仮面ライダーストロンガー

放映

概要

やがてブラックサタンは壊滅、しかしブラックサタンの幹部ジェネラルシャドウは仲間を率いてデルザー軍団を結成し、ストロンガーと戦う。 終盤ではデルザー軍団の幹部を追って次々に歴代ライダーたちが日本に帰ってくる。 最後にはライダー全員で、これまでの悪の組織の真のボス岩石大首領を倒して日本に平和を取り戻すのだった。

解説

敵も今までと少し変わっており、幹部のタイタン、シャドウといった面々が現場で直接作戦指揮を行なうようになっている。 そのためストロンガーと幹部との直接対決もたびたび。この感覚は、全員が幹部とも言うべきデルザー軍団編に受け継がれる。 また復活した百目タイタンとシャドウとの確執も面白い。この感覚も、デルザー軍団編で軍団内の仲間割れという形で受け継がれる。

この作品でフィナーレを飾るということで、最後には全ライダーが登場する。 なんと全員が素顔で登場するというからもう感動。この感動は以降のシリーズでは味わえない。 素顔で全員登場するシリーズはこの作品のみなのだ。

敵の組織

ブラックサタン崩壊後、その幹部として雇われていたジェネラルシャドウは遠い魔の国から仲間を呼び寄せ、デルザー軍団を結成した。 デルザー軍団では別に怪人を作っていたわけではなく、いわば全員が幹部クラスに位置している。 デルザー軍団の猛者達にはストロンガーの電キックすら通用しない。 そしてデルザー軍団には首領は存在せず、シャドウの提案でストロンガーを倒した者が指揮権を得ることができることになっていた。 そのために足の引っ張り合いが絶えなかった。

登場人物

城茂（荒木茂）

仮面ライダーストロンガーに変身する。変身のかけ声は「へんーしん、ストロンガー！」。
城南大学の学生だったが友の仇を討つために改造手術を受け、電気人間となった。 そのせいで両手がコイルアームとなってしまい、手袋を外しての生活はできなくなってしまった。かなりの自信家。 自分の技が通じないデルザー軍団の出現でピンチになるが、第３１話からは超電子人間にチャージアップすることができるようになりデルザー軍団も倒せるようになる。 しかしチャージアップは１分が限度で、１分を越えると自爆してしまう。
登場する時のパターンが凄い。口笛を吹いて現れたと思ったら、
「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ。悪を倒せと俺を呼ぶ。（聞け！悪人ども！）俺は正義の戦士、仮面ライダーストロンガー！」
と毎回言ってた。

岬ユリ子（岡田京子）

電波人間タックルに変身する。変身のかけ声は「えい、やあ、とうっ！」。 ブラックサタンで改造されていたが茂に助けられて、共に旅に出る。 第３０話でドクターケイトの毒に侵されて、最後の大技ウルトラサイクロンを使ってドクターケイトを倒し、死亡する。

立花藤兵衛（小林昭二）

優れた資質を持つバイク乗りを求めて旅をしていたところ、茂たちと出会って何かと手助けするようになる。 要は本郷猛が日本に残っていれば、おやっさんは旅に出なかったし茂に会うこともなかったわけだ。

一ツ目タイタン（浜田晃）

普段は謎の紳士。その正体はブラックサタンの幹部。 第１３話でストロンガーに一度敗れるが、第１７話で百目タイタンとして復活する。 しかし第２３話で、無理なパワーアップが元でついに倒される。

ジェネラルシャドウ（声：柴田秀勝）

第１４話から登場したブラックサタンの雇われ幹部。ストロンガーを倒すためブラックサタンに力を貸す。 だがデッドライオン着任時に用済みとして大首領に見捨てられたため反乱を起こす。 そしてストロンガーによってブラックサタンが壊滅した後はデルザー軍団を結成してストロンガーに挑む。 第３７話でストロンガーに最後の決戦を挑むが、第３８話で倒される。

ブラックサタン大首領（声：納谷悟朗）

第２６話に現れたブラックサタンの支配者。その正体は巨大なサタン虫。

岩石大首領（声：納谷悟朗）

第３９話に登場した、これまでの全ての悪の組織の真の首領。

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