トワイライトゾーン第４シーズン

ある男が恋人を連れ、一週間ぶりに家に戻った。 ところがずいぶん町並みは変わっており、自分の家には見知らぬ他人が住んでいる。また両親の墓には見知らぬ名前が書いてある。 そして時折頭の中に響く怪音。混乱した彼は怪我をするが、その傷口からは機械がのぞいていた。 彼は墓に書いてあった名前を手がかりに、真実を探し出そうとする。

米国の駆逐艦が航行中、海底から何かを叩くような音を聞きつける。 海底を調べてみると、爆撃を受けた潜水艦が見つかった。その艦から音が聞こえてくる。 だが調べてみると、その艦は２０年前、戦争中に沈んだ艦だった。 一方、そこに来てから甲板長の様子がおかしくなっていた。その艦は戦争中に彼が乗っていたものだった。

ナチズムを信奉する男がいたが、話がヘタで演説をしても人に馬鹿にされるだけだった。 だが、暗闇から顔を見せずに助言をしてくれる男と出会い、彼は優れたリーダーになっていく。 しかしある日、親同然に思っていた男に自分の心の弱さを暴かれ、演説は失敗する。 そこで暗闇の男に彼は叱咤される。暗闇から現れた男の正体はヒトラーだった。

今回の主役はデニス・ホッパー。

人付き合いのない家が火事になった。奇跡的に女の子が一人生き残ったが、その子は全くしゃべることができない。 実はその家の人は超能力を研究するグループの一員で、彼女はテレパシーでしか会話できないのだった。 彼女を預かった家はそんなことは知らず、学校に通わせて言葉を習わせようとする。 やがて、グループの一員が彼女を迎えにやってくる。

ある遊星に着陸した宇宙船。ところがそこにはその宇宙船とそっくりの壊れた宇宙船があった。 隊員は内部を探検してみるが、すると中には自分たちの死体があった。 地球とも連絡が取れず、自分たちは死んでいるのではないかと混乱する隊員たち。 やがて彼らは自分たちが地球に帰ったという幻覚を見るようになる。

ジェスと相思相愛だった男が別の女性と結婚することになった。 そこでジェスは魔女と噂される女性に男の心を繋ぎ止めるように頼む。 だがその代償として、夜中になると豹に変身するようになってしまう。彼女も魔女の仲間になってしまったのだ。 男の心を手に入れたジェスだが、その心は晴れない。しかし魔女はジェスに魔女らしく振る舞えという。

内気で他人との協調性が無い男。そんな彼の唯一の楽しみは、博物館に展示されている小さな家の中にいる女性の人形を見ることだった。 彼はその人形が動くのを見たが、警備員に奇異の目で見られてしまう。 そして彼は仕事をクビになったが、職探しの最中も彼女に夢中になっていた。 そんなある日、彼は彼女が男に乱暴されそうになるのを見て、思わず家のガラスを割ってしまう。そして彼は精神病院に入れられる。

ある男が小さな新聞社を経営していたが、大新聞に押されて倒産寸前となっていた。 だが初老の敏腕記者が入社し、状況は一変する。彼は次々と大スクープをものにしてくるのだった。 しかし、次第に彼はまだ事件が起きる前に事件のことを記事に書くようになる。彼は悪魔だったのだ。 新聞は飛ぶように売れるが、記事の内容はだんだんエスカレートするようになる。

悪魔の新聞記者を演じるのはバージェス・メレディス。

タイムマシンを発明した男が、歴史を変えようとする。 しかし広島を原爆から救うことやヒトラーを暗殺することなど、ことごとく失敗してしまう。 彼は歴史を変えることをあきらめ、過去の片田舎の町でのんびり暮らそうとする。 だが、彼はその町の小学校がもうすぐ火事になることを知り、迷った挙げ句にその火事を防ごうとする。

有人ロケットが宇宙に向かって飛び立った。 しかし途中で謎の光に包まれ、パイロットの少佐は意識を失ってしまう。 やがて気付いた彼は、いつの間にか自分が地球に戻っていることを知る。 だが、家に戻ると無いはずの垣根があったり、自分が大佐になっていたりと何かと自分の記憶と違うところがある。 周りの人は彼が精神病にかかったのではないかと心配するが…。

あるさえない男があこがれの女の子へのプレゼントに、店員に言いくるめられて古いランプを買う。 彼は結局それを渡せず、自分の部屋に持って帰る。そして何気なくそれをみがいてみると、なんとランプの精が現れる。 ランプの精は一つだけ願いをかなえてくれると言う。 彼は美人女優の夫になる、世界一の金持ちになる、大統領になる、などと考えてみるがどうもロクな結果になりそうにないことに気付く。

強引な手段で財産を築いた男がいた。だが彼は成功して頂点に登り詰めたことを物足りなく思っていた。 そんなある日、彼は女の悪魔に出会う。彼女は彼を過去に戻し、再び成功までの道のりを味あわせてくれるという。 そこで抜け目のない彼は、記憶や歴史などを全く変えずに過去へ戻ることを要求する。 その要求は受け入れられ、彼はかつて自分が住んでいた町に戻る。彼は記憶を元にして再び成功への道を歩もうとする。

自分の夢と現実のしがらみとの間に不満を持つ玩具会社のデザイナー。 彼は昔を懐かしむようになり子供の頃の話ばかりする。 ある日子供の頃育った町に行ってみると、町は昔と全く変わらず当時の遊び友達とそっくりの子供たちが遊んでいる。 それから彼はますます子供の頃を懐かしむようになる。

３０年前に地球から来た開拓民。だがこの星は灼熱の不毛の大地であり、人々は生きていくのがやっとだった。 そんな彼らを今まで支えていたのは、隊長と呼ばれる男が定めた一致団結の鉄の掟だった。 が、そんな折り、ついに地球から迎えの船が到着する。喜ぶ皆。 浮かれて開放感を感じはじめた皆は、隊長の言葉に徐々に耳を貸さなくなってきてしまう。

全く売れない脚本家志望の男が魔法をテーマにした話を書くことになった。 そこで彼は古本屋で魔法の本を手に入れ実践し始めるが、なんと偶然シェイクスピアを呼び出してしまう。 彼はシェイクスピアに脚本を書かせて自分の名前で売り込み、それはテレビ化されることになる。 だがシェイクスピアの名脚本は、局とスポンサーの都合でどんどん歪められていくのだった。