MMCで録画したMPEG-1をVCDにしよう
ALL-IN-WONDER RADEON 付属のMMC(マルチメディアセンター)はAVIのキャプチャには向いてません。なぜなら320×240までしかサポートしていないからです。しかし、MPEG形式でのキャプチャ機能はそれなりにいいです。MPEG−1、MPEG−2がフルサイズでキャプチャーできる(ただし、MPEG−2の640×480でコマ落ちなしでキャプチャーするにはCPUが1GHzくらいいるかも)からです。
それはともかく、MPEG−1でキャプチャーしてそのままVCDにしたいなーと思ったことはありませんか?残念ながらそのままではどう設定しても無理です。MMCでキャプチャーしたMPEGの構造が特殊なものだからです。
それもともかく、こうすれば簡単にVCDにできるMPEG−1形式になります。
MMCのTVのVCR設定でMPEG−1をこう設定します
ここはこのままでかまいません。
ビットレートを1.15MB/秒に設定します。ホイールマウスやカーソルキーで正確に設定できるハズです。
この設定で録画すればOKです。しかし、このままではVCDに出来ません。
次にフリーソフトの『TMPGEnc』を使用します。
『TMPGEnc』 入手先→本家『堀ほぅむぺぇじ』 本場『TMPG Enc.』
ファイル→MPEGツールを開きます。
形式→簡易多重化→VCD形式を選択します。
あとは上の設定でキャプチャーしたMPEG−1ファイルを映像入力のところに入れて実行するだけです。これだけでVCDに焼けるようになります。
規格外でもいいからもう少し画像をよくしたいな〜、しかも時間をかけずに手っ取り早くという人は上述のビットレートの設定で2.3MB/秒ぐらいまでに設定して下さい。これが家庭用DVDプレイヤーで再生できる限界値(らしい)なので、これ以上に設定しても再生できない(みたい)です。PCのDVD-ROMはかなり融通が効いてしまうのでここで再生できたからといって家庭用のDVDプレイヤーで見れるという参考にはならないと思います。
次にTMPGEncでMPEGツールを使い、今度は『MPEG−1システム(自動)』を選択してキャプチャーしたファイルを読み込み、実行してください。
このままではただのMPEG−1なのでVCDにするとき、CDライティングソフトではじかれます。そこで、『VCDChecker』を使用します。これはヘッダを書き換えてVCD規格のMPEG−1だとCDライティングソフトに錯覚させるためのソフトです。
『VCDChecker』 入手先→『あおの規格外Video−CD企画』
もっとVCDのことについて深く知りたければ『あおの規格外Video−CD企画』で研究しましょう。