子育ては楽しいですか?
8月5日にNHK教育テレビで「子育ては楽しいですか?」という番組があり、投稿しましたが読んでもらえなかったので、ホームページに載せることにしました。体験談も一緒に。この内容が読んですぐわかる人は相当レベルが高い、つまりいろんなことを考えている人といえます。
番組の感想は「いろんな子育てがあっていいけれど、肝腎なところを押さえておかないと後でツケがくる可能性が高いよ」と、思ってしまいました。そして「自分に甘い母親」の増加も気になりましたし、それをいかにも理解しようとする番組の姿勢も気になりました。
だって子どもってペットでもないし、人形でもない、人格を持った一人の人間なんですから、育てることが大変なのは当たり前。もちろんサポート社会を作ることは大切ですが、その前に…、と言いたいのです。
NHK教育テレビ「子育ては楽しいですか?」係 御中
私は母乳育児を援助して20年になる助産婦です。その20年の経験から、結論らしきものを述べてみたいと思います。
子育てを楽しむためには、まず「充実感」を味わうことが第一だと思います。その充実感を最高に味わわせてくれ、母性のスイッチを入れてくれるのが母乳育児だと、日々の仕事を通して感じております。そして母乳育児をしていると、子どもの様子を五感で感じとることができるため、自然に食生活から環境問題にまで目を向けるようになります。
このような母乳育児を1才すぎまで続けることで、子育てに対する自信と何ともいえないすがすがしい充実感とが生まれてくるのです。この自信と充実感とが、将来やって来る思春期という激動期の子どもたちを包み込める力となるのです。
つまり、母乳育児は母親育てなのです。こんなふうに母親を育ててくれる母乳の力を若い世代は知らないし、伝えられていません。そのために安易なミルクに走ってしまう傾向があります。言い切ってはいけないと思いますが、十分な母親育てがなされないミルク育児がどんどん増え、子育てに混乱が起こっているような気がします。
だからこそ、社会全体で母親が母乳育児に取り組める環境をつくりたいのです。特に男性諸氏に協力をお願いしたいと思います。
(追記)
性楽説−つまり人間は生まれたときから楽を求める動物だということを日々痛感しております。ですから、子どもにまかせていると当然努力よりも楽を求めるため、母親がしっかりしていないとミルク育児になりがちといえます。
この部分では子育ては大変といえますが、イラストのように努力の結果得られるものは大きいということも知らないといけないと考えています。


母乳育児相談室に通う母親です。
私からも日頃感じていることを申し上げさせていただきます。
私は母乳育児相談室に通う母親です。息子は1才3カ月ですが、私自身仕事を持ちながら現在も授乳を続けています。
さっきまで大泣きしていたわが子がやってきて、一生懸命におっぱいを飲んでいる姿を見ると、本当に愛おしくて守ってあげたいという気持ちになります。この子の母親は私なんだ!!と、再認識するのです。
また、おっぱいは私の体内で作り出すものですから、母乳育児を続ける中で、より安全な食べものを求めるようになりました。これは以前の私にはなかったことで、食べものだけでなく生活をとりまく様々なものについて何が安全かということを考え始めました。
私の子育てはまだまだ始まったばかりです。しかしこの一年と少し、母乳育児を楽しみ、続けてこれたことが、私の中でひとつの自信となっていることは確かです。
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