戦え!!イクサー１ ACT. II
「イクサーΣの挑戦」

解説

今回はイクサー１のアクションをメインにしつつ、渚の方はぐちゃぐちゃぬっちょん(だからなんやねん、それは)に襲われるというすっきりした構成。 しかも、クライマックスのロボット戦が今始まる！というところで続く、だもんなあ。 こうなるともう完結編に期待するしかないではないか。

今回の目玉はなんと言ってもイクサー２！ とにかく実際に見てもらうしかない。 その登場の仕方、その強さ、その冷酷非情な様子、全てにおいてシビれる！ まさにハカイダーを思わせる名悪役となっている。 ハカイダーは特撮史上最高の主人公の宿敵だ、と思っている人は絶対に見るべし。 損はしない。保証するよ。

今回は最初から音楽がつくことになってたんで、ほとんど全編に渡って渡辺サウンドが流れっぱなし。 もう言うことなし。

今回のヤラレ役…あ、いや、地球が誇る最新鋭艦・富士弐號はやっぱりドリル付き。 そいでまたしても一撃で沈められるところがなんとも…。

ちなみにその攻撃パターンは、なんと冷線砲＆原子熱戦砲の同時攻撃。 お前らナタール人か！敵はモスラか！とツッコミたくなる。 原子熱戦砲なんかホントそのまんまで、これはロリシカ製かいなと思ってしまう。 いやあ、いいねえ。

ストーリー

イクサー１はやむを得ず渚を地上に戻し、自らは機動要塞への潜入を開始する。 残された渚は１人町を歩く。だが、町には人影ひとつない。 渚は警官に尋問されるが、その警官も既に寄生されていた。 だが、渚の腕にはめられたリングがビームを放ち渚を守る。

イクサー１は要塞に潜入しようとしていたが、異空間に閉じ込められてしまう。 そして新型のボイドがイクサー１を襲う。 一方の要塞内部では、打倒イクサー１のための切り札が生まれつつあった…。

その頃、防衛連合軍極東基地では隊員が次々に寄生され、基地は壊滅しつつあった。 そこで富士弐號は基地を捨てて発進し、機動要塞に攻撃をかける。

渚は家に戻り、小夜子という幼い少女とその母親に出会う。二人も怪物から逃げてきたという。 そこで２階で１人になった時、渚はまたしても攻撃を受ける。 渚は自らの意志でリングを操り、敵を倒す。

機動要塞は富士弐號に反撃を加え、富士弐號の部隊はあっさり全滅する。 だがその衝撃で異空間が歪み、苦戦していたイクサー１は異空間から脱出してボイドを倒す。

その時、巨大なエネルギー波がイクサー１を襲う。 そして遠くから静かに歩いて来る黒い影。その威圧感にイクサー１の緊張が高まる。 やがて不敵な笑みを浮かべたその少女はイクサー１と対峙する。
「こんにちは、お姉様。私はイクサー２。あなたの妹」
「イクサー２！ 妹!?」
「私はビッグゴールドの娘。だからお姉様の妹」
「ビッグゴールド！ それは違う!!」
「私は、あなたを殺すために作られた。ただ、それだけ」

イクサー２とイクサー１は剣を抜き、同時に動いた。 だがイクサー１の剣はあっさりと跳ね飛ばされる。 懸命に反撃するイクサー１。しかしイクサー２の方が全てにおいて一枚上手だ。 イクサー１は地に倒れる。
「立て！ 私は弱い奴は嫌いだ！ 立たぬなら…撃つ！」
イクサー１は気力を振り絞って立ち上がる。
「それでこそお姉様…殺しがいがある」
イクサー２が残忍な笑みを浮かべる。

なんとか攻撃を当てようとするイクサー１。 だが起死回生のビームもかわされ、逆にイクサー１の肩にイクサー２のビームが直撃する。イクサー１の肩が砕ける！

片や、渚の家では小夜子の母親が寄生され、しかも渚と小夜子の周りを怪物達が取り囲む。 渚は小夜子を必死に抱きしめる。
「守りたい…守りたい…せめてこの子だけでも」
「力…力が欲しい、もっともっと強い力が」
「強い力が！」
その時、青い光が周りを覆い、怪物達をチリと化す。 渚が目を開けた時、目の前にイクサーロボが敢然と立っていた。

イクサー１をいたぶっていたイクサー２は、イクサーロボの出現を知る。 イクサー２は、とどめはイクサーΣでさしてやろうと言いその場を去る。 満身創痍のイクサー１はイクサーロボと合体する。 渚はイクサー１に言う。
「私…戦う！」
と。

だがそんなイクサーロボの前に恐るべきロボットが出現する。 セピアをコマンダーとしてイクサー２が操る最強のロボット、ビッグゴールドの切り札、イクサーΣ！

渚は、イクサー１は果たして勝てるのか？ がんばれ、渚。 戦え、イクサー１！

スタッフ

キャスト