クロスを貼ったらお部屋は全く違うものになります。
形から入るとまで言いませんが、やはり適切な道具がないと、うまく貼れません。
使用する道具を列挙すれば(順不同です。順番に特に意味は、ありません)
「クロスを重ね切り」したりクロスの端を切ったりする時に使います。
必ず、クロス用に作られた薄刃を使って下さい。
工作用の小型ナイフではありません。
下切り用のナイフとは、必ず別にして下さい。
クロスを重ね切りする時は、必ず刃を折って新しい物にして下さい。
下切り用ナイフは、どのようなもでもよろしいので使いやすいものを使って下さい。
クロスを重ね切りしたり、あるいは、端を切る時に使います。
パテ刷りにも使えます。地ベラは、先がとがっていますので初めて使う時は、
角でケガをしないようにして下さい。
軽くヤスリをかけて少しだけ丸くしておくと、少しだけ安全です。
写真は、10インチ(25?)の長さの物です。短いと効率的ではありません。逆に長いと邪魔になる場合があります。
また持つところは、長くない方が狭いところでも使えて便利です。
ビニルクロスを貼った時、下地にクロスを密着させ、空気を抜くのに使います。
幅の広いのから狭いのまでありますが、力がない方は、狭い方がいいと思います。
両手で入念に押さえつけるとなお良いと思います。
継ぎ目、端を押さえるのに使います。クロスの糊は、
「少し付けて、できるだけ強く圧着する」のが最
善です。
そのために押さえローラーは、必ず必要です。
糊が付着することが多いので良く拭いて下さい。
不要な糊を拭き取るのに使います。
少しゆるめに水を絞っておきます。
タオルは、新しいものを必ず1枚とその他に少なくとももう一枚必要です。
クロスには、万遍なく一様に糊付けすることが望ましいので
必ず糊付け機をを使って下さい。
クロスに糊が付いた「ピタッコ(商品名です)」を使う場合は、不要です。
畳1枚程度の広さなら刷毛でも可能です。糊が乾きにくい季節に貼られるなら刷毛で大面積を貼り上げることも可能です。手伝いして頂ける人がいて入念に施工する自信があればもっと大面積も刷毛で可能です。なるべく多い目に付けて下さい。乾いていないか入念にチェックして下さい。
端部の角を、密着させるのに使います。
なくてもかまいませんが、爪が長くないとケガをします。
私は使いません。
ナイフ、押さえ刷毛、押さえローラー、地ベラ、押さえ用へら、タオルを
入れるための腰に付ける袋です。
なくてもできますが、手際よくするためには、必要です。
あれば左右にひとつずつ必要です。
利き手側に、ナイフ、押さえ刷毛、押さえローラー、押さえ用へら
利き手と反対側に、タオル、地ベラを入れます。
入れる場所を決めておき、見なくても取れるようにしましょう。
糊が付いては、困るところに水を吹き付けておきます。
また乾きが早い夏場は、継ぎ目部分に吹き付けて乾きを遅くします。
使い方は、貼り方のところで詳しく述べます。
霧吹きは、普通の職人さんは、使っていませんが、
便利で、失敗が少ないので私は、使っています。
下地が悪い時に吹き付けます。めくれる心配がないので便利です。