| タイトル | 登場怪人 |
第27話 | 「火を噴く危険道路」 | イラガ怪人 |
イラガ怪人が道路に張り巡らせた糸と繭。エネルギーに反応して爆発するその繭のため、あちこちで爆発が起きる。
変身エネルギーにも反応するため、光太郎も変身できず苦戦を強いられる。しかしなんとか変身してイラガ怪人を撃退する。
が、イラガ怪人は町中に糸と繭を張り巡らせ始める。そのため病院でも爆発が発生し、停電になった上に光太郎たちがお見舞いに行ったヒサオ少年が危篤状態に陥る。
光太郎は爆発をかいくぐり、電気を送るために発電所があるダムへ急ぐ。しかしイラガ怪人と三神官が、これを好機と光太郎を襲う。
変身できない光太郎は窮地に陥る。それでもなんとか発電所にたどり着いた光太郎だが、イラガ怪人と三神官の攻撃の前についに力尽き、キングストーンをえぐり出されそうになる。
エネルギーに反応して爆発するというイラガ怪人の繭。BLACKの変身エネルギー(ってなんだ?)にも反応するとは大したものだ。
でも三神官の光線には全然反応しないのね。その方がもっと大したものだ。
それでイラガ怪人にやられそうになった光太郎の起死回生の攻撃はなんと目突き!
ヒーローが反則技使うなってば。そんな卑劣な技を使った正統派主人公なんていねーぞ。
あえて挙げればバロム1とイクサー1くらいか。…っているじゃねーか。
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第28話 | 「地獄へ誘う黄金虫」 | コガネムシ怪人 |
光太郎はオオガネムシという虫に大人も子供も夢中になっているのを知る。オオガネムシをつがいで飼うと黄金の巣を作るというのだ。
光太郎はその異常なブームを知り、ゴルゴムの影を感じ取る。そして光太郎はそのブームの中心に倉持という男がいるのを知り、調査する。
倉持の正体はビルゲニアだった。そしてコガネムシ怪人も現れる。が、ビルゲニア達はあっさりと引き下がってしまう。
世間で更に加熱するオオガネムシブーム。メスを求めての殺人事件まで発生していた。光太郎はブームをなんとかしようとするが、誰もが欲に目が眩み光太郎の話など聞こうとしない。
すっかり人々に絶望した光太郎。そこに、機は熟したとばかりビルゲニアとコガネムシ怪人が襲って来る。
しかしそれはビルゲニア達をおびき出すための光太郎の芝居だった。光太郎は変身してコガネムシ怪人を迎え撃つ。
サブタイトルは「こがねむし」ではなく「おうごんちゅう」と読む。覚えておこうね。
今回のビルゲニアはなんか三神官に対して妙に腰が低いので違和感がある。後で考えれば打倒BLACKの必勝作戦のためか。
実際、今回は久しぶりにビルゲニア対BLACKのまともな肉弾戦が見られる。でもビルゲニア、なんか根性無くなってない?
ライダーキックくらいであっさり引き下がるし。
しかし三神官、ビルゲニアに対して
「我々の可愛い怪人を、お前のような奴に」
とかなんとか言っておきながら、作戦が成功してる間は我が事のように喜んでる。相変わらずのお調子者だ。
ところでオオガネムシに夢中になる小山(父)を演じるのは佐山航空の社長・佐山俊吉こと赤塚真人。後に彼の会社に就職することになるので、さすがの光太郎もこの人は説得できなかったようだ。
しかし今回の光太郎は不法侵入等で完全に犯罪者と化してるぞ。いいのか?
そして今回、キャピトラ(CAPITOLA)の看板が初めて出た。
克美と違って光太郎や杏子が流行に疎いことも判明。やっぱり克美だけ一般人してるぞ。
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第29話 | 「獲物はデスマスク」 | アルマジロ怪人 |
日本人初のスペースシャトル搭乗者として選ばれた4人の若者達。彼らは次々にアルマジロ怪人の襲撃を受け、顔をコピーされた人形とすり替えられてしまう。
その中の一人には克美の先輩のキミエがいたが、克美はその正体に感づいたために捕らわれてしまい、ゴルゴムに連れて行かれてしまう。
だがビルゲニアは勝手に二人を囮にして光太郎をおびき出す。そしてアルマジロ怪人がその邪魔をしたため、BLACKはその隙をついて二人を救い出す。
更に光太郎は捕らわれた残りの3人を救いに向かうが、それはビルゲニアの罠だった。一方では杏子と克美もニセのキミエに襲われていた。
そしてビルゲニアは三神官の登場によって引き下がるが、アルマジロ怪人が代わりに光太郎を襲う。
光太郎は変身して迎え撃つ。
BLACKと戦って劣勢を強いられるアルマジロ怪人。4人の宇宙飛行士を捕らえている隠れ家に逃げ込み、腹いせに(?)4人を殺そうとする。
そんなことしたら、ここに4人がいますよとBLACKに教えてるようなもんだが、こいつアホか?
それと今回のビルゲニアはなかなか狡猾で、光太郎にとどめをさす寸前までいく。
で、その邪魔をするのがこのアホのアルマジロ怪人なんだよねー。
三神官が自分達の面子を保つためのようだけど、三神官も自信たっぷりにアルマジロ怪人をBLACKと戦わせるとは…。
部下の実力も把握していない、はっきり言って無能な上司だね。これだから怪人は苦労するのだ。
ところで前から気になっていたんだが、キャピトラって喫茶店だよね。
カウンターの後ろに並んでいるボトルって酒じゃないの?
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第30話 | 「暗殺者にアロハ!」 | イカ怪人 |
光太郎はイカ怪人に襲われている一人の少女を救う。そして変身して戦うも劣勢になるが、それを救ったのはなんと滝竜介だった。
竜介は、その少女ラナがゴルゴムによって送り込まれたと言う。だが光太郎の彼女を守ろうとする意志は変わらない。
ふと姿を消すラナ。彼女を追った光太郎はイカ怪人に襲撃される。そしてバラオムに操られるラナはバッタを殺す力を発揮し、BLACKを窮地に陥れる。
更にビルゲニアに攻撃されたBLACKは光太郎に戻り、記憶喪失となってさまよう。
一方、ラナは自分を取り戻して逃げ出していたが、三神官とイカ怪人に追われていた。
だが、再びビルゲニアに襲われたことで光太郎は記憶を取り戻していた。光太郎は変身してビルゲニアから逃れ、竜介とラナを救いに向かう。
京本政樹が演じる滝竜介が再登場。まさかもう一回出て来るとは思わなかった。
まずはパラシュートで落下しながらイカ怪人にマシンガンの掃射。そして着地するやヘルメットをリュウシュートでヒットさせる。
最後はダイビングスタイルからパッと服を脱ぎ捨てビシッと決めたスーツ姿に。かっこつけ過ぎ!いいぞ!
そして田中美奈子がバッタ殺しの超能力を持つ娘として登場。何なんだよ、この変な超能力は。
ところで前回もシャドームーンがチラッと登場したけど、そろそろシャドームーン復活をにおわせるシーンなんかがちらばめられてくる。
盛り上がってくるねえ、うむうむ。
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第31話 | 「燃えよ!少年戦士」 | ヤマアラシ怪人 |
ゴルゴムは新たなる少年戦士軍団を育て上げようと、素質のある少年達をヤマアラシ怪人の力で電子の世界に引き込む作戦を開始していた。
光太郎はバスで子供が引き込まれそうになる現場に出くわしヤマアラシ怪人に襲われるが、少年戦士が加勢に現れなんとかヤマアラシ怪人を撃退する。
そして少年戦士達は協力者のプログラマーの犠牲によって電子世界への侵入方法を手に入れるが、そこから出られるかどうかは分からないと言う。
だが光太郎は変身し、少年戦士達と共に電子世界へと飛び込む。そして捕らわれた子供達を救おうとするが、ヤマアラシ怪人が攻撃してくる。
勝手が違う世界で苦戦するBLACKと少年戦士達。が、彼らは一致団結してヤマアラシ怪人を迎え撃つ。
少年戦士再登場!…って、だから成人男子を少年呼ばわりするなってば。
でも本人達は別に嫌がってないようだからいいか。
それとさらわれる子供。テストでいい点を取ったごほうびがファミコンカセットっつーのが時代だねえ。
ファミリートレーナー(覚えてる?あの足踏みマット)まであるぞ、懐かしい。
それにとどめはゲーム&ウォッチのパチモン(って失礼な)のバンダイのゲームデジタル!
けどいくらなんでも時代が違いすぎないか?ゲームデジタルって当時より10年ほど前のものだと思うのだが。
当時と言えば、今回出て来る墓標を見ると、この話はまさに放映当時の1988年の出来事だと分かる。
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第32話 | 「夢少女・ユキ」 | キノコ怪人 |
少女ユキはビシュムに呼び寄せられる夢に悩まされていた。そしてある晩、本当に呼び寄せられフラフラと歩いていたところを光太郎に助けられる。
だがそこでキノコ怪人が襲撃してくる。そしてキノコ怪人の胞子にやられたBLACKは、目の前でユキをビシュムにさらわれてしまう。
ビシュムはキノコエキスを子供達に徐々に投与し、悪の心を持たせようとしていたのだ。
光太郎は家に返されて来たユキを発見し、彼女を警護する。が、ユキはその晩、光太郎に襲いかかる。
幻覚と現実が交錯し、ユキはビシュムが待つ修道院に向かう。そして光太郎の前にはキノコ怪人が現れる。
変身した光太郎だが、キノコ怪人の胞子で神経をやられる。そして幻覚の世界の中、キノコ怪人とビシュムがBLACKを襲う。
ユキが茶色いマダラのキノコを手にして一言。
「きれいなキノコ」
どこが!
ところで今回は幻覚と現実が入り乱れて、どうもストーリーが書きにくい。でも幻想的でいい感じ。
しかし最後のBLACKの逆転劇は、ビシュムのお約束の大ボケから。
さすがお笑い三神官の一人、古典的パターンはしっかり押さえてくれる。
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第33話 | 「父と子の愛の河」 | ベニザケ怪人 |
突如美鈴川が逆流し始めた。光太郎はゴルゴムの仕業と確信し、美鈴川へと向かう。
果たして、美鈴川ではベニザケ怪人が川を逆流させていた。車椅子に乗るトオル少年はそれを目撃してそのことを話すが、父親は彼を厳しくたしなめる。
トオルの足はもう治っているはずなのに自分に嘘をついて歩こうとしないからだ。
光太郎は彼の話を聞こうとするが、ベニザケ怪人が襲撃してきてトオルがさらわれる。
そしてBLACKはベニザケ怪人と戦い地底王国にたどり着くが、トオルの命を盾に取られて苦戦する。
だがロードセクターで二人はなんとか地上に逃れる。しかしベニザケ怪人は更にBLACKを追撃する。
ゴルゴムの怪人ってのは時々妙なものがモチーフになるのが面白いところ。鮭の怪人なんて珍しい。
ところでそのゴルゴムの今回の目的は次々と川の生態系を壊していくこと。
妙に小規模で地道な作戦のような気がするけど、
「我らの勝利の日も近い」
ってホンマか、おい。
なんか野心を持ってるようなそぶりのビルゲニアも、結局何もしなかったし。大丈夫か、ゴルゴム。
ラスト、自分が歩けたという事実は仮面ライダーしか知らないはずなのに、なぜ光太郎が知っているのかと鋭くつっこむトオル。
とぼける光太郎は白々し過ぎ。トオルが勝手に一人で納得しなけりゃ完全に正体ばれてたところ。
大体、光太郎って感情表現が変なんだよね。まるで下手な演技を見てるみたい。(笑)
いやいや、これは改造人間にされてしまい哀しみと正義の宿命を背負ったために、心の底から感情を表に出すことがもはや出来なくなったことを見事に表現しているのだ。
…ってホンマかいな。
さて、最近頼りないゴルゴムだけど、ついに次回よりシャドームーン復活編が始まる。燃えるぞ。
けどその予告編、あわただしくて妙に短い。これは本放送時、予告の次に仮面ライダーGPコンテストのお知らせがあったためなんだけど、これはもうすぐコンテストをやるよ、というお知らせ。
詳細は何も語られず、何のコンテストかもさっぱり分からん。まだ中身がないんだったら、頼むから燃える予告編を長く見せてくれえ。
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第34話 | 「復活?!地獄王子」 | --- |
ニュースで信彦が病院に収容されたと聞いた杏子は病院に向かうが、それはバラオムの罠だった。
杏子はシャドームーン復活のため誘拐される。バラオムを追おうとする光太郎だが、コウモリ怪人に邪魔されてバラオムを見失う。
三神官はシャドームーン復活に向け杏子から生命エネルギーを奪う準備を進める。それが面白くないビルゲニア。
だが創世王はビルゲニアに試練を与える。創世王のみに与えられる剣、サタンサーベル。ビルゲニアは試練を乗り越え、ついにそれを手にする。そしてBLACKを倒すため、杏子を奪い去っていく。
創世王は三神官に、三人の持つ天・海・地の石のエネルギーでシャドームーンを甦らせろと命じる。
創世王はビルゲニアとシャドームーンを競わせようとしているのだ。だが三つの石は三神官の命の源。三神官は命を賭けてシャドームーン復活に挑む。
一方、杏子を探す光太郎はビルゲニアに襲撃される。変身する光太郎。だがサタンサーベルを得て更に強力になったビルゲニアの前にBLACKは手も足も出ない。
ロードセクターを囮にして、なんとかバトルホッパーで杏子を救い出すBLACK。
しかしビルゲニアは容赦無く二人を追いつめる。そしてついにBLACKはビルゲニアに斬られ、杏子もろとも崖下に転落する。
シャドームーン復活編の始まり。元々強いビルゲニアがサタンサーベルを得て更に強くなる。
更にそれに負けじと、自らの命を賭けてシャドームーンを復活させようとする三神官。
そしてビルゲニアに追いつめられるBLACK。燃えるねえ。
最初からそうしろよ、とツッコミたくなるほどあっさりと杏子誘拐作戦を成功させるゴルゴムだけど、まあこれもお約束。
細かいことは言いっこなし。とにかく燃えるぜ!
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第35話 | 「対決!二人の王子」 | --- |
杏子をかばったために重傷を負ったBLACK。そして変身が解けたため杏子はBLACKの正体を知る。二人はビルゲニアから逃れ、洞窟へと逃げ込む。
そこでビルゲニアは、光太郎をおびき出すために街で若者達を操り暴れさせる。
一方、三神官は三つの石のエネルギーが尽きかけてきたため虫の息になる。だがいまだシャドームーンが甦る気配はない。
街では若者達がキャピトラも襲撃。街に戻った光太郎と杏子は克美を介抱し、光太郎はビルゲニアと戦うべく飛び出していく。
ビルゲニアと対峙し、変身する光太郎。二人の激闘が始まった。だがそこで謎の地鳴りが起きる。
その時、ゴルゴムではシャドームーンのカプセルが輝き、炸裂していた。
シャドームーンが復活したのだ!
そしてシャドームーンが手をかざすと、ビルゲニアの手からサタンサーベルが離れ、空に消えていった。
その機を逃さずBLACKはビルゲニアにライダーパンチ・ライダーキックを浴びせる。形勢不利となったビルゲニアは退却する。
ゴルゴムに戻ったビルゲニア。瀕死の三神官を見てほくそえむが、そこに響く笑い声。
シャドームーン!
その手に握られたサタンサーベルを見て、それを渡すよう迫るビルゲニア。だがシャドームーンは不敵に笑う。
そこでビルセイバーを抜き、シャドームーンに挑みかかるビルゲニア。だがその斬撃は軽くかわされる。
その力に驚愕しつつ、更に渾身の一撃を放つビルゲニア。だがその剣はあっさりとシャドームーンに弾き飛ばされる。
そしてシャドームーンのサタンサーベルは、ビルテクターもろともビルゲニアを切り裂いた!
ビルゲニアは滅びた。
そして光太郎の前にシャドームーンが現れ、宣戦布告をする。今、悲しき運命の戦いは始まったのだ。
やっぱり杏子は前からBLACKの正体に気付いていた。
いや、そんなことどうでも良くて、やっぱりシャドームーンの復活に単純に酔いしれたい。
復活シーンも凄くいいし、ビルゲニアとの対決もいい。
BLACKが苦戦する強敵ビルゲニアをあっさり一刀両断! 強い!
これだよこれ。この作品の中で最もシビレる対決の一つ。
「俺は利用されただけに過ぎなかったのか…創世王さまぁーっ!」
これがビルゲニアの最後のセリフ。さっさとBLACKを倒していれば良かったのに。
でもなんだかんだ言って、BLACKにビルゲニアを倒す力は無かったけど、ビルゲニアにもBLACKを倒す力は無かったろうね。
ところで例によってあわただしく短い予告編の後で、ようやく仮面ライダーGPとは何なのかが分かる…というか分からんというか。
お問い合わせはハガキでとのこと。全然情報量が増えてないぞぉー!
だから予告を長くしてくれー!
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第36話 | 「愛と死の宣戦布告」 | --- |
信彦・シャドームーンに襲われる悪夢に悩まされる光太郎。
ゴルゴムではシャドームーンが実権を握り、ゴルゴム帝国を築き上げる準備を進めていた。
光太郎は宿命の対決に苦しみ、杏子と克美は信彦がゴルゴムになってしまったことに苦悩する。
そして杏子と克美の前にシャドームーンが現れ、二人をゴルゴムへと誘う。杏子と克美の、そして光太郎の苦悩は更に高まっていく。
一方ゴルゴムでは、瀕死だった三神官に変化が生じていた。彼らは大怪人として生まれ変わったのだ。
シャドームーンは大怪人たちに人間界への宣戦布告を命じる。
大怪人たちはゴルゴムの存在を人間達に明かし、攻撃を開始する。ニュースでそれを知った光太郎は現場に駆けつける。
変身して大怪人たちを迎え撃つBLACK。だが大怪人にはライダーパンチもライダーキックも通じない。
大怪人達は退く。しかし、ゴルゴムの世界規模の侵略がついに始まったのだ。
何気なく秋月家に戻ってしまった杏子と克美。その二人の前に突如現れるシャドームーン!
これは私の好きなシーンのひとつ。
人間を滅ぼすがお前たちだけは助けてやろうと二人をゴルゴムへと誘うシャドームーンだけど、これは元肉親&恋人への温情か?というと違うと思う。
二人を、ひいては光太郎を追いつめて対決へと追い込むためと思われる。でも多少は愛情みたいなものがあるみたい。
後にBLACKを殺し損ねたりするし。こういうのが無ければシャドームーンって凄くいいんだけど。残念。
しかし最後のナレーション。
『ゴルゴムは、ついに侵略を開始した』
なんて一言で言われると、それじゃ今までやっとったのは何やねん!とツッコミたくなる。
そりゃあんさん、三神官のコントでんがなー、てことかな、やっぱり。
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第37話 | 「想い出は夕張の空」 | ケラ怪人 |
高校時代の同級生・圭子の結婚式に招かれて夕張に行った光太郎達。そこで克美はケラ怪人に襲われる。
光太郎は変身して迎え撃つが、その隙にコウモリ怪人が克美をさらっていってしまう。
だが克美は東京で発見される。克美はシャドームーンに操られており、駆けつけた光太郎を襲う。そして克美は圭子を連れて逃げ出す。
克美は圭子の勤め先の幼稚園のバスを乗っ取り、子供達を誘拐する。光太郎はバスが乗り込んだ廃工場に乗り込む。
克美は子供達を襲おうとしていた。止めようとする光太郎の前に現れるケラ怪人。光太郎は変身する。
だがそこに現れるシャドームーン。シャドームーンは、子供達を守るために克美を殺せとBLACKに迫る。
夕張市長中田鉄治氏が特別出演し、結婚式でスピーチする。なんで多忙な市長が一介の市民の結婚式に?
今回の北海道ロケは劇場版のついでかな。
コウモリ怪人を追いかけて札幌がバンバン画面に映るけど、あっと言う間に東京に戻るんでドラマ上全く意味無し。
ところで今更言うのもなんだけど、光太郎は怪人のことを「ゴルゴム」と呼ぶ。
本郷みたいに自分のことを棚に上げて
「出たなゴルゴムの改造人間!」
なんて言わないのは、やっぱり自分がゴルゴムの改造人間の頂点に立つ存在の一人であるという自覚があるからか。
BLACKに変身する光太郎。でもすぐそばに、克美と圭子と子供達がいるんですけど。
克美はいいけど、その他の方々はねえ。なんか今回の変身は無頓着。
そして、変身したBLACKの前にシャドームーンと三大怪人が勢揃い。シビレるぞ。
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第38話 | 「謎!?EP党少年隊」 | ネズミ怪人 |
ゴルゴム配下の坂田代議士が、大宮コンツェルンのバックアップを得て新政党・EP党を作った。
光太郎はゴルゴムの陰謀と察知するが、人々に奉仕して絶大な支持を得ているEP党が何を企んでいるのか分からない。
やがてEP党の反対勢力と出会った光太郎は、EP党のメディカルセンターの治療装置の致命的欠陥を知らされセンターに向かう。
だがそこにはバラオムが待ち構えており、BLACKは装置を破壊しようとした悪人として人々に非難されてしまう。
苦悩する光太郎。しかしバラオムが待ち構えていたことにふと疑問を感じた光太郎は、反対勢力のアジトを探る。
果たして、そのメンバーの一人はネズミ怪人だった。光太郎は変身して戦う。
唐突に侍女怪人マーラとカーラが出現。この二人、別にシャドームーンの話し相手でもなければ酒の酌をするわけでもなし、何の意味があるんだろ。
ところで今回のラストは煮え切らず、実に考えさせられる。EP党が壊滅したわけじゃないのはもちろんのこと、BLACKは悪党呼ばわりされたままで終わっている。
EP党が健在というのは、所詮は孤軍奮闘のアウトローに過ぎないBLACKの力の限界を感じさせる。
BLACKは所詮暴力でしか事態を解決できないのだ。虚しいねえ。
欠陥のせいで使用し続けると人を死に至らしめる治療装置。これを破壊しただけで終わるというのがそれを物語っている。
破壊したって別に新しいのを作ればいいだけの話。欠陥が指摘されてメディカルセンター、ひいてはEP党がつぶれるところまで描いてくれないと、勝利したとは言えない。
一介の若造に過ぎない光太郎。人間社会の枠組では異端者に過ぎないBLACK。
どちらにしても、EP党のような人間社会における巨大組織には手を出すことができない。
坂田や大宮がいまだに社会にのさばっているという事実も、それをひしひしと感じさせる。
光太郎は最初から彼らをゴルゴムのメンバーであると知っていたのに。
ヒーローとは無力なものなんですねえ。
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第39話 | 「アイドルの毒牙」 | ムカデ怪人 |
ビデオでしか見られないアイドル、大井裕子が大人気となっていた。そのビデオを見て不思議な感覚に包まれた光太郎は、ブームの異常さが気になってビデオを分析する。
ビデオには、裕子の言うがままになるようにと脳神経に直接作用する波長が織り込まれていた。光太郎はゴルゴムの仕業と直感し、調査を開始する。
テープを販売店に届けていたワゴンを追った光太郎は、謎の洋館に行き着き大井裕子と出会う。
そこでムカデ怪人に襲われた光太郎は変身して戦うが、とどめをさす寸前にビシュムに邪魔をされて逃げられてしまう。
ますます加熱する裕子ブーム。そして新作ビデオには、光太郎を倒せというメッセージが込められていた。
人々から逃げる羽目になる光太郎。だがその光太郎もまた、裕子の魔力に取りつかれて以前の洋館におびき出される。
が、そこに杏子が駆けつけ、彼女がムカデ怪人の変身であることを知らせる。我に返った光太郎は変身してムカデ怪人を迎え撃つ。
今回の話は実在アイドル(のようだが私はアイドルに疎いので知らん)、大井裕子のプロモーションビデオ。(ぉぃぉぃ)
無理矢理アイドルを出したりすると棒読みセリフでドラマを崩壊させてくれたりするけど、彼女はなかなか演技も様になってるしいいね。
彼女のビデオを見た時、光太郎はニコニコして気に入っていたが、杏子と克美は彼女の危険性を察知していた。
女のカンというやつか、所詮光太郎も女性には甘いということか。
今回の作戦の報告を聞いて御満悦の、相変わらず凛々しいシャドームーン。でもワンシーンだけ触角がたるんでいるのを私は見逃さない。
シャドームーンも裕子のビデオを見てニヤケてたんだろうか?(笑)
ロードセクターでビデオを分析する光太郎。怪しい波長が含まれていることを知り、
「人間の心理を巧みに操るとは、なんと恐ろしいビデオなんだ」
と言う。でも、1コマだけ別なのを入れるという例のサブリミナル効果じゃないし、規制されてる手段じゃないよね。
だったら何をしてたって、それ自体は別に恐ろしくはないと思うのだが。芸能界もシビアな世界。何をやってでも売り込まなければ。
フッ、甘いぞ、光太郎。弱肉強食はゴルゴムだけではないのだぞ。
ところで、裕子のビデオを見て裕子がムカデ怪人であることに気付いた杏子。
その杏子の前に、光太郎の危機を察知して発進したバトルホッパーが現れる。バトルホッパーが自分の意志で動き出すとは珍しい。
で、バトルホッパーは杏子を光太郎の元に連れて行くわけだけど、あのー。
杏子はミニスカだったけど、あれでバトルホッパーに乗ったの?
なんと大胆な。
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