園田の賃貸では防音に力を入れています。防音室の防音扉を作る

園田ロフト付賃貸アパートマンション杉原土地

究極の防音室の作った時には防音扉が必要です。

扉の基本は隙間を作らないこと できれば二重扉と吸音が最善です。
防音室付きアパート
防音室 究極のアパートの防音はこの防音室の作り方で作って貸しております。

小社特製防音扉の作り方

小社ではお部屋にあわせた大きさの防音室を作るため、また二重扉にするため大きさを自由に作る必要があります。
既成の防音扉や既成のフラッシュ扉では不都合です。

防音扉には、
  • 防音扉自体に防音性があること
  • 防音扉と建物が四周密着すること
  • 吸音材が適宜張られること
必要です。
防音扉略図
防音材としては合板2枚を非硬化性接着材で固めたものに遮音シート(遮音シートは現在は使っていません。もっとそれ以上の重さがある石膏ボードを使っています)を貼ったものを使います。

防音材を補強して低振動の共振を防ぐため桟材を取り付けています。

板材と桟材以外は密着させるために用いるものです。
防音扉の性能は密着の是非にかかっています。

自作防音扉のビデオ



ビデオの説明
  1. 唐戸の要領で作ります。
    板に接着材(エポキシ系接着剤)で固定していきます。
    接着材塗ってフィニッシュネイルで固定してクランプで圧着します。
  2. 接着材が固まってからクランプを取り外します。
  3. 裏返しして仮止めのフィニッシュネイルを取り外します。
    残っている接着材も取りのぞきます。
  4. 石膏ボードを所定の長さに切断します。
    ビデオでは吉野石膏タイプZ21mmと
    吉野石膏スーパーハード9.5mmを張ります。
    いずれも固くて厚いので両側から切れ目を入れて割っています。
    ノコギリで切断する方法もあります。
  5. 吉野石膏のサウンドカットを塗って石膏ボードを張ります。
    石膏ボード仮止めしてクランプで圧着します。
  6. サウンドカットが固まってからクランプを取り外します。
  7. 丁番を取り付けるための座彫りをします。
    ビデオではルーターを使っています。

防音ドアを密着させる方法

隙間は防音の大敵です。
密着させるために小社特製防音扉では次の方法を用いています。

  • 防音扉は節のない杉材の枠を用いています。
  • 丁番は5枚吊り
  • 錠側は幅広の桟材を用いる
  • 丁番側と錠側を繋ぐように桟材を用いる
  • グレモン錠を用いる
  • 錠側・上下の戸当たりを適宜湾曲して取り付ける
  • 補強用アングルを取り付ける。
列挙された方法を説明すると以下のようです。

防音扉は節のない杉材の枠を用いています。

小社特製防音扉は密着させるために「素直に曲がる」必要があります。
理想的には二次曲線で曲がる必要があります。
節があるとそこが曲がりすぎたり曲がらなかったりするのです。
杉材は軟らかい「素直な材」です。

丁番は5枚吊り

自作防音扉は5枚吊り(丁番が5枚)丁番は通常2枚吊りまたは多くても3枚吊りです。
軟らかい材を密着させるためには
数が必要です。

共振を防ぐためにも桟の取付もとに丁番を取り付けます。

錠側は幅広の桟材を用いる

錠側は丁番側と違って一カ所だけで固定する必要があります。
小社特製防音扉では敢えて曲がるように
「素直に曲がる」材を用いています。
中央が原点になるように二次曲線にします。
グレモン錠を取り付けても断面欠損の少ない幅広材を用います。

丁番側と錠側を繋ぐように桟材を用いる

小社特製防音扉は横には剛性が強く、縦には「素直に曲がる」ように作られています。
横に桟材をもちいて共振を防ぎ、かつ密着させるために横に桟材を用います。

グレモン錠を用いる

グレモン錠は防音扉の必須アイテムです。
引き寄せ機構がないと小社特製防音扉はできません。

錠側・上下の戸当たりを適宜湾曲して取り付ける

上記に述べたように錠側はグレモン錠を原点にして二次曲線で曲がります。それにあわせて
戸当たりも二次曲線のように取り付ける必要があります。

補強用アングルを取り付ける。

自作防音扉の性能を高めるために補強枠枠材だけでは締め付け力が不足する場合はアルミのアングルを錠側に取り付けています。
アルミ材は均質な材料が得やすくヤング率も木材に近いので補強に用いています。

3重の防音扉

防音の基本である質量則では遮音は質量と周波数に比例することになっています。
一方の音の感じ方はその対数に比例するので重さを増やしても防音性能は向上しません。
この理由で2重3重にするのが同じ重さで効果的な遮音をする方法です。
2重はともかく3重の片開き戸は普通に作ると両側から開け閉めすることができません。
でも少し工夫すると両側から開け閉めすることができます。
内側からも外側から開閉可能な模式図です。
3重の模式図

普通の扉を防犯扉に

アパートの普通の扉を防音扉にかえます。
上述の小社防音扉は耐水性がないので使えません。
普通の扉を防音扉に改修前施工前

左の写真の様な普通の扉は紙でできたハニカムコアとよばれる芯に両側に薄い金属板を張ったものです。
耐水性は優れていますが遮音性が特に優れているものではありません。
補強するドアはモールが付いていない平滑なものでないとこの補強による防音ドアへの変更はできません。

そこで防音性を上げるために次のように改造しております。

普通の扉を防音扉に改修後完成後

防音材の補強

普通の扉を防音扉に構造模式図左の模式図は普通の扉を防音扉に変更する時のものです。
内側に合板12mmを
外側には耐水のことを考えてキッチンパネルを張り込んでいます。
いずれも接着剤を使います。
耐水性のことを考えてゴム系接着材を使っています。
内側のみ一部枠部分に取り付け用ビスを使用しています。

ここで内側に合板を張る時にはドアの戸当たりを考慮する必要があります。
ドアの内側には枠の戸当たりに当たるところがあります。

そこには合板を張るとドアが閉まりません。
余分な接着剤が付かないようにして下さい。

隙間をなくすために引き寄せ錠に取り替えております。

隙間をなくすために

防音の基本は遮音と隙間をなくすことです。

普通のシリンダー錠では防音と達成する隙間をなくすことはできません。
引き寄せ錠を用いるのが基本です。

小社が用いる引き寄せ錠は
大きなレバーとローラ−付ラッチ・ラッチ受けあります。
テコの原理とネジの理屈(ローラ−付ラッチ・ラッチがネジのように坂道を上る)で
小さな力で大きな締め付け力を得ることができます。
普通の扉を防音扉に 引き寄せ錠写真
強く締め付けると
普通の扉には
別の問題が生じます。

普通の扉を防音扉に 引き寄せた時の模式図
引き寄せ錠を過度に締め付けると
ドアがそれに耐えきれず
へし曲がってしまって
端部に大きな隙間を生じてしまいます。
対策としては
  • 過度に締め付けない
  • ドアの強度を高める
必要があります。






普通の扉を防音扉に 補強桁で防音性を高めるドアを補強する方法としては
写真の様な
補強桁を使っています。
屋外ですので
水に耐えられるように
アルミ製の型材をドアの端に取り付けています。

写真では
型材の力を
もう少し上げるために
前もって
反対に曲げております。

あまり曲げて
力を入れすぎるとドアが回復しがたい変形が起こってしまいます。

密着度合いを見ながら
ラッチ受けの高さを調整します。

丁番側戸当たりの新設

丁番側の隙間をなくすために丁番側の戸当たりを新設します。

丁番側の戸当たりはドアを閉めたとき、締め付け量(ながさ)は全くといっていいほどありません。(下図参照)
防音ドアとして使うためには丁番側の戸当たりは新設する必要があります。

通常のアルミドアの丁番側の戸当たりはモヘヤを使っています。
モヘヤというのはもともとアンゴラ山羊の毛ですが
建築では全く別のものを意味します。
建築ではテープのような台に繊維(たぶん化繊)が立って植毛したものです。

毛足はいろんな高さがあってドアにあったものを使います。

ドアでは丁番のところだけの戸当たりにをモヘヤを使う場合が多いのです。
なぜ丁番だけ使うかというと他の場所と同じゴムのようなものを使うと
撚(よ)れたり擦れる音がしたりするのでモヘヤを使う場合が多いのです。

モヘヤは毛が立っているだけですから部分的に吸音効果があっても遮音することは全くできません。
そのためにも新設する必要があります。
丁番側の戸当たりは方向が違う
丁番側以外の戸当たりはドアに正面に向かって設置します。
それに対して防音ドアの丁番側の戸当たりは垂直の方向で錠側に向かって設置します。
新設丁番側戸当たりの模式図
上図模式図のように丁番側戸当たりは閉めた時に締め付ける方向を変えると効率的に締め付けられます。
丁番側戸当たりの施工方法の一例
防音ドアに改装しているためにドアが厚くなっています。
既存の枠を共用することはできません。
枠側に戸当たり用枠の新設
そこで枠に新たに戸当たり用の枠を新設します。
使用する材は節のない軟らかい材で感想済みの材が最適です。
新設丁番側戸当たりを取付前 斜めからの写真 新設丁番側戸当たり取付前 全閉時
戸当たりを取り付ける前 少し防音ドアを開けたとき      全閉のとき
新設丁番側戸当たり 枠側戸当たり取付
枠側戸当たりを取り付け
防音ドア側に垂直の向きに戸当たりを設置
防音扉を全閉した後ドアの表面に戸当たりをドアに押しつけるようにネジ止めします。
必ず全閉した後にして下さい。テコの理屈で当番側戸当たりには相当な力がかかります。
アルミドアが塑性変形(力をのぞいても元に戻らないような変形)して防音性が劣る原因になる可能性があります。
新設丁番側戸当たり 取付 解放時 新設丁番側戸当たり 取付 全閉時
防音ドアの戸当たりを取り付け後  少し防音ドアを開けたとき     全閉の様子

防音するためにはドアなど開口部が最大の弱点です。

防音アパートを作るためには遮音と吸音です。
遮音を100パーセン トできれば、「外の音が中へ」「中の音が外へ」移動することはないのですがそのようなことは不可能です。
そのため、遮音と吸音をうまく組み合わせ開口部も防音します。
既存ドアを使って防音化する方法です。
合板を使ってもっと高い防音性を得るためには、防音ドアの性能を上げるためにをご覧下さい

ドアの防音性能が上がる三つの方法

防音扉の性能を上げるために隙間をできる限り無くす

音は幅が急に狭くなったり曲がったりする場所は通り抜けることが難しい性質があります。その性質は
防音換気チャンバーに利用しております。それに対して短い距離の隙間は容易に簡単に通り抜けることができる性質を持っています。
防音扉やアルミ扉はもちろん最近の木製ドアは枠と扉が既製品になっている場合が多いのです。
つまり、扉と戸当たりが前もって作られています。
枠を取り付けるとき正しく同一平面に取り付けることはできません。
人間のすることですのでどうしてもねじれを生じます。そのためドアと戸当たりはある程度隙間を作って前もって作られています。
即ち上記扉を取り付けたときにはドアと戸当たりにはある程度の隙間を生じています。

防音扉については相当頑丈なゴムパッキンをこれまた相当な力で召し合わせますので隙間はほとんど完全に塞がれてしまいます。
しかし木製扉などの場合は扉自体が頑丈でないので、頑丈なゴムパッキンを取り付け扉に押しつける方法の場合は木製扉が変形してしまいますので隙間を塞ぐことはできません。

防音扉以外の扉で防音するなら隙間を塞ぐには戸当たりを『後付けの戸当たり』にする必要があります。

防音室防音扉の作り方 戸当たり
小社の実験では2mm程度の隙間があると5dB程度悪化します。戸当たりは何度も点検して隙間のないようにして下さい。二重めし合わせは小社の実験ではそれ程効果は期待できませんが経年とともに扉が変形したときに補助することとなると思います。

後付け戸当たりの取り付け方

戸当たりとドア枠の隙間をなくなるようにネジで止めます。まずドアを建て込みます。(ドアを枠に取り付けます。)
ドアのラッチを取り付けラッチをはめます。
ドアをラッチにかけてドアを閉めます。
戸当たりをドアに軽く当てるようにしながら取り付けます。
四周戸当たりを取り付けます。
ドアを開けたり閉めたりして戸当たりが戸に当たっているか確かめます。
もし当たっていないところがあれば取ってすべてやり直します。

ドアを隙間なく重くする

音は質量則と呼ばれる性質があって重さに比例して遮音性が向上します。しかし共振する周波数では比例しないので重さの違うものや共振しないような材料を使って防音する方が良いです。

既成品のドアの防音性を上げるひとつの方法

既成品のドアは多量生産品ですの廉価です。
その既製品のドアの防音性を高めるためには種々の方法がありますがそのひとつの方法として
次の方法があります。
防音対策 室内ドア
フラッシュ作りのドアを防音化します。
普通の扉を防音扉に ドアがない時 75dB
低音が出る業務用掃除機でテストします。75dB
普通の扉を防音扉に 施工前扉 普通の扉を防音扉に 施工前60dB
戸当たりを四周取り付け隙間をできる限り少なくしています。フラッシュ戸としては普通の15dBの減衰
普通の扉を防音扉に 遮音シート二枚張り 普通の扉を防音扉に 一枚目52dB 普通の扉を防音扉に 二枚目50dB
遮音シートをフラッシュ戸に張りました。 一枚目52dB 2枚目50dB です。
普通の扉を防音扉に 表面に合板 普通の扉を防音扉に 仕上げにメイクアップシート 普通の扉を防音扉に 施工後49dB
薄い合板(厚さ4mm)を表面に張ります。 メイクアップシートを張りました。 49dB 26dBの減衰です
普通の扉を防音扉に  参考 吸音スポンジを張ると46dB 普通の扉を防音扉に 二重扉にすると45dB
扉の上に吸音用スポンジを張ると46dB 二重扉を閉めると45dB

二重扉する

高価な防音扉なら一重で問題ありませんが普通の木製扉で防音する場合は二重扉は極めて有効です。
通常の木製扉でも15dB程度の減衰が得られます。二重にすれば30dB近くにすることも可能です。
倍にするためには二重扉内を吸音する必要があります。

二重扉内を吸音するには

単に扉を二重にするだけでは2倍の効果は得られません。扉を透過した音がもうひとつの扉に当たって反射しその反射した音がまた反射して次々と反射していくともとの音より大きくなってしまうのです。また扉自体が板振動する周波数帯ではその影響はもっと大きくなります。これを防止するためには扉と扉の間を吸音しなければなりません。吸音すると音が反射して大きくなることをふせぎます。吸音について
二重の防音扉の間に吸音材を入れた場合の効果の検証

二重扉についての実験 吸音効果検証

二重扉の遮音材と吸音材についてどのような方法が優れているか考察します。
上記二重扉では容易に扉内の音圧を測定できないので窓を利用して次の実験をしました。

実験の内容

防音室防音扉の作り方 二重防音扉は間に吸音材を
写真の様な4重窓の内 中の二枚について、外部に低音の音源(業務用掃除機)を置き内部で測定する。
内部は防音室で測定の窓以外から音源からの音が入ることはありません。
測定は吸音材(グラスウール吸音板10K品75mm厚幅450mm長1.8m一枚)を入れた場合と入れない場合を測定します。






実験の結果

下記の表のようです。
部屋の外側に音源を
置いて測定
吸音材が無いとき 吸音材があるとき 
 部屋内で測定 外側窓と内側窓の間で測定 部屋内で測定 外側窓と内側窓の間で測定
外内窓二枚全開 80 - 80 -
外側窓閉め
内側窓開き
65 69 62 67
外内窓二枚全閉 57 77 53 73

実験の結果の考察

これらの結果は測定場所が適切な場所でないため窓・二重窓・吸音材について適正な結果が得られていないことがあります。

○吸音材を別途入れない場合
一枚目の減衰は15dBですが2枚目の減衰は8dBしかありません。
これは、一枚目と二枚目の間で音が反射しあって音が大きくなっているためです。
結果を見れば窓の間は77dBになっています。
この77dBという値から一枚の減衰とすると16dBですので
一枚当たりの減衰は15dBとほぼ同じです。

○吸音材を入れた場合
写真の様に不均一に入っているため上の結果のようにはなりませんが
均一にすると
上のようになると思います。

防音室防音扉の作り方 二重防音扉の実験
いずれにせよ
  • 一枚より二枚は効果が上がるが倍ではない。
  • 窓の間に吸音材を入れるとより効果が上がる。
  • 理論上は吸音率を1にすると倍になる
  • 吸音ウールのようなものを窓の間に入れると効果が飛躍的な上がる
これらの結果は普通の壁にも言えることで二枚重ねにする場合は吸音材を入れると効果がより一層上がる。

ドアの隙間を少なくするためにクレセントを使う

普通のドアをしっかり閉めても隙間があります。いわゆる遊びがないと容易にドアが閉まらないためと、どんなに入念に取り付けても少しのゆがみを生じてしまう二つの理由のためです。
そのために生じた隙間を簡単になくす方法としてクレセントを使いました。
クレセントは引き戸に取り付けるものですが、引き寄せ機能を使って隙間をなくします。
防音室防音扉の作り方 クレセントで隙間をなくすドア解放時
ドアの外に低音の騒音源として掃除機を置きます。 81dBです。
防音室防音扉の作り方 クレセントで隙間をなくす ドア閉める
ドアを閉めます。 64.8dB
防音室防音扉の作り方 クレセントで隙間をなくす クレセント施錠時
クレセントを閉めて上部ドアを引き寄せます。 59.9dB
4.9dBを改善しました。 エネルギーレベルでいうと約半分になったことになります。

ドアの隙間をなくすためにクレセントによる引き寄せ機構

引き寄せ機構を新しくしました。

ドアの隙間をなくす方法をインターネットで 検索すると スポンジを貼るのが 普通なようです。
でも スポンジを貼ると ドアは閉まりにくくなって 鍵が掛かりにくくなります。
それに ドアがゆがんだりして 余計に隙間が空いたりするかもしれません。
防音のために 隙間をスポンジ等で 塞ぐ方法は 私の実験から 効果は薄い様です。
防音のためには 隙間が 軽いスポンジで覆われていても 音は 通りやすいためだと 考えられます。
防音のためには 隙間はない方が良いのです。 ドアが枠にピッタリ付くのが 最善です。
そのために クレセントを使いました。

外からの解錠はほとんど不可能で 防犯にもなりますし なかなか良い考えかもしれません。

ドアを隙間をなくすためにクレセント付けた例 閉める前
ドアの上の角に取り付けます。こちらのドアはほんの少しだけ「ねじれ」て取り付けられていて上の角に隙間が開いています。
ドアを隙間をなくすためにクレセント付けた例 ドアのみを閉めた場合
枠の方にクレセント ドアに受け金具を少し改造して取り付けています。
写真ではわかりにくいですが少し隙間が空いています。
ドアを隙間をなくすためにクレセント付けた例 クレセントを閉めた例
クレセントを閉めると隙間が塞がりすきま風や音の侵入を防止します。 クレセントで補強した防音扉
上の画像見えない方はyoutubeで見て下さい。

特性防音ドアA2+の作り方

より強力な防音ドアを作るために
下記の方法で作ってみました。
まず遮音材を3枚重ねて所定の大きさに切断
3枚重ねて所定の大きさに切断する。
所定の大きさは枠の高さは1cm幅は1cm小さくします。
遮音材としては
1枚目12mmラワン合板です。
2枚目が石膏ボードの一種です。商品名スーパーハード9.5mm品です。
3枚目も同じスーパーハード9.5mm品です。
スーパーハードの切断については防音に効果のあるスーパーハードの切断をご覧下さい
一枚目に非硬化性接着剤塗布
非硬化性接着剤を所定量塗布
二枚目貼り付け
二枚目貼り付け
二枚目に非硬化性接着剤塗布
2枚目に非硬化性接着剤塗布
3枚目貼り付け
3枚目張り付け 非硬化性接着剤はすぐには接着しません。
そのため貼り付け材が低い方に流れていきます。
仮止めのためにクランプで締め付けています。
三枚をネジで仮止め
まわりをネジで仮止め
端より非硬化性接着剤が流れ出たら拭き取っておきます。
接着剤が乾くまで一泊します。
裏を返して接着剤を塗布
裏を返して接着剤を塗布します。
接着剤は貼り付け材がゴムですからゴム系です。
遮音シートを貼り付け
遮音シートを貼り付けます。
接着剤が回るように押さえつけます。
枠材を取り付け
枠材を同じようにゴム系接着剤で接着する。
錠側は100×25 吊り元側上側下側は50×25 杉無節
写真の裏側からネジ止めしています。
枠材の角で段差が生じないようにクランプで締め付けております。
接着剤が乾くまで一泊
ゴム系の接着剤がはみ出しました。
ゴム系接着剤で枠と接着します。接着剤がはみ出すくらい締め付けます。
少し乾いた後(12時間後くらい後)に切除
はみ出した接着剤は半乾き程度の時(12時間後)にナイフで切り取り切除
補強桟を取り付ける
補強桟の取付
補強桟は防音の効果は殆どありませんが強く締め付けた時に
丁番側取付枠が変形しないために取り付けています。
丁番のに印
丁番の取付枠を印しをつける
ルーターで座堀
ルーターで彫り込みます。
小社のルーターはテーブルが小さいので島を作っています。
擬宝珠の当たるところは少し大きめ
丁番の擬宝珠側は少し深い目に彫り込みました。
ナイフで島も切除
ナイフで島を取り除き丁番の座堀の完成です。
丁番取付
丁番取付
丁番をとって桟とネジ止め

取り付けた丁番を取り除き桟とネジで止め付け
扉を取付
ドアの取付
戸当たりは「く」の字型に取付
戸当たりの取付
錠側戸当たりは「く」の字型に曲がっています。
防音扉の戸当たりの取付模式図
四周の戸当たりは上図のように取り付けます。
戸当たりと扉に隙間があると光が漏れる
戸当たりを取り付けて防音扉を閉め光が漏れていないかどうか確認します。
漏れていれば戸当たりを修正します。
防音扉取付完了
防音扉の取り付け完成
吸音材厚さ35mm2枚貼り
防音扉外側に32K品グラスウール吸音材厚さ35mm2枚貼り
吸音材暑さ35mm1枚貼り
防音扉内側は32K品グラスウール吸音材厚さ35mm1枚貼り
防音ドアの作り方
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