第1555話）東京都営の「上野動物園」は、６５歳以上３００円でした！

国内外を問わず有名な観光地を訪問した時には、まず市域全体を見渡せるタワーに登るべしと言われています。目立つ建物の周辺を見渡しながら、市民達の暮らし振りを想像するのもいいでしょう。手押し井戸ポンプの取材の途中に予定が空いたので、台北市内にある「台北１０１」高層展望ビルに寄ってみました。”〇〇と煙は高い所に上る！” 昔から言い伝えられていますが、眼下の街並みを見下ろすのは最高の気分になります。その日はあいにくの小雨模様でしたので、見晴らしが悪いと判断して入場しませんでした。よって入場料６００元（約２４００円）は、日本へ帰国時のお土産代になりました。関東圏在住のＸ仲間を訪問した時に、東京の代表的な観光名所である「東京タワー」に登ってみました。中層部のメインデッキは１２００円、高層部のトップデッキは２８００円になります。「上野動物園」は東京都が運営しているので一般入園料は６００円ですが、６５歳以上の高齢者は半額の３００円に割引されます。公共施設への入場料は安いのに納得しますが、歴史的重要建築物や民間史料館などは、外国人観光客を対象にした負担増に賛成ですね。円安環境も一向に改善されないので、動きの遅い岸田政権に代わって国民自身が動き出す時期でしょう。

第1556話）「おい、八田！どこにいる！」の報道が続きます！

今でも台湾国民に語り継がれている日本人として、「蓬莱米」を改良して台湾農業の父と言われた「磯永吉」が有名です。さらに５０年間の統治時代において、民主政治や教育衛生面の普及に努めたり、国民の治安維持のために交番設置を推し進めました。台湾は九州より少し狭い国土面積ですが、３０００m級の高山が連なり台風シーズンには、各地で大雨による都市部の浸水洪水被害が伝えられています。特に南部の広大な嘉南平野においては、稲作の二期作の農地が集中しているので、先祖の時代から苦難の連続に見舞われています。しかし当時の台湾総統府の土木技師である日本人の「八田與一」の尽力により、大正9年から１０年間で台南市官田郷に烏山頭灌漑ダムを設計建設しました。人工土塁物による形態のみを比較すると、総延長は中国の万里の長城（約１万５０００ｍ）を超えて、烏山頭灌漑ダムの用水路は現在も約１万８０００ｍを更新しています。一度聴いたら忘れがたい「八田與一」の姓名ですが、このたび偶然にも死亡ひき逃げ事件の容疑者である「八田與一」が全国的に指名手配されました。テレビでは連日のように「おい、八田！どこにいる！」と報道されています。烏山頭の墓地まで訪れた日本人としては、一日も早く逮捕される事を願っています。

第1557話）近年は国内も海外も「円」の価値が大幅に下がっています！

歴史的なドルに対しての円安相場が続いていますが、国内各地では右も左も訪日客で押すな押すな大行列です。７月１５日現在１ドル＝１５７円９０銭ですが、１１日には１６１円代台でしたので「４円」高くなります。つまり海外旅行客には、円からドルへ「４円」多く両替できる計算になります。米国ではハンバーグが１個１０００円なので、最近は欧米諸国より東南アジアに人気が集中しています。７月初めの国内旅行社調べでは、人気の１位はタイ、２位は韓国、３位はシンガポール、４位に台湾となりました。少し前までは「安・近・短」の条件で旅行先が選ばれていましたが、コロナウイルス集結以後の回復が遅れている日本では、今年の夏から再び脚光を浴びています。台湾交通部観光署発表では２０２４年４月の訪台旅行者は約６１万人となり、前月比－約２０万人の落ち込みでした。４月３日には花蓮縣で発生した東部沖地震の影響もあり、日本や香港、マカオ、韓国、シンガポールからのキャンセルと延期がありました。手押し井戸ポンプの取材にて、台南市での定宿である「Ｔ大飯店」の宿泊料金は、１泊シングル６００元（約３０００円）でした。台湾も米ドルに連動して以前より両替率が悪いようですね。国内も海外も「円」の価値が大幅に下がっていました。