコードされます。当たり前といえば当たり前かもしれませんが、D-VHSのDモードを早送りしたら基本的にサーチのパラパラ画像か、サーチそのものが出ないのが当たり前なので妙で不思議な感覚が味わえます。 PCからの書き戻しに関しては192モードならまともですが、188だとCrが抜けたような画像になります。ようするに色が変です。Ps2TsRでTMPGEncのVBR6000でエンコードしたのも188だと再生可能ですがCrが抜けた画像なのが残念。画質自体はDV-535で再生させた映像とは比較にならない綺麗さなので惜しいです。DVD用のMPEG-2のTV出力画質の色チェックに使いたいのでまともにならいか研究中。 iLINKを録画予約指定できるようになったので使いやすくなりましたね。とはいえサーチ入り切りが出来ないし、LS2が無いのでDRX100、DR20000にはストリーム録画機としての能力は大幅に劣ります。で、iLINKの録画予約なんですが、DR20000、DRX100みたいな送り出し機種を固定するような設定がありません。何台もiLINKで繋がってる場合、録画予約の前に、目的の機種にiLINKを合わせておく必要があります。例えばMS9がiLINK3に繋がってたらタイマーを入れる前にiLINK3にチャンネルをあらかじめ合わせてからタイマー入れます。これでMS9からの映像をiLINK録画出来ます。が、録画モードがオート固定。LS3で足りるチャンネルでもSTDになります。あんまり意味が無いです。 DV入力可ですが、その辺の機器を持ってないのでどの程度の品質かはさっぱりです。 あと、気になるのは、EP-V100からDHX1にコピーしたものをTT-D2000でデコードさせると色が変色してちらちらしてマトモに見れません。たまにAAC音声が読み込まれず音声なしになったときは映像はまともになりますが、音声が出てないので話になりません。EP-V100→DR20000とかDRX100とかのだと何の問題もないから、DHX1の問題だと思うのですが、それをEP-V100やDHX1自体でデコードさせるとなんの問題もないのが問題なんですよね・・・。不具合とは言い切れずに仕様なのかもしれないから。TT-D2000は他社製品だし。ううむ・・・。 それとEP-V100のHDDで録画した110°CSものを移動したのを再生すると、開始から10秒くらいのポイントでかならず一瞬フリーズします。例外なくそうなります。DRX100で再生してデコードさせるとそういう事は起こらないのですが、DR10000でもそうなるからビクターの仕様なのかな・・・。 |
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MPEG-2TS |
シーンチェンジの検出をします |
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HS |
解像度 |
720×480 |
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量子化行列 |
TMPGEncでいうデフォルト |
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基本GOP |
IBBPBBPBBPBBPBB |
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ビットレート |
m2v |
15Mbps |
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mpa |
384kbps |
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LPCM |
1.6Mbps |
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STD |
解像度 |
720×480 |
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量子化行列 |
TMPGEncでいうデフォルト |
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基本GOP |
IBBPBBPBBPBBPBB |
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ビットレート |
m2v |
11.526Mbps |
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mpa |
384kbps |
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LPCM |
ビットレート |
m2v |
9.55Mbps |
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mpa |
384kbps |
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LPCM |
1.6Mbps |
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LS3 |
解像度 |
544×480 |
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量子化行列 |
TMPGEncでいうデフォルト |
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基本GOP |
IBBPBBPBBPBBPBB |
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ビットレート |
m2v |
3.558Mbps |
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mpa |
256kbps |
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LS5 |
解像度 |
352×480 |
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量子化行列 |
TMPGEncでいうデフォルト |
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基本GOP |
IBBPBBPBBPBBPBB |
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ビットレート |
m2v |
1.942Mbps |
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mpa |
256kbps |
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HSはもとからLPCM入り固定。LS3は十分実用範囲。LS5はそのままSVCD、DVDに出来ますね。しかし、SVCD以下のビットレートなので画質は良くありません。 |
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音質 |
DRX100とは抜けが違いますが、こっちのほうが癖は少ないのだと思います。 S/PDIF出力がついてるのでそれと聞き比べると、S/PDIFの音質(他でアナログ出力)すればそこそこ良いです。(まぁ、そこはアンプの性能ですけど)S/PDIF。これで救われてる感じです。サウンドカードのA/D性能関係なしに録音可能っていうのも良いですね。DHX1のA/D性能は関係ありますが。ちなみにS-VHS、VHS再生時も出力されます。 そうそう、S/PDIFの設定ですが、2CH PCM、AAC・PCM のほかに、ストリームとかいうのがあります。将来、その他の方式の音声を出力します。とかありますが、AC3とかもこれなら出力できるのかな? |
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Y./C分離 |
クロスカラーが少ないです。VXG100よりもう一歩クロスカラーを減らしたような感じかな。ただし、ドット妨害がかなり出ます。 動画よりで静止画から動画への移行は違和感無く・・・といきたいところですが、VXG100よりは若干背景つぶれ気味。でもこれはY/C分離以前の気がしますが。静止画ではDRX100やDR20000のY/C分離のほうが優秀ですね。 DRX100やDR20000で出るドット妨害色残像、V900Lで出る色前像、というのは無いです。基本的には優秀だと思います。 |
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S-VHS再生 |
これはかなり良いです。VX8以上、VXG100とほぼ同等、もしくは上。ちょっと驚きました。 VXG100だとトラッキングがあわなくて満足に再生できないテープでも再生してくれるのがオドロキ。3倍でもちゃんと再生してくれます。発色はあっさり系かな。 今までD-VHSデッキでのS-VHS再生なんておまけと思ってましたが、侮れません。綺麗です。いろいろ再生モードがあって、スタンダード、ダビング、ソフト、シャープ、アニメというのがあります。アニメモードだとNRが強すぎで細かい所が潰れまくりです。まぁ、それはいいとして、ダビングモード。これ、VXG100のダビングモード超えてます。昔VX8やVXG100で撮ったアナログBSのテープを見てみましたが、VXG100だと僅かにジッターが目立つのに、これは画がびしっと安定してます。音声もS/PDIF出力できるのでそれで聞いてみましたが、アナログ出力よりも、より原音に忠実だと思いました。それにしても(他のデッキで録画した)アナログBSの音声はほんといいですね。標準3倍関係ないです。 レンタルテープも綺麗に見れるんじゃないかな。これだけの再生性能なら。たぶん。 自分はレンタルビデオって見ない人なので(興味が無い)そのあたりのトラッキングがどうとかは全然わかりません。 S-VHS再生時、iLINKからMPEG-2TSが出力されます。S-VHS、VHS再生画質とエンコード能力が高いので過去のテープのデジタル化という面で非常に使えます。・・・iLINK付きD-VHSデッキもう一台かPCへキャプチャ出来る環境があれば、ですが。 これをコンポジット出力してDRX100でゴーストリダクションをかける、というのは無理ですね。無反応です。デジタル補正されて信号が総入れ替えされてるのでしょう。 |
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その他機能 |
トラッキングですが、DR10000より遥かにましですが、DRX100やDR20000より若干劣ります。 ナビゲーション(テープナビ)の扱いにくさは抜群です。何コレ? 番組予約は24可能です。DRX100みたいに次回録画予約が先頭にくるので見やすいですね。 リモコンはビクターの系統ですね。カタチはかわってても基本は一緒です。ただ、リモコンモードが4もあるのはビックリ。反応は鈍いです。トロイです。 メニューは味も素っ気もなかったDR10000と比べると次元が違います。カッコイイですね。が、日立に比べると何かとわかりにくいです。 メカの反応。停止状態から早送りして目的のポイントに止めようと思うのならば、STDでも表示8分くらい前に停止ボタン押さないと通り過ぎます。恐るべき反応の鈍さを誇ります。笑えます。 D3出力時はS端子やコンポジット端子から映像出力されません。ダウンコンバート含めてD1出力時は全ての出力端子から映像が出ます。という仕様なのでコンポーネントでD3・HD出力設定したのを忘れてると、いざHDソース再生時に(普段見てる)S端子からTV画像が何故出ない!?と、ちょっと混乱する事があります。もちろん、コンポーネントでTV見るとHD再生されてますけど。 |
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チューナー |
地上波チューナー ちまたでは評判悪いので全然期待してませんでしたけど、見てビックリ。綺麗じゃないですか。少なくともDRX100より『素』の画質は綺麗です。ノイジーじゃないし、安定してるし、色もしっかりしてるし、VXG100、VX8に匹敵すると思うけど。なんで評価低いの?(キャプチャしたらGCT-3000には及ぶべくも無いけど) 解像感はまったり風味です。 ゴーストリダクション機能は自分の環境ではTV大阪、サンテレビ以外の局は切った方がマシでした。ゴーストが少ないと上手く働いてくれないようです。微妙なゴーストしか出てないような環境だとダメダメ。縦線ゴーストが大発生してくれます。ううむ、上手く働いてくれたらなかなか綺麗に取れてくれるだけになんだか中途半端。VXG100と挙動が全く同じ。しかし、色合いの変化はVXG100と比べるとかなりマシです。いや、別次元です。わずかに緑ぽくなってますが、素の状態と比べても全く違和感がありません。 音質はビクター。VXG100と同レベルじゃないかな。フラットな音質です。WEGAとかの音に慣れてると広がりの無さや抜けの悪さが気になりまくりです。ノイズは少ないです。GCT-3000と似たようなレベルです。あくまでノイズは、ですが。 これをコンポジット出力してDRX100でゴーストリダクションをかける、というのは無理です。無反応です。デジタル補正されて信号が総入れ替えされているのでしょう。ダイレクトコンポジットスルーでは無いです。 |
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雑記 |
BSDソースをチューナー介さずに見れるっていうのは想像以上に楽です。楽ですね。ホントに。 デコーダーの性能がとてもいいので、画質は綺麗です。DRX100に慣れてると色が薄く感じますが、DRX100が濃すぎるだけの話なのでコッチがまだ自然だと思います。DR20000でD録画したのをデコードさせると、解像感、色を合わせてホントに綺麗です。 LS2はDRX100とかDR20000で再生してiLINK経由でDHX1でデコード。なんか、チューナーみたいな使い方。面倒ですがそこまでするだけの価値はあると感じました。自分は。 せめてLS2再生できたらなぁ。ホント。何故にLS5? アナログ録画の再生画質も良いのがびっくり。 トラッキングもビクター機らしからぬ広さでびっくり。 |
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DHX1とDRX100 |
先にも後にも書いてますが、どのDデッキでもD自己録再の画質は素人目には差がわからないと思います。それを踏まえて、BSD、地上波をメインにD録画して、より高画質に拘るならDHX1。スカイパーフェクトTV 1をiLINKのサーチ入り切り、LS2駆使して録画したい、地上波ドラマ、アニメ等をLS2でテープ1本でコストパフォーマンス良くD録画したい、SテープへD録画するのに何も考えたくないとかならDRX100。 ようするにD-VHSデッキを欲しいと思うような人ならどっちもどっちで迷うって事です。両方使ってみても、どっちが優れてるかなんて言えません。MS9とか持ってるならDRX100ですが、持ってないなら甲乙つけがたし。DHX1はエンコーダーとデコーダーの能力は素晴らしいし、外部入力したときの映像の安定が抜群。光出力、単体でBSD再生可能、アナログテープの再生能力が過去の中上級デッキ並。一方、DRX100はコストパーフォーマンス激高のLS2搭載、設定項目、操作性、S使用の楽さ、それと外部チューナーはもちろん、昔録画したテープを他のデッキで再生させてL1コンポジット入力するとゴーストリダクションがかけられるという超必殺技。値段は同等。 BSDチューナーを持ってる状態で、この両機で代替出来ない機能は、DHX1の場合、LPCM(圧縮音声をデコードしたものではない生の)S/PDIF出力。(HDデコーダーはBSDチューナー経由で代替可能)。DRX100はLS2とiLINK録画での融通が利くのとL1ゴーストリダクション機能とAV用語集・・・。録画再生品質無視ならDRX100のほうが多機能です。まぁ、録画再生品質と機能面で迷う人がほとんどだと思うのでこの比較はあんまり意味ないですが。 何も無い状態で最初の一台目にどちらかを選ぶ。これは激しく迷います。迷いまくりです。 ただ、両方持っていてさらに欲しいのはどっち?と言えばDRX100ですね。 DHX1は一台あれば十分ですが、DRX100はそうではないです。 とまぁそれくらいLS2とサーチ入り切りの存在はおっきいのです。 |
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D-VHS |
1999年発売 (1999年12月購入) |
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購入動機とか |
コレを買った最大の理由はやはり画質です。 販売前に店頭デモやってましたが、D録画の再生画質が信じられないくらい綺麗で、一瞬で買う決心しましたね。しかし、STDでしか録画できないDT-DR3000しかまだ販売されてなくて、LS3で24時間録画可能がうたい文句だったDR10000が発売されるまで待ちました。そういえば、デモしてるときに、普通の中年おじさんっぽい人が店員に質問したりしてていろいろ熱心に聞いてましたねぇ。なんか、ビデオと中年おじさんが非常に不釣合いな気がして妙な気分でしたが、今思えば、あれが年季の入った正統なAVマニアなのかもしれません。関係ないですが、この機にはシャープのVC-DS1というOEM製品があります。始めて見たときティターンズカラーのガンダムMKUを思い出しました。SHARPと書いてますが黒いDR10000にしか見えません。バッタもん丸出しです。 |
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デコーダー |
色ズレが気になるかもしれません。でもこの色ズレというのが、デコーダーが原因なのか、エンコーダーが原因なのか、チューナーが原因なのか、入出力における経路でズレるのか、それともMPEG-2の4:2:0という色フォーマットが原因なのか、それ全部含めた総合的な原因なのか、どれなんでしょうね。うーん、程度の差はあれ、どのビデオデッキでも色ずれはあるのでDR10000だからズレてるって事もないと思いますけどね。 色は全体的に薄いです。薄いというよりもなんの色補完も入らない化粧無しの色なのかな。同じテープで他のチューナーやらD-VHSデッキと比べても、やっぱ薄いですね。 最初期の頃のD-VHSデッキなので今のと比べると全体的な性能は劣ると思います。 デジタル放送 SD放送なら110°CSやBSDのAAC音声のものでも一応画像は再生されます。BSDのSDは普通に動きますが、110°CSは、時々がくがくしますね。CS1は何の問題も無く普通に再生できます。 |
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エンコーダー |
この機のエンコーダーはシーンチェンジの検出をします。この為、動きの激しいシーンやシーンチェンジでの画質の安定感は抜群です。DRX100やDR20000の場合、HSモード(14.4Mbps)ですらブロックノイズが発生する場所でも(STDモードなら)発生しません。色が薄くなる、とかありますが、基本設計は非常に優秀なエンコーダーだと思います。ほんと、色がマトモだったら完璧なのに。と言ってますが、普通の人は全く気にしないレベルです。念のため。 色は薄くなりますね。彩度的なものじゃなくて、色が退色して薄くなってます。 LS3モードは他社に比べ、解像度を落として1画素あたりのビットレートを稼いでいます。よく、ビクターのLS3は画質がいいといわれてますが、これが要因でしょう。(買った当初は、STDに比べて線が太いなーとか思ってたりしましたけど。ただそれだけで特にブロックノイズが激しく目立つと言った事は無いのでLS3でも十分綺麗です。なので多用してました。解像度が低い、と思われますが、世間の評判では720×480の日立のLS3はブロックノイズが目立ちすぎて役にたたないといわれているので、開発陣の選択は正しかった、ということです。素晴らしいセンスと思います。 今でもアナログBSのLS3モード録画の画質と容量バランスはとてつもなく良いと思います。これでLS3か・・・と感心してしまいますね。 画像の安定度はDT-DR20000、DT-DRX100よりも抜群に良いです。録画ソースをキャプチャすると良く分かります。テロップが微動だにしません。 |
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iLINK |
HSモードが無いのでHD放送はiLINK録画出来ません。STD以下のビットレートだとiLINK録画可能。正しくは、どんなものでもiLINK録画可能ですが、モードの上限を超えた録画は、再生時に映像や音が飛びます。 スカイパーフェクトTV 1、BSDのSD放送はiLINK録画、再生はまともです。 110°CSはiLINK録画は可能ですが、この機で再生して110°CS対応チューナーに渡してのデコードは不完全です。映像と音が飛び飛びになります。しかし、この機でiLINK録画したものをDRX100で再生してiLINK経由で110°CS対応チューナー渡しは正常です。DR20000は110°CS全然ダメなのでiLINK録画可能なだけマシです。 チューナー及び全入力系統、D-VHS再生においてリアルタイムMPEG2iLINK出力可能。メディアコンバーターとして使用できます。ただし、S-VHSやVHSをこの機で再生した時はエンコードされません。それと、DV→iLINK入力→リアルタイムMPEG-2iLINK出力は不明です。 自分の持ってるDR10000は初期のものなのでサーチデータのON OFF可能です。後期のものはこの項目が削除されてるそうな。そういえばDHX1もON
OFF出来ませんし。 iLINKを時間指定予約時に選択できません。 |
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MPEG-2TS |
シーンチェンジの検出をします |
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LS3 |
解像度 |
704×480 |
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量子化行列 |
TMPGEncでいうデフォルト |
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基本GOP |
IBBPBBPBBPBBPBB |
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ビットレート |
m2v |
12Mbps 以下 |
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mpa |
384kbps |
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LS5 |
解像度 |
544×480 |
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量子化行列 |
TMPGEncでいうデフォルト |
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基本GOP |
IBBPBBPBBPBBPBB |
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ビットレート |
m2v |
3.8Mbps 以下 |
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mpa |
192kbps |
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STDは色が薄いけど画質的に問題なし。LS3も十分使えます。ILINKキャプチャしたMPEG-2TSデータは全部15Mbpsと出ます。 |
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音質 |
とくにこれといって書くことはないですね。mpa音声の音質はソコソコです。必要十分な音質だと思います。一般には。 少なくともBSDのAAC音声と内蔵アナログBSのmpa音声のデコード音質を聞き比べたら、後者のほうが圧倒的に音質いいです。 |
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Y./C分離 |
たぶん、VXG100と同じものだと思います。動画より、ドット妨害、クロスカラー、半々という感じ。ドット妨害のあみあみが残像になって残るような事は無いです。 |
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S-VHS再生 |
うーん、VXG100より劣りますね。VX8と同レベルかな。そこそこでしょう。 S-VHSやVHS再生中の映像はエンコードされてないですね。 S録画の性能はマトモです。悪くはないです。が、そもそも使うことが無いです。 |
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その他機能 |
DVコンバーター付いてるのでiLINKからDV→MPEG-2TS変換できます。が、DV機器持ってないので品質はわかりません。 ナビゲーション付いてますが、あまりの使いにくさに使った事はありません。何コレ? それにしてもEP-V100と連携したナビシステムが使えないのはなんか納得できません。いや、EP-V100は松下のOEMってわかってるのですが、説明書にはビクターのD-VHS推奨しておきながらコレがつかえないとはどういう事?あっても使う事はないですが。DHX1でも連携できません。 番組予約数は8とかなり少ないです。 見た目が豪華です。ただし、前面ドアをあけてがっかり、触ったらハリボテです。 そうそう、ファンは付いてないので動作は静かです。 |
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チューナー |
地上波チューナー 基本的な画質はVXG100よりもVX8と似てます。絵の安定感に関しては問題ないですが、解像感はVXG100と比べると物足りないですね。ややのっぺりとした雰囲気です。それでもDR20000よりは上ですけど。局によっては右方向に色ズレ滲みが発生します。でもWEGAでもGCT-3000でも起こるのでCATV局でUHF→VHF変換されてるのが問題なのかもしれません。 素の色合いは白っぽく、あっさりしてます。全体的に色の薄さを感じざるを得ません。彩度はやや高め。彩度が高いのと色情報が豊かなのは別問題です。色相に関してはバランス良好、ど真ん中。理想的です。 音質に関してはVXG100と同じレベルです。VXG100のサーというヒスノイズとは違いチャンネルによりますがジュルジュルノイズがのります。どうせmpa圧縮されてしまうのでこのデッキで音質を気にしても仕方ないのかもしれませんが。なんにせよビクターのデッキ全般の音質は熱く語れるようなものではないです。 アナログBSチュナー 基本的に優秀だと思います。解像感、安定度、音質、ともに良いと思います。ただ、DR10000的に明るめで若干白っぽいです。音質はVXG100と全く同じに聞えます。判別できません。 |
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雑記 |
地上波チューナー・・・GRTなし・・・は、まだいいのですが、半年〜1年の周期で白飛びしてしまいます。これはたまりません。ある日突然とびます。しかし、解決策はあります。この場合、コンセントを抜いて半日ほど寝かせてみて下さい。すると何故か白とびしなくなります。マジです。この症状で故障か?!と思ったなら、ビクターに修理に出す前に是非お試しください。 電源部が不安定なのか、静電気がたまっておかしくなるのかわかりませんが、4ヶ月に1回ほどコンセントを抜いてリフレッシュすることをオススメします。思うにビデオナビゲーターがおかしくなったら白とび警報発令です。 録画モードはLS3の画質が良く、動きのあるところでもブロックノイズがあまり目立たないです。また、総じてジッターがほとんど目立たない非常に安定した画像を吐き出してくれるので、色が薄くなるのと、再生時に色がズレるのと、音が軽いのと、地上波チューナーの輝度が半年〜1年周期で上がるのと、映像入力端子から入力した映像の輝度が上がるのと、再生時にたまに音がズレて再生されるのと、再生途中でフリーズするのと、録画時に音声が何故か録音されないことがあるのと、録画途中でぷっつりと映像と音が消えてなくなっている時がある、という事がなくなれば完璧です。・・・問題ありすぎ・・・。 しかし、画像の安定度はDT-DR20000、DT-DRX100よりも抜群に良いです。録画ソースをキャプチャすると良く分かります。テロップが微動だにしません。 とかなんとか色々問題はあるけど、『画質』はS-VHSの究極機でも及ばないでしょう。 |
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S-VHS |
1998年発売 (1999年5月購入) |
購入動機とか |
コレは発表されてから結構時間が経っててVXG200発表間際に買いました。VX8買った時のVXG1のデザインに憧れてたこともあったし、値段も型落ち間際で結構安くなってたので購入。 |
S-VHS録画再生 |
とにかく静電ノイズが再生時に発生することがあるのが困りもの。まあ、テープにもよりますが。ビクター製の180分テープは何故かいままで一度も発生したことがありません。あとは、どれでも出る可能性があります。また、トラッキングが自機で録画した物以外、ほとんど合わないのが痛い。標準は80%合いますが3倍モードはほぼ絶望的、ほとんど合わないと言ってよいです。昔のテープを綺麗に再生できる・・・という宣伝文句は詐欺に近いような・・・。トラッキングが合わないことには、綺麗もなにも、まともに再生できないのだから。 と、諦めるには惜しい再生能力。合わなかったら、とりあえず電源を切り、テープを出し、寝かせます。どういうIC制御か理屈かわかりませんが、突如として普通に再生できるようになる事があります。この機を逃さず、観賞開始。ただし、巻き戻したり、早送りしたりすると機嫌が悪くなります。再生中は操作厳禁。大変デリケートです。 ちなみにこの機の3DNR、TBCは(色は薄くなりますが)強力です。HR-VX8より格段に進歩しています。ただし、録画性能はVX8のほうが上と思います。録再総合した画質はVXG100が上ですが トラッキングさえ会えば、持っているデッキの中では最高の再生性能です(D録画除く)。標準も綺麗ですが、なにより3倍モードの再生能力が非常に素晴らしい。他のデッキで普通に再生するより、苦労してでもこの機で見ます。三菱機で標準を再生した物より、この機で3倍を再生した方が綺麗に見える程なので。 ダビングモードで再生すればTBC入り、3DNR切りで再生出来ます。このモードで再生するとDRX100でゴーストリダクションをかけれます。 |
音質 |
地上波チューナーの音質がいまいちなので悪く感じますが、デッキそのものの録音再生音質は普通じゃないでしょうか。アナログBSの録画ものを再生したら音質いいなと思いますし。 音質に関してはどこをもっていい音、悪い音、と判断するのかは個人個人で違います。音は奥が深すぎです。気温、湿度、反響、とかで音はかわるからなぁ。同じ楽器でも。今日はいい音だ、今日はダメダメだ、同じ部屋に置いてるのにその日その時間、自分の体調で音かわります。ピアノとか。まぁ・・・ドウデモイイですね。 |
Y./C分離 |
動画よりで、ドット妨害、クロスカラー、半々という感じ。ドット妨害のあみあみが残像になって残るような事は無いです。 |
その他機能 |
プロフェッショナルスローなどの特殊再生が可能です。自分は撮って見るだけなのでこの機能が必要と感じた事は無いですね。D-VHSデッキ使ってたら早送りでの滑らかな映像は新鮮な感じがします。 |
チューナー |
地上波チューナー 画像の安定感そのものはDR20000と比べると86と93ぐらいの差で負けてますが、チューナーとしての基本的な画質は優秀と思います。DR20000、GCT-3000と比べても普通の人の感覚なら同じレベルに見えるでしょう。パッと見た目の解像感が優れてるので人によってはこちらのほうがいいと思うかも。ソフトなDR20000の画質を見てからコレを見ると、物凄くくっきりはっきり見えます。解像感重視の人にはもってこいではないかと。 人物の頬や土や芝、実写で画面全体が動くようなところでの細かな模様の再現力はDR20000以上です。まあ、このあたりの差はY/C分離の差だと思いますが。ほんとにVXG100のY/C分離って動くシーンでも背景が潰れませんね。 が、ゴーストリダクションチューナーとしてはDR20000やDRX100、GCT-3000に比べると相当劣りますね。びみょーなゴーストしか出てないチャンネルは消えるどころか、逆に縦線ゴーストが増えてしまいます。そういう場合は切ったほうがマシ。また、色相が黄色よりになりますね。ちなみにDRX100は赤より、DR20000は色相が変化するというか、明るくなります。GCT-3000も明るくなります。 GCT-3000と同じチップを使ってる前モデルのVXG1のほうがゴーストリダクションチューナーとしては、動作がこれと比べれば妙な癖が少ない分、まだ優秀だと思われます。 素の色合いは全体的に色相が右回り、そして若干緑成分が強いです。ややバランス悪いですね。それと、全体的に浅い色なのでキャプチャしたらやや薄く感じるかも。 音質はビクターらしい軽さです。フラットで高音や低音部に抜けや粘りがありません。VX8よりはマシかな。また、若干ヒスノイズが入るチャンネルがあります。全てのチャンネルで入るわけではないです。 アナログBSチューナー 画質、音質ともに文句ないレベルです。画質はY/Cの性能もあり、非常にバランスがよく、解像度、色、申し分ないでしょう。音質もS録画自己録再しても良いと思えるレベルにあります。 音質ではSAT-100GRXに劣りますが、画質は断然上ですね。 |
雑記 |
アナログBSチューナーの画質は良いですね。DT-DR20000のアナログBSチューナーを見たとき、解像感で負けてるかなと思いましたが、改めて比べて見るとこっちのほうが綺麗です。 S録画テープを再生させるならこのデッキ、と言いたいところですが、HM-DHX1の方が総合的に優れてます。静電ノイズとか無いし、トラッキングも合うし・・・。 |
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S-VHS |
1997年発売 (1997年12月購入) |
購入動機とか |
いろんなビデオのカタログ集めてどれにしようかと迷ってました。コレかVXG1、松下のNV-SB707(だったと思う)か、三菱のHV-BS830、V930が候補でしたが、実際に販売店で録画と再生の能力をためさせてもらった所、VXG1、VX8がどう見ても1番綺麗でした。しかし、VXG1とVX8では値段が倍近くも違っていたので予算的にVX8決めました。ゴーストリダクション、デザイン、音響コンデンサの有無で、15万と88000円ですからねぇ。しかし、今思えばVXG1にすればよかったと後悔してます。 |
S-VHS録画再生 |
のっぺりとした画質になってアニメ絵には向いてます。実写向きではないと言われますが、そんなことは無いと思います。肌が塗りつぶされる感はありますが、ノイズよりはマシ、と思う人なら。 標準や3倍の再生で静電ノイズが入る事があります。自分は録画時に入ってなければ、まぁいいやという感じで使ってました。そのうち再生に問題ないデッキでも買って見たらいいからと思ってましたから。今でも再生画質より録画の質のほうに拘るなぁ。 再生能力はVXG100に比べてやや劣ります。3DNRよりもTBCで劣りますね。画像の細かい揺れが少々目につきます。 録画性能は上。どう上かと言えば、色とか、ザラザラ感、安定感がVXG100より上です。 |
音質 |
なんの飾り気も無い音です。響きがいいとか、感じたことはないですね。ソースの音をそのまま録音再生する感じ。地上波チューナーの音質がスカスカなので結局はスカスカな音に聞こえるのですが。 |
Y./C分離 |
どうなんでしょ。これから直に生キャプチャした事ってほとんど無いのでよくわかりません。VXG100と比べてクロスカラーがやや多いかなと思う程度です。 |
その他機能 |
プロフェッショナルスロー、ノイズレスサーチなどの特殊再生が可能です。自分は撮って見るだけなのでこの機能が必要と感じた事は無いですね。D-VHSデッキ使ってたら早送りでの滑らかな映像は新鮮な感じがしますが。 D-VHSデッキと比べたら機能とか少ないし。ほとんど書くことが無いです。 |
チューナー |
地上波チューナー VXG100と基本は似たようなものですがやや甘め。うーん、VXG100のような色の薄みはないですね。まだ。音質はフラットな雰囲気です。高音や低音に抜けや粘りがありません。・・・軽いです。また、ヒスノイズが若干入りますね。 素の色合いは、これもやはり赤ぽいです。調べると、全体的にはフラットな特性ですが、Cr成分がCb成分より高いです。 アナログBSチューナー 画質、音質特に文句ないレベルです。音質は若干軽いですが、S録画ソースでも特に問題ないでしょう。 |
雑記 |
ビクターのデッキの反応は鈍いです。が、自分はこれの前に買ったデッキが三菱のHV-BS820で、そのあまりにガッチャン、ガッチャンと停止ボタンを押したときに一瞬で止まる動作がテープやメカに負担かかってそうで怖かったので、コレはやさしそうだなぁと感じました。当時は。 現在のところSで録画するような事はほとんど無いですが、録画するならこのデッキがいいですね。 これは、初期不良で交換しましたね。再生すると強制16:9に見えるような上下の黒帯がちらちら発生してました。ちなみに、販売店のデモ機でも出てましたが。1発交換してくれました。 |
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日立製作所
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D-VHS |
2002年発売 (2002年2月購入) |
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購入動機とか |
これはDR20000の項で熱く書いてますが、LS2+LPCM搭載機という事ですかさず購入しました。みんな買っていくので我慢できなかった、というのも理由です。LPCMモードのSTD録画で撮りたかったのですが、その役目はHM-DHX1に譲ってます。現在は、もっぱらMS9と連携したiLINK録画がメインとなってますね。 それにしてもD-VHSデッキが4台あるのでS-VHSデッキが録画用に稼動する事はほぼなくなりました。 巷ではアナログBSチューナーが搭載されていない事がかなりのネックになっているようでDR20000のほうが評価は高いです。個人的にはSAT-100GRXがあるので全く問題ないのですが・・・というか、コレ以前の全てのビデオデッキに付いているのでどうにでもなります。それにしてもBSチューナーの無いモデルを買ったのはコレが初めて。 |
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デコーダー |
デコーダーの再生時の色は濃くなります。 他のD-VHSと比較すると、DR10000はかなりあっさり風味、DR20000は輝度が高め、ソースに忠実な再生、DRX100は輝度を落として彩度高めな味付けの濃さです。DR10000でエンコードしたデーターをこれでデコードする(別にDRX100本体でテープを再生しなくとも、iLINK経由からでもとにかくこの機でデコードを行うという意味)と色が濃くなって大満足です。アナログ放送録画のデジタル再生に関しては現在ではHM-DHX1に劣ります。 うーん、これに慣れてしまうと、他のデッキの色は薄く感じてしまいますね。 HD、AACデコーダーはついてないので、BSDとか110°CSを再生するにはiLINK付きBSDチューナーやiLINK付きデジタルハイビジョンTVが必要です。 |
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エンコーダー |
MPEG-2エンコーダーの質がかなり向上しています。この機のTBCはフレーム方式、DR20000はライン方式。この差がエンコーダーでのMPEG-2の画質に影響を及ぼすそうです。とはいえジッターの出具合、画像の安定感はDR10000に及びません。 それにしても、LS2モードはコストパフォーマンス高いです。LS3とLS2のビットレート2Mbpsの差は大きいすぎです。良い! HSモードに関しては不満です。HM-DHX1と違ってLPCMモードにするとビットレートがSTD並に落ちます。テープの無駄な気がしてなりません。 ビクターのエンコーダーと違ってシーンチェンジの検出はしません。その為、シーンの変わり目でSTD以上であってもブロックノイズが目立つ事があります。 エンコード時に色相と色の濃さ(彩度)を変えれますが、変えないほうがいいと思いますね。自分が調べた結果ではノーマルの状態が1番バランスいいです。あえて変えるなら外部入力でコンポジット入力の場合、色の濃さを-2かな。これはカラーバーの出力を録画して、MPEG-2TSキャプチャした時のデーターをソースと比較しての事です。 と、静止画が続く場面になると、GOPがIPPPPPとかになるみたいです。脈動を抑えるためかな? |
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iLINK |
とにかく、映像が出てればiLINKからリアルタイムでMPEG-2TSが出力されます。もっともS-VHS再生の能力が低いので、このデッキ自信で再生、エンコードより、他の再生の良いデッキで再生→外部入力でエンコードしたほうが画質は断然良いです。と、他のD-VHSデッキで再生してiLINK経由でこの機でデコードさせてる場合はさすがに無理です。 エンコードモードはリモコン等でD-VHSモードにし、録画モードを選べばそのモードになります。 メニューまでエンコードして他の機器に送られてくるのが面白いです。 D(iLINK)接続を時間指定予約できます。サーチ入り切りも設定可能ですし、MS9とかのデジタルCSチューナーを使うのならば、DR20000を除けばこの使い勝手の良さを知ると、他のデッキは使いにくくてしかたありません。というか、使えません。 iLINK録画時に強制モード固定できます。これがあれば、編集時、LS2のないD-VHSへLS2再生→STDで一旦録画し、それをまたLS2で再録画する事が出来ます。DR20000だとLS2→STDの場合、STD(LS2)→STD又はHSしか出来ませんでした。ビクターのHM-DR1が活用できるかも。 ストリーム録画機としては今の所最高のデッキですね。融通が効くという点で。 |
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MPEG-2TS |
シーンチェンジの検出はしません |
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HS |
解像度 |
704×480 |
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量子化行列 |
TMPGEncでいうデフォルト |
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基本GOP |
IBBPBBPBBPBBPBB |
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ビットレート |
m2v |
13.7Mbps |
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mpa |
384kbps |
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|
LPCM |
ビットレート |
m2v |
11.8Mbps |
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mpa |
384kbps |
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LPCM |
1.6Mbps |
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STD |
解像度 |
704×480 |
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量子化行列 |
TMPGEncでいうデフォルト |
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基本GOP |
IBBPBBPBBPBBPBB |
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ビットレート |
m2v |
11.3Mbps |
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mpa |
384kbps |
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LPCM |
ビットレート |
m2v |
9.4Mbps |
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mpa |
384kbps |
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LPCM |
1.6Mbps |
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LS2 |
解像度 |
704×480 |
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量子化行列 |
TMPGEncでいうデフォルト |
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基本GOP |
IBBPBBPBBPBBPBB |
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ビットレート |
m2v |
5.3Mbps |
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mpa |
384kbps |
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|
LPCM |
ビットレート |
m2v |
3.7Mbps |
||||
mpa |
384kbps |
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LPCM |
1.6Mbps |
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LS3 |
解像度 |
704×480 |
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量子化行列 |
TMPGEncでいうデフォルト |
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基本GOP |
IBBPBBPBBPBBPBB |
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ビットレート |
m2v |
3.6Mbps |
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mpa |
256kbps |
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HSとLS3はイマイチ。STDは普通。LS2がコストパフォーマンス激高。 |
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音質 |
S録画やD録画を再生する時の音質的は問題ありません。中低音が伸び、広がりのある厚い音を出してくれます。が、やや加工臭い音に感じますね。 他のD-VHSデッキで録画した物を再生すると高音が割れることがあるのが弱点かな。う〜ん、バグ? |
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Y./C分離 |
Y/C分離の性能は静止画よりです。静止画では完璧なY/C分離を誇り、ドット妨害もクロスカラーも全く目立ちません。ただ、動くとテロップ部や線の細い場所、等でドット妨害やクロスカラーがざわざわっと出ます。で、よく見ると静から動への移行、特に静止状態から画面全体がゆっくり動き出す瞬間に背景が一気に潰れます。実写で土や人肌が映ってるトコロが非常に判りやすいです。VXG100のY/C分離だとそういうことはありません。やっぱ、総合的にみるとドット妨害やクロスカラー、静止画から動画への移行、このあたりの画像のバランスはVXG100とかDR10000の方が優れてるなぁ。もちろんV900Lも。動画よりのY/C分離の方がTVで見る目的なら優れてると思いますねぇ。 |
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S-VHS再生 |
おまけですね。見るに耐えないという事はありませんが。TBCの効きが甘く、ジッターが抑えきれないので常時ゆらゆらしてます。 |
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その他機能 |
ユーザーインターフェースがDR20000と比べても格段に進歩しています。グラフィカルで非常に見やすく、設定できることが細かくなっていて、さらに解りやすいと満点な出来。なんだかしらないけれどビデオ関連用語集まで付いてます。 テープナビが使いやすいですね。ビクターと違って見やすいですし、わかりやすいです。さすが本家本元。ただ、ビデオテープの情報を呼び出してとかじゃなく、本体のメモリーに記憶しているので容量が有限です。なにかしらのRAMカードで保存できたらいいのに。 この機のコンポーネント出力はアナログのままでも出力されます。DR20000では全てMPEG-2デコーダーを通した画像になってしまっていたので、これは非常に嬉しいです。ReelTimeのコンポーネント入力でアナログ生キャプチャが出来ます。うーんでもそれほど品質は高くないかも。S端子と同レベル・・・な気がする。 外部入力の場合、S端子よりもコンポジットのほうが、色が濃くというか、暗めになります。明らかに差があります。少しでも白飛びを防ぎたいならコンポジットで接続したほうが良いと思われます。で、何故か、L2入力は音質が落ちます。音質に気を使うならL1かL3を使うべきかと。 ゴーストリダクション録画を入りにしていても、輝度がよく変化して画面が明滅します。DR20000ではそんなこと(あまり)ないのでかなり気になります。『ゴーストリダクション録画切り』で『ゴーストリダクション入り』のほうがマシな気もしますが気のせいかもしれません。 この機のコンポジット出力はすべて一度デジタル処理されて出力されます。DR20000も同様です。サービスマンにそうではないかと質問した所、『そうです』と言ってたので間違いないです。 |
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必殺技 |
L1コンポジット入力に対してゴーストリダクションをかけれます。が、画面が虹色になり全然役に立ちません。不具合なのかな?・・・と思っていましたが、いろいろ実験した結果、DRX100のゴーストリダクションの動作には条件があります。 DRX100のL1コンポジット入力ゴーストリダクション機能の動作条件 @他のデッキ等のチューナーからの生の映像 第一条件として放送局がGCR信号付きで放送していること。大前提です。 送り出し側のチューナーの出力がダイレクトコンポジットスルーであること。 送り出し側のチューナーにゴーストリダクション機能があるならそれを無効にすること。有効にしていると誤動作します。 送り出し側の3DY/C分離回路を通さないこと。通った信号は誤動作します。例えばV900Lはコンポジット出力であっても誤動作します。そのデッキの3DY/Cを切ると正常動作する『かも』しれません。 送り出し側の3DNR回路を通さないこと。通ると誤動作します。『切り』にすると正常になる『かも』 AVHSやS-VHS録画したものを他のデッキで再生して入力する場合 第一条件として放送局がGCR信号付きで放送していること。大前提です。 GCR信号を正しく記録することのできるデッキで録画されたものであること。3倍、標準は関係無し。GCR信号を記録しないデッキだと無理。DVやD-VHSデッキでデジタル録画された物は無理と思われます。少なくともうちのD-VHSは無理です。 送り出し側のTBCを入りにすること。残念ながら送り出しデッキ側にTBCがないと無理なようです。 送り出し側の3DNRが無効であること。3DNRとTBCが同時にON OFFするデッキでは無理なようです。ちなみにビクターのデッキは3DY/C&3DNR
ONの状態で『ダビング』モードにするとTBC ONで3DNR OFFになります。 三菱のS-VHSデッキで録画したものはGCR信号を3倍、標準両方とも正しく記録しているようで、かなりの確立で正常にゴーストリダクションがかかります。が、ビクターは駄目かも?とくに3倍。シャープのVHSデッキで録画したものは、GCR信号をあいまいに記録しているみたいで、かかったり、かからなくなったりします。DR20000とDRX100で同じ場所で動作したり、誤動作したりするので完全なGCR信号を録画して無さそうです。大昔の三菱のVHSデッキの録画物(本放送時のナディア)はDR20000では消そうと努力してますが、消えません。DRX100は完全に誤動作します。 録画ソースは実際にやってみないとよくわかりません。かかればラッキー程度で過度の期待はやめましょう。 それにしても、再生デッキの3DNRを無効にした映像にゴーストリダクションをかけた映像、それに価値があるのかどうかは、デッキの真の録画再生能力にかかわりますね。今のコストダウンされたデッキの化粧なしの素の映像だとかなり厳しいのではないでしょうか。3倍モードだとさらに悲しいことになるでしょう・・・。ちなみに録画ソースに対してのゴーストの取れ方自体は非常に優秀です。DR20000より完璧に上です。でも、DR20000は3DNRがかかっていても正常にゴーストリダクションがかかりますが。 |
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チューナー |
地上波チューナー 基本的に輝度低めでコントラスト高め。一見濃く見えます。が、音楽番組でライトがピカピカ光ってるようなシーンだと白とびします。DR10000と比べると良くわかります。完全に白とびしてます。普段は全く気になりませんが、番組によってはかなり厳しいです。サービスセンターに電話して対処してもらいましょう。(シリアルが203以前の場合)基盤交換です。これで目に余る白とびは改善されます。 解像感は輪郭強調されてるので高く見えますが実際はそれ程高くありません。自分は動画をコレのチューナーから生キャプチャして作成しましたが、解像感が高いのか低いのかわからないと言われました。全くもって的を得た表現だと思いました。 ゴーストリダクションとしては最新型だけに非常に綺麗に取れます。でも、ゴーストリダクションチップの癖なのか色が滲みます・・・という、感想を良く聞きます。 上の解像度が低いという評価や滲みについて。 これってたぶん、DRX100の入力特性で解像度が704×480になるわけですが、720×480の両端8ピクセルずつを削るだけでは無く、若干リサイズが入ってるからではないかと思います。704×480でも両端にいくらか黒帯び入ってますし。 ゴーストリダクション機能を有効にしていると明るいシーンから暗いシーンにかわったりすると、突然輝度が変わり明滅するという現象が頻発します。・・・これは気になります。静止画シーンで突然明るくなったり暗くなったりするので目立ちますね。それと色相が極微小に右に回ってピンクぽくなります。 音質的には、DR20000より半回り音質を厚くしたような感じ。なんとなくトランス電源の雰囲気を作りたい!ような味付けです。が、比べると全然軽いです。V900Lと雰囲気は似てますね。が、そんな事よりもサーっというヒスノイズが常時入るのでヘッドホンで聞くと聞き苦しい事この上なし。DR20000よりマシとは思いますが。 素のチューナーの画質・・・色合いのバランスは赤よりでも緑よりでもないフラットな特性で、色の基準として信じれるレベルと思います(ゴーストリダクションOFF時。念のため)。コレは良いです。が、持ってるチューナーの中で見比べるとかなり見た目が悪いです。ノイジーです。(WEGAよりましですが)。これで現行デッキ最高クラスのチューナーって・・・。 |
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雑記 |
性能的にはDR20000とDR10000を持っていなければ大満足だったでしょう。細かい所で負けている所が少しずつあります。チューナーとしてはDR20000の方が上かなぁ。DRX100のチューナーは画像の安定感にやや欠けます。とは言え、最高クラスのGRTである事には変わりなく、GRTとしての効きはDR20000以上です。なんですが、やはりどう考えてもDR20000のチューナーのほうが総合的に見て上です。先にも書いた輝度変化による明滅とノイジーさが大弱点。 DHX1と比較したら値段面と機能で甲乙つけがたいですね。ほんっとに甲乙つけがたいです。ただ、DRX100は一台買うと2台欲しくなります。 |
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有名な不具合 |
DRX100にはいろいろ不具合があります。 もっともまずいかもしれないのははテープ傷です。テープ下部がわかめ状に傷つきます。あと、映像の白飛び。日立のサービスセンターに連絡すると基盤交換とファームのバージョンアップで対応してくれれます。 自分のはシリアルが112の最も初期の物なのでサービスセンターに電話してバージョンUPしてもらいました。 白とび 110°CS対応 テープの傷対策 白とびは白っぽくなる現象、110°CS対応はその名の通り、テープ傷対策は、360分以上のテープを使うとあるローディング状態の時にテープが弛んでしまい、再生する時にそれが元でテープ下部に傷がついてしまうといった事。自分は360分テープが9割を占めてますが、とくにそういった事はありませんでしたが・・・。 110°CS対応におけるBSDのHDソースがキャプチャ不可能になるという不具合もこのテープ傷対策で修正された模様。コレでほぼ全ての不具合が修正された・・・事と思いたいです。が。書き戻しはともかく、キャプチャに関して、ファームのバージョンアップした後にブロードキャストの画面に入り、それを設定する、しないにかかわらず入り切りしてしまう(でもホントにそれが原因でそうなったのかは不明ですが)と、PCからデッキを指名してのキャプチャ、書き戻しが不可能になってしまいました。ブロードキャスト出力を有効にすると普通にキャプチャできますけど。何故こうなるのか。謎すぎます。 シリアルが209以降は上記の不具合が対策されてます。 |
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ファームUP話 |
自分のDRX100(シリアル112)がバージョンUPをしたお話し。 110°CS対応 白飛び対策(基盤交換) テープ傷対策 110°CS対応でBSDのNHK以外のHDソースがiLINKキャプチャできなくなるのが問題にされてましたが自分のは可能です。 BS-i、CapDVHS 0204で試しました。 どうやらテープ傷対策ファームで密かに対応されたみたいです。 110°CSのみ対応版だと強制終了してキャプチャ不可だった物が、テープ傷対策ファームを施したら強制終了する事なく HDソースがキャプチャ出来るようになった、との情報が入りました。 もちろん110°CS対応です。 これでどうやらだいたいの不具合解決ぽい。・・・新たな不具合が発生するかもしれませんが。 基本的に安心してファームの更新を申し込めますね。 ちなみにファームの番号は 020729 13 と表示されます。 ファームはリモコン『チャンネル▲▼』+本体『チャンネル▲』で液晶に表示されます。 |
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D-VHS |
2000年発売 (2001年12月購入) |
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購入動機とか |
ある日突然BSD放送というものが見たくなって買いました。最初、ビクターのHM-DH35000を買おうと思ってましたが、他にどんなハイビジョンD-VHSデッキがあるのかな・・・といろいろ調べているとこの項目が目に。『LS2』対応。これで大きく迷うハメになりました。前々からSTDではテープが嵩み、LS3では画質にやや不満があったので丁度7Mbpsあたりが欲しいと思ってた矢先のLS2!・・・ほんとに激しく悩みましたね。基本的にビクターが好きだし、BSDデコーダーやLPCM対応、アナログ5.1ch出力、S/PDIF出力と盛りだくさんの機能がついたHM-DH35000。ただ、LS2モードがついてるDR20000。くそーDR20000にLPCMが付いてたら全然迷わずにDR20000にするのに!と、あっちをふらふら、こっちをふらふら評判ききまくってました。決心したつもりでDR20000を買おう!と売り場にいってもDH35000のほうがなんとなくよさそうに見えて、駄目だ決められない、来週にしようと買わずに帰る。で次の週にはDH35000にしよう!と思って売り場に行くもDR20000が気になり買わずに帰る・・・というのを何回か繰り返しました。 LPCMかLS2かで最後まで迷いましたが、いつまでも悩んでいても仕方ないわけで、結局はLS2のあるDR20000を選択。GRTの評判がとても良いことやIリンクを録画予約指定できるということも決め手に。が、買った次の週にDRX100が発表された時には超後悔。なんだとーーーーー!とふざけるなー!と思わず叫んでしまいましたね・・・。でも今は地上波チューナーの画質がいいし、DRX100とは違ってゴーストリダクションが安定してるので買っててよかったと思ってます。とはいえ、ほとんどBSDのストリーム記録専門機となってますが・・・。 |
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デコーダー |
デコーダーの再生時の色はあっさりしてますが、DR10000と比較するとしっかりと色が出てます。 HD、AACデコーダーはついてないので、BSDとか110°CSを再生するにはiLINK付きBSDチューナーやiLINK付きデジタルハイビジョンTVが必要です。 |
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エンコーダー |
最大の特徴はLS2モードがあること。最大7Mbps(エンコードは5.7Mbps)で記録できるのでDVDに近い品質が得られます。また、mp2音声の再生音質が違います。低音が非常に良く伸び、重厚な感じ。(故意にブーストされた感じに聞こえますが)。 チューナーからMPEG-2エンコーダーへの回路の出来が今一なのか、自前でエンコードした画像にはジッターがやや目立ちます。特にBSDチューナーでデコードさせると良くわかりますね。ゆらゆらしてます。この弱点がある為にPCへキャプチャする時はHM-DR10000の方が良いです(全然良くないけど)。 LS3は全くダメ。ブロックノイズ目立ちすぎます。HM-DR10000のLS3に比べると話になりません。それにしてもLS2とLS3の画質差は激しいです。 ブロックノイズやモスキートノイズがシーンチェンジで出やすいという弱点はありますが、色と解像感は素晴らしいです。 |
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iLINK |
とにかく、映像が出てればiLINKからリアルタイムでMPEG-2TSが出力されます。もっともS-VHS再生の能力が低いので、このデッキ自信で再生、エンコードより、他の再生の良いデッキで再生→外部入力でエンコードしたほうが画質は断然良いです。と、他のD-VHSデッキで再生してiLINK経由でこの機でデコードさせてる場合はさすがに無理です。 エンコードモードはメニューで固定します。が、STDに設定しててもLS2で録画してるときはLS2のデータ-が流れます。 D(iLINK)接続を時間指定予約できます。サーチ入り切りも設定可能ですし、MS9とかのデジタルCSチューナーを使うのならば、DRX100を除けばこの使い勝手の良さを知ると、他のデッキは使いにくくてしかたありません。というか、使えません。 iLINK指定の予約録画の場合、たまに録画が終了せず、延々と録画しつづける事があります。ちょっと・・・いや、家電としてはかなり安定性にかけますね。ウイザードリィのシーフの罠識別並の安定度です。 |
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MPEG-2TS |
シーンチェンジの検出はしません |
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HS |
解像度 |
720×480 |
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量子化行列 |
TMPGEncでいうMPEG標準 |
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基本GOP |
IBBPBBPBBPBBPBB |
|||
ビットレート |
m2v mpa |
13.7Mbps 384kbps |
||
STD |
解像度 |
720×480 |
||
量子化行列 |
TMPGEncでいうMPEG標準 |
|||
基本GOP |
IBBPBBPBBPBBPBB |
|||
ビットレート |
m2v mpa |
11.3Mbps 384kbps |
||
LS2 |
解像度 |
720×480 |
||
量子化行列 |
TMPGEncでいうMPEG標準 |
|||
基本GOP |
IBBPBBPBBPBBPBB |
|||
ビットレート |
m2v |
5.4Mbps |
||
mpa |
384kbps |
|||
LS3 |
解像度 |
720×480 |
||
量子化行列 |
TMPGEncでいうMPEG標準 |
|||
基本GOP |
IBBPBBPBBPBBPBB |
|||
ビットレート |
m2v |
3.7Mbps |
||
mpa |
256kbps |
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|
LS3があまりにもイマイチ。STDは普通。LS2がコストパフォーマンス激高。 |
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音質 |
S録画やD録画を再生する時の音質的は問題ありません。中低音が伸び、広がりのある厚い音を出してくれます。が、やや加工臭い音に感じますね。 |
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Y./C分離 |
Y/C分離の性能は静止画よりです。静止画では完璧なY/C分離を誇り、ドット妨害もクロスカラーも全く目立ちません。ただ、動くとテロップ部や線の細い場所、等でドット妨害やクロスカラーがざわざわっと出ます。で、よく見ると静から動への移行、特に静止状態から画面全体がゆっくり動き出す瞬間に背景が一気に潰れます。実写で土や人肌が映ってるトコロが非常に判りやすいです。VXG100のY/C分離だとそういうことはありません。やっぱ、総合的にみるとドット妨害やクロスカラー、静止画から動画への移行、このあたりの画像のバランスはVXG100とかDR10000の方が優れてるなぁ。もちろんV900Lも。動画よりのY/C分離の方がTVで見る目的なら優れてると思いますね。 なお、DRX100と癖は同じと思いますが、解像感はこっちのほうが断然上です。DRX100は若干リサイズされてる雰囲気があって輪郭線がこれと比較するとぼやけ気味。生放送時でもその差はわかります。 |
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S-VHS再生 |
S-VHS録画テープを再生してもろくな結果になりません。TBCの効きが弱いのでジッター出まくり。・・・なんですが、この機でS録画した物をVXG100やDR10000で再生するとビックリするほど綺麗。普通のS-VHS機の自己録再に匹敵するくらいです。録画はいい(普通)けど再生が悪い(というか、普通)です。 |
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その他機能 |
設定できることがなかなか多いですね。テープナビが便利。これはD-VHSとは大変相性がいいです。なにせステレオのCMまですっ飛ばしてくれます。また、ユーザーインターフェースの出来は多分、どこのメーカーのより優れていると思います。 テープナビが使いやすいですね。ビクターと違って見やすいですし、わかりやすいです。さすが本家本元。ただ、ビデオテープの情報を呼び出してとかじゃなく、本体のメモリーに記憶しているので容量が有限です。なにかしらのRAMカードで保存できたらいいのに。 この機のコンポーネント出力は生で放送見てても強制的にMPEG-2をデコードした画像からになります。なんでそんな仕様なのかはしりませんが、納得できないですね。 この機のコンポジット出力はすべて一度デジタル処理されて出力されます。DRX100も同様です。サービスマンにそうではないかと質問した所、『そうです』と言ってたので間違いないです。 |
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必殺技 |
L1コンポジット入力に対してゴーストリダクションをかけれます。DRX100よりは融通が効きます。 DR2000のL1コンポジット入力ゴーストリダクション機能の動作条件 @他のデッキ等のチューナーからの生の映像 第一条件として放送局がGCR信号付きで放送していること。大前提です。 送り出し側のチューナーの出力がダイレクトコンポジットスルーであること。 送り出し側のチューナーにゴーストリダクション機能があるならそれを無効にすること。有効にしていると誤動作します。 送り出し側の3DY/C分離回路を通さないこと。通った信号は誤動作します。例えばV900Lはコンポジット出力であっても誤動作します。そのデッキの3DY/Cを切ると正常動作する『かも』しれません。 送り出し側の3DNR回路を通さないこと。通ると誤動作します。『切り』にすると正常になる『かも』 AVHSやS-VHS録画したものを他のデッキで再生して入力する場合 第一条件として放送局がGCR信号付きで放送していること。大前提です。 GCR信号を正しく記録することのできるデッキで録画されたものであること。3倍、標準は関係無し。GCR信号を記録しないデッキだと無理。DVやD-VHSデッキでデジタル録画された物は無理と思われます。少なくともうちのD-VHSは無理です。 送り出し側のTBCを入りにすること。残念ながら送り出しデッキ側にTBCがないと無理なようです。 送り出し側の3DNRは無効にしていたほうがいいと思います。3DNRありでも効く事は効きますが。 三菱のS-VHSデッキで録画したものはGCR信号を3倍、標準両方とも正しく記録しているようで、かなりの確立で正常にゴーストリダクションがかかります。が、ビクターは駄目かも?とくに3倍。シャープのVHSデッキで録画したものは、GCR信号をあいまいに記録しているみたいで、かかったり、かからなくなったりします。DR20000とDRX100で同じ場所で動作したり、誤動作したりするので完全なGCR信号を録画して無さそうです。大昔の三菱のVHSデッキの録画物(本放送時のナディア)はDR20000では消そうと努力してますが、消えません。DRX100は完全に誤動作します。 録画ソースは実際にやってみないとよくわかりません。かかればラッキー程度で過度の期待はやめましょう。 ちなみに録画ソースに対してのゴーストの取れ方自体は優秀です。が、DRX100より若干劣る感じ。でも、DR20000は3DNRがかかっていても正常(?)にゴーストリダクションがかかります。 |
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チューナー |
地上波チューナー 地上波チューナー(GRT付き)の出来がこの世代のデッキ中では非常に良いと思います。始めて見たとき、所有してたデッキやTVの画質と比べてあまりの素晴らしさに感動したほど。ただし、GRTをONにすると明るさが上がり明るくなります。まあ、白とびまではいかないので問題ないレベルだと思いますが。DRX100より放送を生で見たり、キャプチャしたりするには優れています。画像の安定感、色、素晴らしいと思います。噂ではGCT-500と比べてもゴーストリダクションチューナーとしての総合画質は上らしい・・・という噂が本当かどうか、GCT-3000と比べで見ると、確かにゴーストリダクションチューナーとしての総合画質は上でしょう。ゴーストの取れ方でGCT-3000を大幅に上回りますね。素の画質は95と100の差で負けてるかな?キャプチャ用途に使う場合、GCT-3000よりゴーストリダクションの優秀さ、それの安定感、チューナー自体の特殊な受信環境による妙な癖の無さでこちらに軍配が上がります。地上波のゴーストリダクションチューナーとしては最高級になるのかな。少なくとも特殊な環境下(CATVとか)の受信状態により、右方向の色ずれ、その時のゴーストリダクション機能での左方向への原色テロップのCb、Crの色ズレ強調とかが気になりまくるGCT-3000と比べれば安定感と安心感が違います。 が、普通にアンテナ立てて、ゴーストが気にならないレベルまで方向もきっちりあわせると、GCT-3000のほうが優秀です。ゴーストリダクション入れたときに色ズレで差が出ます。GCT-3000はほんとに色ズレが極微小です。キャプチャした後に色ずれ補正が必要ありませんもの。 RD-X1も素晴らしいという評判です。 素の映像は(たぶん)輪郭強調されてないのでソフト。色合いはピンクぽいです。キャプチャしたらこのピンクぽい色合いを補正しなければなりません。TMPGEncのYUVの色合いで+方向にいくらか調整すれば丁度良い色バランスになる感じ。 L1入力にゴーストリダクションをかけれるので外部チューナーを使っていろいろ遊べるのもポイント高いです。が、そもそもDR20000のチューナーに勝てる外部チューナーなど数えるほどしか存在しない・・・現行機では『ない』のであまり意味ないと思いますが。ちなみにGCT-3000をL1に接続してゴーストリダクションをかけると、ビックリするぐらい綺麗です。番組にもよりますが、まさにアナログBSチューナーと見間違える解像感と安定感。 DR20000のチューナーは特殊な環境下でも妙な癖が無い。ゴーストリダクションも優秀。そのゴーストリダクションも画質に悪影響を与える致命的な癖が無い。けど、GCT-3000と比べたら色ずれが目立つかな。 音質は、低音があまり効いてませんが中高音がバランス良く響きます。素質はなかなかです。しかし残念ながらサーというヒスノイズが目立つ為、良いとは言い切れません。それにしても惜しいなぁ・・・音質にノイズさえなければ絶賛できるのに。 アナログBSチューナー BSチューナーのフリッカーノイズ(PCのモニターで言うとリフレッシュレートが60ヘルツと100ヘルツを比べた場合、60ヘルツはなにか画面がチラチラしている・・・というようなもの)というがよくこの機の問題にされますが、全部のデッキ、TV等のBSチューナーと比べても固体差・・・程度で特に気になるような物ではありません。録画してしまえばさっぱりわかりませんね。画質はY/Cの癖を除けば性能的に解像感は非常に高いです。音質的には高音、中音の抜けが非常によく、聞き応えがあります。低音はさすがにV700やSAT-100GRXに及びませんけど。基本的に非常に素晴らしい音質と画質です。特に音質がなぁ・・・DRX100+SAT-100GRXより上に聞える(低音は負けるけど)のでLPCMで録音できないのが勿体無いよなぁ・・・。 ちなみに この機、S-VHS標準とHSモードを繰り替えすバグの為、一度入院してます。その時に来た代替機、同じシリアル101でしたが、あまりにも機体の完成度が違います。悪い方に。チューナーは地上波、アナログBS含めてフリッカーが凄い。マジでこれ、DR20000のチューナー?!と思ってしまいましたね。うちのはそんな事なく、安定してます。それにトラッキングが低い。ブロックノイズもちょっとしか使ってないのに発生。・・・激しく固体差があると思います。BBSでDR20000の評判が分かれる訳が体感できました。外れの人は当たりの人の機体を見たらショックと怒りを感じると思います。 |
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雑記 |
BSDチューナーからiLINK経由で録画された映像はある意味、放送を記録するということが使命のビデオデッキにとって、究極の域に達したと思います。映像の次元が違います。放送データ(MPEG-2TS)をそのまま記録するのだから。 これは基本的にデジタルハイビジョンデータVHSにとっては当たり前のことなので機種によって録画品質が変わることはありません。いたってフツウの事です。 でも画質がいいからBSD視聴環境そろえようという人は、世間一般から見たらとてーも少ないと思います。ほとんど、画質がいい?だからなに?ふーん。で、終わる事と思います。 今、この文章を読んでる人ならば、価値はあるでしょうけど。 |
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三菱電気
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S-VHS |
1998年発売 (1998年10月購入) |
購入動機とか |
VX8でビクター機が気にいったけど、まだ発表したてのVXG100は高かったし、VX8そっくりなVX100を買うのもなんだかなぁ・・・と思ったのでコレにしました。が、買った後に後悔しました。やっぱりビクターの画質のほうが良かった・・・と。 |
S-VHS録画再生 |
HR-VX8の後で買ったのでザラザラした画像には落胆しました。3倍の録画再生はビクターのそれと比べると悪いですね。かなり。 録画性能そのものはHV-BS820と比べると悪いです。特に3倍はひどいなぁ。今のと比べたら知りませんが。 シャープな画質・・・にみせかけてます。輪郭強調がかなり強いですね。 再生時にTBC、3DNR、シャープネス、クロマディレイ(色ずれ)の調整が可能です。TBCはソコソコ、3DNRはイマイチかな。 色合いが黄色っぽいです。 |
音質 |
チューナーの音質を考えない素の録音再生音質は普通ですね。特徴は無いです。 |
Y./C分離 |
これのゴーストリダクション付きモデルのHV-BS89は東芝のYCS5らしいので、たぶんこれもソレ。これを使って生キャプチャした事がない・・・S-VHS録画ソースをキャプチャした事も無い・・・のに気がつく。デッキとしての録画再生能力がいまいちなのであんまりつかってないのですよね。 |
その他機能 |
フライングイレースヘッド付き。特殊再生とかも無いですし、普通のデッキです。 三菱デッキはテープを入れなくてもタイマー予約できるので外部チューナーとして非常に使い勝手良いですね。 |
チューナー |
地上波チューナー 可も無く、不可も無く、無難なチューナー。音質はビクターと比べるとマシという程度。わざわざこれを他のデッキの外部チューナーとして使う気になるような優位性はないです。並としかいいようがなし。DRX100と比べると断然良いですけど。と、思ったけど、色相はバランス完璧。見事にど真ん中ストライク。理想的だったりする。 S録画して再生したらかなりはっきりと緑ぽい色になるのが不思議・・・というかTBCが原因かな。 アナログBSチューナー 画質音質平凡かな。アナログBSチューナーとして。 アナログBSの再放送を地上波でやってますが、これの3倍録画の音質と、GCT-3000の音質とを比べると、歴然たる差があります。なんだかんだいってもアナログBSは音質は良いですね。 |
雑記 |
リモコンがジョグシャトルじゃないので操作性はいまいちなんですが、それでも目的のところでビシっと止まる応答性の高さは素晴らしいですね。 D-VHSとかと比べたら、S-VHSの普通のデッキって機能が少なくて書くことが無いです。 |
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S-VHS |
1996年発売 (1996年11月購入) |
購入動機とか |
初めて買ったS-VHS。そういえば販売店で丁度この機の真上の棚にV920MNが置いてましたね。3DY/Cのニジマナイザーより、ハイビジョンのミューズNTSCデコーダー対応機ということで記憶に残ってます。なんとなく欲しいと思いましたが、当時はBS受信環境なかったし、BS820が80000円くらい、V920MNが110000くらいで必然的に値段が安いBS820を買いました。が、今は後悔してます。そういえば、松下のNV-WV10やビクターのHR-W5も店頭デモしてましたね。この時。画質よりもビデオデッキの巨大さと、なにより値段の高さが記憶に残ってます。ビデオデッキに30万?こんなの誰が買うんだ?と理解に苦しんでました。・・・今はアレですけど。 |
S-VHS録画再生 |
TBCや3DNRなどのノイズリダクションは付いていない(Y-NRのみ)ので再生は今見ればかなり見苦しいです。買った時から画質わるーと落胆してました。なぜなら3倍を多用していたから。三菱は総じて3倍がダメ(当時、知らなかった)なので、今思えば納得。でも、(標準は)3DNRやTBCに頼らずにアナログ部の基礎体力だけで見れる画質に持ってきてるだけあって、録画能力そのものは高いです。他のデッキでTBCを効かせればテロップがS録画とは思えないほどビシッと止まります。 が、困ったことに再生の良いVictor機ではトラッキングが合わないことが多いのでたまりません。結構苦労します。 |
音質 |
チューナーの音質を考えない素の録音再生音質は普通ですね。特徴は無いです。 特徴が無い場合、全部『普通』と書いてますが、それぞれでそれなりに差はあります。これはその普通レベルの中では、いいほうの音質です。 |
Y./C分離 |
Y/C分離は2次元式だったはず。でも、かなりいい感じのY/C分離です。これのS標準録画ものを何度かキャプチャしましたが、クロスカラーやドット妨害で苦しんだような記憶ないです。 |
その他機能 |
今は絶滅したと思われる手動でVISS(録画開始地点を記憶する信号)を消したり、挿入したりする機能が付いてます。 三菱デッキはテープを入れなくてもタイマー予約できるので外部チューナーとして非常に使い勝手良いですね。ビクターと日立は無理デス。 |
チューナー |
地上波チューナー 対策前のDRX100でも白とびしないほど暗いです。基本画質はフリッカーが他と比べるとやや目立ち気味。慣れたら、というか、このチューナーしか知らなければ全く気になりません。が、DR20000と比べたらチラチラしてます。 素の色合いはやや右回りでピンクっぽく、暗めです。見た目濃く見えます。 どうでもいいですが、赤っぽいのは左回り、ピンクぽいのは右回り。赤ぽい=緑ぽい画質。色相を右にまわすと肌の色がピンク帯ますが、青が緑がかってきます。一方、左に回すと肌の色が緑っぽくなりますが、赤と青が生きます。 色相を回すって何? 昔のTVは前面のパネルを空けると色相をかえるツマミがあって、それを左に回したり右に回したりすると色がかわってたのです。っていうのが一番説明しやすいかな。説明になってませんけど。今のTVはすべてオンスクリーン(TV画面に出るメニュー)で調整するのかな?キャプチャしてこの調整をしたいならTMGEncのYUV色相。なお、つまみを右に回すと色相が左に回るはず。TMPGEncでもAviUtlの将さんの色補正フィルタもそうだし。 音質はまったりぽわーんという雰囲気。やさしい音です。基本的に900Lと似でます。ノイズは少な目。無音シーンで聞えるノイズの質はジジジジ・・・という感じ。 ダイレクトコンポジットスルーなのでDRX100、DR20000、DR3300のL1でゴーストリダクションがかけれます。 アナログBSチューナー うーん・・・。V900Lとかと比べてたいした差はないような。 |
雑記 |
リモコンがジョグシャトル。目的のところでビシっと止まる応答性の高さは素晴らしいですね。メカとテープに負担かかってそうですが。 16番組予約できるのでGCT-3000のタイマー代わりに使いたいのですが、肝心のサービスコンセントが連動式じゃないからできないのです。勿体無いなぁ。 |
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S-VHS |
1995年発売 (2002年入手) |
購入動機とか |
『ニジマイザー』これだけのために買いました。 |
S-VHS録画再生 |
再生の能力は試せません。再生を試した所、再生時に赤、青、緑のカラーノイズが炸裂してます。見れたものではありません。これはデッキのアースが取れてないから発生してるノイズと思いますが。どうせ再生しないので放置。録画はどうやら正常みたい。思いのほか綺麗に録画されてます。 |
音質 |
チューナーの音質を考えない素の録音再生音質は普通ですね。特徴は無いです。 特徴が無い場合、全部『普通』と書いてますが、それぞれでそれなりに差はあります。これはその普通レベルの中では、かなりいいほうの音質です。 |
Y./C分離 |
6Mbit動き適応スーパーデジタル3次元Y/C分離。東京工業大学が開発したみたいですね。ココに書いてます。 クロスカラー除去の能力は確かに良いと思いますが、驚愕するほどでもないような。DRX100やDR20000と比べると歴然たる差がありますが、VXG100やDR10000と比べると1ランク上かなぁという感じです。消えないところは消えません。完璧ではないです。で、ドット妨害ですが、凄いですね。噂どおりのすさまじさです。DRX100のメニュー画面をY/C分離させると凄い事になります。つねにラインがドット妨害でざわめきます。赤色と青色にとくにドット妨害でますねぇ。また、アニメ等で輪郭がはっきり出るような画像は輪郭線が太くなります。ニジマナイザーOFFからONにするとはっきりと太くなるのがわかります。また、細かな背景がつぶれ気味に。実写ではそれほど気になりませんが。また、このデッキを通すとはっきりと色相がピンクぽくなります。 と、ここまでではたいしたこと無いように感じるかもしれませんが、TV視聴目的でY/C分離させるなら最高です。驚いた事に他のチューナーの入力をY/C分離させても解像度が全く落ちません。他のデッキは大なり小なり落ちるのにV900Lは落ちません。これにはびっくり。また、画像が滲みません。DRX100でD録画を再生してS出力すると色滲みが結構気になりますが、V900Lを通すとそれが抑えられてスッキリします。これには驚きです。(あ、ついでにクロスカラーもそれなりに減ります)。『ニジマナイザー』という名称は伊達じゃないです。個人的にはクロスカラー除去の能力より、こちらの能力のほうが気に入りました。それに何故かノイズ感が抑えられて画像が安定したような感じになります。 が、TV視聴上ではほぼわかりませんが、うっすらと鉄格子状の縦のノイズが発生します。TVでは目立ちませんが、キャプチャしたら目立ちます。 クロスカラーとドット妨害 クロスカラーは完璧に消えているがドット妨害まみれのほうがマシ、という人が圧倒的におおいですが、これ見たら考えがかわるんじゃないかな・・・。 |
その他機能 |
今は絶滅したと思われる手動でVISS(録画開始地点を記憶する信号)を消したり、挿入したりする機能が付いてます。たぶん。 三菱デッキはテープを入れなくてもタイマー予約できるので外部チューナーとして非常に使い勝手良いですね。ビクターと日立は無理デス。 サービスコンセントが連動式なので今はGCT-3000用のタイマーと化してます。 |
チューナー |
地上波チューナー これは、かなり素晴らしいです。V700より上ですね。GCT-3000と比べても遜色ありません。いや、むしろ上かも。見ただけで他とは違う・・・と思える画質を誇ります。輪郭強調は強めかな。 色の出具合があっさり気味ですが、薄いのとは違います。色情報は豊饒。ただ、色相は右に回ってあからさまにピンクぽいのが個人的には困り物。CbCrのバランスは良いです。 スタンダードな色というものにこだわりの無い人には、全くどうでもいい話と思われますが。 音質はビデオデッキにしてはかなりノイズレスで良いです。まったりぽわーんとした音質。 画質、音質含めて完成度は非常に高いかと。 ダイレクトコンポジットスルーじゃない?のでDRX100のL1でゴーストリダクションがかけれません。 アナログBSチューナー どうなんでしょうね。基本性能は良いと思いますが、音質でSAT-100GRXに及ばず、画質でVXG100の総合力に及ばずといった所。個人的には肌がピンクになるのがどうも好みじゃないです。 |
雑記 |
音質的にはBS820と似たような感じです。しかし、音質よりも、無音シーンでのノイズの無さが気に入りました。これ地上波?と思うほどノイズレスです。で、V900Lのノイズレスな音質とV700のトランスな音質を比較して、LPCM録画用チューナーとして選ぶならどちらを選ぶ?と問われると迷わずV700のほうですね。 キャプチャ時、一発勝負の場合にY/C分離させるのは怖いです。ソースによって相性がいいものと悪いものがありますし。 という時点で汎用性にかけるんです。 |
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S-VHS |
1993年発売 (2002年入手) |
購入動機とか |
トランス電源デッキの音質が素晴らしいとよく噂されるのでどんなものかと思い、オークションで中古を入手。 |
S-VHS録画再生 |
録画や再生の能力を試した所、へッドがへたっているかと思いましたが、まだ大丈夫そうです。再生は今時のビデオに比べるといまいちですが、録画は優秀です。別にTBCや3DNRをかけなくても十二分に見れます。また、音質が凄い。あまりに他とはかけ離れた音を出してくれます。ビクター機で再生しても音が凄いです。 とは言え、S録画の標準を使うことはバックアップ以外でもう無いと思いますし、もし使うならビクターの方が好みですね。 |
音質 |
たしかに音質は素晴らしいですね・・・。すくなくとも持ってるビデオデッキの中では格の違う音質です。V900Lの音質でも素晴らしい・・・と思ってましたが、それ以上です。TVのスピーカーでも違いがわかります。響きが違います。どっしりと腰のすわった落ち着きのある音質。デッキにヘッドホンを挿して視聴するとなんて音質良いのだろう・・・とため息でますね。地上波だからと相手にしてなかった音楽番組が実はこれほどの音が出ていたのだな・・・と感じさせてくれます。 ビクターとは違うのだよビクターとは! 無音シーンではあからさまなサーというヒスノイズはありませんが、ジジジ・・・というノイズが入ります。しかし、気になるようなレベルではありません。(コンデンサがへたってるのかもしれませんが)。 |
Y./C分離 |
Y/C分離の能力は時代なりです。悪いとは思いませんが、やや解像度が落ちる雰囲気に見えます。実写でしか見てませんが、TV視聴に関しては現在のモデルと比べても特に違和感ありません。4パターンほど好みで調整できます。 |
その他機能 |
今は絶滅したと思われる手動でVISS(録画開始地点を記憶する信号)を消したり、挿入したりする機能が付いてます。たぶん。 三菱デッキはテープを入れなくてもタイマー予約できるので外部チューナーとして非常に使い勝手良いですね。ビクターと日立は無理デス。 サービスコンセントが連動式。今のデッキてサービスコンセント付いてませんね。 |
チューナー |
地上波チューナー 線がやや太い画質です。輪郭強調を強くかけて解像度がやや甘いのを誤魔化してるように見えますね。見た目の画像の安定感はなかなかなのでぱっと見の雰囲気では画質良し、と感じるでしょう。 素の色合いはやや緑ぽいかな。色の濃さは特に薄くも濃くもないと思います。 これの真価は画質よりも音質。特に前面のヘッドホン端子から音楽番組を視聴すると、感心できます。地上波でこれだけの音が出てるのか・・・と。キャプチャしたら低音が強調されぎみでイマイチ高音の抜けが物足りなく感じますが、生で聞くと凄くいい感じです。この、なんとも言えない音の雰囲気はSAT-100GRXに通じるものがあります。 ようするにトランス電源を搭載したデッキやチューナーのデリケートでふくよかな音は、ノイズ発生源そのもののPCの電源を使用してるサウンドカードやUSB音源では絶対に再現出来ないであろうと思います。他、例えば、LPCMで録音できる今時のビデオデッキであっても無理だと思いますね。LPCMとか、そういうレベルではないでしょう。16bit、24bit、いろいろありますけど、デジタル処理されたら失われてしまう領域の音です。言うなれば、レコードのほうがCDより音質がいいと語られる次元かと。 トランス電源の音はトランス電源でしか出せないのであると感じます。V700の真の音質はV700のオーナーでしか味わえません。そういう領域です。なので、音質用のチューナーとして確保しても、PCのほうでそのキャパシティーを受けきれません。うーん、S-VHS等のアナログ方式で記録してV700で再生させてこそ意義があるような。つまり自己録再でしか真価を出せないでしょう。 瞬発力よりトルクの効いたじっくりと響く力強い音質。 あと、ダイレクトコンポジットスルーなのでDRX100、DR20000、DR3300のL1でゴーストリダクションがかけれます。 アナログBSチューナー そうですね。画質的にはこれといって可も無く不可も無く。ってとこかな。アナログBSチューナーは地上波チューナーほど、激しく画質がかわるようなものでもないと思いますし。・・・今のモデルはどうかしりませんが。 音質的には相当な物です。生で聞くかぎり素晴らしい雰囲気をかもし出します。が、やはり、PCでは受け止めきれないでしょうなぁ。PCへ録音したら並かな。基本的にSAT-100GRXの凄すぎる音質には及びません。 |
雑記 |
コストダウンがかかり始めた頃の機種なんですが、それでも今のに比べたらはるかに物量投資されてます。 メカの動作が凄くいいんですよね。テープの出し入れ時がもう、なんというか、いいんですよ。今のビデオってガッチャン、ガッチャンゴットン、と投げやりな感じなんですが、これは、スッ、カシ、コト、と丁寧な動作で小気味いいです。なもんで、意味も無くテープの出し入れして遊んでました。 この時代のメカに慣れた人が今のメカを使ったら、そりゃー違和感あるでしょう。 |
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