M4-464S

メーカー:Olivetti
CPU:AMD K6/200MHz (オリジナルはi486DX2/66MHz)
RAM:168MB (オリジナルは8MB)
HDD:6.3GB (オリジナルは420MB)
5インチベイをひとつもつスリムデスクトップ。

1997年某月某日

 ある集まりで、とある店にM4-464Sがあるとの情報をもらう。デスクトップマシンも憧れだったので、一瞬迷うが手を出すことにする。
 Webによる通販だったが、問題なく届く。マウスもキーボードも、純正のものがついている。無理を承知でX68030のモニタに接続してBIOS画面を見てみる。BIOSですでにマウスをサポートし、マウスオペレーションが可能になっていることに改めて感心する。
 整備目標は、まもなく出荷されるという「電車でG0!」を快適にプレイできるマシン。

1997年某月某日

 かねてから検討していた、「メーカー製マシンのアップグレード」に挑戦。マザーは若松のラジ館の店、HDDは2GBをWin95OSR2付きで購入。改造には苦労したが、その経緯は某ページを参照。
 Windowsのインストールには少し苦労する。CD-ROMドライブが起動ディスクでは認識しない。ドライブについてきたドライバを起動ディスクに入れてCONFIG.SYSに登録することで凌ぐ。

1997年某月某日

 知人からISAのNICを譲ってもらう。ECHOS44Cと同様につながったりつながらなかったりと不安定。それどころか、BIOSがISAで接続されているサウンドとNICを認識しないときがあるので、音が出なかったりネットワークが使えないときがある。どうも原因も対処もよくわからない。傾向としてはしばらく暖機運転していると調子いいようではある。

1997年某月某日

 X68kモニタでは色がずれたり表示できない部分があったりと不都合が多いので、スキャンコンバータを購入。さすがにモニタを置く場所はないのでこちらを選択。まぁゲームをするなら、ギザギザが見えるよりこれのほうがいいかもとか思ったりもする。

1997年某月某日

 「Tomb Raider II」を入れる。なんだか、ところどころ灰色の四角になって絵が出てない部分がある。それが起動するたびに少しずつ違いがあるものだから、余計わけがわからない。VRAMの容量が足らないからかもしれない、と指摘を受ける。

1997年某月某日

 LS-120などからのブートを可能にするBIOS拡張ボードを購入。ポータブルのLS-120ドライブを分解して裸のドライブを取り出し、3.5インチFDDの代わりに入れる。最初は接続間違いなどトラブルもあったが、そのうちきっちり起動できるようになる。DOSを起動して、ごく普通にLS-120ドライブからアクセスできるというのが面白い。
 問題はフロントベゼル。ちゃんとしたバルク品ならべゼルがついているものなのだが、べゼルがケースと一体化している外付けドライブから取り出したものだから丸っきり裸になっている。べゼルがないとディスクの出し入れのときつっかえたりする。仕方ないのでFDDのべゼルを加工して取りつけたが固定する方法が見つからず、ケースに両面テープでくっつける。

1997年某月某日

 IBMの「VoiceType」を購入。単に入れただけでもそれなりに認識するというのがすごい。「エンロール」という作業を行い、自分の癖をデータとして記録させると認識率は上がるというのでやってみる。が、データが多くてとても全部はできない。とりあえず第一ステップで止めてデータ作成。終わったところで試しにしゃべってみると、確かに最初よりは容易に認識させられる。いつ、全部やってしまおうか…。

1998年2月某日

 電車でGo!の発売が延びている。なんでもパフォーマンスが不足しているようで、速いマシン用と速くないマシン用の二本立てで作るとか言っている。気持ちはわかるが、なんとなく割り切れない。
 そうこうするうちに、トレインシミュレータの阪神版が発売になったので購入。本来の目標まで道は遠し。

1998年4月某日

 15インチのCRTを2万円で譲ってもらう。やはりスキャンコンバータでは限界があるのを痛切に感じる。解像度が上げられないし、細かい文字が読み取れない。
 CRT購入を機に、ちょっと場所を移動してそれまでダンボール箱が占めていた空間を整理してあてがう。この移動でまた起動が不安定になった。

1998年某月某日

 PCカードと3.5インチFDDのコンボドライブがあるというので、探して買ってみる。中を見ると日付的にはわりと古い。BIOS拡張カードを外して設定を戻し、代わりにPCカードI/Fを入れる。スロットが少ないので、これならSCSIとかでも入れ替えて使えそうである。
 と思いきや、なんと起動すらしない。旧マザーからの流用のライザーカードだからなのか、新マザー添付のライザーだとちゃんと起動する。仕方ないので高さが余る分を削って無理やり押しこむ。一応使えるようにはなったがちょっと不安。
 それと同時に、Aドライブとして機能していたLS-120ドライブをポータブルの形態に戻し、PCカードドライブに固定的に挿すことにする。不安定だった起動も、LS-120ドライブの電源を切らなければ安定するようなのでそのままにしておくようにする。

1998年某月某日

 ホームページビルダーの環境をこちらに引越し。ECHOS44Cでは段落が大きくなると編集速度が目に見えて落ちていたのが、こちらでは楽々である。速さは偉大だ。

1998年7月某日

 以前に買っておいたUSBコネクタを取り付け、NECのUSBジョイパッドを購入して接続。秋葉原で見たデモが気に入ったので「Plane Crazy」というエアレースっぽいゲームも買う。いざ遊んでみるとほとんどのオブジェクトに色がついていない。細かいものは四角だけでその形がない。
 これでは話にならないので、秋葉原にてVooDoo2のバルク品を購入。取り付けると、確かに絵がきれいに出て、パフォーマンスも高まった。
 しかし、今度はサウンドやNICがBIOSにまったく認識されなくなってしまった。いくら暖機しても、ライザーを押さえてみたりとかしてもだめ。ネットワークにつながらないのではホームページの更新もままならない。
 ということで再び秋葉原にて交換用のマザーを物色したが、適当な値段では見つからない。元々無理な工作をして押しこんだものだけに、新しいマザーも同じ結果になるかもしれない。ということで何も買わずに家に帰り、もういちど調整に挑戦したが改善されることはなかった。

1998年8月某日

 ドライブやカードをM4-82へ移植するため、ばらす。当分抜け殻状態である。

1999年某月某日

 BeOSなどを走らせてみたくなり、復活。CD-ROMは元に戻っているので、HDDとNICを買えばなんとかなる。6.3GBのHDDと3ComのNICを購入。NICについては入念に下調べし、BeOSでもOpenLinuxでもOS/2でもサポートされる3C509か3C900あたりを探し、3C900を選んだ。
 ISAの認識は相変わらずであるが、PCIデバイスに関しては問題なく認識できるようである。最初にOS/2 Warpを拡張パーティションに入れ、次いでOpenLinux1.3とBeOSを入れる。
 BeOSはインストール後に苦労する。ウィンドウをドラッグして移動しようとすると固まる。スクロールバーを動かしても固まる。Safeモードで起動し、白黒の状態ならばなんとかなるがそれではBeOSらしくない。いろいろ情報をあさったところ、ウィンドウのデザインをMac風などに変えるとトラブルは解消するようだ。でもあまり納得いかない。
 入れたばかりのOS/2はVGAのままだったが、急ぎネスケを整備して、ATIのサイトからOS/2のドライバを落してくる。これでデスクトップはXGAのフルカラーになったのだが、起動時や互換窓で日本語が化ける。ちゃんとしたドライバはどこにあるのだろう?とよく考えたら、製品は違うがM4-82に入れているRAGE PROのCD-ROMがあった。これの中を捜すとOS/2のドライバもあったので、インストールすると無事日本語が表示できるようになった。
 他のパーティションにはDR-DOSとJexeOSを入れる。最初全てOS/2のブートマネージャで選択できていたものが、JexeOSを入れるとBOOTEASYが先に立ち上がるようになってしまった。そこでOS/2を選択するとブートマネージャが立ち上がる。まぁ実用上は問題ないけど。

1999年10月某日

 Linuxを消してUnixWareを入れようと思い立つ。が、UnixWareのインストーラからは拡張領域の空間を見てくれない。せっかく入れてあるOS/2を消したくなくてそのままいろいろやっていたのだが、結局らちがあかずにHDDをきれいさっぱり消してしまった。ほとんど重要なデータがなかったのが幸い。
 DOS+OS/2+UnixWare+BeOSという組み合わせは崩したくなかったので、まずOS/2とBeOSを入れる。OS/2を拡張領域に入れて、基本領域にはあらかじめUnixWareの分の領域を確保してインストールしようとしたが、「空き領域がない」と言われる。どうやら基本領域の未使用スペースが必要らしい。ということでさっき確保していた領域を開放すると、インストーラがインストール可能と判断してくれたようである。
 が、なんか順番が違う。DOS-空き-OS/2-BeOSの順に領域があるのに、リストにはDOS-OS/2-BeOS-空きとあるのである。まぁでも空きは空きなので構わず確保し、それを保存するとエラーが発生した。やはりちゃんとしたパーティション情報が読み取れてないようである。
 そこで今度は全て基本パーティションに入れることとして、まずOS/2をインストールしようとFDISKを操作した。しかし今度はDOSとOS/2のパーティションが片方しか生きない。もう片方がDドライブにはならず、起動したドライブがCになってもう一方は隠れパーティションになってしまう。あとで認識できるかも、と領域確保後DOS領域だけシステムフォーマットしてその後OS/2を入れたが、やはりDOS領域は見えない。
 そこで今度はOS/2を拡張領域に入れ、拡張領域の後に基本領域があるというちょっと変なパーティション割りで挑戦。DOS-OS/2-BeOS-空きという順番なので、UnixWareの方はすんなり領域を認識し、インストールを実行する。ところが、今度は1枚目のCD-ROMの最後で行う「カーネルの構築」が終わらなくなってしまった。一晩置いてもだめ。
 そもそも、UnixWareがインストールできるのか確かめてないことに気づいたので、今度は頭からUnixWareをインストールする。すると、あれよあれよという間に何の障害もなくインストールできてしまった。どうやらUnixWareが障害なのでなく、他のOSとの共存に問題があるようである。

1999年11月某日

 BeOSのトラブルである「ATIのビデオカードでウィンドウ移動時に固まる」というのが、4.5になって直っているらしい。そうならそうと早く知りたかったものである。アップグレード期間はとっくに終わっていたので、日本橋にて新規版を買ってくる。
 OS/2とUnixWareのインストールの方は、DOSパーティションは設けるものの同時に使えるようにするのはあきらめることにし、とりあえずOS/2を入れる。何回もインストールしているとだんだん調子が悪くなってきて、突然ファイルがないとか言って止まるときがある。見てみるとあるのだが…。そういえばUnixWareでもたまにエラーを発する時がある。
 他のOSを入れる前にビデオの設定をしておきたくなり、前例にしたがってRAGE PROのCD-ROMからOS/2のドライバをインストールする。ところが、あるファイルが存在しないと怒られてしまう。これから入れるファイルがないなんて、どうしたものかわかろうはずもない。前と違うのは一旦英語版のドライバを入れた後に日本語版を入れたことくらいである。
 では実行しようと、WebExprolerを立ち上げると、ネットワークがアクセスできないらしい。TCP/IPとかも設定できてるし、これ以上何もやりようがないのだが…。確かに以前はまずネスケの2.0を入れてから4.いくつに上げたはずである。
 このあたりでだんだん面倒になってきた。とりあえず置いておいてUnixWareのインストールをしてみると、またカーネルの構築ができないらしい。この挙動からすると他のパーティションが存在する場合はそれがアクセスできるようなにか細工がされるのではないかと考えられるが、とすれば最初にUnixWareを入れて後からDOS領域を作るのはよくないような気がするし、あらかじめHPFS領域を作っておくことでアクセスできないなら避けてくれそうな気がする(逆にHPFSに対応できなくて構築できないのかもしれないが)。
 やむなく、OS/2をあきらめることにする。これを捨てると、インストールは途端に楽になる。DOS領域を確保し、すかさずBeOSを入れる。BeOSは噂どおり、ウィンドウ移動でもスクロールバー調整でも固まらない。ようやく自分にとって使えるOSになった気分である。
 UnixWareをその続きに入れる。残り4GBのうち半分を割り当てる。残りは未定。インストールは概ね順調に終わる(一部エラーが出たが、問題はないみたい)。
 UnixWareはいきなりCDEで起動したり、コンソールに日本語が出たりして、いろいろな意味で驚きが多い。

1999年11月某日

 PHILOS44CにSybaseシステムが入らないので、こちらにOpenLinuxを入れてインストールを試みることにする。
 CD-ROM起動ができるのでそちらで立ち上げると、すいすいインストールが進む。と思いきや、キーボードの設定でつまづく。というか固まってしまった。仕方ないので再起動すると、今度はうまくインストールできた。LIZARDでインストールできるとほとんど特筆すべき箇所はないといっていい。
 テキスト画面でインストールしたPHILOS44Cでは気づかなかったが、LIZARDでインストールするとGUIでログインするようにセットアップされるようになっているらしい。KDEのログインもなかなかかっこいい。
 Sybaseは最新の11.9.2から挑戦する。PHILOS44Cと違ってスムーズにGUIによる設定に入れる。が、サーバの作成でエラーが出て止まってしまう。何度繰り返しても変わらない。
 仕方ないので、今度は11.0.3に切り替えてインストールする。と、今度はすんなりうまくいく。ディストリビューションの問題と片付けたいところだが、11.0.3ではOpenLinux1.3での実績しかなく、11.9.2だと2.2の実績しかない。まぁ入ったのでもういいのだけど。
 実際に入ったファイルなどを見てみると、置き換えたい元のデータであるSybase SQL Anywhereのデータとかなり大きさが違う。そのまま持ってくるなんてことは無理なような気がする。せっかく入れたのだが、使えなさそうなことを確かめるために入れたようなものである。

1999年12月22日

 UnixWareのライセンスがもう少しで切れてしまうので、SCOのサイトでFreeライセンスの交付を受ける。もう少しで忘れるところだった。Freeのライセンスはユーザー数制限など他のFree UNIXに比べてできることがかなり少なくなるらしいのだが、まぁクライアントOS的な使い方しか考えてないのでそれでもよかろう。
 ライセンスはSCO管理のライセンス管理から行う。すでに60日間のライセンスがあるのだが、このライセンスを更新するのではなくて新たなライセンスを追加することで対応する。

2000年1月19日

 気まぐれでSolaris 8 EAを購入。年末に注文していたが、やっと届いた。ということで早速インストール。ソフト試験ベンチとしてmobioのFreeBSDがあるので、こちらのLinuxを消すことにする。なお、M4-82のDVDドライブをリコーのCD-R/RW兼用のものに交換したので、クリエイティブのDVD-ROMドライブはドミノ移植されてこちらに装着されてある。一応CD-ROMドライブとしてはUnixWareでもBeOSでも動作確認済み。Solaris 8はDVD-ROM対応ということで、対応リストの中にクリエイティブのものも含まれていたのが楽しみなところ。
 Bootable CDだということで期待しながらCDブートしてみると、IPLは読むがその先がうまくいかない。まぁこれは前からそんなような気がしてたんだが(M4-82時代からブートできなかった)。しかたないのでフロッピーから起動。
 一応順調にデバイスが認識されて、インストーラとしてのSunOS 5.8のブートの最終局面に入った。と思ったら、メモリが足らないといって止まってしまった。確かに64MBを要求量としてはいるが、インストールさえすればスワップに我慢するだけでなんとかなると思ってたのに…。今から72ピンSIMMって安く手に入るかなぁ。

2000年3月12日

 懸案であった72ピンSIMMを購入。方々日本橋で探しまわっても見つからず、最後に見つけたDOS/VパラダイスでEDO品を買おうとしたら「チップセットとの相性の問題がいろいろあるので、お薦めしない」と言われる。EDO品じゃない方を薦めるし、安いので買う。一瞬「ノンパリティ品で良かったっけ…?」と不安がよぎるが、また探さないといけないのでドブ捨て覚悟で買う。というのが前日。
 いざ筐体を開いてすでに装着されてるメモリを取り出すと、どれもパリティなしなので一安心。新しいメモリ(32MB×2)から順に装着しなおし、起動すると問題なく認識されてるようである。32+32+16+16+4+4で計104MBとなった。
 まずSolaris8のDevice Configration Assistant(要は起動フロッピー)で起動。CD-ROMはWeb Startとあるディスクを使用(いちおうこれはお薦めされない方法らしいが、まぁ後学のためということで)。デバイスが認識されて、そろそろ起動かと思いきや、fdiskが必要と言ってくる。確かに空きで残していた領域もLinuxに使っているので空きはない。そこでLinuxをSolarisに割り当てなおして再挑戦するが、同様のメッセージが繰り返される。何度かやり直しても同じ。が、メッセージをよく見ると「3パーティション以上ではだめ」とある。確かにDR-DOS、UnixWare、BeOSですでに3つのパーティションを使っていて、Solarisに4つめを充てようとしている。よくわからないが覚悟を決めてDOS以外の領域を全部削除して再挑戦。
 これでやっと先へ進んだものの、グラフィックチップの確認とテストの段階で何も表示されない。チップの選択は間違っていない(自動認識したもの)と思うが、よくわからない。一番無難なはずのVGAを選んでもだめ。何度やってもだめなので、CDをSoftware CD 1of2に交換。
 起動はフロッピーなのでおおよその流れは変わらない。同じようにグラフィックの確認へ進むが、やはりブラックアウト。もしかして認識違いかとRAGE Pro(それまではRAGE Series)を選択してみると、見事に表示。そのままOpenWindowが起動し、ファイルをいろいろインストール。しばらく待って再起動して…と、またブラックアウト。再起動のところを何度繰り返しても同じ。
 最初からやりなおそうとしても、先ほどと同じようにチップの選択を変えているのにブラックアウトになる。まさか、ビデオ周辺が故障でもしたか?!とBeOSのインストールに切り替えるとあっさり動く。なんとも納得いかない。そのあと再びSolarisに挑戦してみると、グラフィック表示になった(ビデオチップの選択は省略したので、さっき動いた時の設定とは違う)。そのままインストールを続行し、再起動するが、やはりブラックアウト。もしかして直前にグラフィック表示があれば動くのか?と一旦BeOSを起動してすぐ終了し、再びSolarisに戻ってみたが変化はなかった。BIOSに設定があるわけでなし、どうしたらいいものやら…。
 後日、途方にくれつつSunのサイトを眺めているとHCL(Hardware Compatibility Lists)にこんな文章があった。最初は本家サイトで見つけたので英文だったが、日本語のにも同じのがあった。
「このチップを使用したすべてのモデルが使用可能とは限りませんが、ほとんど問題なく使用できます。」
このマシンは「ほとんど」に含まれないやつだったのか…。PCIのビデオカードを調達してこないといけないなぁ。

2000年8月某日

 うまいタイミングで会社のマシンのPCIビデオカードを入手した。S3の86C968使用のボードである。ATIのビデオがダメなら、こちらならうまくいくのではないかと挑戦…やはりだめ。症状も同じ。これはもうマザーボードとかそういう類のものを疑わざるを得ないのか。
 なお、同時にメモリも32Mのものを二つ調達できたので、全部で168MBとなった。いつのまにかM4-82を追い越してるな…。

2000年10月2日

 PC110の実験のため、DR-DOSのPersonal NetWareをセットアップすることにする。ちょっとCD-ROMドライバとかNICのドライバとかが気になったので、一足先にセットアップすることにした。といってもPersonal NetWareは昔から「使用可能である」ことはわかっていてもいつもセットアップに至らなかった経緯がある。とにかく実験の参考にしているサイトを見てセットアップ。
 少し前から何度かパーティションをぶっ飛ばしているので何が入っているかわからず、とにかく素からのつもりでDR-DOSのCD-ROMからブート。どうもフォーマットされているらしくて、そのままインストールしようとしている。ちょっと不安になったのでこのインストール画面を抜けてFDISKを実行…7.8MB程の大きさのパーティションがあるように見える。とりあえずこれを削除して100MBほどのパーティションを…あれ?全体で8MB弱しかないとか言ってるぞ?DR-DOSくらいのFDISKなら大容量HDDに対応していると思ったのに…。
 何が本当か確かめなければならないので、手軽な「Tom's root/boot」というフロッピー起動Linuxを使用。fdiskで確かめてみるとちゃんとDOSとSolarisのシステム、そして恐らくSolarisのスワップのパーティションが残っていた。DOSの領域も100MBぐらいあるので、何もせずシャットダウン・リブート。またDR-DOSを起動して、一旦このCドライブをフォーマット。で、改めてインストール。もちろんネットワークもインストールする。
 次にネットワークとPersonal NetWareのセットアップ。コマンドラインから「SETUP」を入力すれば各種設定を選択する画面になる。もちろん"Network"を選んで設定。が、ここで迷う。ドライバのフロッピーは直前にあっさり発見できているのだが、肝心のドライバがどれから持って来ればいいのかよくわからない。NIC選択プルダウンメニューでリストにないOEMディスクを選び、次にそのドライバのある場所を指定するようなのだがどこを指定しても"DRIVERS.DOS"を読み込む所で止まってしまうようである。でも出てくるダイアログには.INFの場所がどうのこうのとか言ってるし…。なんたら.DOSというのはNDIS2のドライバにある名前なのだが、DRIVERSではなくてNICの名前になっている。そこでそれをDRIVERS.DOSにリネーム…というかコピーしてみると、少し挙動が変わったがドライバが入らないことには変わらない。仕方ないのでドライバのFDのドキュメントを見て、ドライバ側からインストールしてみる。「AUTOLINK」を実行するだけで、システムを判別ししかるべきドライバをしかるべき場所へ転送し、さらにAUTOEXEC.BAT等を編集して自動的に組み込めるようにしてくれる。
 一応入ったみたいなのでリブートしてみる。すると、画面上はとりあえず問題なくロードされているように見える。で、これで使えるようになったのかな…でもなんか変。というか参考サイトのように次のステップのセットアップができない。元々自動的にセットアップを遷移するがマニュアルでやってみてもうまくいかない。というかその前のセットアップが終わってないということらしい。
 うーん、まさかなぁ…と思いながらSETUPをやりなおし、ドライバの位置を\NWCLIENTとしてみると、なんともあっさり読み込んだ。どーもクライアントという文字列に惑わされて、ピアでつながるんだからクライアントオンリーのような名前はちょっとなぁとか考えて避けていたのが間違いだったようだ。この後はとんとん拍子にセットアップが進んで、本当にPersonal NetWareの準備が整った(らしい。ログインもできているから前のときより確からしいが、相手がいないのでどうにも確認がとれない…)。