メーカー:Olivetti(ケースのみ)
CPU:Pentium!!!/550MHz (オリジナルはPentium/60MHz→マザー交換後Celeron266/400MHz )
RAM:128MB (オリジナルは8MB)
HDD:6.3GB (オリジナルは500MB)
5インチベイを三つもつデスクトップ。メーカー製デスクトップには珍しく、ベビーATマザー用の筐体となっている。
1998年某月某日
知人の経営するソフトハウスへ訪問し、あらかじめ連絡していたM4-82を受け取る。電源が火を吹き、CPUやメモリ、FDDは取り去られ、見るも無残である。タダだから文句は言えないが。
1998年8月某日
M4-82のためにパーツ収集。元々使えるパーツはケースだけという状態なので、それこそ「自作マシン」を作るつもりで秋葉原をうろつく。
マザーは以前から決めていたGIGABYTEのGA-6BA。ベビーAT、Slot1、FSB 100MHzというのが選定理由。SDRAM4本、PCI4本というのも評価できる。
CPUはCeleronの266MHzのリテール品。ファンを買うのが面倒なのと、リテール品の方がFSB 100MHz動作が安定しているらしいというのが選定理由。そろそろ266MHz品が終わるかも、と言われていた時期であった。
ビデオはATI RAGE PRO AGPX2のバルク品。まだリテールではあまり安くなかった時期。サウンドはどこかわからない会社のPCIのもの。チップがYMF724だったので、安いけどけっこういい。ジャック4つが選定理由(LINE IN/OUT、MIC、PHONE)。
メモリは64MBを一本。ついでにVoodoo2を冷やすためのファンも買っておく。NICとVoodoo2はM4-464Sからの流用。
電源は、ATケースであるがAT的なデザインのATX電源を選ぶ。つまり、AT電源の代わりにこれを内蔵してATX的な使い方をしようというわけ。これにあわせてATX用の電源スイッチも買っておく。
いざ組みたて。元からある電源とマザーを取り外し、新しいマザーを取り付ける。M4-464Sの時と違い、ネジにあわせて固定してきっちりスロットと一致するのが嬉しい。ふと、取りつけ後に5インチベイを閉じて、意外な事実に気づく。このケースは幅が少し狭いのでベイと電源を固定するフレームがマザーボードにオーバーハングするのであるが、なんとこれがSlot1の真上2cm程度のところに来るのである。当然CPUを挿し込めない。オーバーハングはSDRAMの上にも来るのだが、こちらはどうにかぎりぎりセーフのようである。仕方がないので、電源は固定せず外に置き、電源は延長ケーブルで接続、シャーシを削ってCPUに干渉しないように改造することにした。ということで、そのケーブルと鉄鋸を後日仕入れる。こんどはケースの加工をしないで済むと思っていたのに…。一応フレームがなくても形は保てるようなので、加工が終わるまでそのままで過ごすことにする。
次にビデオカードやサウンドカードなどをどかどか詰め込む。必要な部品をひととおり取りつけ、いざ電源ON…BIOSさえも起動しない(;_;)。FSBをいきなり100MHzで立ち上げようとしている事実は認識しつつも66MHzに落さないところが、後日変な感覚だったと回想するネタになる。
1998年8月某日
友人から「あわてずに一枚ずつ入れていけば?」と言われて、そのとおりに一旦全て外し、CPUとメモリとビデオカードだけ入れて起動する…今度は成功。なんだ、こんなことだったのか。HDDもM4-464Sからの流用なので、あらかじめノーマルなVGAに設定を変えただけのWindows95がそのまま入ってる。それでビデオのドライバを新しく入れればそれで一応動くWin95環境が復活した。あとはサウンドカードを入れては再起動し、Voodoo2を入れては再起動し、USBドライバを入れては再起動…。おおっ、すばらしい。ちゃんと「Plane Crazy」の絵が出るじゃないか。やはりVRAMの容量というのは意味があるんだと実感。
直後、ちょっと内部のケーブルの類を押さえたら、ショートしたのか電源が切れてしまった。電源はしばらくすると復旧したが、なんと起動途中で固まるようになってしまった。どうにもこうにも原因不明。一応Safe modeでは起動するようではある。
ふと思ってUSBジョイパッドを抜いて起動してみると、なんと無事立ち上がる。USB周辺が死んだか?それともパッド?買ったばかりなのに…と嘆きつつ挿し込んでみると、ドライバを追加するHDDのうなりが聞こえた(USBデバイスはいつ使用できるようになるかわからないので、起動時に認識しなかったものはとりあえずロードされないようである)。もしやと思ってゲームを走らせてみると、問題なく使用できる!じゃあ何が悪いんだろう?レジストリか?ということで何度かWindowsの再インストールなどをやってみたが効果なし。仕方がないので、「電源切ったらUSBケーブルも抜く」ということにする。
1998年8月某日
DVD-ROMとデコーダボードのセットを購入。CD-ROMとDVD-ROMを交換する。ドライバは特に問題なく入り、買っておいたYMOのDVDも再生できる。が、輪郭に青いゴミのようなものが出る。
マニュアルが頼りなくて原因がよくわからなかったが、環境設定のコントロールパネル(プレイヤーの*みたいなボタンで出る)の「映像」タブの「詳細設定」というボタンを押すと出てくる「映像の詳細設定」パネルの、「位置」タブの「カラーキー」というのを調整するとゴミは解消した。どういう原因で起こるものかよくわからないが、「位置」で調整するものだということは、オーバレイ方式ゆえに各色のデコード後の出現位置を微調整しているということなんだろうか。
1998年10月某日
ケーブルTVによるインターネット接続のための工事を一週間後に控え、引っ越し以来箱にしまわれたままだったのをついに取り出す。あいかわらず電源が外にあるのがイマイチだが、板を敷くことでなんとか凌ぐ。
いざ電源を入れると、「カシャン!カシャン!」と妙な音がする。ひとしきり鳴ったあと、HDDのエラーが告げられた。妙な音の正体はHDDのヘッドだろうか?とにかく、輸送時にクラッシュしたらしい。
1998年10月某日
日本橋にてHDD買い出し。4GBもあればいいと思ったが、すでに趨勢は8GBへ移りつつあり、6GBがお手頃だったのでそれを買って帰る。
帰って早速取りつけ&インストール。こういう時にアップグレードパッケージばかりというのは面倒である。面倒なのでどう短手番化したか忘れたな…。
前回はデバイスを一枚ずつ取りつけてドライバを入れていったのだが、今度は何も取り出さないでいきなりインストールしてるので、時々どのデバイスに対するドライバを要求されているのかわからなくなる。特に、前回素直に終わった音源のドライバを全て有効にすると調子がおかしい。いろいろ考え、レガシーI/Fに関する部分だけ切り離してなんとかまとまる。本当は消してもいいのだがまとめてでないと消えないらしく、設定で「使わない」にするしかなかった。
USBに関してちょっと心配したが、なんと全く問題が解消していた。接続したまま起動しても大丈夫だし、もちろん遊べる。レジストリではないどこかユーザーからは見えないところに情報があって、それが邪魔していたんだろう。これだからWinは…などと言われるわけである。
HDDといっしょに調達した、PCIとISAのNICも取り付ける。以前からつけてあったISAのNICは、手動設定ができるので別の目的に使用することにする。PCIのNICはASUSのもので、Wake-on-LAN、つまりネットワークからの遠隔起動が可能になるNICである。いろいろ調べたがこの機能があるNICそのものがまだ多くなく、他のものは少し高い。まぁ高いなりにユーティリティがついていたりはするのだが。
調べたときに気になったのが電源。ATX仕様の電源はこのWake-on-LANのためにいくらかの電流を電源断時にも供給できるようになっているのだが、古いものはその容量が少なく、まともに使えないらしい。それが切り替わったのが8月頃のことらしいのだが、自分の電源がそのものなのかちょっと怪しい。もっとも、起動させるためのツールがないのでどうしようもないのだが…。
ISAのNICはAcerの安物。NICを二枚挿すのはCATVからの指導によるもので、ISA側にケープルモデム、PCI側に内側のLANをつないでセグメント分けしてしまおうということ。
1998年10月24日
ケーブルテレビの工事担当者が来て、ケーブルモデムを設置していった。ケーブルテレビは元々双方向メディアとして設計されているので、ケーブルモデムをテレビ用の分配と併用しても構わないらしい。だが分配数が増えるとどうしても電圧レベルが下がるため、安定した通信を享受しにくくなるので最初の受け口で分配するらしい。なんとなくサッシの雨戸の収納部分の一部に穴をあけたような気がするが、気にしないでおこう。
さすがにケーブルテレビは速い。この速度をつなぎっぱなしで使えるのは夢のようである。この夢のような環境を一台きりにしておくのには不都合があるので、ゲートウェイ化することにする。導入したのは「WinGate」という製品で、ホームページから落してお金を払うとライセンス番号が来るという、シェアウェア方式。お金を払わないと1ユーザしか他のマシンからは接続できない。というか1ユーザライセンスなら無料で使えるということ。どうせ自分しか使わないからこれで十分。
WinGateはサービスとして動作するので、Windowsにログオンしなくても起動しただけで使用できる。ということは、Wake-on-LANで起動だけしておけばあとは何の操作もなくても使えるということになる。早いとこそれを実現しないといけないのだが…。
1998年11月某日
Wake-on-LANの資料を求めてWebをさまよっていたところ、AMDのホームページのWake-on-LANテクノロジ解説ページのリンクが増えているのに気がついた。見るとWake-on-LANのサンプルソフトのようである。早速落してmobioにインストールし、実行してみると見事に起動した。これでなんとか環境を整えることができそうである。
1998年11月某日
XILINXのFoundation1.4を入れなおす。HDDがクラッシュしたのでボリューム番号が変わってしまい、今までのライセンスコードは使うことができないので、もうクラッシュしてもいいようにNICのMACアドレスでライセンスを申請しなおす。NICはもちろんWake-on-LAN対応のもの。
程なくしてライセンスファイルが送られてきた。このメールからライセンス記述部分を切り出してファイルにし、インストールする。
1998年11月某日
ふと思い立ち、X68030につながっているスキャナと遊んでいるMOドライブを接続する。スロットの空きはないのでminiSCSI EPPで接続。SCSI機器の電源を入れてないときの挙動が心配だったが、起動時のメッセージもなく、逆にSCSI付きで起動したほうが最初一瞬止まるような動きを見せる。多用するものでもなし、これでも問題ない。
スキャナのドライバももちろん入れる。TWAIN対応なので、Paint Shop Proでもアプリに取り込める。
1998年12月某日
「ホームページビルダー2000」と「翻訳の王様」を買う。ホームページビルダーは「サイト」の概念が導入されたのが評価できる。
翻訳の王様は簡易ながら日英翻訳機能がついたので買うことにした。といっても本当に簡易なので、Webの翻訳とは別機能として備わっている。入力も文章単位でないと効率が悪いようである。本来の英日翻訳の精度は、よくはないけどこんなもんかな、というところ。あまり多くを期待してはいけないだろう。
1998年12月某日
ふと気がつくとBJ-10vが動かなくなっていたので、いい頃合と思ってカラープリンタを物色する。まぁEPSONかCananだろうと思っていたのだが、物色の過程で知人から見せられたALPSのMD-5000にいたく感動し、これに決めてしまう。
日本橋に行くとめぼしい店にALPSの営業が出張っていたのだが、肝心のブツがない。今届くやつはみんな予約で押さえられていて、予約して取り寄せるしかないということだったので、ニノックスで予約することにする。
一週間後、到着の連絡はなかったがひとととおりまわってから行ってみると、ちょうど到着した頃であった。ネットワークで接続するつもりであったが、少し不安だったので純正USBケーブルも購入した。帰り道、ある若者がプリンタを指して「これどこで買いました?」と聞くので予約しないと手に入らないことも含めて教えてやると、「どうしよう〜」と悲鳴を上げながら行ってしまった。あとから考えてみると、あれはコミケ用の同人誌のためのプリンタを探していたのかもしれない。
帰宅してセッティング。ネットワーク接続でも印刷はできる。USBケーブルは買わなくてもよかったようだ。
クレオの「筆まめ」と講談社の「ああ女神さまっ 小っちゃいってことは便利だねっ スクリーンセーバー」を入れる。
1999年1月某日
XILINXのFoundation1.5がいきなり送られてきた。こんどはCDについているライセンス番号をインストール時に入力すればいいらしい。楽にはなったが、あの苦労はなんだったんだろう…。
早速インストールするが、使い道がないのはよくない。そこで、かねてからの懸案であったCRT切り替え器をCPLDで設計することにする。
…が風邪でダウン。ある程度進めたが、最初の勢いをもはや維持できないので、当分保留。
1999年2月某日
S-OSエミュレータをWindowsで動かしたくなる。treeさんの作ったソースを持ってきて、UNIX環境のものをコンパイルできる何かがあればいいはずである。最初「BSD on Windows」を検討したが、もう出てからずいぶん経ち基本的には絶版だろうと思われた。が、これをキーワードにいろいろ調べていくと「Cygwin」なるものがあるのに気がついた。なんでもUNIX互換ファンクションを実現するDLLを用意して、専用ライブラリと共に配布し、UNIXアプリケーションをWin32環境へ移植しようとするものらしい。しかもフリーで配布している。
早速入手し、インストール。DOS窓のような環境で動かすが、シェルはbashだったり、UNIXのコマンドもひととおり揃っていて、ほとんどUNIXをWindowsへ持ってきたような感じである。
新たにS-OSエミュレータがリリースされたので、これでコンパイルしてみる。configure対応してあったのでCygwinでも問題ないか心配されたが、ちゃんと動いた。が、curses.hもtermcap.hもないということでコンパイルには失敗する。調べたところCygwinにtermcapを入れた人がいるので、その記述どおりにtermcapを作成するとコンパイルは通るようになった。
あとはソースのバグ、というかCygwin特有の対応が必要な部分を修正するとS-OSエミュレータが動くようになった。後日、その対応を施したソースがリリースされたので新たにコンパイルしてチェックし、バイナリのレベルでS-OSのページから配布するようにした。なお、termcapについては設定がないと自分で簡易なANSIの設定を使うように変更されているので、バイナリを落した人がtermcapを設定するとかいうような必要はなくなった。
1999年3月某日
MZ-800のエミュレータを発見。Linux用だが、Cygwinでもコンパイルできるらしい。svgalibというものが必要とか書いてあるのだが、人に聞いてみるとそれはLinux用だということなので気にしなくていいらしい。ということで落してコンパイル。以前ROMルーチン解析のため転送に使用したテープがあったので、それをtapeload.exeで読み取らせてROMファイルを作成すると、どうにか起動できるようになった。
しかし、色が変。水色のバックに、黄色の文字。ソースを色々探してパレットの設定らしきところを見つけ適当に数値を変更してみたが、どうも完全にはうまくいかない。さらに探して、Cygwinの時にコンパイルしない箇所を逆に変更すると本来の色が出るようになった。しかし別のMZ-800エミュレータにあったFLAPPYを動かしてみるとまだ完全ではない。
MZ-700エミュレータでは画面モード毎にパレットを書換えることをしているらしい。本人は「スマートじゃない」とか嘆いていたが、Windows相手にスマートなプログラムなどできないのかもしれない。
1999年3月某日
やはりワープロ「のような」環境は必要だろう、ということでLaTeX2eの本を買い込み、インストール。すっかりTeXのことを忘れている自分に気づく。といっても2eではかなり変わっているらしい。
いつのまにかTeXのバージョンが3以上になっている。あとは小数点以下が14159265…と続くだけだ。
1999年5月某日
PSファイルをPDFに変換できるらしい、ということでGohstscriptをインストール。日本語を通すのにちょっと苦労するが、該当ページを探し出してその手順どおりにやればあまり問題はない。試しに変換してみると、確かにPDFになる。
スキャナから取り込んだ画像を変換できないかと思い、TWAINの操作窓を呼び出してフォーマットの選択を試みるがEPSFしかない。試しに取りこんでみるが、Gohstscriptでは読めないようだ。残念。
1999年7月某日
ある工作のため、KC160ボードと専用Cコンパイラを購入。総合開発環境がついているのでそれをインストールする。開発環境といっても自動makeとエディタとしてのメモ帳の呼び出しとデータ転送機能と実機デバッグ用ダムターミナルがセットになっているものである。
サンプルのコンパイルまでは非常に順調だったが、複雑な、というかエラーだらけのソースをコンパイルするようになってからはいくつかの弱点を露呈するようになった。特にコンパイラそのものがプロトタイプ宣言を忘れたソースをコンパイルすると「不正な命令を実行しました」とかいって落ちてしまうのである。というか主たる原因を見つけるまでは何が理由でコンパイラが落ちるのかわからず、しかもコンパイルエラーが渡らないのかエラー数もワーニング数もゼロになってしまうので、落ちないソースになるまでDOS窓でエラーを確認しながら修正していくしか方法がなかった。これでは環境もくそもない。
1999年11月某日
PHILOS44Cなどに設置したサーバのアクセスをIPアドレスでいちいち各のは面倒なので、hostsファイルに設定する。
1999年12月12日
ボーナスも出たことだし、CPUとDVDドライブを交換する。CPUはキャッシュの量などを考えてPentiumIII/550MHzを選択。FC-PGA版を選ぼうか迷ったがキャッシュは倍だし値段も安いしで選ぶ。まぁキャッシュのスピードは半分なんだが。DVDドライブはリコーのDVD-ROM/CD-R/CD-RW兼用のもの。夏ごろから出るという話を聞いていたので、待っていたのである。
両方とも、交換して特に問題はない。CPU交換前にはBIOSのバージョンを上げる必要があったので、GIGA-BYTEのホームページからツールとセットになっているBIOSデータを落してきて、DOSのディスクを作りそこに展開。そのディスクで再起動後ツールにより現BIOSのデータのバックアップと新BIOSの書き込みを行う。成功したとのメッセージが出たのでそのままリブートすると、なんとスピーカーからピーポーピーポーとけたたましい音がする。Winが立ちあがれば治まるかと思ったら、なんか新しいデバイスとかいってLPTとかをインストールして、音が鳴ったまま立ちあがってしまった。それならもう一度再起動すれば鳴り止むかとトライしてみたが、それでも止まない。うるさくて仕方ないので今度は電源を落とし、もう一度起動すると、やっと音が止まった。というように苦労はしたものの、CPUを交換したという実感に乏しい。クロック+キャッシュの効果で2倍くらいの体感向上があるかと期待したのだが…。
ATIのDVDソフトプレイヤーで見てみようと思ったが、なぜかうまく動かない。しかたないのでドライブに添付されていたSoftware Cinemasterを入れてみる。すると、かなりスムーズに再生される。ところどころノイズが走るのが気になるが、多分Win全体のパフォーマンスが落ちているせいだろう…。
なお、BIOS更新直後は更新ソフトがいくつかの設定を元に戻すらしく、例えばフロッピードライブを全部無効化していたのを有効にされてしまっていた。更新後は一通り設定をチェックする必要があるだろう。
2000年3月某日
どうもGIFよりJPEGで圧縮したほうが容量が小さくなるらしい。昔見たときはわずかにGIFが小さいくらいだったのが、今同じ画像を加工してみるとJPEGのほうが半分くらいに小さい。うーむ、カメラが変わったためか?なんにしろこれだけ差が出るとホームページの容量に影響があるので、画像を片っ端からJPEGに変更してしまおう。
ある程度変換したところで、足りない画像があるのに気づく。昔デジカメがエプソンのCP-100だったときに撮影したものである。確かMOに保管してあるはず…とそれらしきMOを発掘してMOドライブに突っ込んでみた。が、ちょっとだけアクセスしたあと全く読めなくなってしまった。イジェクトはできるのでケーブルやSCSIアダプタに問題があるとは思えないが、納得いかない。何度か再起動してみるがどうしてもダメ。MOが壊れていると辛いが、SCSIアダプタがソフト駆動ということもあり、これまでの他のソフトのインストールの積み重ねが影響しているのではないかと予想はしてみたものの、スロットの空きもなく、対策が立たない。まぁDVDデコーダが動かないからこれを抜いてもいいんだけど。
2000年6月某日
ふとマザーボードの交換を思いつく。もうATマザーなど売っているショップもメーカーも少ないが、TYANのS1830(TsunamiAT)がUSERS SIDEに残っているらしく、これが購入できれば外に放り出している電源も内蔵できるし今使ってるCPUも使用できる。が、なんとなくボードサイズが大きい。スロットの数もひとつ多い(ISAバスコネクタがひとつ多い)。今一番外のISAバスよりももうひとつ外のスロットの場所にはUSBコネクタが出してあって、もし交換するとこのブラケットの行き先がなくなるかもしれない。いやそもそも、ボードが大きくてケースに収まるかどうか心配である。そこでS1830の方はPDFのマニュアルを表示させ、今使ってるGA-6BAの方は紙のマニュアルを取り出して、大きさを比べる…うーむ、インチとセンチでそれぞれ勝手に書かれては比べにくいではないか。TYANのページにあるボードの写真を見てみると、なんとなくネジの位置が違うような気がする。比べると、どうも1スロット分AGP側へずれるようだ。AGPの隣にはシリアルやパラレル、マウスのコネクタを出すブラケットがついている。これを外すとまた行き先に苦労しそうだ。うーむ。
まぁ急がなくても買えなくても悲観することでもないかとGA-6BAのマニュアルを眺めてたら、CPUのクロックの倍率設定の表が目に止まった。あれ、そういやCeleronは倍率固定だから何もいじらなかったけど、PentiumIIIって倍率可変じゃなかったっけ?でもBIOSのメッセージには550MHzって書いてるし…では今何倍に設定されてるか確かめると…3.5倍?!これが本当なら、Celeron/400MHzと体感が変わらなくて当然かも。
では本当に速度差があるのか、3.5倍設定と5.5倍設定で切り替えてベンチをとってみることにする。といってもベンチマークソフトを落してくる真面目さは持ち合わせてないので、すでに入ってるFinalRealityをアクセラレータなしで実行することにする。詳しい結果は割愛する(というか350MHzのデータを保存してなかった)がOverallで1.3倍くらいの違いはあることはわかった。まぁ350MHzの方が成績のいい結果もあったのだが…。
まぁ思ったほどの差はなくてもパフォーマンスはいいようなので、一応5.5倍設定のままにしてSoftware Cinemasterを見てみる。純粋なCPU性能だけならそれなりの効果はあるはず、ということで劇場版ナデシコを再生してみる…うーむ、ノイズも出ないようだしコマ落ちも見られないようだし、まぁちゃんと設定しているだけのことはあるか。でもなんとなくCeleron/400MHzとの体感差はないなぁ。もしかしてもう人間の体感上はどんなにCPUが速くなっても変わらない時代になったということなんかなぁ。
2000年6月某日
ボーナスを何に使うか(といっても8割は貯金だが)考えていたが、いいかげんビデオカードを買い替えることに決めた。Voodoo2のD3Dドライバがマイクロソフトからサポートされないというか、そろそろ数世代前のカードになってソフトサポートが怪しくなってきたような気がするというのが一番大きな理由。それと今はカスケードされていて画面が暗いので、それを解消したいというのもある。
実は昨年末もかなりこれで悩んだのだが、結局買わなかった。というか買わなきゃ…と思ってたら新しいビデオチップが次々現れて目移りしたというのもある。一応目標はnVIDIAのGeForce256だったのだがあっさりGeForce2 GTSというのが登場してしまい方針転換したといういきさつもあった。
で、狙うはASUSのAGP-V7700。できればこれの3Dメガネ付きがいい。メガネはオプションでもつけられるのだが、ビデオ信号をカスケードしたりスロット(というかブラケット)を消費したりとあまりいいイメージはない。が、まだ発売されてないようだ。3Dなんてオマケなんだからどうでもいいかな。だったら別のメーカーのでもいいことになるし…。
と今度は、ムラムラっとDVD-RAMが欲しくなった。それも新しく出る4.7GB対応のドライブが。それとビデオキャプチャーボード。とりあえずはMPEG1レベルでいいんで、長時間のものはDVD-RAMへ、短ければCD-Rへ焼いてしまえばビデオテープの保存にはもってこいのような気がする。特に昔のル・マンのテープなど、いつまでも保存しておくのはかさばるし劣化の心配もある。幸い松下のDVD-RAMドライブにはそういうビデオ取込みや編集のソフトもついてくるし、容量が大きければHDDを消費せずに取り込むこともできる。う〜ん、なかなかいいかも。
調べるうちに、松下の取り込みソフトはVideo for Windows対応のキャプチャーカードがあればいいらしいことがわかった。しかも、ASUSのGeForce256のビデオカードでビデオ取り込み機能のあるAGP-V6800 DELUXEのマニュアルを見てみるとインストール時にVideo for Windowsのドライバが入れられることもわかった。すると、ASUSのDELUXEバージョンのカードを使用すればキャプチャカードも必要ないかもしれない。価格差を考えるとずっとお得である。一度試してみて、だめならキャプチャーカードに乗り換えればいいだけの話。まぁ問題はこの時点でDVD-RAMもビデオカードも発売されてないということか…。
2000年7月8日
DVD-RAM導入の前段階として、PCIのSCSIアダプタを購入。購入したのはTekramのDC-315U。BIOSがついていない、NarrowのUltra SCSIカードである。ケーブルは手持ちを捜索したらDVD-RAMが来ても大丈夫なほど揃っていたので新たに購入せず。高いしね。
まずはTrantorのSCSIアダプタのドライバとDVDデコーダ、Voodoo2のドライバを削除し、電源を落してボードを取り去る。一時パラレルポートなどのブラケットのコネクタが外れかかり直すためにブラケットを外したらそのネジがつけにくくてあちこち落すトラブルもあったが、まぁなんとか装着できた。再起動し、ドライバを入れてMOやスキャナにアクセスし、問題なくアクセスできることが確認できた。やはり以前MOにアクセスできなかったのはドライバの問題だったか。
ということで画像ファイルの捜索を兼ねてありったけのMOを発掘しとりあえずHDDにコピー。計930MBほどにもなった。これでほとんどMOに用はなくなったと言えそう。X68000PROにでもつけようかな。
肝心の画像ファイルは発見できず。うーん、どこにしまいこんだんだか…。
2000年7月16日
J&PでDVD-RAMを取り寄せの上、購入。ポイント還元+会員特別割引券で計9500円の減額は大きい。税抜き59800円でもこれだけ割り引けばどんなショップもかなわない。
接続もいたって順調。特別といえばCD-RWのパケットドライバとぶつからないか心配したが、杞憂だった。とりあえず接続するとCD-ROMと認識され、DVDドライバを入れるとそれより若いドライブ名でDVD-RAMとして認識される。PD時代から指摘されている「読み書きできるドライブ(リムーバブルメディア扱い)」と「読み込み専用ドライブ(CD-ROM扱い)」が統一されず両方存在する(しかもDVD-RAMメディアを入れてCD-ROM側でアクセスしようとしてもエラーになる)という問題は生きたままのようだ。もしかするとWindowsの仕様のせいか?いや、LUNがひとつでないような気もするし…。
とりあえず確保してきたマクセルの両面メディア(つまりは9.4GBのやつ)をフォーマットする。当面はワーク&テンポラリ扱いなのでUDF1.5でフォーマット。ビデオレコーディング規格に則ったソフトが手に入ってからUDF2.0のディスクを作るようにしましょうかね。
ただひとつ、HDDであるCドライブとATAPI DVD-ROM/CD-R/RWであるDドライブの間に、このDVD-RAMドライブが割り込んでしまうのが気に入らない。SCSI機器の電源を入れないことは多々あるので、その時とDVD-RAMが生きている時とでDドライブの実体が違うというのは避けたいんだが…。
2000年7月23日
目標通りASUSのAGP-V7700 DELUXEを購入。実は前の週に日本橋にて捜索したのだがほとんど発見できなくて、結局通販で購入した。22日入荷で23日昼到着というのはやたら早い。
まずはシステムのプロパティ→デバイスマネージャからATIのビデオアダプタのドライバを削除。再起動を促されるのでそうすると、起動時に「新しいデバイス」としてこれから外そうとするボードが認識されたので、一応外れたものとして適当にスキップしてまたWindowsを終わらせる。で、ケースを開けて交換。
起動すると、さっき再起動した時の影響かVGAで動いている。ドライバCDを入れるといろいろなユーティリティを含むインストール画面が現れたので、まずはドライバをインストールする。パッケージは輸入の「英語版」なのだが、インストーラーが日本語だったりするのがすごい。ビデオのドライバと同時にAGPなどのドライバやその他もろもろもインストールしている。なんかいろいろい聞いてきているのだがよくわからないままOKをクリックしてたりする(^_^;)。ドライバが入ったということで再起動してみるが、なんと元のVGAとなんら変わらない(オリジナルのくすんだ緑の背景の色もVGAの色である)。ATIのカードの場合はそんなことなかったような気がするが…。というのを感心する前に、AGP関係が入れ替わったせいかまともに起動しない。対処する以前に保護エラーでフリーズしたり、ネットワークのログオンダイアログが出てこないなど…。しつこく起動を繰り返したりじっくり待てば問題なく立ち上がるようにはなった。
マニュアルをよく読んでみると、一旦ビデオのプロパティからビデオドライバの更新をしないといけないらしい。ドライバCDをセットしたままで実行してみると、確かにドライバを読み込む。再起動すると、プロパティのパネルのいろいろなタブが有効になっていた。ちょっと不思議な感じだが、まぁいいか。
ドライバが有効になったので、解像度を以前のものに戻し、とりあえず使えるようになった。そこで、今度はビデオキャプチャを試す。ユーティリティを立ち上げると、いきなりビデオ画面が現れる。ビデオはSVHSのS出力につないである。音声のラインも接続すれば、これでキャプチャ環境はだいたい整ったはず。
次は3Dメガネ。ビデオのプロパティで3Dを有効にするスイッチを入れておけば、とりあえず使えるらしい。とりあえずセガラリー2を起動。単純な絵が上半分に圧縮されて表示される以外は一応うまくいってる雰囲気。ゲーム画面に移れば、確かに車も風景も立体になっているし奥行きを感じる。これはすごい。ソフトはもともと立体視を想定して作ってはいないのだが画面に表示する直前まではきっちり奥行きを含む立体データを取り扱っているのだから、それに基づいた表示をしてあげればいいだけのこと。それだけのことであるが…。
が、ここで問題。なんと、ゲーム開始後すぐに落ちてしまう。何が悪いのか具体的にはよくわからない。DDHELPというモジュールで落ちているらしいが実際にはドライバで問題が発生しているらしい。それではということでFinalRealityで3Dメガネを試してみると、こちらは問題なく最後まで表示される。まぁ、オマケだといえばそれまでなのだが…。
DVD-RAMに付属してきたMPEG1エンコーダーを試す。圧縮を指定していたのだがそれについて初期化できないといわれて録画できない。仕方なく非圧縮で取込もうとしたら根本的に動かないように言われてしまった。どうもいろいろ指定できる項目が多くてよくわからない。が、画像のフォーマットに関してASUSオリジナルで取込もうとしていたのがまずかったらしく、15ビットに変更したら圧縮もできるようになった。で、約40分のアニメ作品をキャプチャしてみる。これは後ほどCD-Rに落してビデオCDとして保管するつもり。
2001年1月15日
数日前友人宅でMPEG-4でエンコードしたアニメ作品を見せてもらう。MPEG-4というのは圧縮率が高く、そのせいでファイルは小さくなるが画質が悪いというイメージがあったが、見せてもらったものは高画質でMPEG-1など問題にならないレベルであった。考えてみればMPEG-4でもビットレートを高くしてエンコードすれば、当然ながら画質の劣化は少なくなる。もちろんそれにつれてファイルサイズは大きくなるが、MPEG-4ならそれでもたいした大きさにならないということなのだ。実際にその画像は多少ブロックノイズが含まれ、後日知ったMPEG-4特有のコントラストの高い箇所で起こるノイズもあったのだが、MPEG-1からすればはるかに高画質だし、しかも30分のアニメ作品全10本が一枚のCD-Rに収められているのである。1本あたり約60MB。MPEG-1だとCD-ROM一枚に3本くらいしか収録できないから、同等かそれ以上の画質で1/3以下のサイズとなる計算である。
ということをつらつら考えているうちに、ちょうどCSで始まった「クレクレタコラ」をMPEG-4で残そうと思いついた。まず検討したのは発売されたばかりのeZaurusオプションであるMPEG-4エンコーダCE-VR1。ハードウェアエンコーダという点とそこそこの価格の安さというのが魅力で、メディアがPCカードではあるがこれは特に気にならない(60〜80MBくらいのフラッシュATAカードも高くないし)。が、320×240ドットの解像度では5〜6fpsくらいの性能しかなく、現状のハードウェアエンコードの技術(もちろん家電レベルの話だが)はあまり高望みできなさそう。
せっかくVideo for Windowsの環境があるのだから、松下のMPEG-1キャプチャの代わりに使えるMPEG-4エンコーダがないものかと探したら、なんとマイクロソフトがWindows Media Encoderというものを配布しているのを発見。ということで早速ダウンロード、インストール。…重い。取り込み時にコマ落ちしているのだが、それを再生するとそのとおりにコマ落ちしている。これでは使えん。
いろいろ探すうちにMPEG-2から変換する方法が一般的らしいことがわかったので、ならばとビデオカードについてきたUleadのMPEG-2キャプチャツールをインストールしてみるが、なんとこちらは取り込み時にハングアップしてしまう。こちらのほうが確実に動作することを期待していたのだが…。
2001年1月17日
MPEG-4でキャプチャできるデバイスを探していたら、ビューカム用のオプションであるPixLabを発見。もちろんPCIボードによるキャプチャを導入するというのがパフォーマンス的にはいいのだろうが、もし動かなかった場合にLOOXへ転用することを考えてUSBデバイスで探すことにしたのである。ということで会社の帰りがけに梅田でゲット。
早速インストール、テスト取り込みしてみるが…いきなりMPEG-4で吐き出すのではなくAVI形式で取り込んでいるようである。ツールがそれをMPEG-4へ変換するというのが「MPEG-4出力」のカラクリというわけである。う、ダマされた…(上記リンクをよく読めばちゃんと書いてあったな…)。AVI形式は素の画像データだからちゃんと取り込めれば何の劣化もない一番情報の多い状態なのであるが、その分データの量は多い。実際ちょこちょこコマ落ちしている。もう一息という感じではあるが、これでは出来上がりは期待できない…。
2001年1月18日
これ以上直接MPEG-4を出力できるデバイスを探しても見つからなさそうなので、MPEG-2キャプチャに矛先を変える。注目されているのはNECのSmart Vision Pro for USBだが、チューナー機能は余計だしレビューによるとスリップ再生というかタイムシフトというか、その機能のために常にハードディスクに取り込んでいるということでちょっと処理が重たいかもしれない。もっと調べるとピクセラのPIX-MPGCP/U1というのがあって、これはなんとDVD-RAMにビデオレコーディング規格で書き込めるらしい。USBやIEEE-1394で接続する外付けDVD-RAMドライブを出しているピクセラらしい製品といえる。ということでこちらをまた会社帰りに購入。
接続して取り込んでみると、取り込み時にはコマ落ちがけっこうあるが再生には全く問題がない。これならなんとか満足できる映像が取り込めそうである。マニュアルを読んでわかったのだが、DVD-RAMへのビデオレコーディング規格での書き込みは一旦取り込んであるファイルを変換するというスタンスとなっている。直接書き込めるわけではなかった。これもなんとなく看板に偽りありという感じ。また、キャプチャは通常はデータを出力せず、取り込み時に音声と共に本体へ転送されるらしい。また取り込み開始をクリックしてから実際に取り込みを始めるまで10秒かそれ以上かかってしまう。だからビデオからの取り込みというのが第一目的になりそうな製品といえるかもしれない。
2001年1月20日
松下のDVD-RAMのパンフとか公式サイトにこのピクセラの製品が対応製品として筆頭に挙げられているので、なんとなく期待はできそうである。まずは30分の番組をまとめて取り込んでみる。DVD録画ではないが、出力先をいきなりDVD-RAMにした。すると、ほとんどコマ落ちなく録画できているようである。実際には取り込み時の画面がモタつくなどちょっと心配させられる素振りも見せるのだが、データ保存を優先させているためらしく、ほとんど心配することはないようだ。まぁ、30分も取り込んでいれば1度や2度はコマ落ちがあったりするが…。色合いについてはテレビ映像に比べて落ちるような感じもあるので調整したいところだが、まぁこんなもんか。
一通り観てみると、だんだん映像と音声がずれていってしまう現象が現れた。最初のうちはずれてる感覚はないので、ずれが蓄積していってそのうちはっきりわかるほどになるのだろう。原因はよくわからない。MPEG-4への変換に支障がなければいいのだが…。
次にMPEG-2からMPEG-4への変換方法を確立する。いろいろ調べた結果、FlasKMPEGというツールが有名らしい。メニューを日本語化したものがあるので、それを拾ってくる。エンコーダはDiVX ;-)というのが有名らしい。Microsoft Video Encoderのハックだとか、それは濡れ衣だとかいろいろ言われているようだが、モードによってはMicrosoftのものより効率が高いらしくて人気もあるようである。ということでこれに決定。
これだけでMPEG-4ファイルができあがればいいのだが、試行錯誤の末FlasKMPEGでは映像のみ変換し、音声は別ファイルに出力させてあとから合体させるのがいいことがわかった。FlaskMPEGで音声ファイルを出力させるとMP2ファイルになるので、これをMPx2WAV32というツールでWAVに変換し、改めてVirtualDubというツールで音声のみ圧縮・映像はそのままコピーで結合することで目的のMPEG-4ファイルが得られるようになった。ここまで辿りつくまでに丸1日かかってしまった。
これであとはどんどん取り込んでどんどん変換していけばいいことになる。FlasKMPEGでの変換時間が元のファイルの倍の時間、MPx2WAV32での音声変換で10分ほど、結合でまた10分ほど、計1時間半くらいでできあがる。ただ、仕上がりを確認しないと気になるコマ落ちがあったら取り込みのしなおしになるので、その後もう一度中身を見なければならない。さっき観たやつをもう一回観るのはしんどい〜。
2001年2月某日
突然、キャプチャボックスがおかしくなった。直前にツールの立ち上げとボックスの電源のタイミングが変になったのが原因か、とにかくうまく取り込みできない。ツールからボックスに対してリセットをかけたりしている。取り込みボタンをクリックしても取り込まれない(取り込もうとしているらしくサイズゼロのファイルはできるのだが…)。
念のためにLOOXにつないでみると、一応動くみたい。とするとM4-82側が悪いことになるのだが…。では一念発起して、Win98の再インストールをしてみよう。
以前のUSB絡みで起動しなかった件がHDDも交換してやっと解消したという経験から上書きでの再インストールには信用がおけなかったので、新しくHDDを買うことにした。もうかなり大きいのもあるのだが、30GBが手ごろだったので購入。データの移動が大変なので、それまでの6GBは空いているIDEポートに取り付けることにした。取り付けが終わったところでインストール。アップグレードディスクのみでインストールする方法は…例によって忘れた(^_^;)。確かWin95のフロッピーディスクで起動して、Win98のsetup.exeを起動するんだったような気がする。
一応のインストールが終わったところで、アプリのインストールもそこそこに、早速キャプチャ関係のインストールと確認を行う。しかし…症状変わらず。どこに問題点があるのかわからなくなったので、翌日メーカーに聞いてみることにする。
2001年2月某日
キャプチャボックスのメーカーサポートに聞いてみると、一応こちらでチェックしてみますとのこと。というわけで早速元の箱に詰めて発送。ついでにまだだったユーザー登録もお願いしておく。
2001年2月某日
メーカーからキャプチャボックスが返送されてきた。中には「異常なし」との悲しい返事が。うーん、どうしたらいいのやら。
2001年某月某日
ひょんなことからキャプチャボックスのトラブルの原因が判明。実はトラブルの直前、これからたくさんキャプチャするのだから、専用のディスクがあったほうがいいだろうということで1枚新しいDVD-RAMディスクを買ってきてフォーマットしたのだが、UDF1.5形式にしたつもりがFAT32になっていた。以前キャプチャに使っていたディスクを入れると何の問題もなく取り込めることから発覚した。もちろん、新しいディスクもUDF1.5ならちゃんと取り込める。う〜ん、まさかこんなところに落とし穴があったとは。まぁしかしこれでMPEG-4作成作業に戻れる…はずなのだが、止まっていた期間が長すぎたのと別の仕事であまりやってられなくなってしまった。テープは溜まる一方だし、困ったな…。
2001年4月某日
一瞬CRTが瞬いたような気がしたらその直後からネスケの挙動がほんの一部だけおかしくなったので、再起動をかけてネスケを立ち上げたまさにその瞬間、電源が落ちた…。CRTは普通に信号がなくなった故のセーブモードに入ったので、停電でもない。何度電源スイッチを押しても反応がない。電源が死んだか…?
直接原因なども含めて何が問題あるのかよくわからないけど、とにかく電源が死んだらしいと考えるのが良さそうなので梅田へ緊急出動。壊れたのが昼間で良かったというべきか。今回は最初に電源を買ったときほど電源を安く上げようという気はなかったので、簡単に物色して400Wのものを購入。帰宅して取り付けてみると、フルタワーを想定してか電源とかもかなり長い。延長ケープルが不要になってしまった。しかる後、電源オン。何事もなかったかのように(Scandiskは走ったけど)起動する。ま、そういうことなんだろう。
2001年某月某日
TeXも使ってない…というかHDDを交換してからTeXを入れてないが、オフィス環境は必要だろうということでOpenOfficeをインストール。日本語版はないので一応日本語が通るというだけ。
2001年10月某日
SunがOpenOfficeの派生?としてSunSuiteのβ版をリリースした。こちらはOpenOfficeと違って日本語版もある。そこで早速インストール。で、再起動…ゲッ、コマンドモードでしか起動しなくなった!!どうもメッセージからするとレジストリが壊れてしまったらしい。うーむ、レジストリが壊れたらヤバいという話は知ってたけど、めったにないことだしと思ってバックアップなんかとらなかったぞ〜。
レジストリを修復するツールもあるのでそれを実行してみるも、処理してくれなかったり固まったりでうまくいかない。上書き再インストールを試みるもメモリが足らんとかなんとかいってインストーラが動いてくれない。これはまいった…。
ふと、Dドライブになっている前のHDDにレジストリがあることを思い出した。もっともこのレジストリは今年初頭の設定を記憶しているものであって、現在の設定は部分的に違う。無理に持ってきても整合の取れないところでトラブルが起こりそうではあるが…でも他に手はない、ということで思いきって実行。すると、一応起動するようになった。ちょっとネットワークのドライバについて文句を言われたのでキャンセルしたが、するとネットワークが使えなくなってしまった。むむぅ。
その後ドライバの入れ直しなどをしてもうまくいかなくなったため、一度レジストリの上書きを再実行した上で、もう一度文句を言わせることにした。これに対応して必要なディスクを用意し、なんとか使用できるようになった。でも一部のツールやアプリは再インストールする必要があった。
原因はよくわからないが、もしかするとOpenOfficeを消さずにSunSuiteを入れたのがまずかったのかもしれない。元が同じだけに、参照するレジストリがぶつかったと考えられる。まぁなんにしろ、また困らないようにregeditでファイルにレジストリ全体を書き出しておくのが良かろう。
2001年10月某日
ちょっと思い立って、アニメをMPEG-4で保存することにする。買うまでもないがとっておきたいと思ったのだ。基本的には今年初めのMPEG-4作成環境を使用するのだが、キャプチャに関してはちょっと違う。今は松下のDVDレコーダDMR-E20があるので、一旦これに録画してそれをM4-82で処理することにする。
DVD-RAMに録画した内容はMPEG-2とはいえDVD-Videoのものとも少し違う。そのままでは処理できないので、松下がDVD-RAMドライブユーザー向けにオンライン販売しているDVD-MovieAlbumというツールを使って変換する。これは元々パソコンで簡単な編集やDVD-RAMに録画した映像を観るためのものなのだが、DVD-Rのオーサリングツールに渡すMPEG-2ファイルを作成するためにMPEG-2への変換ができるようになっているのである。
一応体験版を軽く試したあと、長く使いそうなのでさっさと購入。以前の方法と全く同じで作れるか、そしてできればDivX ;-)を入れてないLOOXで観られるように(というか他の人の環境で観る時にDLLのインストールは強制できないだろう)、別のエンコーダで作る方法を模索。結果としてはMicrosoft Video Encoder V3で映像圧縮、MPEG Layer-3で音声圧縮することで決着。
本命の作品で試してみる。いらないCMなどはデッキの編集機能でカットしてしまい、DVD-MovieAlbumでMPEG-2ファイルに出力する。すると、マーカーなどを入れてないのに編集した箇所でファイルがぶつ切りになってしまう。いくつかモードを試してみたが、これは避けられないようである。しからば、できあがったMPEG-4ファイルを結合して一本にするしかない。ということでVirturlDubでまとめてみたが、どうも後半の映像がが音声より遅いような気がする。というか明らかにずれている。だんだんじわじわずれるのかと思ったら、どうやら結合した後ずれが大きくなっているらしい。試しにまだ分離されている音声と映像とでその長さを比べてみると、少し音声のほうが短い。Windows Media Playerは音声がなくなって映像だけが余っても無音として処理しているのだろう。それが単純に結合すると映像は映像でのみ、音声は音声でのみつないでいくからつないだ分だけずれが蓄積していくとしか考えられない。
では結合ツールを変えてみようということで検索して見つけたのがAVIUTL。その筋では結構有名らしい。フレーム単位での編集もできるということである。早速こいつで結合してみる…と、見事に音声と映像が合っている。うん、これに乗り換えようと再び再生チェックをしていると、やはり音声と映像とのズレが発生する。スライダーを動かして途中から再生させるようにするとずれるらしい。先頭から順番に再生させる分には問題ない。困った。BBSには同じ悩みを相談した輩もいてアドバイスも書き込まれていたが、そのアドバイスを同じように実践してみても効果がない。
仕方がないので、もう分割されているものはそのままということにして、