パソコンの部屋
パソコンの考え方
パソコン(PC)の構成を現実の社会でたとえてみる。
DOS/Vやマッキントッシュなどの規格、システムが憲法(国)。OS(オペレーションシステム)が法律にあたる。
よく聞くドライバーはその名の通りドライバーだ。ハードウエア(PCのパーツ)を動作させるのに必要。車で考えるとわかりやすいだろう。フェラーリ(グラフィックボード等のハードウエア)を技術が稚拙な運転手(ドライバー)が運転しても性能をすべて発揮でない。どころか、動かすことさえ出来ないかもしれない。また、交通事故に会うこともあるだろう。しかし、優れた技術をもつ運転手はその車の持つすべての性能を発揮でき、事故を起こすことも少ないだろう。
OSやパソコンの規格が変わってもグラフィックボードやモニター、メモリ等は使えることが多い。例えると・・・ようは日本車が外国で走ったり、ベンツが日本で走ってるのとだいたい同じ感覚だろう。しかし、細かい違いがあるのも事実。左ハンドルだったり右ハンドルだったりする、ということだ。PCパーツでも同じことが言えるので注意しよう。
OSが同じウインドウズでもバージョンが違ったり、新しいものと入れ替えたりすると(パーツやソフト等が)動いたり動かなかったりする。これは法律が改正されると、いままでは合法だったことが違法になったりするのと似ている。
普通の人が法律が少しぐらい変わったぐらいで、生活が多く左右されるということは少ない。消費税が導入されたり、それが3%から5%になってもご飯を食べて朝起きて、昼働いて夜は寝るという生活はまず変わらないからだ。しかし、法律すれすれ(そのOSのバージョンに特化したプログラム)商売をしている人にはアウト(動作しなくなる)になる事が多い。また、車でいうと日本は右ハンドルで左車線走行だけど、外国に行くと逆になったりする。別に普通に動かせる人もいれば全くダメな人もいるということだ。しかし、いままでとは違う環境なわけで無意識のうちに日本(バージョン違いのOS)の感覚で運転してしまうと事故につながる。運転手(ドライバー)はなるべく早くその国の法律(現在のOS)に沿った運転方法(最新のものに更新)を身に付けよう。
BIOSが政治家(どちらかといえば独裁者。実際の政治家と違いもっとも重要)、IRQが予算。
デバイスマネージャはいわば役所にあたる。学校のことを司るは文部省、道路工事などの公共工事を司るのは建設省だ。それをパソコンに置き換えてみると、グラフィックを司るのはディスプレイアダプタ(省)、音楽やゲームコントローラを司るのはサウンド及びビデオのコントローラ(省)という風になる。またそれぞれの(デバイス)運営には予算(IRQ)がいる。その予算を分配しているのが主に政治家(BIOS)だ。予算をたくさん使いすぎると動作が不安になるのはPCも政治も一緒。競合すると取り合いになるところまでそっくり。
ビデオを買ってきたとしよう。とりあえずTVに接続しなければならないからビデオコードやS端子をつなぐだろう。これがPCでいうところのデバイスにあたる。
CPUが脳、メモリーが記憶力、HDDがマニュアルと考えてみよう。頭の回転が速い人は説明書を理解するのが早い。てきぱきと設定していくだろう。普通の人は普通の速度で設定していく。これがCPUでいうところの速度。
頭の回転の速い人でも使い方を覚えていないと操作しようと思うたびにマニュアルを見なければならない。そんなことを毎回毎回していたら作業がどうしても遅くなる。マニュアルもよれよれになってくる。しかし、普通の人でもすべての操作を覚えているとスムーズに操作でき、作業自体がスムーズだ。マニュアルも汚れない。これがメモリーとHDDの関係。
テストをしなければならないと考えてみる。そこで頭の回転が速い人(CPUのクロックが速い)がいるとする。しかし、問題の解き方を思い出すのがやや遅い(メモリのクロックがCPUのFSBより遅い)と、解答する速度(演算速度)は解き方を思い出す速度(メモリのクロック)に準じてしまう。普通の人が、問題を見たと同時に解き方が思い浮かぶ(CPUのFSB=メモリのクロック)なら特にストレスもなくスラすら解ける。だいたいこれがCPUのFSB(フロントサイドバス)とメモリクロックの関係にあたる。
軽自動車は通常、時速120KMもだすと精一杯だ。これを180KMにチューンして運転すると速い。軽快だ。しかし、すぐにオーバーヒートするだろう。悪くすると壊れてしまう。最悪だと交通事故にあい大惨事(PCのほかの部品まで壊れる)を引き起こす。これがCPUやメモリのクロックアップにあたる。
以降続く。
予定。超初心者的PC自作日記。