「WILDARMS advanced 3rd」Diary
Vol.4


■命を育む星の力■ 

<ハンフリースピーク>
 小さいながらも緑の残る、心が落ち着く町。町に入ったときだったか、ギャロウズのブルジョワ発言が印象的だった(笑)。
 まずは町の中を歩き回って情報収集。魔獣が増えてきたことを危惧する人がいる。アームズの店の主はクライヴのアームを長い間手がけているらしいので、少し溜まってきたお金で改造依頼。クライヴの攻撃力の上がり方って半端じゃないなぁ。さすがパーティ最強のサブリーダー♪
 で、歩くうちに地下水道を発見。見えない道を歩いていくと、ゴブリンがいた。とはいえフィールドに出現するような好戦的な種族ではなく、人との争いを避ける性格らしい。大手を振って外を歩けない分、地図を見るのが楽しみだとか。…なんだか切ないなぁ。連れて行けるものなら連れて行ってあげたいけど、代わりに地図埋めてくるね。何せメガテンで培ったオートマッピング症候群という強い味方もあることだし(笑)(単語の意味はなかり違うけど気にしないで下さい(爆))
 ちなみに、この地下水道を歩いている途中、町中で綺麗な黒髪の少女を発見。あの子はまだ話を聞いてないハズ。慌ててそちらに向かったけど、既にいなくなっていた。
 …あれ?そういえばあの子、ティティツイスターでも見かけたような…??
 ともかく、一通り町の人からは話を聞いたので、クライヴの家に向かう。
 扉を開けると、青いワンピースの小さな女の子がいた。振り向いたその子は顔を輝かせてクライヴに駆け寄る。弾んだ声で出迎えた少女を抱き上げて優しく話しかけたクライヴは、奥から現れた女性に微笑みかけて帰宅を告げる。
 ……もう素晴らしく理想的な家族じゃないですか!!
 このシーンでウィンスレット一家に惚れました(笑)。クライヴってば幸せそうv個人的にケイトリンの「お父さん」っていう呼び方が好き。普段のクライヴも魅力的だけど、お父さんしている彼がまたツボ!!
 一家の主の帰宅を喜ぶ母娘へ、クライヴは仲間を紹介する。丁寧に挨拶をするクライヴの妻・キャスリンに、美人に弱いギャロウズがきりっとご挨拶。…相手は人妻だよ、ギャロウズ(笑)。そして娘のケイトリンもご挨拶してくれるんだけど、これがまた可愛くて!この子を見ていると、クライヴとキャスリンがきちんと躾をしているのが良くわかる。
 このWA3に出てくる子供たちは、ケイトリンにしてもタチアナにしてもいい子なので見ていて嬉しくなりますね。一生懸命な仕種も微笑ましくて♪
 で、一通り挨拶を終えると、早速クライヴが収集した資料を出してきて情報整理&検討。これによって、七人委員会とユグドラシルという存在を知ることになった。この「七人委員会」という単語にひっかかりを覚えていたヴァージニアがレイライン観測所で入手した写真を取り出した。それにより、彼らがその七人委員会かもしれない事、そしてこの写真の人物の一人がガーディアンの力を奪っていた青年──マリクである事に気づく。しかもこの写真は10年以上前のものらしい。だけどマリクは面差しが変わっていない…。
 情報が少なすぎるので断定はできないけれど、少なくともヴァージニアの父親とマリクやミレディに何らかの関わりがありそうだ、ということが判明。
 このハンフリースピークの近くにジェムストーンケイブという洞窟があり、ここは以前クライヴが師である人物と行なっていた調査にも関わりがあるという。また、少し離れた場所になるけれど、ガーディアンを祀った神殿もあるという。今はすたれつつある風習だけど、ハンフリースピークで結婚の儀が行なわれる神聖な場所だとか。そちらへ行くには列車を経由することになる。
 更なる手がかりを求めて、ヴァージニアたちはこの二つを訪れる事になった。

 危険な旅を続けるクライヴの身を案じているキャスリンの助言と、それに関する夫婦のやりとりが印象的だった。何らかの罪の意識を感じているらしい彼に向けられる妻の言葉は、クライヴの心の奥底に触れることはできないようで。…だけど、キャスリンの想いそのものはクライヴの心に伝わりつつあるのではないか、と。かなり抽象的だけど、そんな風に感じた。
 父親と母親と自分自身の仕事を話すケイトリンが可愛い。…他の言葉が出てこないけど、
ケイトリンってば本当に可愛いの!WA3のサブキャラでは間違いなく一番好き。…下手するとクライヴより好きかもしれない…(笑)。
 で、そのケイトリンから「空色の冒険1」を受け取った。これがあのマリアベルの話なんだ〜。早速一緒に読んでみたけど、1章だけなので童話の主人公とマリアベルが出会った経緯だけ。これは全巻揃えてから読んであげることにする。


<ジョリーロジャー〜秘密の花園>
 ハンフリースピークを出て線路沿いを行くとデューンキャニオン発見。切符を見たら予想通り、ミドルアースの名前があった。ちょっと高くついたけど、切符を買ってミドルアースへ一気に戻る。
 コールホイッスルで馬を呼んで、まずはジョリーロジャーへ。町の人たちの台詞が最初に訪れた時とは少しずつ変わっていたけれど、驚いたのが宿のおばさんの話。
 ジェイナスは元からあんな悪漢ではなく、最初は真っ当な渡り鳥だった。ところがある仕事で下手を打って相棒を喪い、それ以降は仲間を仲間と思わない外道に成り下がったのだ、と。
 ──やっぱり!!何かあると思ってたんだ、ジェイナスは!記憶の遺跡での「昔の俺を見ているようだ」って苦々しい台詞には、そういう意味があったんだ…。
 どんな過去があれ、今の言動が精算されるわけじゃないけれど。
(ちなみに後から購入したエンターブレイン版WA3の攻略本にジェイナスの漫画が掲載されているんですが。なんというか、居たたまれないものを感じてしまいました…。限定版の指輪の主について描かれてます)

 続いてバスカーコロニーで宿代を浮かせて(笑)、ミドルアース北の断層越え。目指すは森の奥の「秘密の花園」。もちろん目的はガーデニング!
(実は一度、サンドキャナルに向かう直前にイベントをこなそうとしたけれど、地上まで戻れなくて先送りにしていた。さすがにサンドキャナルをもう一度通過する気力はなくて(苦笑))

 ヴァージニアたちが足を踏み入れたその場所は、緑に包まれていて、何と花が咲いていた。それも1本2本じゃない、花壇が作られてる。
 荒野に覆われ、砂に満ちたこの世界で緑はまれなもの。しかもここに咲いている花野中には、戦闘中にお世話になるベリーもあったのだ。驚き感嘆する彼女たちの視界に、一人の少女の姿が映った。小さな両手で一生懸命草花の世話をしている。
 ヴァージニアが声をかけると、少女はひどく驚いた様子だった。でも、幾度話しかけても何も答えない。更に言葉を継ごうとするヴァージニアを制したのは、意外にもジェット。話せない理由でもあるんだろ、と言う彼自身の態度はそっけないものの、的を射た発言に納得して、ヴァージニアたちが立ち去ろうとする。けれど、最後に残ったジェットは、何かを言いたげな少女の視線に気づくと、「言いたいことがあるならはっきり言え!」と声を荒げる。…君、言動が矛盾してません?(笑)
 ここでプレイヤーの気持ちを代弁するかのように登場&発言したのはヴァージニア。しかもさりげにジェットをこきおろしつつ、少女に話しかけるところが素敵(笑)。
 このやりとりを見ていた少女が、意を決して、言葉少なながらも懸命に話しかけてきた。
時間はかかるけれども、本当はファルガイアにも花が咲くこと、ただ、今はこの近くにある遺跡の生を蝕む力によって大地の生気が失われていること、遺跡の負の力を断たなくては花もいずれ全て枯れてしまうこと…。
 もちろんヴァージニアはやる気まんまんだったけど、ジェットは当然ながら報酬を求める。口を開けば金ばかりのジェットにヴァージニアが文句を言いかけたところ、少女は両手に持っていたものを、差し出されていた彼の手に乗せた。…ヒールベリー10個。
 金銭で報酬を要求しようとしたジェットだけど、「旅には欠かせない貴重な薬草が手に入るとは」「報酬はもらったんだから契約成立よね」と3人がかりで説得されて、結局は仕事を受けるハメとなった(笑)。
 ここもジェト×ヴァニポイントでしょう!なんのかんの言って口では勝てないところがいいなぁ…(笑)。


<壊死の迷宮>
 敵の数が多めだけど、潜るのはさほど難しくないと思う。潜るのは。1回目の時も、ボス戦まではさくさく進められたし。
 …問題は、ボス戦終了後。
 この遺跡の負の力の源、生命力を奪う呪われた指輪を地上まで運ばなくてはいけない。陽の光にかざすことで指輪の効力が失われるのだけど、指輪を持っている間はメンバー全員HP1&VIT1状態になってしまうのだ。
 HP1&VIT1はかなり厳しい。特にこのダンジョンには一気に6体出現する魔獣がいて、しかも口々にスロウダウンを唱えて攻撃を仕掛けてくる。普段なら意にも介さない少量ダメージだけど、今の状態では一撃であの世行き(汗)。1度目はこれに泣かされて、結局攻略できなかったわけだけど。
 既に光のガーディアン入手済でパーティ随一の素早さ&魔力を誇るヴァージニアの敵ではなかった(笑)。しかもマテリアルポイントは順調に20くらいまで上がっていたし、二往復だってOK、という余裕状態でクリア。めでたくガーデニングを依頼できる事になった。
 幸いなことに、ヒールベリーは大量に持っていたので、その場でひたすら品種改良。苗が最高の状態になったところで、少女から押し花をもらった。もちろんこれは水のささやきにインストール。
 …その後、ヴァージニアはボス戦を経る度にがんがん経験値を稼ぐことになる(笑)。


■抱く希望と目指す道■

<ジェムストーンケイブ>
 名称に「ジェム」がつくほどに、大量のジェムがある洞窟。単にVT回復アイテムとしか捕えてなかったジェムだけど、そもそもジェムは大地の流す血のようなものであり、ジェムが発生する場所は、例外なく大地が傷ついている所なのだとクライヴが説明してくれた。癒しの力を持つのは、その源がファルガイアの生命力そのものだからだと言う。多くのジェムが存在する場所は、それだけ星が傷ついている証なのだとか。
 ファルガイアの荒廃の原因を探りながら彼の知りえた情報に耳を傾ける中、聞き慣れた声と共に、マヤ率いるシュレディンガー一家ご登場。洞窟にあるという宝石を得るために、ここまでやってきたのだとか。そもそもマヤがお宝を狙う目的は「宝石を手に入れること」。……わかりやすくて格好いい(笑)。
 だけど、クライヴの話から察するに、この洞窟にはマヤの望む宝石はないはず。ところが、そう注意しようとしたヴァージニアの言葉を皆まで聞かず、マヤは進路妨害の大岩を落とすとさっさと行ってしまった。……だから少しは人の話は最後まで聞いてよ〜!(苦笑)
 大岩破壊に少し手こずったものの、先を行く彼女たちの後を追ったヴァージニアの前に、再びマヤ出現。ところがこちらには見向きもせず、左右を見回して文句を言いながら姿を消す。……ひょっとして、迷ってる?(笑)
 次のフロアに行くと、穴だらけ。なるほどこれなら迷うよね。ひとつひとつの穴に落ちつつ、宝箱を回収して最後のフロアへ。三度マヤ登場。頭っから宝石を横取りに来たと思い込む彼女と強制的に戦闘開始。難なくクリアした後、ようやく話をすることができた。
 マヤの落胆ぶりは見ていて少し同情してしまうほどだったけど、宝石がないなら用はない、と言わんばかりの態度は徹底していて清々しいなぁ。あの行動力と言い破天荒ぶりといい、さすがマヤ。1とは違った意味でカラミティジェーンこと災厄娘を地で行ってる(笑)。
 ともかく、必要な情報は得られたので、今度はフォーチュンギアを目指すことにする。


<フォーチュンギア>
 イーストハイランドから列車でデューンキャニオンへ向かい、そこからやや離れた位置に遺跡を発見。いざ中へ。
 ここで結婚の儀をとりおこなったというクライヴが少し感慨深げ。時間ができたら是非エピソードを聞かせてもらいたいものです♪
 さて。この遺跡もまた、ご多分に漏れず宝箱がいくつかあるわけだけど、そのうちのひとつは「空色の冒険2巻」だった。……ちょっと待った、なんでこんな遺跡の中に絵本があるんですか?誰なんだ、こんなところに絵本を置いていった酔狂な人間は(笑)。
 クリスタルの光合わせが厄介だったけど、何とかクリアして最深部へ。
 と。そこには今まさにガーディアンの力を奪っているジェイナスの姿が!!
 ヴァージニアが駆け込むと同時に銃を構え、ミレディたちの手下に成り下がったジェイナスに嘲りの言葉を投げかける。が、当のジェイナスはあっけらかんとしたもので、むしろ笑みを浮かべて拍手なぞしつつ、彼女の行動を誉めてみせた。挑発してガーディアンの力を奪うのをやめさせようとする目の付け所はいいが、上品すぎて挑発になってない、と。──思わず納得(苦笑)。確かに、ヴァージニアにはジェイナスが考えるところの挑発はできないでしょうねぇ、うん。ジェイナスは人の神経逆撫でるのが上手いもんね(汗)。でも、それができないからこそヴァージニアらしいと思うけど。
 口で止められないなら力づくで、と戦闘開始。何とか勝利したものの、ジェイナスにとっては時間潰しのようなものだったらしく、必要なエネルギーを得るとさっさと退却してしまった。見ていて悔しいけどやっぱり強い…!
 かろうじて残されたガーディアンの力がミーディアムとなり、「幸運の手札」入手。
 いつも敵に先んじられてしまうことに歯がみしながらも、ひとまずハンフリースピークに戻って対策を練ることになった。



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