仮面ライダー(新)

放映

昭和54年10月5日〜昭和55年10月10日、全54回
毎日放送・TBS系
毎週金曜曜19時〜19時30分

概要

ハングライダーの練習中に謎の男達に追われる志度博士を発見した筑波洋たちは、博士を助けようとして返り討ちにあい、洋は重傷を負う。 責任を感じた志度博士は洋を改造人間にすることを条件にネオショッカーに戻る。 博士は洋に脳改造を施さずに二人で脱出、そして洋はネオショッカーと戦う仮面ライダー(スカイライダー)として生きることを誓うのだった。

解説

「仮面ライダーストロンガー」以来4年ぶりに現れた仮面ライダー。 主役の村上弘明はこの作品が本格デビュー。 あえて「仮面ライダー」という旧作と同じタイトルにしたことなどからも見てとれるように、当初は原点回帰を目標にしていた。 しかし視聴率が伸び悩んだため、中盤からは体色の変化や歴代ライダーたちの客演などによって華やかな雰囲気に変わっていく。

このライダーの特徴は、スカイライダーの異名の通り空を飛ぶこと。 しかしこの設定はうまく生かされず、パワーアップして色が変わったのをきっかけに使われなくなった。

とにかく客演ライダーが出まくるのがこの作品の特徴。8人で寄ってたかってスカイライダーを猛特訓したり、それで済んだかと思いきやその後も何度も助っ人に現れている。 最後に全員で大首領を倒すのはお約束だからいいんだけど、これではスカイライダーが弱いようにしか感じられない。 かつてのウルトラシリーズと同じ轍を踏むことはあるまいに。

敵の組織

ネオショッカーは、謎の大首領(なんと宇宙人!)が作り上げた世界征服を狙う悪の秘密結社。 その怪人は基本的にショッカーと同様に生物をモチーフにしたもの。 当初の怪人の名前は××ジンというものが続いていたが、さすがにそれで最後までは押し通せなかったようだ。残念。

戦闘員はアリコマンドと呼ばれる。

登場人物

筑波洋(村上弘明)
仮面ライダー(スカイライダー)に変身する。変身のかけ声は最初は「へんしん!」だったが途中から「スカイ!へんしん!」に変わる。
城北大学の学生だったがネオショッカーの攻撃で瀕死の重傷を負い、志度博士の改造手術を受けてスカイライダーになる。 セイリングジャンプで空を飛ぶのが特徴。第28話で先輩ライダーの猛特訓を受けてから体色が変わる。 以降、飛べなくなってしまう。 先祖に花屋や鍛冶屋をやっていた闇の仕事人がいるらしい。(いねーよ)
志度敬太郎(田畑孝)
その技術力からネオショッカーに追われていた科学者。 ネオショッカーで洋をスカイライダーに改造し、お約束で脳改造を施さなかったため共に脱出。 第13話で海外へ飛び立ってしまう。
谷源次郎(塚本信夫)
第14話から登場した洋の先輩。喫茶店「ブランカ」のマスター。藤兵衛のおやっさんのような存在。 元MATの隊長だという噂がある。(ないって)
叶みどり(田中巧子)
志度博士の助手。
矢田勘次(桂都丸)
第34話から登場。謎のヒーロー、「がんがんじい」に変身する。
ゼネラルモンスター(堀田真三)
ネオショッカー日本支部の初代指揮官。第1話から第17話に登場。 度重なる失敗のため大首領から最後通告を受け、ヤモリジンとなってライダーに挑むが敗れて魔神提督に処刑される。
魔神提督(中庸助)
第17話から登場したネオショッカーの指揮官。第53話でライダーに敗れ去り、怒った大首領に粉々にされる。
大首領(声:納谷悟朗)
ネオショッカーの大首領。その正体はB52暗黒星団から来た恐竜型生命体。

全話リスト

リストだけ。あらすじは入ってないです。
リストはこちら。
仮面ライダーシリーズメインページに戻る
特撮メインページに戻る