母乳育児体験談

ここではおっぱいルームで母乳育児に取り組んでいるお母さん達の体験談を掲載します。

目次

民間療法を初めて実践して(西朋子、生後6ヶ月男児の母)

 季節の変わり目、我が家の二人の子ども達は共に風邪をひきました。福井母乳育児相談室に通い始めて2ヶ月、こちらで教えていただいた民間療法と漢方薬を実際に試みる初めての機会がやってきました。
 病院へもいかず、はじめは非常に不安でしたが、かえって今まで以上に子どもの体調をよく看るようになりました。そこが今までとの大きな違いです。また、子どもが自分で元気になろうとがんばっている姿は、小さな子どもにも立派に回復力があることを示してくれました。
 できるだけ薬に頼らずにやっていけば、強い体作りにもなりますし、すぐ病院に行くと、つい医者任せ、薬任せになりがちです。 今回子どもの様子を良く観察するようになって、それが一番肝心なことであり、いかに的確に判断し、早めに手当てをすることが大切かを実感しました。
 また、少しでも民間療法などの知識があると、いつでも、すぐに対処できるので、とても心強いです。(夜間など慌てなくてすみます)
 今回はたまたま病院にいかずにすみましたが、ただ注意しなければいけないことは、医者に見せる必要がある症状のタイミングを見逃さないことです。あまりに民間療法にとらわれすぎて手後れになると危険なため、よく観察し、確かな判断ができるように心得ておくことは忘れないように今後に備えたいです。
 私にとって大変勉強になったよい経験でした。

(おっぱい先生からのコメント)

 福井おっぱいルームでは、丈夫な子育てと母育てのために、民間療法を19年前から取り入れてきました。
 民間療法は『アトピーっ子にしない母乳育児BOOK』のなかに何種類か 載せていますが、おっぱいルームに通う母親には詳しく指導しています。
 民間療法はまず母親のからだを健康にして良質の母乳を子どもに飲ませ、離乳食開始の場合は無農薬無添加食品を 与えて子どもを丈夫にします。
 からだが丈夫になると、自分で病気を治す力が強くなります。つまり自然治癒力が強くなるのです。
 自然治癒力が高まれば、民間療法のような、食べ物を使った方法でも十分症状を良くすることができるのです。
 西さんも体験しているように、このような方法を実践していると、実に子どもをよく観察します。この観察力は日頃も 働かせていないと子どもの症状のタイミングを逃すことになるので、子どもを知る訓練になります。
 また、報告予定の7月セミナーで発表してくれた母親達も、この民間療法の実践で子どもの登校拒否時の対応ができたと言います。つまり日頃から子どもを観察しているため、子どもの心もよく見えたと言います。

 ただ母乳を与えるだけの母乳育児からそろそろ脱皮しましょう。
 お父さんの冷静な目も大切です。父母と子の新しい関係を作って下さい。

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