千年王国3銃士ヴァニーナイツ 作品リスト 2

タイトル登場アモル・ゴア
第5話「モリノ・アリス」リヒト・ゾーマ
脚本 羽原大介  監督 広田幹夫

悪夢にうなされるありす。その夢は、ありすの母が死んだ時の夢だった。
そして近頃、家の近所で連続切り裂き魔が出没するという物騒な事件が起きていた。だが、そんなことにはあまり関心がなく、和幸は相変わらず「千年王国記アレスト」に夢中だった。 そんな和幸だが、家庭教師のバイトをすることになる。そのバイト先の子は、なんと「千年王国記アレスト」に夢中な美弥という女の子だった。和幸は彼女とすっかり意気投合する。
そしてバイトの帰りに、かばんを忘れて再び美弥の家に戻った時、家が闇に包まれる。停電? いや、そこに何か光るものが襲ってきた! そこで美弥をかばった母親が光に斬られる。その様を見たありすは怒りがこみあげ、その光と対決する。
2年前、謎の男に斬りかかられ、ありすの母はありすをかばって死んだ。そしてその時、ありすはヴァニーナイトとして目覚めたのだった。 その時の想いがありすを突き動かす。ありすは駆けつけたあきらとあいりと共に、ナイトアップして光のゾーマと戦う。 しかしゾーマの気配をとらえられず、3人は苦戦する。が、途中でなぜかゾーマは逃げ出してしまう。 美弥の母親も無事だった。安堵したありすは皆と共に家に帰るのだった。

愛美と和幸とありすの会話。
愛「ブラブラしてるから、すぐムラムラきちゃうのよ」
和「いつも、ブラブラしてるわけじゃないよ。時にはカチンカチンに固くなることだってあるんだ」
愛「そこまで言うなら、やんなさいよ!」
和「だけど俺、全然経験ないし」
あ「私だってまだ経験したことありません!」
愛「初めて同士かぁ〜。ま、それも新鮮でいいかも」
あ「この際、経験してみましょうか」
和「簡単に言うなよぉ」
以下略。そして和幸はありすと初体験してしまう。こういうの和幸は苦手だと思ったんだけど、なんか結構大胆に迫って、すっかり自分のペースでやってしまっている。 片やありすの方は、顔を赤らめてうろたえて、全然いいとこなし。和幸って意外とやるのね。 私だってそれくらいしたことあるんだけど、初めての時は緊張しまくったけどなあ。女の子ってどう扱っていいのか分かんないし、とにかく相手あってのことだからね、難しいのよ。
…またえっちなこと想像した人。重度の欲求不満のようだから、犯罪に走らないようによくよく注意しようね。
さて今回、サブタイトル通りありす主役編。アモルゴアのせいで母親を失ったありすは、母親という存在に非常にこだわりを見せる。 和幸に、母親から来た手紙を早く読むように熱心に勧めたり、美弥の母親の一件でマジで怒ったり。
実際、ありすは母親の一件でヴァニーナイトとして目覚めたわけだが、母の仇には手傷を追わせただけで倒してはいない。 それは後々の伏線となっているので覚えておこう。
それにしても和幸。どーして母親から来た手紙を読む場所がよりによってトイレなのだ、お前は!? 分からん男だ…。
なお、その教え子の美弥はドリームキャストで「千年王国記アレスト」をプレイしているが、自分の部屋にテレビとゲーム機が置いてある。 そんなことしたら一日中ゲームにうつつを抜かすんじゃないかと思うんだが、部屋に置かせていいんでしょうか、お母さん?
ちなみに、あいり達がいたCDショップにまたしても重要人物がいるのでチェックを忘れないように。
第6話「カガミ・アイリ」リヒト・ゾーマ
ダンクルハイト・ゾーマ
脚本 羽原大介  監督 広田幹夫

いつものように黙々と一人でタロット占いをするあいり。共に戦う仲間である、ありすやあきらとも打ち解ける様子はない。 そして、自分を友達と思ってつきまとう同級生とも。
和幸の教え子の美弥が、和幸に相談があると言って家に押しかけてきた。 それは彼女の友達に関することだった。その友達の名は…加賀美あいり。 が、そこにあいりが帰って来て、自分に関わるなと厳しく言って家を出て行く。美弥はあいりが他人と関わろうとしないのを心配しているのだ。
あいりには、アモルゴアのせいで親友を目の前で殺されたという過去があった。だからあいりはもう友人を作ろうとしないのだ。
だがあいり達に美弥の悲鳴が聞こえてきた。光のゾーマが美弥を囮に、再び襲ってきたのだ。あきらを加えた3人はナイトアップする。 そしてあきらは、光の反射でゾーマが力を失ったことに気付き、光のゾーマを粉砕する。 が、ゾーマはもう一体いた。闇のゾーマがあきらを捕らえる。あきらは、自分もろとも敵を貫けと言う。 そんなことはできないありすとは裏腹に、あいりは前へと進み出る…。

今回は前回の続きであるが、サブタイトルを見れば分かる通り、あいり主役編。美弥があいりの自称友人だったことから、ありす達と話がつながっていく。
あいりの孤独な性格の裏に秘められた哀しい過去。そして彼女の親友を殺したアモルゴアは現在のところ正体不明だが、もちろん後にその正体は明らかになる。 …と言いたいところだが、実は作中では明確にはされない。後半に現れる、とあるキャラだと思うのだが。まあ、それについてはまたその時に語るとしよう。
それにしても和幸、
「失礼だな! 俺はアニメのアリス以外に興味はないの!」
なんてセリフを胸張って言うあたり、もう完全に異次元の世界に旅立ってますな。うーむ。
んで今回のありすの天然ボケは、
「インランて何ですか? 花の名前?」
そこでツッコミを入れるのが美弥なのだが、実に淡々としている。 もうちょっと恥ずかしそうな顔とかしたらどうなんだ。全く近頃の若い娘ときたら…。
え?そんなこと言い出したらおっさんの証拠だって? うぐぐ。
第7話「アサギ・アキラ」レスタトス・アイン
脚本 吉田玲子  監督 清水厚

新しいバイト先の場所が分からず探すありす。が、だまされてえっちな写真のモデルをやらされそうになる。それを救ったのは、カメラマンの佐久間直樹だった。 その彼に強引に夕食を御馳走しようと家に急ぐありすだが、ふとあきらと出会った時、あきらと直樹は互いを見て呆然と立ちすくむ。二人は知り合いだったのだ。 そしてあきらはなぜかヤケ酒に走る。
翌日、ありすは直樹をラブホテルに誘い出す。それを知った和幸はあわててついていくが、ありすは直樹とあきらを引き合わせようとしていただけだった。
しかしあきらは警戒する。2年前、あきらと直樹の結婚式の日、直樹はアモルゴアに連れ去られてしまったはずだったからだ。 そして直樹の首筋に吸血の跡を見たあきらは逃げ出す。だがその前にイリヤが立ちはだかる。そこに追いついた直樹はイリヤの言葉を無視してあきらを連れて逃げ出したが、その前に現れる影。 それは…レスタトス・アイン。
あきらは直樹の目の前でナイトアップし、アインと戦う。だが、ラハミエルのパワーもアインの前では全くの無力だ。 そこにありすとあいりが駆けつけ、変身して加勢する。しかし、アインにはヴァニートリニティーも跳ね返されてしまう。 絶体絶命。が、なぜかアインは急に退却してしまう。
初めて出会った強敵。助かったとは言え、ヴァニーナイト3人の表情に険しさが増す。

ありす、あいりと来たら、もちろん次はあきら主役編。 あきらの過去が語られると同時に、今までのゾーマとは異なる、大幹部とも言うべきレスタトスが登場する。 以降、雑魚のゾーマは現れず、強敵レスタトスが何回にも渡ってヴァニーナイツと死闘を繰り広げることになるのだ。
んで冒頭。あきらの仕事で、最初で最後の水着シーンが拝める。大胆ビキニだぞ。 ここら辺からあきらの仕事の方向性が変わってくるのだ。家で唯一の労働者というのも大変ね。
そして今回、あきらの過去が明らかになるとは言っても、謎の解明が次回に持ち越されるためにいまひとつ詳しいことが分からない。 まあ決着は次回を待てということで。
さて、あきらと直樹のことを知ったありす、二人のよりを戻させようと誘い出したのがなぜかラブホテル(ひょっとして死語?)。 どーしてよりによってそんなところに? うぅむ、謎な娘だ。
そして今回でイリヤ、阿院の手で抹殺される。しかしなあ、度重なる失敗はイリヤのせいというより、ゾーマが情けなかったからではなかろーか。 ま、それでもイリヤに責任を取らせるのが悪の組織のお約束だけどね。
ちなみに、あきらが和幸を連れてヤケ酒かっくらってる飲み屋にて。またしても重要人物が背後から和幸たちをうかがっている。要チェックだ。
第8話「レスタトス・アイン」レスタトス・アイン
脚本 吉田玲子  監督 清水厚

ただ一人明るい愛美を除き、みな暗い面持ちの藤田家の食卓。ありすが盛り上げようとしても効果無し。 一人で悩むあきらに、あいりの態度は冷たい。直樹がアモルゴアと共に消えたからだ。 そして翌朝、あきらは荷物を持って家を出て行ってしまっていた。そのあきらは、直樹の元に行っていた。 更にあきらは、のこのこと現れた和幸をも捕らえる。
ありすとあいりに呼び出しをかけるあきら。が、そこにいたあきらの前に直樹と阿院が現れ、あきらに2人を殺すように命じる。 しかし、あきらの剣は阿院に向いた。その女こそ、直樹を奪い去った張本人だった。
ノスフェラトスと化し、阿院なしでは生きることもできない体となった直樹。そんな彼を阿院はもてあそぶ。 あきらの怒りが爆発する。が、阿院はその真の姿を見せる。それは…レスタトス・アイン。
アインはあきらを斬り殺そうとするが、操り人形のはずの直樹があきらをかばい、灰となる。最後に結婚指輪をあきらに渡して…。 あきらはナイトアップする。続いてありすとあいりも。
だが、アインには全く歯が立たない。と、前回の戦いで、アインが十字架の光を浴びて逃げ出したことに気付いた3人は、ヴァニーイクスプロージョン・クロスアタックでアインを葬り去る。
戦いは終わった。だが、主を失った阿院の椅子に、近づく影があった…。

強敵の出現と直樹の一件とで、暗い雰囲気が漂う藤田家。そこでありすは提案する。
「乱交パーティーでもしましょうか!」
そこで和幸とありす、更になんと愛美まで加わって、大胆なプレーが展開される。 なんと和幸の顔が、はしたない姿のありすの…ああっ書けないわ、そんな恥ずかしいこと!
…などといういつものノリを見せつつ、ストーリー自体はあきらと直樹の関係の決着、そして初代大幹部レスタトス・アインとの戦いで盛り上がる。 あきらは本当に裏切ったのか。あきらを信じ続けるありすに対して、第6話で心を開いたように見えたあいりはやっぱり非情。
「たとえあきらでも、敵と分かったら…斬る」
まあ人間、そう簡単には変わらないってことですな。
しかし結局は雨降って地固まるってなもんで三人の結束がより固まることとなり、そして今までアモルゴア幹部として君臨してきたアインが倒される。 第1のヤマ場は終了といったところ。だが、話はまだまだこれからなのだ。

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