「WILDARMS advanced 3rd」Diary
Vol.5


■過去の遺産と導きの手■

<外つ国の遺産>
 ハンフリースピークに戻ると、メモリーキューブの傍らに、青い衣を身にまとった人のよさげな青年の姿があった。調子の悪いメモリーキューブを直しているらしい。技術者さんかと思いきや、何と彼は宗教団体の人間だった。最近増えてきたという新興宗教の信者らしい。ボランティア精神に溢れた人物だけど、宗教と聞いてつい一歩引いてしまう(苦笑)。 よくよく話を聞いてみると、そもそもこのメモリーキューブ自体、彼の所属する運命の箱船教団が発掘した遺物を使って作り出したものだとか。話をするうちに、彼が腕のいい渡り鳥を探していることを聞き、仕事として依頼を受けることになった。
 依頼内容は、運命の箱船教団で使っているエネルギー資源の入手。
 今回は事前にきちんと報酬の話もまとめて(笑)、いざ遺跡へ出発。
 マイトグローブでかなり重そうな岩をがっしんがっしん運ぶクライヴにちょっとときめいてみたり。…クライヴって一見頭脳労働専門に見えなくもないのに、結構パワフルだなぁ、なんて思ってしまう。そもそも彼は常備する銃からしてメンバー内最大だけど軽々と扱っているし、何より弾切れになった時はその銃を振り回すもの(笑)。
 三種類のブロック並べに多少手間取ったものの、後はスムーズに謎解き攻略。今回の目的であるエネルギー資源、キシュムの炎を入手…と思いきや、ここでアースガルズ&ミレディ登場。
 アースガルズが自分の戦う意志を見せ始めたことに驚く。こうなるとミレディなんて視界の外(笑)。アースガルズは仲間になってくれないのかなぁ……。
 今回は無事彼らを退け、キシュムの炎も無事確保。
 で、このダンジョンの脱出前だったか…何とここにヴァージニアの父・ウェルナー出現。
 …タイミング良すぎるというか何というか。娘の動向を気にしていたんだろうとは思うけれども、彼自身の行動が非常に怪しく思えるんですが(汗)。
 突然の再会に驚きつつも父親が生きていたことを、ヴァージニアは喜んでいたと思う。なのに、彼女が聞きたかった事を、ウェルナーは何一つ説明しない。これじゃ、ヴァージニアが恨みつらみを吐き出したところで、無理はないんじゃないだろうか。
 その後しばし落ち込んでしまうヴァージニアだけど、旅をしていればまた父親に会えるはずだし、その時にはきちんと気持ちを伝えたいと願うのがちょっといじらしかった。
 彼女の気持ちが伝わるといいなと思う。…その前にウェルナー氏から、もう少し歩み寄って欲しいけど。

 ハンフリースピークに戻ると、依頼主の青年は丁寧に礼を述べて報酬を払ってくれた。今回はジェットも文句ないよね。……あれ、ひょっとして「花園」除いて、まともに依頼を受けて仕事を果たしたのってこれが初めて?? ということは、これでようやく一人前になったということなのかも。
 報酬を渡した青年は、あなた方の腕を見込んで、と追加で仕事を依頼してきた。このキシュムの炎を自分たちの教団の本拠地まで運んでほしいという。結構破格の金額のような気がしたけど、交渉の上商談成立、前金を受け取った。
 …ところで。その教団本拠地って砂海を抜けなきゃならないハズなんだけど。移動手段、あったっけ??
 一抹の不安を覚えつつ、鉄道を使ってジョリーロジャーへ向かう。


<ジョリーロジャー〜デスティニーアーク>
 久しぶりに戻ってきたジョリーロジャー。町の人の話も少しずつ変わってる。ほとんど砂海の航海術。ヴァージニアたちはまだ移動できないのに気が早い(笑)。
 さて。ここジョリーロジャーには砂上艇を作っている女性がいたのでした。しかしドラゴンシフォルがないと砂上艇が作れないとか。…そういえば、どこかで車掌のトニー君が列車を食べる魔獣が居座ってる場所があるって言ってたような。駅に戻って確認すると、その魔獣はデューンキャニオンに出現するらしい。
 ……どうせならもっと早くに教えてくれれば良かったのに〜〜!ミドルアースからデューンキャニオンって列車代高いんだよねぇ…(泣)。
 列車代に涙しつつデューンキャニオンへ。ドラゴンシフォルを大量に持っているというグラポイド自体はさほど強くなかったのであっさり勝利。(むしろ緑色で出現するから何回もリセットしてしまって長い間あの付近をウロウロしてしまった)
 でもってデューンキャニオン駅でミレニアムパズルの噂もゲット。手始めに2つほど解いてからジョリーロジャーに戻る。
 ドラゴンシフォルを持っていくと、エミリアはすぐに砂上艇を作ってくれた。これで砂海が渡れる!
 しかし現実は甘くなかった。意気揚々と砂海に出たまでは良かったけど、扱い方がさっぱりわからない(汗)。ひたすらぐるぐるまわりながらも少しずつ操作を覚えた所で今度は敵と遭遇。……つ、強い!いや、敵の強さもさることながら、こっちの攻撃順番が回ってこない!!(汗)大体アンカーやら高速旋回って何?取説にも砂上艇の操作方法載ってないし、何をどうすればいいんだ!?
 まさに右も左もわからない状態で、生き残れたのはほとんど奇跡かも。
 こんなままじゃロクに進めない!と一旦ジョリーロジャーへ戻った。エミリアが何か解説してくれるかも、と一縷の望みでを抱いたけど説明ナシ。ただ、整備画面の中にキャラ配置のような画面を見つけたので、詳細を表示してみた。…よくわからないけど、攻撃のポジションがクライヴらしい。そういえば、ジェットやヴァージニアはやたら順番が回るのが早かったから、とクライヴとジェットの配置を変えてみることにした。これが大当たり。そもそもこの砂上艇は配置場所で当人の能力が発揮されるので、素早さが重要なポイントになる。確かにクライヴは攻撃力がずば抜けて高いけど、素早さは皆無なので主砲攻撃には向かなかったのだ。この配置換えをしただけで、ついさっき苦しめられた敵に勝利できた(笑)。
 でもやっぱり操作方法が解りづらいので、砂上艇での戦闘はひたすら避けながら進むことにする。

 さて。これでようやく準備が整ったので、南の島に向かってみた。
 岩山に囲まれた中に、一つの建物がある。建物…船??巨大な船影に驚きつつも足を踏み入れてみると、その中は荒野の世界とはかけ離れた場所だった。仄かな明かりは荒野のどの町にも見られなかったし、この船を形作る諸々の素材は今まで見たことのないもの。そもそも、この星の科学はどこまで進んでるんだろうか。ますます謎が深まっているような…。
 教団本部という言葉に神殿みたいなものを想像していただけに、このギャップには驚いた。(…あと、この建物内で流れるBGMが妙に気味が悪い…(汗))
 ヴァージニアたちはそれぞれに驚きつつ、この運命の箱船教団本部──ディスティニーアークの中枢部で教主ラミアムと面会、キシュムの炎を手渡し、報酬を受け取って仕事は無事完了した。
 ここで教団についてラミアムから話を聞くことができた。この船は全国に散らばる遺跡同様、過去の遺物らしい。しかもこれはラミアムが夢の啓示によって発掘したものだとか。
 そしてラミアムの元に集った信者たちは、近い未来新天地へ旅立つ時のために、準備をしているという。…正直、荒唐無稽な夢物語だと思ってしまったけど、町での教団の活動はボランティア精神に溢れたものだし、実際人の役に立っているのだから、とやかく言うものでもないんだろう。
 そんな話の最中、発掘中の調査ポイントに不審な侵入者が現れたとの報告が入った。キシュムの炎の件もあるし、あのミレディ──預言者たちかと思いきや、「常軌を逸した若い女性率いる一団」だという。……期せずして、ヴァージニアたちの頭に浮かぶ面々。
 その場で調査ポイント探索&発掘中のエネルギー体護送の依頼を受け、ヴァージニアたちは第17号調査ポイントへ急行することになった。
 とりあえずここでセーブ。


■変わらぬ意志と記録の断片■

<第17号調査ポイント>
 内部に入ると案の定、マヤたちと再会。オペレーターにあんな表現をさせる知り合いは貴女以外いないよね(笑)。その前に現れた敵の存在で、この場所も、というかここから発掘されたエネルギー自体が狙われていると悟ったヴァージニアは、預言者たちの企みを語っってマヤに協力を求める。そんなもの自分には関係ない、と言い切る彼女。でも、懸命に説得を繰り返すヴァージニアに半分呆れつつも、最後には共同戦線を受け入れてくれた。
 今回の謎解きはマヤとタッグを組むことになる。最後の一つでどうにもタイミングがはかれなくて、やたら時間がかかったものの、なんとかクリア。
 そして最深部近辺でマリク登場。ヴァージニアたちと対峙しながら自分たちの崇高な理念を語り始めた所、マヤたちが素知らぬ顔で彼の脇を通り過ぎていく(笑)。慌てて彼女を呼び止めるマリクに対し「面倒な話はそっちに任せるわ。じゃあね」と颯爽と行ってしまうマヤ。…そのマイペースな所が素敵だよ、マヤ(笑)。馬鹿にされたと怒り出すマリクは、何故かこちらにその矛先を向ける。いっそヴァージニアたちもマリクを無視できたらいいのになぁ(苦笑)。というわけで、戦闘開始。…しかしマリクってひょっとして童話好き?ともあれこの戦闘には勝利してマリクを退け、ヴァージニアたちもマヤの後を追う。
 と。最深部でマヤが二つの宝を手に待ち構えていた。
 ついさっきまでは協力してたけど、あたしはあんたの言うファルガイアの危機なんて興味はない、そもそもあたしたちは信念が違うんだから、いい加減その辺りをはっきりさせたいのよね、と言いつつ、マヤは宝の片方をヴァージニアに投げて寄越す。
 自然とそれを受け取ったヴァージニアへ、互いの手にあるものをかけて勝負する、と一方的に宣言するマヤ。勝利したほうが宝を両方手に入れるのだ、と
 …要するに、それだけの事をいうなら実力を示せってことだろう。口先だけなら何とでも言える。荒野を渡るには力が必要不可欠で、相手を納得させるには論法だけでは足りないのだ、と。
 強引と言えば強引だけど、マヤの一度言い出したら聞かない性格はヴァージニアにもわかっていることだし、彼女の信念に感ずるところもあったんだろう、勝負を受けることになった。
 ……で。マヤってば、戦闘に入った途端見事に姿が変わってます。
 なんでも思い込みによって読んだ本の登場人物になりきり、その能力を身に付けられるとか…。無茶苦茶すぎ!(笑)。…そーいえば、ジェムストーンケイブでは魔女っ子だったっけ…。色んな意味で最強です、マヤお嬢。
 確かにマヤはそこそこ強いけど、さっきのハンプティダンプティより楽に勝利。
 負けたマヤは宝をヴァージニアに投げ渡す。
 …本当は。彼女もヴァージニアの目指すものがどういう意味を持つのか、気づいているんだと思う。でも、それを実践するには相当の覚悟はもちろん、それだけの力も必要なんだって教えてくれる気がしてならない。ひねくれてるから素直にそうとは言わないけど(笑)。
 で、マヤは宝の成分について注意をしてくれた。その二種類の鉱石は、一緒にすることで強烈な反応を起こして爆発してしまうから、間違っても両手に抱えるんじゃないわよ、と。…なんでそんなことまで知ってるんだろう、彼女。という疑問を口にする前に。
 ヴァージニアさん、既に受け取った鉱石を両手で一緒に抱えてるんですが!?
 「なんであんた一緒に持ってるのよ!?」「知らなかったもの!そういうことは先に言って!」…というやりとりがあったかはともかく、せっかく手に入れた鉱石を置いて逃げるハメになった。時間制限ありだけど、そちらは楽勝で脱出。けれど依頼は失敗。
 肩をおとしつつも、ヴァージニアはラミアムの元へ報告に行く。彼はやや失望したようだったけど、それでも怪我人がいなかったのは不幸中の幸いだったと言ってくれた。もちろん報酬はナシ。あああ、ジェットの視線が痛い…。
 鉱石は取れなかったものの、侵入者は退けたことは認めてもらえたのが不幸中の幸いだったかな。そのおかげでこの教団の図書室への入室許可をもらえた。メンバーの中で一番喜んだのが誰かは言わずもがな(笑)。
 で、早速図書室の本を調べてみると、七人委員会のメンバーリストを発見。中にはヴァージニアの父親の名前もある。そして、マリクやミレディの名もある。
 ラミアムの口からブーツヒルの名が出たこともあり、ここから近いことも教わっていたので、ヴァージニアの父親の手がかりを探すべく、彼女の故郷へ向かうことになった。
 七人委員会メンバーの中に、ジェットと同じ苗字を持つ科学者もいたけれど、それに気づいたのはジェットだけ…かな。自己紹介の時、彼は苗字まで名乗ってなかった気がするし。


<ブーツヒル>
 砂上艇に乗って出発したものの。…ブーツヒルが見つからない(汗)。確か、左の海岸ぞいって言ってなかったっけ?「デスティニーアークから程近い場所」なんて言うからのんきに考えてたのに、ぐるぐる回るうちにジョリーロジャーまで戻って来ちゃったんですが(泣)。ゲーム内でも方向音痴全開の模様…。
 改めて地図で未踏の地を確認して、もう一度出発。
 …おそらくこの辺りかな?という場所で砂上艇を下り、ひたすらサーチ。
 この近辺に出てくるのはゴブリンが多い。ヴァージニアのオープニングイベントはゴブリンハウスだったから、多分近くにブーツヒルがあると思うんだけど。と。向こうに何やら線路が見える。とりあえず向かってみると、サウスファーム駅だった。これでミドルアースへ一直線で戻れるけど、お値段がちと高いなぁ。…いや、そうじゃなくて。まずはブーツヒルを探さないと。
 来た道を戻ってひたすらサーチする。と、浜辺の反対側にぽっかりと町が出現。…どうやら逆方向に歩いていったらしい…(苦笑)。
 さてさて、ヴァージニアの故郷ブーツヒル。割と緑も残っていて、恵まれている土地らしい。しかも彼女はこの町の富豪の姪っ子ですか。ギャロウズじゃないけどブルジョワだったんだ、と思ってしまう(笑)。
 ヴァージニアの伯父夫婦に挨拶をして、早速資料を探してみる…と。難しいタイトルの本が無造作に置いてある。まぁ、旅を始めたときには必要になるとは思ってなかったんだろうけど、始めにもう少し調べておけば良かったのに、ヴァージニアってば。(だけどこの町、そのへんの民家にもやたら難しい本が転がってるんですが(苦笑))
 ともかく、ヴァージニアの父ウェルナーの研究がファルガイアの記憶に関わることらしいとわかったので、改めてその足取りを追うことになった。
 町を出ようとしたところで、イベント発生。
「ぼんさんが、屁をこいた!」
 …はい!?唐突な台詞に振り返ると、町中にジェイナスが佇んでいる。いや、佇むのはいいんですが。今の台詞は何ですか?ついこの間遺跡で遭遇したときはその強さに手も足も出ないかと思うほどだったのに(最初から補助魔法3つもかけていたせいだけど)、今回の登場はいきなりこれ!?(爆笑)
 私の中で1のゼット、2のトカ&ゲーに続くお笑いキャラは彼ジェイナスに確定。
 楽しい再会を演出したジェイナスは、こちらの驚きを余所に意味深な情報を提示してきた。もちろん罠だと断言しながら、こっちが噛みついてくるのがわかり切っている模様。言いなりになるのは癪に障るけど、他に情報がないんだから行くしかない。(ジェイナスってこういう情報提示の仕方が好きらしい……つくづく性格悪いというか)
 しかし、行くのはいいんだけど、彼の言ってたガーディアン神殿ってどこにあるんだろう?ギャロウズに聞いてもはっきり覚えてないらしい。これはバスカー頼みかな(笑)。
 というところで、ひとまずセーブ。



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