それに忘れたくても、なんとバルタン星人はテレビシリーズでは計6回も地球にやってきている。 これは一応実写テレビ番組のウルトラシリーズだけの話だが、その他「ウルトラファイト」ではセブンとどつきあいをしていたし、アニメの「ザ・ウルトラマン」にも出ている。 また、「レッドマン」にも出ていたし、「アンドロメロス」ではメカバルタンとなって登場する。 「ウルトラマンパワード」ではシリーズを通しての宿敵となっている。
これでは忘れようもない。もちろんウルトラシリーズ最多出場だし、シリーズを越えてここまで登場する宇宙人はいない。 では、なぜバルタン星人は性懲りも無く何度も地球にやってくるのだろう?
その理由を知るためには、彼らの地球に対する執念の源を知らなければならない。 そこで原点に帰り、バルタン星人初登場の「ウルトラマン」第2話「侵略者を撃て」を分析してみた。 すると驚くべき事実が明らかになった。
あのエピソードは一見、地球を侵略しようとしたバルタン星人をウルトラマンがやっつける、という話に見えるが、注意して見てみると実はそうではなかった。 なんと、平和なバルタン星人をウルトラマンが大量虐殺するという恐ろしい話だったのだ! こんなことをされては、一族の意地にかけてもウルトラマンや地球の連中に報復してやらねば気がすまないのも当然のこと。
本当にそんなひどい話なの?とお疑いの向きもあろう。そこで、それを検証してみよう。
さて、それから防衛隊で会議が行われ、ムラマツキャップの提案でバルタン星人と話し合うことになる。 そしてイデ隊員が自慢の宇宙語でコンタクトを取るのだが、「君の宇宙語はわかりにくい」と言われてしまい、結局バルタン星人はアラシ隊員の脳を使って日本語で会話を行なう。
彼らの話によると、バルタン星は科学者の核実験のせいで爆発してしまい、宇宙旅行中だった彼らは宇宙を放浪する羽目になったそうだ。 で、宇宙船の修理のために地球に寄ったのだが、結局地球に住むことにしたということらしい。 そこで急に「地球をもらう」などと言い出し、巨大化して暴れはじめ、ウルトラマンに退治された。 隠れていた円盤もしっかり見つかって破壊されてしまいましたとさ。
これ、何か変ではないだろうか? 修理のために地球に来たのにいきなり侵略始めるし、それまで人を傷つけていないのに急に暴れ出すし。 いきなり態度が急変するあたりが不自然だ。 しかしバルタン星人の立場になると、この理由が説明できるのだ!
ところで既に彼らはこの時点で、地球が自分たちにとって住み良い環境であることを分析していた。 多分仲間内で、地球に住んだらどうだろうという話し合いが行われたに違いない。 しかし後で判明するのだが、なんとこの円盤には20億以上ものバルタン星人が乗っている。 常識的に考えて、それだけの人数が真面目に話し合って全体の合意を得るには1年以上の時間がかかるだろう。 ということは、まだ地球に移住するというのはバルタン円盤全体の合意事項ではないと思われる。 すると、一人地球に降り立ったバルタン星人が地球に住みたいなどと言ったのは、単なる地球移住賛成派としての個人的意見だったに違いない。
と、この代表だが、いかなる人物(?)なのだろう。 単に宇宙船を修理するだけなら、ひょっとしたらただの技師かもしれない。 または、責任を取れと詰め寄られた「バルタン宇宙ツアー」のツアコンかもしれない。 あるいは、未知の世界に降り立つのを厭わない勇敢な若者が志願したのかもしれない。 しかし少なくとも主目的が円盤の修理である以上、地球側と話し合うための政治家ではなさそうだ。
要するにここで言いたいのは、地球に降り立ったバルタン星人が必ずしも地球移住を望むバルタン星人の代表として降り立ったとは限らないということだ。 これは後で重要となるので心に留めておいて欲しい。
さて、彼は修理用ダイオードを入手するため科学センターに降り立つが、そこの人たちは全然コミュニケーションの役に立たない。
「フォッフォッフォッフォッ(訳:ダイオードをもらえませんか)」
などと言っても、逃げ出す人か銃撃しようとする人ばかり。
騒ぎが大きくなるのはまずいので、とりあえず硬直光線で動きを止めてはみたもののこれでは埒があかない。
しばらくするとアラシ隊員がやってくるが、彼もバルタンに会うといきなり銃を構えている。 つまりここで硬直光線を食らっても、悪いのはアラシの方。バルタンは正当防衛だ。 しかもバルタンはこの時点で、攻撃は最小限にして人は殺さず、至って平和的である。 なぜか出会う人間を片っ端から硬直させているのだが、そこら辺はまあ地球人とは感性が違うんだろうということで。 別に誰も死んでいないので、あまり大きな問題ではないだろう。
ほらほら。もし地球侵略が目的だったら、話し合う必要なんか全くないはずだ。 実際にバルタンが話し合いに応じたというのは、地球を侵略する意志がないという証拠ではないか。
で、最初から地球人に憑依すれば良かったのだが、まあ得体の知れない野蛮な異星人に憑依するのは勇気がいるだろう。 なんで俺がこんなことまでしなきゃならないんだよお。 本当なら今頃はコールドスリープしていて、ハサミが可愛くて目がクリクリッとしたギャルと遊んでいる夢でも見ていたはずなのにぃ。 しかし、実行しただけでも立派というものだ。責任感強いねえ。
そしてバルタンは、そこにやって来たハヤタと会話するのだが、そこでバルタンは自分たちの事情を説明した上で地球に住みたい旨を告げる。 そこでハヤタは、生活様式を地球に合わせるなら可能だと答える。ここまでは順当な進み方だ。 バルタンにしても、不気味な地球人とようやくまともに会話でき、旅もようやく終わりだという安堵感に満ちていたに違いない。 相手の脳を用いた翻訳システムも、地球人という未知の生物相手でもなんとか使えたし。
ただ途中、「生命を奪う」という表現が理解できず、
「生命、わからない。生命とは何か」
などと質問する羽目になったりしたが。
ひょっとしたら、バルタンにしてみれば硬直光線は相手を殺すものではないことは明白、それを殺したなどと言われるのは理解できなかったのかも。
だとすれば、翻訳システムが「せいめい」という単語を誤変換したと思い込んでしまうのも無理なきことかな。
しかしそこで地球人に不信感を与えてしまったことに気がついていないのは後々影響してくるのである。
ま、とにかく、その時点では代表としての責任感、未知の生命に対する恐怖心など、全ての束縛から開放される幸せな一瞬だったはずだ。 しかしちょっと待てよ。彼は円盤修理のために地球に降りたのであって、バルタン星人移民団の代表としてではない。 勝手に地球移住の話を進めていいのか?
と、地球側の話し相手をよく見てみれば、単なる科特隊隊員であって、地球代表として選ばれた政府機関の人間ではない。 ハヤタがいくら地球に住んでもいいと言っても、単なる無責任な発言に過ぎないのだ。 そう、お互いに代表としての資格がない、地球人とバルタン星人が話し合っているだけだ。 しかもお互いにそれに気付いていない!
代表としての意識があればもう少し慎重に言葉を選んで話すはずなのだが、残念ながらそういう意識もないようだ。 さあ、この話し合いは互いに無責任であるが故に思わぬクライマックスを迎えることになる。
なにしろ20億からの人間が宇宙旅行ツアーに出るような星だから、総人口は100億や200億どころじゃないだろう。 おそらく狭い土地を有効に活用する技術を持っているに違いない。 そんな彼らにしてみれば、これだけの星に合計40億程度の人間など微々たるもの。 何を地球人が怒っているのか理解できない。 実際、科学がたいして進歩していない今の地球にさえ50億からの人間が住んでいるんだから! ああ、イデが無責任に騒ぐから話がややこしくなってくる。
そこで更に追い打ち。ハヤタが冷たく
「火星に住んだらどうだ」
と言い放つ。
ショック!
バルタンは当然火星も調査済みである。そこにはバルタン星人にとって致命的な有害物質、スペシウムがあるではないか!
これではあたかも、核戦争で地球を失った我々が他の知的生命が住む星に行った際に、放射能が充満する星に住めと言われたようなもの。
行き場のない難民に対して、なんて腹が立つことを言う奴だ!
ああ、ハヤタが無責任に火星に住めなんて言うからまた話がややこしくなってくる。 隣に無人の火星があるのに地球に住みたいというからには、火星じゃだめだということくらい気が付かないか? いっぺんお前が火星に住んでみろってんだ。 まあウルトラマンなら火星に住むくらいどうってことないかもしれんけど。 むしろスペシウムがいっぱいあって健康にいいかもしんない。
さて、地球人の嫌みな態度にだんだんと腹を立てるバルタン。
しかし、ひょっとしたら地球人は何も知らないのではないかと思い、立腹を抑えて説明する。
「火星には我々の嫌いな…」
と、そこで翻訳システムに変換エラーが。なぜならアラシの脳にはスペシウムなんて単語は登録されていなかったからだ。
そもそもスペシウムは地球上にはない未知の元素。あまり科学知識が豊かとは言えないアラシ隊員が知っていたとは思えない。
「どうした、なぜ黙ってるんだ」
と言われてまた心乱れるバルタン。
うろたえつつも、とりあえず
「それは言えない」
と答える。
これは、自分たちに不利だから言えないのではなく、地球の言葉に変換できないから言えない、という意味なのである。
あわてているせいか自然な日本語に翻訳されていない。
うーむ、やはり野蛮な異星人に使うのは無理があるシステムだったか。
ウルトラシリーズに出てくる他の宇宙人は、地球侵略とか言いつつたった一人、もしくは数人程度で襲ってくるのが常である。 これは、彼らが尖兵隊だという場合もあるだろうが、多くの場合は彼らは星の代表として侵略に来たわけではなく、単に征服欲にとらわれた数人の馬鹿が暴走したのだと考えられる。 そうでもなければたった一人でこの広い地球を征服しようなどとナメたことは考えないだろう。 地球には怪獣やっつけ隊もウルトラマンもいるというのに。
そして一人で襲ってくる場合、大抵は直接地球侵略の武力行動を行なうのではなく、地球侵略の前準備を企てている。 地球人の味方を作ったり、怪獣やっつけ隊を直接狙ったり、などなど。 小さいことからコツコツと、というわけだ。そうでなければ一人ではやってられない。
ところがバルタンはそうではなく、20億3千万の仲間を率いてやって来ている。 と、言いたいところだが、そもそも彼らは母星を核実験により失った流浪の民である。 普通まともな神経の持ち主なら、もう戦争はやめようと思うだろう。 確かに中には武力行使を肯定する者もいただろう。こういう奴が地球を侵略しようとするわけだ。
しかし、20億もいれば平和な意見が多数を占めるはず。そうでなければ自滅してるはずだよ、もう。 彼らに本当に地球を侵略しようという意志があったのかどうかは疑問が残るところである。 すると「地球をもらう」というのはまたしても誤変換で、正しくは「我々は地球人の意志に関わらず地球に移住する」程度の意味だったのではないだろうか。 お前らみたいな奴等とまともに話し合ってられない、というわけだ。 おそらく、怒りのあまりひどいスラングを用いたので、うまく変換できなかったのだろう。 翻訳システムを使う場合は標準語を用いた方が無難だよ、うん。
そこで改めて「地球をもらう」と言った後のバルタンの行動を振り返ってみよう。 まず、実体に戻ったところで実体をハヤタに見破られ、攻撃されて怪我をしている。 バルタンは「地球をもらう」と言っただけでまだ何もしていないのに。 ああ、ハヤタが無責任に攻撃するからまた話がややこしくなる。 そしてバルタンは巨大化する。さて、その目的は何か?
地球を破壊するため?
いやいや、たった一人でそんなことできないのは馬鹿でも分かる。
とすると、過激な攻撃的意図があったわけではなく、単に相手を威嚇するためではないだろうか。
事実、バルタンが巨大化して何をしたかと言うと、単にハヤタを突っついただけ。
「フォッフォッフォッフォッ(訳:このヤロー!俺は大きくなれるんだぞ、どうだ参ったか)」
とでもいった軽い気持ちだったのだろう。
もしハヤタを殺すつもりがあったのなら叩き潰せばいいだけの話だし。
なんだ、過激な攻撃的行動は全く取っていないではないか。 地球を侵略する意志がないことがこれで分かる。 「地球をもらう」というのはやはり誤変換だったのね。 ああ、しかし不用意に巨大化してしまったのは、これはバルタンが軽率で無責任な行動を取ったとも言える。 いくら地球人が失礼で野蛮でも、もっと自分を抑えていれば次なる悲劇は回避できたかもしれないのに。
また、この翻訳システムはまだまだ欠陥が多いように見受けられる。 日常会話ならともかく、こういう重要な場面で用いるべきものではない。 しかしバルタンも、まさか地球代表(とバルタンが思い込んでいる人物)と話し合う羽目になるとは思ってなかったろうしなー。
そして巨大化した直後、更なる不幸が訪れる。 こともあろうに巨大化したというだけの理由で、防衛隊が核ミサイルはげたかをバルタンに撃ち込んだ。 ああ、無責任に町中に核ミサイルなんか撃ち込むんじゃない! 幸いバルタンの実体は直撃を避けたが、もう完全にプッツンきた。辺りかまわず破壊しまくり。
自分はバルタンの代表だという意識が少しでもあれば、もう少し理性的行動を取ったかもしれない。 しかしそもそも彼はダイオードを入手するために降りただけであって、まさか自分がバルタンの代表扱いされているとは夢にも思うまい。 ここまでコケにされれば暴れたくなるのも無理もない。ヘタすりゃ殺されるところだったんだし。 てめえら野蛮人とまともに話し合ってられるかぁ! で、暴れたせいでウルトラマンに倒されてしまう。よりによってスペシウム光線を放つ恐るべき宇宙人に。 ハヤタをいじめたのが運のつき。
さて、地球侵略に来たと思われがちなバルタン星人が実は平和的に地球に移住を求める使者であったことはこれで理解してもらえたと思う。 互いに無責任な発言の数々、小さな誤解の積み重ね、そしてストレスのせいか彼がちょっと怒りっぽかったのが不幸だったとしか言いようがない。
更に、一人のバルタンによる破壊がバルタン全体の意志と見なされたことも悲しいことである。 いくら腹を立てたからといって暴れるバルタンも悪いが、それをバルタン全体の意志と早合点するウルトラマンも悪い。 非はウルトラマンにあると言えるだろう。
しかしそのウルトラマン、地球に来て日が浅く、いつ自分の不正がばれるか気が気でなかったし(注:「ウルトラ兄弟出撃指令」参照)、ストレスもたまっていたことだろう。 イライラしていたのはバルタンだけじゃなかったのね。 彼らしくもない、かなり軽率な判断も無理もないかもしれない。
なぜそこまで地球にこだわるのか? せっかく自分たちの第2の故郷を見つけたのに。いや、もうお分かりだろう。 バルタン星人は全人類や地球なんか本当はどうても良くて、科特隊とウルトラマンに復讐したいだけなのだ。 罪なき貴重な生き残りの仲間を死に追いやったその罪、許しがたし。 お前たちも全滅させてやるぜ、フォッフォッフォッフォッ。
そこでバルタンは、ウルトラマンが1人しかいないのに着目して2個所で同時に作戦を展開する。 しかもスペシウム光線対策として、スペルゲン反射鏡を装備して。 学習効果抜群だ。さすがに頭がいい。
ところが、イデ隊員は既にマルス133という光線銃を完成させていた。 その名前から想像がつく通り、火星と関係ある銃だ。 すなわちスペシウム光線と同質の光線を放つ光線銃なのだ。 こんなものがあってはバルタンもたまったものではない。 ウルトラマンがアール惑星にいる間に地球を滅ぼそうと思っていたのが当てが外れた。
一方のアール惑星。ウルトラマンはスペシウム光線は破られたものの、新兵器ウルトラスラッシュでバルタンを真っ二つにする。 さすがにウルトラマンの方が一枚上手だ。更にウルトラマンはテレポーテーションという反則技で地球に戻り、地球のバルタンを倒す。
ああ、せっかくの綿密な計画が水の泡だ。 しかもアール惑星の場所まで知られてしまっては、もはやそこに住むこともできない。 かくしてほとんどの戦力を失った生き残りは、流浪の旅に出たのだった。 この恨み晴らさでおくべきか。20億の怨念はそう簡単には消えないのだ。
なんと今回訪れたのは初代バルタン星人の息子だという。 父の仇を討つためにはるばる地球にやってきたバルタン星人Jr。 泣かせるじゃありませんか。 一族の無念を晴らすため、地球人にも地獄を見せてやるのだ。 いけいけ、バルタン星人Jr! 相手は科特隊とウルトラマンじゃなくて、MATとウルトラマンジャックだけど。 まあジャックは初代ウルトラマンにそっくりだし、細かい違いは気にしない。
Jrはロボット怪獣ビルガモの体内にMATのメンバーを閉じ込め、ビルガモを暴れさせる。
おお、相変わらず知能犯だ。でもMATのメンバーは脱出し、ビルガモは敗れる。
そこで現れるバルタン。高らかに笑う。
「だが俺は負けたのではないぞ。勝負はまだ一回の表だ」
「必ず、お前の命をもらいに来る。さらば、ウルトラマン!」
ほら、やっぱりウルトラマンの命が目的なのだ。地球侵略はそのための手段に過ぎない。
バルタン星人はジャックに何の恨みもないはずだけど、ジャックは初代とは同郷だし、初代によく似ている。
命を狙われるジャックにとっては筋違いもはなはだしいけど、バルタンにとってはそれで充分だ。
だが、そこでウルトラマンジャック、恨まれるのは迷惑だと感じたのか、捨て台詞と共に逃げるバルタンを後ろからスペシウム光線で仕留める。 ひえーっ、さすがのバルタンもまさかウルトラマンともあろう者が後ろから撃つとは思ってもみなかっただろう。 最後の台詞から見るに、これから何度も訪れてジャックの命尽きるまで戦おうと思っていただろうに。 無念。卑怯なり、ウルトラマン! 人質を取ったバルタンの方が卑怯だろうというのはこの際さておいて。
そして第45話の方は地球侵略が一応の目的なのだが、このサブタイトルが全てを物語っている。 ウルトラファミリーと地球人に対する復讐、バルタンにとってみればそれが全てなのだ。 彼らは何度も何度もチャレンジを続けるのである。
他の宇宙人たちと異なり、地球侵略を単なる手段としてひたすら復讐に燃えるバルタン。 卑劣な虐殺者であるウルトラファミリーを倒さぬ限り、20億の霊が成仏する日は来ない。 あと何人生き残っているのか知らないが、今度こそ地球を地獄に変えてやれ! フォッフォッフォッフォッ。
…しかしよく考えたら、そもそも最初に勝手に地球代表として話を進めて話をこじらせたのはハヤタ(=ウルトラマン)だし、バルタンを皆殺しにしたのもウルトラマンだ。 全部初代ウルトラマンが悪いんじゃねえか!
今度バルタンが地球に攻めてきたら、裏取り引きをして初代ウルトラマンを売り渡そう。 ジャックも協力してくれるかもしんない。80はどうか知らんけど。 そしてバルタンと友好条約を結ぶのだ。 たとえ初代ウルトラマンがバルタンに殺されても、どうせゾフィが命を持ってきて復活させるに違いない。