園田の賃貸では防音に力を入れています。窓の防音の仕方

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窓は防音上の弱点ですが窓の防音の仕方を公表します

防音室は内部からの音を50dBa減衰させるように作っております。
防音室に窓を設置した場合 窓は 扉と並んで防音上の弱点です。
窓の 防音性を 高める方法を 定性的に述べれば、 です。

窓を気密性の高いものにする

アルミサッシには気密等級というランクがあります。A-1、A-2、A-3、A-4とあります。
A-4の方が気密性が高いということになっています。
最近のアルミ窓は標準のアルミ窓でも 気密性は高いので 窓の向こうに特に苦情の出るような施設がないなら 2重の窓で充分です。
既存の窓の接合部分にスポンジゴムやモヘヤを貼り付けたりクレセントを新しいものに交換する方法でもある程度改善されます。

窓ガラスは厚いものを使う

遮音の法則:質量則に従いますのでば重いほど厚いほど遮音性は高くなります。
ガラスは 外側は6.8mmのラフワイヤー (向こうが見えない網入りガラス 普通に使うガラスで普通のアルミサッシに入れることが出来る一番厚いガラスです。) と 内側の窓に5mmの透明ガラスを小社では使っています。

窓は何重にも入れる

防音性の高いものをひとつ入れるより、間隔をあけてふたつ入れた方が効果的です。
窓から音が漏れていることが分かった場合窓を二重にする方法があります。
二重にするには物理的に今ある窓の外側または内側に取り付けることになります。
外側に取り付ける場合は防水が必要です。
内側に取り付けると部屋が狭くなります。

内側に入れる方法

取り付けるのはアルミの窓・引き違い窓です。
今回取り付けるのはアルミ窓の半外付け窓です。
取付枠より外側に半分出ているものです。
  1. 既存の窓と新設窓の間は離れている方が防音効果が高いので、既存の窓に枠を取り付けます。 防音効果以外にガラス戸を嵌め込む時には距離を設ける必要があります。
    窓を内側に2重にする 取り付ける所に枠を取り付ける
     取り付ける所に枠を取り付ける
  2. 取り付けるアルミ窓に合わせて木枠を作ります。
    窓を内側に2重にする 新設窓の木枠
     新設窓の木枠
  3. アルミ枠の方にシールを塗ります。 木枠に塗ると外にはみ出します。 窓を内側に2重にする 新設のアルミ枠にシリコーン塗布
     新設のアルミ枠にシリコーン塗布 ネジで木枠にネジで取り付けます。
  4. アルミ枠の外側にシリコーンを塗布する 1の枠に嵌め込みネジで留めます。
    窓を内側に2重にする 新設のアルミ枠外側にシリコーン塗布
     新設のアルミ枠外側にシリコーン塗布
  5. アルミ引き違い戸を嵌め込みます。
    既存窓と新設窓の間の枠にはグラスウールを張っております。
    今回使っているのは32K品極細繊維のアクリアです。表面を不織布で覆っております。
    窓を内側に2重にする 新設の窓にガラス戸を取り付けたところ  
    新設の窓にガラス戸を取り付けたところ
  6. アルミ引き違い戸を閉めたところ
    窓を内側に2重にする 新設の窓のガラス戸を閉めたところ
     新設の窓のガラス戸を閉めたところ しっかり防音できていました。
39dBの効果がありました。

外側に入れる方法

内側に設ける方法の利点は防水を考えなくても良いことですが部屋が窓の分だけ小さくなることです。 それに対して外に設ける方法は部屋は小さくなりませんが、雨に対して防水と耐久性が必要です。 今回 大きな庇の中で大きな吹き降り以外雨にかからないので外に設置することにしました。 設置する方法は次の様です。
  1. アルミ窓に合う木枠を作ります。
  2. 木枠を窓の外に設置します。 既存の窓の周りには下地がありますのでそこに向かってネジで止め付けます。
    窓を二重窓に 枠の取り付け
    窓を二重窓に 枠の取り付け
  3. 枠周りをシリコーン塗布します。
    窓を二重窓に 下端段取り付け・枠四周シリコーン塗布
    窓を二重窓に 下端段取り付け・枠四周シリコーン塗布
  4. 木枠下端・アルミ窓の枠の四周にシリコーン塗布
    窓を二重窓に 枠にシリコーン塗布
    窓を二重窓に 枠にシリコーン塗布
  5. アルミ窓を取り付け固定します
    窓を二重窓に アルミ窓を取り付け
    窓を二重窓に アルミ窓を取り付け
  6. 四周の隙間にシリコーン塗布
雨がかかるところでしたから この後 防水の処理をします。 例えば アルミで板金した例です 外側に防音窓を取り付け
外側に防音窓を取り付け

窓ガラスは種々の組み合わせが良い

遮音材には固有の高音域にコインシデンス効果と呼ばれる遮音性が落ち込むところがあります。
分散させる目的で違うものを使って下さい。

窓の間は出来るだけ距離を大きくする

2重に窓を設けた場合は窓と窓の間は出来るだけ距離をとることが必要です。 狭いほど共鳴透過と呼ばれる現象が起きます。広くなるに従い共鳴透過は低音域に移行していきます。 7cm程度の距離で100Hzの音を透過させます。20cm以上が必要です。
共鳴透過模式図
防音壁間の距離についての模式図
小社規格スーパーストラクチャーA+仕様では防音壁間に吸音材を入れております。厚35mmの32K品を使っています。窓のあるユニット部分は5cmにしており窓ガラスの間は20cmとなります。
もう少し間隔をあけて 斜めになっていると もっと効果的ですが 防音室が 狭くなるので このくらいにしております。

窓の間の吸音性を高める

共鳴透過を防ぐために窓の間を吸音すると音の透過は防ぐことが出来ます。
それから 一番大事なのは 窓の間の吸音性です。 吸音率を上げると 共鳴透過が 減少します。
窓の横を 写真の様に 不織布で 吸音材を覆って吸音性を高めます。

窓の吸音の仕方

防音壁間には出来る限り吸音材を入れておきます。
窓の防音 吸音材の張り付け法 不織布張り付け
吸音材に極細グラスウールを使います。表面を不織布で覆うために不織布を窓枠に留め付けます。
窓の防音 吸音材の張り付け法 吸音材の押し込み
跫音材をきっちり押し込みます。
窓の防音 吸音材の張り付け法 不織布の押し込み
もう一方の不織布の端を窓と吸音材の隙間に押し込みます。
プラスチックの下敷きで押し込むとうまく押し込むことが出来ます。
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