「WILDARMS advanced 3rd」Diary
Vol.6


■新たな決意と開かれた道■ 

<無限永久機関>
 ミドルアースへの列車代がかなり高かったので、節約のために砂上艇使用。……実はこの時、まだオートパイロットシステムがあることに気づかず、地道に操縦しつつ敵と戦いつつ、やや迷いつつ(苦笑)目指すはジョリーロジャー。
 それから馬に乗り換えてバスカーに行ってみると、次の目的地はバスカーと砂海を挟んだ陸地という。…大回りして砂上艇を運べってことですか…ああ、面倒くさい(泣)。
 それはともかく、バスカーコロニーで話を聞く。ハルさんの助言で「無限永久機関」と呼ばれる遺跡の存在を知ったヴァージニアたちは、そこへむかうことになった…んですが。
 何がつらいってこの遺跡、思うとおりに移動できないんですよ!!
 不器用な私を先へ進ませないために作られたとしか思えないんですが(号泣)。
 自慢じゃないけれど「ゼノギアス」のバベルタワーでタワー登りを3回失敗してその度に3画面分落下した過去を持つ人間に、こういうややこしい操作系は非常に難しいんです。何回泣いたことか。
 戦闘が憂さ晴らしになるのも最初の間だけ。次第に苛々してきて余計に操作をミスしての悪循環。ううう、こういう謎解きは苦手…(泣)。
 操作はともかく、この遺跡では入ってすぐにギャロウズが今回の作戦は自分に任せてほしい、と申し出た。ハルさんの話を聞いて、ギャロウズ自身が自分の中に流れる血について、バスカーの民としての生をどう受け止めようとしているのかがやはり気になった。何のかんの言って、傷ついたガーディアンに一番心を痛めていたのは彼だったし、バスカーを否定しようとしても、心の奥底で燻っているものがあったように思えたし。
 結局、バスカーであることを否定する必要がないと納得して、自分自身のこれまでの生、もって生まれた血筋すべてを受け入れた上で、ガーディアンを守るべく決意を新たにしたギャロウズは、今まで見た中で一番頼りがいがあったと思う。成長したっていうんだろうか。まぁ、性格は相変わらずだし、そこが彼らしいんだけど(笑)。
 アースガルズ2戦…はどうだったっけ(汗)。作戦の上での戦闘だったので、あまり苦労はしなかった気が。ジェイナスの裏切りでアースガルズ2が時空の彼方に飛ばされてしまったのには驚いたけど、結果的にギャロウズの作戦は成功した事になるのかな。…ジェイナスの行動に疑問が残るけれども。
 最後に、「時空の歯車」を入手。

<ニーズヘッグパス>
 バスカーで一休みの後、ジェイナスの言っていたユグドラシルへの道を探るため、ニーズヘッグ&巨人の情報収集。砂上艇でぐるりと砂海をわたりつつ、今まで訪れた町々を再訪問。町の人の位置が変わっていて(笑)、情報も少しずつ変化している。と、ティティツイスターでいきなり有力情報入手。付近の小さな陸地に巨人の像らしきものがあるというのだ。ちなみに出所はクラウディア。酒場って情報収集の要だと再確認しつつ現地に向かうと、ブーツヒルで見たあの石像と一緒。しかも見た途端にワールドマップに切り替わって勝手にブーツヒルで見た石像とこの石像の視線が交わる。……これはつまり、あのポイントに行けってこと、のはず。
 とはいえまだその地点までは距離があるので、一応ひとつひとつ町や村に寄っていく。もちろんキャスリンさんとケイトリンちゃんへの挨拶は忘れずに(笑)。
 そういえば、この辺りだったかな、花園の女の子の台詞が変わっていた気が。この子何故かジェットにだけは他のメンバーとは別のメッセージをくれる。花や大地に例えながら、ジェット個人に向けてのメッセージ。これは何を意味するんだろう…。
 この聞き込みと前後して、気になる情報があった。
 ブーツヒルでの「10年前から作物の育ちが悪い」。…10年前、ってのがひっかかる。緑あふれるファルガイアを知っている気がする(ジョリーロジャー)、昔作っていた道具のことを思い出せない(バスカー)などなど。
 10年前に何かが起こってみんなが記憶を失った…とか…??
 でもそんな突拍子もないことが有り得るんだろうか。
 ともかく、砂上艇で移動。地図で場所を確認しつつ目的ポイントへ向かってみると、森があった。…森!?荒野の世界だと思ってたけど、緑が残っているところは案外あるのかな。そういえばクライヴの故郷は他に比べると自然の残っている町だったっけ。
 で、森に入ると先頭キャラのアイコンが吹き出しに表示された。これがかわいい〜!みんな可愛いんだけど中でもジェットがいい感じ(笑)。ともかくアイコンを目印に森をぐるぐる歩き回ると、入り口らしきものを発見。早速中に入ってみた。
 ここでいきなりバトル開始。相手はその名もニーズヘッグ、双頭の蛇らしき魔獣。いきなり戦闘に入ったら驚くじゃない!と半分八つ当たり混みでガンガン撃ちまくる。
 倒した後は洞窟内を探索。……実は最初に奥の壁にたどり着いたときは、その奥に進む仕掛けを見落としていたので、危うく二度手間を踏むところだった(苦笑)。もっとわかりやすい所に仕掛けを施してもらわなきゃ困る!(ってそうすると隠し仕掛けの意味はないんですが)
 その後は特に難しい仕掛けもなく最深部らしいところへ潜り込み、仕掛けを作動させる。大きな音と揺れは起こったものの、ヴァージニアたちの周囲に変化はナシ。
 壁の向こうに道があるのに、この穴からは繋がっていないらしい。プレイヤーからは見えるのに行けないなんて歯がゆい〜〜!!抜け道でもないかと探してみたけどそれらしいものは見つからずじまい。
 そういえば、入り口に出てきたニーズヘッグは双頭だったっけ。どこかの町でニーズヘッグパスは入り口が2ヶ所あるって言ってたような。……つまり、もう一ヶ所入り口があるらしい。
 とはいえ情報もナシで入り口なんてどうやって見つけるんだろう、とやや弱気になりつつ砂上艇で周囲をぐるぐる走っていると、さっきの入り口と似た森を発見。これは怪しい!!
 砂上艇が上陸できる地点を探して森に入るとビンゴ!こちらがもうひとつの入り口だった。
 再び出現するニーズヘッグを倒して奥へ進む。こちらは脆い足場がつらなっているのでこわごわと。
 そしてここにもまた「空色の冒険」が…(笑)。人に知られないダンジョンの宝箱に本を隠したのは一体誰なのか、非常に気になるんですが。誰ですか、こんなダンジョン先回りして本を隠しているのは(笑)。
 最深部で仕掛けを動かすと、さっきやってきた道とを隔てる壁がなくなり、更に奥へ向かう入り口が出現。どうやらこれからが本番らしい。
 ちょっと頭を捻る仕掛けがあったものの、割とスムーズに進んでいく。
 出口近辺でそろそろボスかと思い、セーブしようとしたらボタンを押し間違ってゲイルクレスト発動。…ボス戦&イベント突入…。セーブ使用と思ってたのに〜!しかもこのイベントジェットがらみだったなんて!!あああもう〜〜〜!
 というわけでイベント発生。
 出口付近でミレディやマリクと同様の格好をしたおじさんに遭遇。この人物リヒャルトがリーダー格らしい。……シューシュー言ってるのはなんででしょ?蛇を連想してしまったんですが(汗)。
 で、この男が強い!いや正確にはこちらのダメージをそっくりそのまま跳ね返してくる厄介な相手。そうと知らずにクリティカル発動したジェットがイキナリ瀕死(汗)。しかも1回目はそれに気づかずガトリングでまた瀕死……。ごめん、ジェット。
 それにしてもこの予言者戦BGM気味が悪いなぁ。デスティニーアークも同じく落ち着かないけれど。
 戦闘は終了したものの、リヒャルトの攻撃でヴァージニアが倒れてしまう。何でもウィルスを打ち込まれたらしく、このままではヴァージニアは死を待つのみだと宣告された。この男〜〜〜!!!
 と、ここでヴァージニアの父上登場。…助けてくれたのは嬉しいけど、なんかこの人あまり好きになれないなぁ。勝手すぎません??
 そして、戦闘が終わって彼に詰め寄るヴァージニアが倒れてしまうんですが……なんでそうもタイミングよく彼女を抱き留めますかジェット君!(笑) 非常事態にも関わらずこのシチュエーションに思わず喜んでしまう。(これはもうジェトヴァニ一直線でしょうvv)

 で、改めて目覚めたヴァージニアと共に先に行く父上の後を追うことになったんですが。
(起きあがろうとする彼女を支えるジェット。さりげに一番彼女に近い位置をキープしてます(笑))
 小屋を出た途端目に飛び込んだ景色に呆然。この緑の大地は一体何?夢??
「クライヴなんて口を開けてアホ面さらしてたぜ」
「あなたより常識があるので事実を受け入れがたかったのです」
 やはりクライヴの方が上手だわ(笑)。
 ひとまずここでセーブ。


■ひとつの結末と不穏の予兆■ 

<ユグドラシル>
 まず登場したのがミレディ。会話になると、彼女の価値観である「美しさ」に対する自尊心の高さを滔々と語ってくるけれど、今回もクライヴが応酬。にっこり笑って穏やかに話しかけつつ、表情一変させてきつい言葉をずばり。……ミレディの神経逆撫で放題(笑)。
 「クライヴってキッついこというんだ……」やや唖然となったヴァージニアの言葉にも、「すみません、つい学生の頃に戻ってしまいました。大人げなかったですね」なんて、にっこり笑ってさらりと言ってのけるし(笑)。さすがクライヴ。あのジェットでさえ、内心警戒してるもの。
 続いてマリク登場。彼の傍らのポッドには見目麗しい女性の姿が。これは昔亡くした大切な人を模して造ったとか。この機械、レイライン観測所で見たものと似てる…よね。あの時の嫌な予感が頭を過ぎったけれど、ここでマリクが爆弾発言。
 「マーマ」って……その人、恋人じゃなかったんですか!?た、確かに面影あるけどでも…うーん、まさか彼がマザコンだったとは思わなかった(汗)。
 しかもその台詞、某キ○ナスを思い出すんですが(爆)。(このネタわかる人どのくらいいるのかしら…(笑))
 マリクを退けて上に向かうと、リヒャルトとウェルナーが対峙していた。父親を呼ぶヴァージニアを見やり、リヒャルトがあの独特の声で彼女に話しかけてくる。「母親の面影があまり見られないな」と。
 ここで彼の過去が一部明らかになった。リヒャルトは若かりし頃、ヴァージニアの母を巡ってウェルナーと対立していたとか。結局彼女はウェルナーを選び、二人の間に娘が生まれたと。
 そっかー、この人ヴァージニアの母親が好きだったんだ。コンプレックスとその一件を知ると、今まで霞がかっていた人物像がはっきりするだけでなく、リヒャルトが一番人間的に見える。もっとも、好きはなれないけど。
 彼の見るところ、ヴァージニアにはあまり母親の面影がないと言ってたけど……これはヴァージニアが父親の跡を継いだ形になっているのが大きいんじゃないだろうか。それこそ彼女が普通の娘らしく暮らしていれば、母親の面影をより強く残していそうな気がするし。
 それはともかく、ここでヴァージニアは父を先に行かせる。わだかまりはあるけどファルガイアを救うのが先と言うことだろう。でも、むしろこの台詞にこそ本音が出たんじゃないかと思えた。
 続いてジェイナス登場。やはり「お嬢ちゃん」がお気に入り?(笑)
 時間を失い、目的を失い、堕ちたならどこまでも堕ちてやる、という気らしい。敵方として登場した時から少し思えたんだけど、こういう彼の内面を吐露されると、哀れな印象がある。嫌な性格だし、どうにも好きにはなれない男だけど、でも何か目が離せない部分があるような気がして。……しかもこんなにあっさり死ぬ!?

 この後ようやくヴァージニアの父親に追いついたはいいけれど、今度はシステムが止まらない!(汗)
 焦るウェルナーが目に留めたのは、銀の髪の少年。無理矢理彼を引っ張って機械の前に立ち、システムを止めようとする。「おまえにしかできない、左腕と同じくこれはおまえにしか止められない」と。訳がわからず抗うジェットを一喝するウェルナー。その剣幕にさすがのジェットも不承不承システムを止めようと試みる。
 ここで、ジェットの脳裏に十年前のファルガイアの緑が浮かんだ。記憶がない筈なのに、何故そんなことを覚えているのか……詳しいことはわからないけれど、それでもジェットが造られた人間なんじゃないか、という疑問が更に大きくなった。
 ところが!システムは修正したのにユグドラシルは動いている。
 原因を探るべく上へ向かったはいいけど、このトラップが難解!自分の記憶力はアテにならないので最後には紙に柱が光る順番を書いてクリアしました(苦笑)。迫る壁に何度も落とされるし、パネルはもう適当に踏んでは色を変え、踏んでは色を変え…ああもう謎解きしてる間も続きが気になる!
 ようやく上に辿り着いてみると、ユグドラシルの本体が壊れていた。破れかぶれで戦いを挑んでくる預言者たち。でも今回は特技を使われなかったのでほとんど苦戦せず。ある意味一番楽な戦いだった気がするなぁ。
 何とかユグドラシルを止めたヴァージニアにいたわりの言葉をかけ、それでも立ち去るウェルナー。
 ……ヴァージニアじゃないけど、やっぱりあの人が何を考えてるのかわからない……。

 ここで場面転換、ユグドラシル内部。
 で、何かが召喚されている。ここでジェイナス復活。やっぱり生きてたんだと思ったのに、あっけなく敗れ去る……これで本当に終わり??言葉が出てこないけど、本当に哀れな男だったなぁ…。(後に攻略本の漫画を読んでやたらめったら切なくなった。キザイア姉さんが生きてたら、あるいはあのときの仲間が生きていたら、ここまで堕ちることもなかったろうに。…いや、違うかな。同じ境遇になっても堕ちない人だっているだろうし。これが弱さと言ってしまえばそれまでだけど、でも、キザイアは彼にとってかけがえのない人物だったんだろうなぁ…)

 ジークフリート復活。不穏な兆し。砂漠で乾いた旅人のように己の望みを求める預言者たちの行く末は……。



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