必殺仕置人 作品リスト

一見無秩序に見えるサブタイトルは、実は最初の字が「いろはにほへと…」で統一されている。凄いね。
タイトル
第1話「いのちを売ってさらし首」
火つけ・押し込み・殺しとなんでもござれの大悪党、闇の御前が打ち首になった。 だが百姓の娘お咲は、そのさらされている首が自分の父親のものだと言い、そのためにならず者たちに狙われる。 彼女を助けた錠と鉄たちはさらされていた首がなくなっていることを知り、お咲の父親が身代わりに殺されたのではないかと思い始める。 そこで錠はお咲が金を出すとでまかせを言い、鉄は中村主水に話を持ち掛けて真相を探らせる。
主水は牢のことなら何でも知っている天神の小六に話を聞き、殺されたのは替え玉だと確信する。 そして主水は小六を連れ出し、闇の御前を探し出す。それは商人の浜田屋だった。 更に探る主水たち。北町奉行・牧野備中守と与力・的場が手を組んで、私利私欲のためにお咲の父親を犠牲にしたことを知る。 鉄たちの怒りが爆発する。
主水と錠は的場と浜田屋を呼び出し、お咲の目の前で始末する。 そして鉄は牧野の背骨を外し動けないようにした上で、心中の片割れに仕立ててさらしものにする。後日、牧野は切腹することになった。 一方、お咲は錠に黙って自ら身を売り、約束の金を作り出す。
鉄たちはこれからもこのような仕置をしていくことに決めるのだった。
第2話「牢屋でのこす血のねがい」
第3話「はみだし者に情なし」
第4話「人間のクズやお払い」
第5話「仏の首にナワかけろ」
第6話「塀に書かれた恨み文字」
第7話「閉じたまなこに深い淵」
第8話「力をかわす露の草」
第9話「利用する奴される奴」
第10話「ぬの地ぬす人ぬれば色」
第11話「流刑のかげに仕掛あり」
第12話「女ひとりの地獄旅」
第13話「悪いやつほどよく見える」
第14話「賭けた命のかわら版」
第15話「夜がキバむく一つ宿」
第16話「大悪党のニセ涙」
第17話「恋情すてて死の願」
第18話「備えはできたいざ仕置」
第19話「罪も憎んで人憎む」
第20話「狙う女を暗が裂く」
第21話「生木をさかれ生地獄」
第22話「楽あれば苦あり親はなし」
第23話「無理を通して殺された」
第24話「疑う愛に迫る魔手」
第25話「能なしカラス爪をトグ」
第26話「お江戸華町未練なし」
驚異的な日照りが江戸を襲っていた。人々は井戸に群がる。 だが奉行所からのお達しで、疫病がはやっているということで井戸の使用は禁じられてしまう。 み乃は病気の父親のためにこっそり水をくもうとするが、辰三に見つかり水を汲む代わりに暴行されてしまう。 そのことを知った父親は娘の無念を晴らすため、半次に仕置人を探してもらおうとする。 だが鉄は仕置料が水だと知り、相手にしない。
やがて父親は死んでしまう。そこへ再び辰三が現れ、再びみ乃を暴行しようとする。 思いあまってみ乃は辰三を刺して重傷を負わせる。み乃は奉行所に捕らわれてしまう。
元はと言えば水不足が原因。だが疫病がはやっているという事実もなく、鉄たちは井戸の水をお上御用水として汲んでいることに疑問を持つ。 調べた鉄たちは、水が料理屋などに高額で売られていることを知る。
そして鉄たちはみ乃を牢から逃がす。だがみ乃を江戸から逃がす時に、主水を除く4人の顔を同心に見られてしまう。 北町の筆頭与力・塩見は鉄が骨つぎ師であることと仕置人の手口との関連から、4人が仕置人ではないかと疑う。だがそのことは主水が立ち聞きしていた。 そして4人がすぐに姿を消してしまったことから、塩見は彼らが仕置人だと断定し、鉄と錠の人相書きを江戸市中に貼る。
やがて主水は、塩見と南町の筆頭与力・寺社奉行の組頭が手を組んで水で大金を儲けていることを知る。 しかし一方、自分の人相書きが出ていないことに油断した半次は奉行所に捕まってしまう。 そこで鉄たちは最後の仕置をする決意を固める。
やがて恵みの雨が降ってくるが、その日は半次の首が斬られる日だった。 首が斬られる直前に殴り込み、半次を助ける鉄と錠。そして仕置は終了する。
旅立とうとする鉄たち。そこへ旅姿の主水が現れ、一緒に江戸を離れると言う。反対する皆。 そして鉄は全員ここでバラバラになろうと言う。銭を投げて一緒に行くかどうかを決める鉄。 裏が出て皆は散り散りになることに決まる。だがそれは裏しか出ないように二枚の銭を貼り合わせたものだった。 皆はそれぞれの道を行くことになり、主水は再び奉行所勤めへと戻っていくのだった。

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