秘密戦隊ゴレンジャー

放映

昭和50年4月5日〜昭和52年3月26日、全84回
NET系
毎週土曜19時30分〜20時

概要

国際秘密防衛機構イーグルは、黒十字軍の総攻撃を受けて日本各地の支部を壊滅させられていた。 しかしイーグルは、各支部で生き残った5人の優秀な若者達を招集し、密かに開発した強化スーツを与えた。

彼らの名はゴレンジャー。 江戸川総指令の元、アカレンジャー・海城剛、アオレンジャー・新命明、キレンジャー・大岩大太、モモレンジャー・ペギー松山、ミドレンジャー・明日香健二の5人で結成されたチームだ。 ゴレンジャースーツを身に着けた彼らは、黒十字軍の攻撃から日本の平和を守るべく、戦い続けるのである。

解説

日本の変身ヒーロー番組に革命を起こした作品は何か? まあ「月光仮面」は古典中の古典だから別格とすると、「ウルトラマン」「仮面ライダー」を挙げるのが順当なところだろう。 そしてもうひとつ挙げろと言われれば、もうこの「秘密戦隊ゴレンジャー」以外のものは挙げられまい。

そもそもこの作品はネット局改編のために、毎日放送制作の「仮面ライダー」シリーズを失ったNET(現テレビ朝日)系が送り出した作品。 それがライダーをしのいで大人気になってしまったのだから、世の中何が起きるか分からないものだ。 ちなみに原作はもちろんライダーと同じく石森章太郎。

なんと言っても現在まで放映が続いているスーパー戦隊シリーズの源に位置する作品であり、集団ヒーローという形式を見事に作り上げた作品である。 もっとも、集団ヒーローというのがそれまでいなかったわけではない。 だがこの作品が一味違ったのは、集団ヒーローものの落ち着くべき姿を見せてしまったことだろう。

まず主人公側が複数で相手は一人。ある意味卑怯とも言えるこの構成のため、戦いにおける緊張感は望めない。 そして主人公が複数ということは、それぞれの見せ場がその分減ってしまうことを意味する。 しかし複数なので、各人が外見からして個性的であることが必然となる。

ということで出来上がった作品はどうなったかと言うと、カラフルな5人組が半分ギャグのアクションを毎回同じようなパターンで見せるというものになったのだ。 個性を出すには色違いが一番。ということで全員色違いという、現在まで引き継がれている伝統がここに確立する。 しかし各人の見せ場が少ないので、得意技を見せるくらいしかやることがない。すると毎回同じようなパターンの戦いになってしまう。 そのままではワンパターンで退屈なだけになってしまうが、色違いで見栄えがするアクションに磨きをかけ、見ていて楽しいアクションにすることで飽きにくいようにする。 と、なると元々緊張感がないので、戦いが半分ギャグになってしまう。

…なんか悪口を言っているようだが、そんなつもりはない。 そもそも「仮面ライダー」でフォーマットが確立した等身大ヒーローのアクションは時代劇の殺陣がルーツである。 そして時代劇の殺陣とは戦いを見せるものではなく型を魅せるものである。 そう、この作品は原点に帰り、ヒーローの手に汗握る戦いを見せるなどというのではなく、型として洗練されたアクションを魅せる作品になったのである。 見ていて安心できる、型としてのアクション。それのどこが悪いものか。

この、「型と化したお約束の戦い方」はその後の多くの特撮作品に影響を与え、現在の作品にもその傾向は見られる。 ゴレンジャーがその後の特撮作品の方向性を決定づけてしまったのである。全くもって凄いことだ。

かくして特撮作品の新たなる教科書となったこの作品だが、他の作品とは一味違うところがもちろんある。 いや、教科書としてあまりにも強烈過ぎたために、他の作品が真似できなかったというか何というか。

一言で言えば、とにかく「変」なのである。シュールなのである。 例えば、ゴレンジャーと言えば名物のひとつがなぞなぞだ。 明日香や子供の太郎が出すなぞなぞを、キレンジャーこと大ちゃんが考え込むというのがよくあるパターン。 と、そこで、事もあろうに大ちゃんは戦闘中に敵になぞなぞの答を訊いたりするのである。 それだけならまだしも、敵は素直にそれに答えるのである!

更には、敵が唐突になぞなぞを出すなんてこともあった。 もちろん我らが正義のゴレンジャーの面々は、毅然としてその答を言うのである。

特に第19話予告編以降、予告ナレーション自体がなぞなぞを出題するものになったのも見逃せない。 予告が全然予告になっておらず、楽しげな音楽に合わせて単になぞなぞを出題するだけという壮絶なものになったのだ。 一応映像としてはゴレンジャーが活躍している様子が映し出されているのだが、ミスマッチもはなはだしい。 ここまで来れば大したものだ。 さすがに第42話から普通の予告に戻ったけど。

それだけではない。 敵は揃いも揃って怪しい変な格好の怪人だが、なんと彼らは堂々と町中に現れたりしているのだ。 町中を走り回ったり、なんと売店に新聞を買いに来たり。 それだけならまだしも、町の人はそれを気にする様子もないのである!

とにかく、こういった凄いセンスは他の作品の追随を許さない。 こんなシュールさが大爆発するのは中盤辺りだが、序盤から早くもその傾向は表れているので侮れない。

また、凄いセンスもさることながら、本筋のストーリー展開の方も要チェック。これまた従来のヒーローものと違って、なかなか新鮮なのだ。

普通のヒーローものならゲストキャラが登場し、ヒーローがそのゲストとの交流を経て事件に迫っていくというのがストーリー展開の定石パターンである。 例えば敵怪人に肉親を殺された女性や子供なんてのが実にありがち。

が、この作品は違う。 ゲストらしいゲストが登場しない話が実に多い。 更にゲストが出てきても、そのほとんどがイーグルもしくは黒十字軍の関係者で、純粋な一般人は非常に少ない。 すなわち、黒十字軍の活動をイーグルがすぐさまキャッチし、ゴレンジャーが活動を始めて首謀者の怪人を倒して終わり。 そんな話ばかりなのだ。

こう言うとワンパターンなようだが、いやいやそうとも言えない。 そもそもイーグルVS黒十字軍、この組織戦こそが本作の基本である。 他のヒーローものだとヒーローは大抵単独行動なので、巨大な悪の組織としては邪魔されるまで放置しておくというパターンが多い。 悪の組織の作戦で、打倒ヒーローを直接の目的とするものは案外少ないのだ。 が、黒十字軍の相手は国際組織である。非常に大きいのだ。 だからまず、イーグルを叩かないことには黒十字軍はおちおち破壊工作もできない。

かくして黒十字軍は、やたらと打倒イーグルのための作戦を展開する。 そしてイーグルは巨大なので、その手段も様々なものになる。 イーグルの新兵器を奪う、イーグルの補給路を断つ、イーグルの基地を破壊する、…などなど。 更にゴレンジャーに対しては、その活動拠点さえ分かれば倒すことができる。黒十字軍はそれだけの実力を持っているのだ。 だからゴレンジャー基地をひたすら探す。しかしイーグルはひたすら隠し続ける。 またイーグルも防戦一方ではない。積極的に黒十字軍にスパイを送り込み、その動向を探る。

てな具合に、様々な形で組織的な攻防戦が展開される。これのどこがワンパターンなものか。 集団組織と言えば、例えば「ウルトラセブン」の地球防衛軍なんかを思い出すが、あれにしても実際活躍していたのはほとんどウルトラ警備隊6人だけだった。 だがイーグルは、確かにゴレンジャーがメインではあるが、全員銃を取って黒十字軍と戦うのだ。 その様子がしっかり描かれているのだ。(まあ活躍するよりは撃ち殺される方が多いけど…) 単なる集団ヒーローではなく、組織レベルの戦いにまでグレードアップさせて描いた本作、むしろなかなか新鮮ではないか?

最後に余談なのだが、OPでのゴレンジャーの面々の紹介。なぜか5人が順番通り紹介されず、2番目のはずのアオが5番目になっている。 これはなぜか?

そもそもアオレンジャーこと新命明を演じた宮内洋は、「仮面ライダーV3」や後の「快傑ズバット」で超有名な生きたヒーローとでも言うべき人である。 が、ゴレンジャーの話があった時は運悪く(?)レギュラーを何本も抱えていて、とてもリーダー役などこなせる状態ではなかった。 それでアオの役に決まったのだが、それを不服に思った彼は、御大石森章太郎の所まで「アカじゃなきゃやらない」と談判しに行った。 なんというヒーロー魂!

そこで石森章太郎、二大隊長にしてアオは一匹狼的な設定にするからどうだ?と話し、交渉成立。 かくしてアオはアカとほぼ対等のキャラクターとして描かれることとなったのだ。

で、OPの話に戻るのだが、キャストの最後と言えばいわゆるトメ、ナンバー2のキャストを紹介する位置である。 恐らく、順番を崩してまで自らをトメの位置に置くことにより、アカとその他4人じゃない、俺はリーダーじゃないが他の3人とも別格なんだぜ、とアピールしてるのではないかと思うのだ。 いや〜、さすが宮内洋。 なお、キャスト全員で言えば、トメで紹介されるのは江戸川総指令こと高原駿雄である。なるほど。

ちなみに初期の話ではいくつか、新命明が登場せずにいきなりアオレンジャーが登場する話がある。 スケジュールの都合で出られなかったのだと思うが、そんな調子では確かにアカの役は無理だ。 とか言いつつ、裏番組の「仮面ライダーストロンガー」終盤において歴代ライダー総登場という時、素顔で一番多く登場したのは宮内洋演じるV3・風見史郎であった。 まあ同じ東映特撮ということで、逆にスケジュールの都合をつけやすかったのだと思うが。

しかしとにかく、ヒーローをやらせれば日本一の凄い人だ。 型にはまったリーダー役を運命付けられた海城剛と異なり、かなり自由度の高かった新命明。 そういう役を得たことが、むしろ幸運だったとも言えないだろうか。

実際、新命明の主役編は他の4人の主役編とは明らかに違う。 変身前はひたすら傷つき、やられ、ボロボロになり、しかし最後には大逆転。 V3とノリが同じなのである。他の4人の話は普通なので、完全に浮いている。 しかしこれこそが宮内美学の現れ。ファンにはたまらないはずだ。

以上のように様々な要素が詰め込まれ、戦隊ものの元祖となっただけではなく、ヒーローもの全体についてもエポックメイキングとなったこの作品。 ヒーローものを語る上で、決して外せない作品である。

イーグル・ゴレンジャーとは?

イーグルは国際秘密防衛機構。日本においても各地に支部が置かれている。 非常に大規模な組織らしく、その基盤は揺るぎ無いものらしい。 なにしろ作中で国内のイーグルの施設が何十ヶ所、いや百ヶ所以上は破壊されているにも関わらず、活動に支障をきたしている様子が全くないのだ。 凄い組織だ。

ゴレンジャースーツはイーグル科学者陣が作り上げた強化スーツ。 ゴーグルの部分に、5人それぞれ異なる武器が装着されており、また腰の小型ロケット・バーディーで空を飛ぶことも可能。 スーツを着用することを転換と呼ぶが、転換する際に高圧電流が体を流れるので、訓練で体を鍛えてかつ高度な精神集中力がないと転換することはできない。

第43話でゴレンジャースーツの秘密が奪われるという最大の危機が訪れたため、そこでニューゴレンジャースーツを開発。 外見は全く変わらないのにどこら辺がニューかと言えば、目の部分に装着されている武器が新型に変わったのだ。 ちなみにこのニューゴレンジャースーツの場合、流れる電流は15万ボルト。

ゴレンジャールームはゴレンジャーの本拠地で、スナック・ゴンの地下にある。 しかしその所在は秘密であり厳重な警戒態勢が敷かれている。 黒十字軍は血眼になってその場所を探ろうとしていた。 彼らは何度もゴンまで来てはいるのだが…。ゴレンジャーの5人はいつでもゴンにたむろしているのだが…。

そしてゴレンジャーの装備。 まず最初からあったのは大型戦闘機バリブルーン。プロペラ飛行で垂直離着陸が可能。

またゴレンジャーのフィニッシュ技はゴレンジャーストーム。 モモが出したボールを5人が順番に蹴っていき、最後にアカが蹴るとフィニッシュ! 敵にぶつかって大爆発を起こすのだ。

…と、実はこれ、ウソである。 よく画面を見ると、怪人はボールがぶつかった後でしばらく苦しそうによろけてから爆発する。 ぶつかった時に爆発するのではないのである。 そう、ゴレンジャーストームとはボール状の爆弾が爆発するのではなく、文字通り敵を爆発させるという技なのだ。 ぶつかった瞬間に、すぐに爆発する液体火薬でも注入するのだろうか。とにかく凄い技なのだ。

しかし、そのゴレンジャーストームもパワーアップが図られる。 第27話より、ゴレンジャーストーム・ニューパワー作戦となるのだ。 これはフィニッシュの際、敵の特徴に応じて臨機応変に姿を変える凄い爆弾だ。 あ、これは普通に爆発する爆弾である。

姿を変えるとは例えば、大ナタ仮面に対しては薪に姿を変えた。 それを見て思わず薪割りをしてしまった大ナタ仮面は大爆発してしまったのだ。 といった具合に、敵の心理的・肉体的弱点を突き、少しでも確実に倒すための工夫を行なっている。 逆に言えば、黒十字軍はワンパターンな技で倒せるような甘い相手ではないのだ。 ハードだなあ。

そしてハードな戦いは続き、第42話で彼らはバリブルーンを失ってしまう。 しかしすぐさま新型戦闘機バリドリーンと、地底にも潜れる万能戦車バリタンクが登場。

また、必殺技としてモモが新開発したゴレンジャーハリケーンを使用するようになった。 これはフットボールのような形をしており、5人で敵のタックルをかわしつつパスしたり、敵にタックルして突破したりして、最後にアオの手に渡る。 そこでアオが地に着けたボールをアカがクラウディングトライでキック。 そうして飛んでいったエンドボールは、これまでと同様に臨機応変に姿を変えて敵を確実に倒すのだ。

例えば、大幹部の火の山仮面マグマン将軍に対しては卵に姿を変えた。 生卵を手にした将軍は、生では食えんと頭の火山で瞬時にゆで上げ、うまそうにパクリ。 すると大爆発してしまった。さすが将軍、壮絶な最期だ。

更に、第54話で要塞ナバローンに突っ込んで爆破させてしまった彼らのバイク、ゴレンジャーマシーンに代わり、第55話からニューマシーンとしてスターマシーンが登場。 それぞれレッドスター、ブルースター、グリーンスターと呼ばれる。

また、第67話からアクション担当が大野剣友会からJACに変更。…って関係ないってば。 しかしこの時より、ゴレンジャーハリケーンがより短時間で済む空中パスリレー方式に変更。 そして第69話からバリキキューンが登場。アームがあるただの気球なのだが、とにかく大活躍した。

以上のように、ゴレンジャーの装備は次々にパワーアップされていったのである。

敵の組織

黒十字軍は黒十字総統が率いる、世界征服を企む悪の秘密結社。…って、悪の組織は大抵そうだけど。 仮面怪人を暗躍させて世界を滅ぼし、自分達の世界を作ろうとする。 この仮面怪人は人間が改造されたものに見えるが、明言されてはいない。 戦闘員は黒ずくめでゾルダーと呼ばれる。「ホイィッ!」と怪しげな声を出すが、ちゃんと日本語もしゃべる。

彼らは主にジープ等の自動車で移動するが、その自動車はナンバーも普通だし車検も通しているようで検査標章もちゃんと貼ってある。 さすが世間に怪しまれないよう注意しているだけのことはある。

第64話からは黒十字忍団が登場。ゾルダーを遥かにしのぐ能力を持ち、ゴレンジャーも手を焼く強敵だ。

なお、総統の下には幹部クラスである将軍が存在する。 まず最初に日輪仮面が登場。 こいつは大したことはしなかったが、続いて登場した鉄人仮面テムジン将軍は空中から攻撃するコンドラー爆撃機を導入。 また、続く火の山仮面マグマン将軍は地底要塞ナバローンを使うが、すぐ壊される。 そして最後のゴールデン仮面大将軍は空中要塞の黒十字城、そしてそこに搭載された大型爆撃機バットラーを導入。 バリドリーンと激しい空中戦を繰り広げた。

登場人物

ナレーターは、第14話までは田中信夫、第15話以降は大平透。
海城剛(誠直也)
アカレンジャーに転換する。武器は鞭のレッドビュート/ヤリビュート/ニューレッドビュート/レッドハンター。
元SAFのメンバーでファイヤースティックを使って…じゃなくて、イーグル関東支部出身の熱血漢。 だが常に冷静沈着であり頭もきれ、頼れるリーダーである。髪が短いのが東映ヒーローとしては異色。 最初にイーグルが襲撃された際、兄を失っている。 昭和26年4月4日生まれ。
新命明(宮内洋)
アオレンジャーに転換する。武器は弓のブルーチェリー/ウルトラブルーチェリー。 しかし単なる弓ではなくそれ自体が刃になっているようである。
ダブルライダーに改造された改造人間…ではなくて、イーグル東北支部出身。 ちょっとクールだが、いざとなると凄まじい熱血ぶりを発揮する。 バリブルーンやバリドリーンの操縦を担当し、これらの機体に対する愛情は並々ならぬものがある。 昭和25年9月8日生まれ。
大岩大太(畠山麦)
キレンジャーに転換する。武器はYTC通信機/キーステッカー(ただの棒)。イーグル九州支部出身の、怪力の持ち主。 皆からは「大ちゃん」と呼ばれて親しまれている。新命と共にバリブルーン/バリドリーンに乗ることが多い。 いつもなぞなぞに首をかしげている様子は力だけの能無しといった風情だが、実は通信のエキスパートで機械の知識も豊富である。 カレーに目がなく、いつもゴンで何杯も食べている。ゴンがフルーツパーラーに変わった後もカレーばかり食べていた。 第55話〜第66話の間、九州支部長に任命されて戦線を離れるが、第67話で大五郎の戦死と共に唐突に復帰する。 別にその間、舞台への出演が忙しくて撮影に参加できなかったわけではない。 昭和27年7月15日生まれ。
ペギー松山(小牧リサ)
モモレンジャーに転換する。武器はモモミラー/モモカード。イーグル北海道支部出身の、ゴレンジャーの紅一点。 爆弾のエキスパートで、フィニッシュ技のゴレンジャーストーム/ハリケーンは彼女が瞬時に組み立てるもの。 すなわち彼女はゴレンジャーの攻撃の要。
「いいわね、いくわよ!」と言いながら爆弾を投げつけるが、いいわけないだろ!
夏でも冬でもホットパンツで行動する。凄い。 昭和32年12月16日生まれ。
明日香健二(伊藤幸雄)
ミドレンジャーに転換する。武器はミドメラン(ブーメラン)/ミドパンチャー(パチンコ)/ニューミドメラン。 イーグル関西支部出身の17歳(にしては老けてる…)で、ゴレンジャーの最年少。 動物の言葉が分かるという設定があるが、そんなシーンは全く出てこない。 よく大ちゃんになぞなぞを出している。 昭和33年3月8日生まれ。
熊野大五郎(だるま二郎)
第55話〜第67話に登場。九州支部に行った大岩大太に代わり二代目キレンジャーに転換する。 新米のため、なんとなく頼りない。なぜか転換すると体型がスリムになる。 第67話で単身敵に挑みカンキリ仮面の野望を阻止するが、殺されてしまう。
江戸川権八(高原駿雄)
ゴレンジャーの総指令。普段はカムフラージュに、スナック・ゴンのマスターとしてカレーを作っている。 第3話でゴレンジャーにその正体を明かす。
第44話でスナック・ゴンがボロボロにされたので、第45話から新たにフルーツパーラー・ゴンを営んでいる。 後半辺りから全く登場しなくなるが、終盤でいきなり再登場する。
イーグル連絡員007(鹿沼エリ)
総指令のボディーガード兼連絡員。本名は「かとうようこ」(漢字不明)。 だんだん出番が増えてきて、フルーツパーラー・ゴンができた時には従業員になってしまう。 そして江戸川総指令が登場しなくなった頃から完全にレギュラー化して、バリタンクの操縦をしたりしてゴレンジャーを実戦でもサポートするようになる。 また彼女の他にも008と009の二人の女性がセミレギュラーで登場するが、いまひとつ影が薄い。
太郎(小沼宏之)
ゴンに入り浸っていて、いつも大ちゃんになぞなぞを出す子供。入り浸っているのも無理もなく、実は007の弟である。 …って、弟を職場に連れて来るんじゃねえっ! 時々敵にさらわれたりする。ほら言わんこっちゃない。
日輪仮面
第15話〜第20話に登場。アフリカから来た最初の将軍…と思いきや、実は将軍とは呼ばれていない。 妙に面白い顔をしている。顔から放つ日輪ファイヤーが必殺技。
最後にはテムジンの着任を知り後がなくなり、黒十字軍を裏切ったふりをして罠を仕掛ける。 そしてアカレンジャーと決闘の末ヤリビュートを受け、ゴレンジャーストームの前に敗れ去る。
鉄人仮面テムジン将軍
第20話〜第42話に登場。モンゴルから来た将軍。配下にはやたら硬そうな奴が多い。 空中からの攻撃の要、コンドラー戦闘爆撃機を導入した。
最後には新たに現れた火の山仮面に反発し、自らゴレンジャーに勝負を挑む。 ゴレンジャーストームニューパワー作戦「メガトンストーム」と回転ゴレンジャーストームの2連発を瞬間凍結で見事に受け止め、バリブルーンを道連れにして爆死する。
火の山仮面マグマン将軍
第42話〜第54話に登場。地底を自由に移動できる重攻撃要塞ナバローンを使う。 配下にはなんだかメカニックな奴が多い。
ナバローンは管理が行き届いており、例えば資料室には「禁煙」の大きな表示がある。 最後にはナバローンの設計図をゴレンジャーに奪われたのが元でナバローンを爆破されてしまい、ゴレンジャーハリケーン「卵」の前に敗れさる。
ゴールデン仮面大将軍
第54話〜第84話に登場。エジプトから来た最後の将軍。巨大な黒十字城と大型爆撃機バットラーを使いゴレンジャーと対決する。 配下にはとにかく変な奴が多い。
最後には自らの命を犠牲にした作戦によりゴレンジャー基地の所在を探り出し、黒十字総統に後を託す。
黒十字総統(安藤三男/八名信夫)
黒十字軍の支配者。謎の白い頭巾の姿だったが、第43話から不気味な顔を見せるようになる。 第56話から、それまで安藤三男のような顔だったのが八名信夫のような顔になり、おまけになんだかお茶目になった。 最後にその正体が明らかになるのだが、なんとそれは…。

全話リスト

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