音楽機器は交流電源を使う場合が多いものです。電位不安定ではノイズを生じます。電位が一番安定している地球=アースに接続するのが最適です。アース付コンセントは音楽する防音室には必要です。
100ボルト用アース付コンセント
アース付コンセントの設置方法
アース付コンセントの作り方はアース棒の打ち込みと配線・コンセントの設置です。
アース棒の打ち込み
アースとは電位が一番安定している地球に接続することです。
土は濡れていると電気を通しやすい性質を持っています。
日本では土は少なからず濡れているので電気を通しやすい金属の棒を土の中に埋め込みます。
金属は鉄のように錆びると導電性が悪くなるのでアース棒は土の中で錆びても導電性が低下しない銅が普通用いられます。すべて銅で作ると高価になるので普通のアース棒は鉄に銅メッキを使ったものを使うのが普通です。
アース棒を打ち込むところは次の要件を満たさなければなりません。
- じめじめしていて常時濡れているところ
出来れば地下水位より低いところまで設置することが望ましいですが、通常のアースなら湿っている土に打ち込むだけで充分です。
- ガス管・水道管・下水道管・電線管など地中埋設物が絶対にないこと
- 地中に転石等打ち込むのに障害がないこと
建物の北側で陽がほとんど当たらないところにアース棒を設置しました。
建物の周りはコンクリート舗装されていることが多いので電動トリルで穴を開けました。
写真ではわかりませんが転石があったので二度穴を開けました。
長い錐(ドリルの穴を開けるもの)を使っています。
アース棒を打ち込みます。
銅メッキのアース棒で50cmの長さがあります。打ち込めるだけ打ち込んでいます。
アース線の配線
アース棒とアースコンセントは繋がないと効果はありません。
アース棒から出ている銅線とアース線を接続します。
使用したアース線は20Aのブレーカーに接続するコンセント用ですので1.25mm2のより線を使っています。
リングスリーブで接続します。
リングスリーブにかえてハンダ(半田)付けでもかまいませんが腐食がある場合(水に濡れるような環境の時)はハンダのところを腐食防止のために覆う必要があります。融着テープを巻いて下さい。
ビデオで示せばこんな風です。
早送りしてますから4分ですが実際は半日要しております。