園田の賃貸アパートマンションの
ロフト付きのロフトの
天窓は、開閉可能です。
網戸も付いているので風も通って快適です。
ロフトの天窓の長所短所
天窓の短所
- 横軸回転天窓の場合 降雨時雨が降り込む
- 明るすぎるきらいがあり採光量を調節することが困難な場合がある。
小社の対処法については →天窓の遮光 - 向きによっては直射日光が入ってきて調節することが困難な場合がある。
- 一般的にガラスの断熱性と屋根全体としての断熱性を比較するとガラスの方が劣るので天窓にした場合は夏暑く冬寒いという事になります。
しかしながら天窓のガラスをペアガラスあるいは真空ガラス等を使って断熱性を上げれば一概にこの様なことはないと思います。
天窓の換気効果も付け加えれば断熱性には大差ないと考えております。
- 雹(ひょう)の時ガラスが割れないか非常に心配
- 火山灰が降るような地域では不向き
天窓の長所
- 通常の窓の3倍の採光が得られる。
理論上水平窓は垂直窓に比べて全天空から得られる採光は3倍である。
この理論上の裏付けに従い法規上も3倍の採光が得られることになっています。
- 天窓と下部の開口部を同時に開放したときは、その垂直距離に比例して換気率が上がる。
いわゆる煙突効果で天窓は優れた換気効果を持っています。
それに加え天井付近にたまった暖気をまず排出します。
- 南向きの天窓はもちろん北向きの天窓でも時期によっては直射日光を部屋の奥まで取り込むことができます。
- 人工照明ではなく天窓の光はロフトを明るく快適な場所にします。
天井が低いロフトの天井面が高く感ずるようになり心的効果による閉鎖感がなくなります。
- 下のお部屋の窓から見られないような景色がロフトの窓から見える場合がある
小社のロフトから大阪淀川花火大会
ロフトの窓の種類
弊社ロフトには、窓が付いています。窓は、大きく分けて次の3種類です。
- 開閉可能な天窓
- 開放可能な天窓には
○横軸回転する開閉可能な天窓。ガラス掃除もできます。
小さくても大変明るいのが特長です。
○押し出し窓 ガラス掃除はできません。
勾配にもよりますが小雨の場合は窓を開けたままでも振り込みません。 - 越窓
- 屋根から飛び出るように取り付けた窓を越窓(屋根窓;Dormer Window ドーマー ウィンドー)といいます。
少しの雨の時でも、窓を開けておくことができます。網戸も取り付けられます。 - 妻窓
- 屋根の三角の部分に取り付いている窓を妻窓といいます。
ロフトは屋根裏部屋ですので角部屋のロフトについては、ロフト階の壁(通常は妻壁:切り妻屋根の橋の3角形の壁の部分)に妻窓を取り付けています。
妻窓には
引き違い窓、突き出し窓、内倒し窓、滑り出し窓などどのようなものでも取り付け可能です。
またいずれの窓のも網戸は取り付け可能です。
英語では天窓は
ドーマー ドーマーウインドー【dormer window】[名]屋根窓;屋根窓のある突出構造部.
[原義「寝室の窓」. △DORMANT, DORMITORY]
スカイライト【skylight】 [名]1 天窓.2 《気象》天空光
の2種類があります。
天窓をロフトの天井に取り付けますがその取り付け方によって
明るさが大きく違います。
ロフトの天井はロフトの名の示すように斜めになっています。天窓を傾斜のどちらかに付けるかによって明るさが違ってきます。まずお部屋の側に取り付ける場合。
写真では
です。
お部屋の向こう側の傾斜面に付けると
写真では
です。
向こう側に付ける方が明るくなります。
これは天窓が傾斜しているため対面の傾斜面に取り付けると見かけ上の面積が大きくなるため明るくなるのです。
それで今までの部屋にもう一つ天窓を付けてみました。
第三世代のロフトです。天窓の取り付け方で大きくロフトの環境は変わります。
天窓の写真例
天窓を開いた状態
窓掃除ができるように中軸回転です。
網戸を取り付けた天窓
天窓を開いた状態踏み台の上に乗って
天窓より外側の眺望
中央は、六甲山脈山が切れている所は、宝塚方面
踏み台なしで外を撮影した時の視野
窓の略図
越窓
越窓は屋根の上に飛び出た窓です。
写真は小社ハイツの越窓です。
内部の写真
越窓(屋根窓;Dormer Window ドーマー ウィンドー)
少しの雨の場合は、開いておいても問題ありません
天窓は普通の垂直な窓より平面積当たりの輝度が高い(明るい)です。
遮光したり、直射日光を遮ったりする必要があります。
しかし普通のカーテンは使えません。
そこで網戸を使って簡単に光をコントロールします。
天窓の網戸を開けます。
網戸の上に遮光用のシートを置きます。網戸は多少くぼんでいるので動きません。
網戸を閉めると遮光できます。使う紙やシートによって光を加減できます。
和紙のようなものを使うと和らいだ光のみを取り入れることも可能です。
寒冷紗で遮光
農業用につかる遮光用のシートの寒冷紗を用いて天窓を遮光します。
使った寒冷紗
網戸の上に置いた寒冷紗 編み目が大きいので風はある程度通ります。
天窓の網戸については
天窓網戸の取付をご覧下さい。
天窓遮光のビデオ
ビデオでは遮光を化粧紙で遮光しています。窓を開けて遮光していますので化粧紙が風にそよいでいますが、園芸用の寒冷紗で遮光すると問題はありません。
また断熱用のシートで覆うと完全に遮光でき遮熱も可能です。
天窓の歴史
天窓は
人間が何らかの建物を作ったときからありました。
電気がなかった頃は裸火で調理・暖房をしなければなりません。薪や石炭・藁などを燃料に使うと甚だしく煙と煤(すす)が発生します。これらをすみやかに排出しないと調理や暖房をできません。
煙や煤は熱いので上にあがる性質があります。そこで天窓を作って排出するのです。
日本の家屋として最初に作られた竪穴式住居には建物独特の天窓があります。
江戸時代になると庶民は棟割り長屋という板葺きの屋根の家に住みます。
入り口を開けると土間があってそこにかまどが作ってあります。
当時の技術では廉価に煙突を作ることができませから煙突のないかまどです。
そんなかまどで何か燃やすと煙と煤が出てきます。そこで
板葺きのヒモを引っ張ると屋根の一部を開け放てるように作られていました。
開閉可能な天窓の最初です。
ガラスがなかった頃ですから明かり取りの役には立ちません。
ガラスや煙突が手に入るようになると天窓は今の天窓に近づきます。
ロフトからの大阪
ロフト付きアパートは大阪までゆっくり電車と徒歩で23分の近さです。
便利が良いですが建ち詰まっていなくて大阪も見えます。
200mmの望遠レンズで撮影すると
09年12月頃 ロフトの窓より大阪
13年5月頃 ロフトの窓より大阪 グランフロント大阪が5月にオープンしました。
13年8月淀川花火大会
新しい天窓は押し出し式です。少しだけ開くと少々の雨でも吹き込みません。
今までは横軸回転でしたが押し出し式です。
少し開いたところ
全開した天窓