ロフト付の賃貸に住む時にどのようにお部屋をカラーコーディネートするかを考えてみます。
ロフト付き賃貸のお部屋をリフレッシュすることにしました。
今は全面白色のクロスを張ったフルスペックバージョンです。
白色のクロスを張っていましたが、カラーコーディネートをすることにしました。
合わせてクローゼットの扉・ロフトの手すりを新しくすることにしました。
新しく貼る壁紙はくつろぎを与えるようなものを選びました。
穏やかな暗色系・ペール系を選びました。
メリハリを効かせて小面積でもアクセントにしました。
濃い色は強いアクセントと印象を与えます。しかし濃い色は収縮色ですので小さなお部屋で大きく使うことは出来ません。
お部屋自体小さく感じてしまうからです。
そこでもともと小さい入口の踏み込みに貼ってみました。
玄関に大きなアクセントをつけることによってお部屋の印象は大きく変わります。
お部屋の白やその他の淡い色が引き立ち明るく見えるのです。
お部屋の1面に貼った壁紙の概略図です。
ペール色とは淡い色です。色彩学的には彩度の低い色です。
お部屋の1面を同じ色に仕上げる場合は濃い色よりペール色の方が際立ちます。
他の壁紙が無難な白なら白に合うペール色はよけいに似合います。
1面だけ使うとお部屋がその面だけ奥にある感じを受けます
入った時の真正面ではなく横面に使うと軽い感じに仕上がります。
使用した壁紙はグレーのクロスでアクセントに大きく赤のラインが入っています。
ラインは広く感じさせます。
上の壁紙の概略図とこの図は同じ大きさの四角形です。
上の概略図の方が少しだけ大きく見えるでしょうか。
扉かどうか視認性を良くするために扉にアクセントをつけます。
木質感を出して木のぬくもりを演出します。
材木なら通常使う縦張りではなく新鮮な感覚を与える横貼りに貼ります。
お部屋の奥に収縮色を使った略図
人がお部屋の広さを感じるのは床を見た時です。
お部屋からロフトを見上げると床は見えません。
見えるのは壁と天井だけです。
天井は斜めになっているので実際よりも広く見えます。
奥の壁を収縮色にすると奥まって見えて広く見えることになります。
彩度の低いイエローを使いました。近寄ってみると小さな模様が入っていてそれがアクセントになっています。
お部屋全体を白に貼った場合の略図 上の略図と同じですが床の茶色の色が上の方が大きく見えると思います。
人間の目は優れた性能を持っています。片足立ちをする時目を開けた時と目を閉じた時ではその難易度が全然違うようにものを見るだけでなく平衡感覚も一躍をになっています。
視野の中に何もないと目はその機能を失って不安になります。
「目がかり」という用語があります。建築用語ですがあまり使われないので辞書にも載っていません。
無地の壁を見ていると不安になることがあります。
ロフトの奥に貼った壁紙の柄;
縦線が平衡感覚を助けます。
1階お部屋の1面に貼ったクロス柄(略図)
大きく金色で線が引かれています。
落ち着いた柄になります
今回は入口に張った壁紙以外は模様のあるー目がかりあるーものを使いました。
クロスの貼り替えに合わせて新しいデザインコンセプトに合わない次の2カ所を改善しました。
今までの扉は白色のクロスを張っていましたが折り戸にすることにしました。
引き違い戸と違って折り戸は全開できるので中のものが取り出しやすいです。
快適で使い易く善く善く見えるデザインです。
今までの手すりは手すりの機能は充分に果たしていました。しかしロフトをロッジ風に仕上げていた時のデザインのままです。そこで第三世代のロフトに似合うような手すりに取り替えることにしました。
新しいロフトの手すりの条件として
結論として見えるようで見えないようになったデザインです。
ペンダント電灯をライティングレールのスポットライトに変更しました。
光を当てたい所にあてられお部屋を一気に非日常に導きます。