網入りガラスは普通のガラスの倍の厚さ
園田にある賃貸アパートマンションは入居者のご要望により、網入り硝子に変更します。
普通板ガラスと違い防盗性が少しだけ優れています。
防音性は優れています。
網入り硝子とは、本来は、火事の時焼け落ちず延焼を防ぐものです。
法規で定めている「延焼の恐れのある部分」とは一階では境界線から3m二階以上は5m以内の開口部をいいます。
その部分は防火設備(旧乙種防火戸)としなければならず窓は網入りガラスを取り付けることになっています。
網入りガラスはいずれも厚み6.8mmあって普通のガラス(型板ガラスは4mm透明なガラスは3mmを使うことが多い)の約2倍の厚みです。
普通のアルミサッシではグレーチングチャネルを6.8mm用にかえるだけで網入りガラスに交換は可能です。
(グレーチングチャネルとはアルミサッシにガラスを固定するためにガラスのまわりに取付アルミサッシにはめ込むゴムのことです。)
網入りガラス厚み6.8mm
網入り硝子には向こうの見えにくいラフワイヤーと透明のプレートワイヤー、それぞれに網の方向が周囲の辺と平行の平行ワイヤーと45℃に傾いている菱ワイヤーの計4種類があります。
ラフワイヤー;rough wire 表面がザラザラしたワイヤ(針金)が入っている板ガラス 光は通すが向こうははっきりとは見えない。
ラフワイヤーといえば普通は菱ワイヤーのラフワイヤーを指します。厚みは6.8mmです。
プレートワイヤー;plate wire ツルッとしたワイヤ(針金)が入った板ガラス 透明で向こうがはっきりと見える。
同じようにプレートワイヤーと言えば普通は菱ワイヤーのプレートワイヤーを指します。厚みは6.8mmです。
平行ワイヤーは菱ワイヤーより高価です。
網入りガラスは6.8mmの厚みがありますので切断しにくいガラスです。
しかしコツを掴めば容易なことがわかると思います。
以下は素人がする最善の方法と私は考えております。
プロはもっと簡単に切断しているみたいです。
私は古い網入りガラスを切ることが多いです。
古い網入りガラスはガラスが硬くもろくなって切りにくくなっています。
ガラスの平らな面の方にガラス切りでガラスにスジ(傷)をつけます。
ガラス切りは1回きりです。同じ早さで同じ角度・まっすぐにで引っ張ります。
2回ひきは絶対にしてはいけません。
相当の力でひきますので定規がずれないように2人でするか
クランプで留める方が安全です。
ガラスを裏から叩きます。
叩くところはスジ(傷)を入れた真裏です。
私はガラス切りの尖ったところで叩いています。
プロはほとんど叩きませんが、写真の様に私はすべてに割れ目がみえるまで丹念にしています。
自然に割れてしまいます。
中の鋼線をカッターナイフで切断します。新しいカッターナイフでしたら少し当てるだけで切れます。